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「おぎゃあ…おぎゃあ…」
そんな産声をあげて生まれたのは日本人のような髪色の、しかし目の色は外国人のようなハーフの子だった。
産んだのは日本人の女性のようだった。
外にいる夫に医師が声をかける。
「生まれました。男の子です」
夫は喜び、妻に興奮気味に声をかける。
それに妻が答え、少しした後笑いながら聞く。
「ねぇ、名前は何にする?」
夫は困ったように頭を掻き、苦笑いをする。
どうやらまだ迷っているようだ。
妻が苦笑しながら問いかける。
「まだ決めてなかったの?しょうがないわねぇ…。ほら、何で迷ってるか言って見なさい。私が決めるから」
妻の呆れ顔にまた夫が苦笑いをする。
妻に言われたとおりに案を書いている紙を妻の前に出していく。
「私は言って、と言ったのだけれど…。まぁいいわ。ふうん…。一応3つくらいには絞ってるのね。そうね…。よし!これにしましょう!」
そう言って選んだのは…。
「この子の名前は《澤村・スペンサー・英二》よ!」
そうしてこの子…英二は世に生まれたのだった。
「ああ、もう辛いから休むわ。産後に張り切り過ぎちゃった」
てへ☆と聞こえてきそうなポーズをとり、妻の女性はベットに横になり、そのまま寝てしまった。
あたふたする夫。
けれど、その口角は上に向いていた。
やはり自分の子供の誕生は二人目でも嬉しいようだ。
これからの生活に思いをはせる様に目を細め、英二を見る。
これからよろしく、と言い頭を撫でる。
彼の人生はここからはじまるーーーーーーー。
これは「冴えない彼女の育てかた」の澤村・スペンサー・英梨々に弟がいたら、というIFのお話。
主人公はこれからどうするのか、どう関わっていくのか。
それはまだ誰にもわからない。
けれど必ずハッピーエンドにしてみせる。
そんな意気込みを持ってその世界に降り立つのは転生者の主人公。
ろくなチートも無い、才能も無い、けれど意気込みはある。
そんな主人公が、冴えかのの世界を精一杯生きていく。
彼と周りの人が織りなすコメディのようなラブコメ(?)
そんなかんじの物語
「冴えない弟の育ちかた」
始まり始まり…
蛇足 その頃の姉
「やー!わたしもあたらしいかぞくみたいのー!パパとママのところにいくのー!はーなーしーてー!」
「困りますよ!お嬢様!旦那様に留守を頼まれているのですから!」
「ママにあえてないから、あいにいくの!はなしてよー!」
「あー、もう!早く帰ってきて下さい!旦那様!奥様〜!」
「いーくーのー!」
蛇足、終了
短いですがここらへんで一度区切ります。次は主人公視点でいける…はず