冴えない弟の育ちかた   作:有明の海

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原作開始です。最初は主人公視点ですが途中から安芸くんに変わり、最後にまた戻ります。


第三話

お姉ちゃんに来るように、と言われて校門に待機中。

この場に来たはいいものの…。

 

凄い目立ってるよぅ…。

 

めちゃくちゃ見られてる。

チラチラ見てくる人はまだいいけど、隠そうともせずこっちを見てちょっと血走った目で見られると怖い。

見てくる人は男子が多いけど…。

僕は男だよ?野郎を見てなにが楽しいのかな。

よくわかんないや。

 

10分後

 

そろそろ来てもいいと思うんだけど…。

用事でもできたのかな?

まあ、20分くらい待てばいいでしょ。

 

さらに10分後

 

流石に遅くない?

絵を描いてるとしても約束に遅れるなんてないと思うけど。

先輩達もいい加減気になってるみたいだし、職員室によって聞いてみよう。

あとあの先輩大丈夫なのかな?ここに来てからずっと見てるけど。

あ、後ろに誰かきた。

……。連れてくにしてもチョップしてから連れてくのは流石にどうかと思いますよ…?

 

さらにさらに10分後

 

職員室で先生に聞いたところ、お姉ちゃんは同級生に呼ばれてたそうだ。

その同級生はよく聴覚室でなにかやってるそうなのでそこによってみることに。

…まあ、おおかたあの人だろうけど。

 

 

 

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場所は変わって視聴覚室近く

 

あ、あの部屋かな?

ようやくついた…。

方向音痴とよく言われるけど、学校で迷うとは思わなかった。

さてと、お姉ちゃんはいるのかな?

 

「…つも全力で生きてるだけよ!」

 

…ん?この声はお姉ちゃん?

 

「だからそうやって扉を壊さないの」

 

この声も聞いたことがある。どこでだっけ…?

って、ちょっと待って。扉を壊す!?

何やってるのさお姉ちゃん!?

 

「壊れてない!ちょっと大きな音しただけじゃない!」

 

お姉ちゃん、それを壊れたっていうと思うんだ。

ああ、行っちゃった。お姉ちゃんの後ろにいるのがさっきの声の人かな?

 

「お、おい待てよ!ちょっと待ってくれ〜!」

 

あ、うん。予想の通り、問題児な先輩のせいで怒ってた。

お姉ちゃんが怒ったわけを聞きたいし、ちょっとO☆HA☆NA☆SIしないといけないから

問い詰めよう。うん、そうしよう。

 

 

 

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視点が変わります

 

「さて、話も終わったしそろそろ帰ろっか?ちょっと寄りたいところあるし」

「……あっさりしてんな、加藤は」

俺と加藤と英梨々と詩羽先輩の話し合い?が(約2名のせいで)終了した放課後。

加藤と俺は帰ろうとしていた。まあ、やれることないしね。

「閉めるよ?鍵」

「……ああ」

「ま、待って下さ〜い!」

そこに1人、新しい人が来た。

ショートボブの黒い髪。

しかし、その瞳は青色。

外国人とのハーフであることがすぐわかるそんな女の子…。

そんな子に俺は…

「……誰?」

…と素で返してしまった。

 

 

 

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「……誰?」

「えぇ…嘘ぉ…」

 

まさか憶えていないとは…。

 

「先輩!僕ですよ!僕!」

「新手の詐欺?」

「違いますよ!小さい時によく遊んだじゃないですか!」

「えーと…まさか…!」 

「思い出してくれましたか!?」

「ギャルゲのキャラがリアルにでてきてくれた…!」

「もうヤダこの先輩…」

 

はあ…わからないのかぁ…。

 

「また今度でいいですよ。今日はお姉ちゃんを探しに来ただけですから」

「ご、ごめんな。また今度!」

 

そういって帰っていこうとする先輩。

 

「ねえ、安芸くん。扉直してからいこうよ」

「あ、手伝うよ」

「僕も手伝います」

 

このあとめちゃくちゃ修理した。




主人公くんは前世をほとんど憶えてないです。あるのは転生直前の時と英梨々に関する多少のことのみです。
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