イナズマイレブン! 脅威の転生者 ゴジョウ!!   作:ハチミツりんご

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連日投稿じゃオラァン!!!





第十二条 いざ帝国

 

 

「五条、荷造り終わったの?」

 

 

部屋で荷物を整理していると、小鳥遊が部屋に入ってくる。珍しいな、わざわざ俺の部屋を訪ねるなんて。

 

 

「ククク……ええ、もうほとんど終わりですよ。」

 

「そう?比得みたいに困ってるかと思って、手伝いに来たんだけど?」

 

「彼と一緒にしないで欲しいですね。

 

・・・もう彼が出ていって2週間ですか。早いものですねぇ。」

 

「まぁ、仕方ないでしょ?あいつは沖縄なんだし。あたしは大阪だから、2人よりも遅いしね。」

 

「そうですか。・・・貴方達が敵になると思うと、正直怖いですね。」

 

「文句なら影山さんに言ってよ?私と比得を()()()()()したの、あの人なんだし。」

 

「そうですね、見る目がないって言ってやりましょうか。」

 

 

そう言って2人で笑い合う。少し前まで、ここにけたけた笑う、ピエロのような男が居たのだが、未だに慣れないものだ。

 

 

「………それじゃ、そろそろ行きましょうか。」

 

「そうだね。・・・ねぇ、五条。」

 

「なんですか?」

 

「あのさ、お礼言っとこうと思って。

 

ーーー今まで、ありがとね。生意気やってた私とあいつを、こんなふうにしてくれて。おかげで、大切なことに気づけたよ。」

 

 

「………お礼を言われることではありません。それは、あなたたち自身で手に入れたものです。」

 

「それでも、ありがと。・・・監督、呼んでるよ。」

 

 

「おや、本当ですね。それでは、小鳥遊さんに、私からも一言。

 

 

 

 

 

………フットボールフロンティアで、待ってます。登ってきてくださいね?」

 

 

「!!・・・上等!!」

 

 

 

小鳥遊と別れ、監督役の元へと向かう。そしてそのまま車に乗り込み、空港へと向かう。

 

 

 

 

 

行き先は、東京。

 

 

 

 

 

 

いざ、帝国へ。

 

 

 

 

 

 

 

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飛行機に揺られ、東京についた後にホテルで1泊した俺は、帝国学園にたどり着いた。

 

 

 

帝国学園の見た目は、正に要塞。この見た目で全国学力一位なのだから、笑いが零れる。

 

 

 

 

「おい、お前!!」

 

 

校門をくぐろうとしたところで、声をかけられる。すると、恐らく教職員であろう厳つい男がたっていた。

 

 

「ここに来たということは、サッカー部の入部希望者だな?名を名乗れ。」

 

「ククク……これは失礼。私は五条勝と申します。」

 

「っ!!そ、総帥の推薦枠の・・・!!し、失礼致しました!!どうぞ、こちらへ!!」

 

 

厳つい教職員は俺の名を聞いた瞬間、顔を青くし、俺に向かって敬礼をする。名を名乗っただけでこれなのだから、影山の影響力の凄まじさを改めて実感した。俺はそのまま厳つい男に案内され、帝国の門をくぐる。

 

 

 

まぁ、実際のところまだ入学式ではないのだが。今日は入学式の前日。サッカー部の入部希望者を募って、テストが行われる。その結果によって、一軍、二軍、三軍、入部拒否の4パターンに別れるらしい。

 

・・・入部拒否とかあるんだな。初めて知ったわ。

 

 

 

 

 

「こちらが、控え室です。」

 

 

おっと、もう着いたのか。俺は男に軽く頭を下げながら、控え室の扉を開ける。

 

 

中に入ると、無数の視線が俺を貫く。ざっと見ただけでも、100人は軽く超えてるぞ、これ。流石帝国学園ってとこか。

 

 

そんな中、俺は目的の男を探す。・・・まぁ、すぐに見つかったが。

 

 

 

 

何故かその男と、仲がいいのであろう3人の男達の周りに人が全くいなかったからだ。まるで、みんながその男を恐れているかのようだった。

 

しかし、それは仕方の無い事だろう。そこに立っている4人は、それぞれがリトル時代にその名を響かせた猛者たち。

 

 

長い手足を巧みに使い、大会に出れば得点王確実と言われたストライカー、寺門大貴。

 

大柄な身体によるパワープレイで、相手を吹き飛ばす鉄壁のディフェンダー、大野伝助。

 

『キング・オブ・ゴールキーパー』の異名を持つ同世代一のキーパー、源田幸次郎。

 

 

 

 

 

 

ーーーそして、同世代にその名を知らぬ者はいない、という程の知名度と実力を持つ男。『天才ゲームメイカー』鬼道有人。

 

 

 

 

同じチームで活躍していた彼らは、少年サッカー雑誌で特集が組まれる程だ。勿論、彼ら4人は出場した大会を全て優勝している。そんな彼らを見て、萎縮するのは仕方ないだろう。

 

 

 

・・・まぁ、俺は特に緊張してないけど。だってあいつら原作のレギュラーだし。そりゃ強いわな。ただ、あの中で原作で活躍するの、有人と、辛うじて源田位なんだよなぁ。さすがは超次元サッカー、レベルが違うぜ。

 

 

 

 

 

そんな彼らを眺めていると、ふと有人が視線をあげ、俺を視界に収める。特に驚くことも無く、不敵な笑みを浮かべながら、こちらに近づいてくる。

 

 

 

 

「・・・久しぶりだな、勝。」

 

「えぇ、そうですね。随分大きくなりましたねぇ。」

 

「お前程じゃないさ。・・・俺は、負けないぞ。」

 

「………ええ、こちらこそ。」

 

 

 

久しぶりに会った有人は、少し前まで小学生だったとは思えない程の冷静さと余裕を兼ね備えており、原作開始時点の『鬼道有人』にかなり近づいていた。

 

 

・・・ゴーグルにマントという超次元ファッションは原作そのままだが。これ、影山に勧められてつけたんだっけ?

 

 

 

 

「おい、鬼道。コイツは?」

 

 

 

有人と挨拶を交わしていると、後ろにいた寺門が俺に訝しげな視線を投げかける。リトル時代にも会ったことないやつだし、警戒されてるのかね?公式戦とかほぼほぼ出されなかったからなぁ、俺。

 

 

 

「コイツは、俺の親友の『五条勝』。総帥の推薦枠で招かれている男だ。」

 

「っ!!推薦枠って、鬼道以外にもいたのかよ・・・!!」

 

 

 

有人の説明に、寺門が驚きの声を上げる。それと同時に、控え室にいた殆どの人間がざわつき始める。

 

 

「推薦枠だって!?」

「鬼道有人に親友なんていたのか・・・!」

「なんでそんなやつが無名なんだ?」

 

 

 

・・・なんかこれすっごい恥ずかしいんだけど。こんな大人数に注目されることなんてなかったしなぁ。

 

 

 

「鬼道に親友がいたとは驚きだな。俺は、『源田幸次郎』。ポジションはキーパーだ。よろしく頼む、五条。」

 

そんなことを思っていると、1歩前に出てきた源田が俺に握手を求めてくる。

 

そういや、俺が一方的に知ってるだけだったわ。自己紹介しとかないとな。

 

 

「ククク………よろしくお願いします。先ほど紹介されました、五条勝です。ポジションはDFですが、前のチームではリベロ紛いの事をしていました。」

 

 

「ほぉ、お前もDFなのか!俺は、『大野伝助』だ。同じDF同士、よろしく頼むぜ?」

 

「さっきは変な目を向けて悪かったな。『寺門大貴』だ。ポジションはFW。」

 

 

「ええ、これからよろしくお願いします、お二人共。」

 

 

 

 

そう言って、2人とも握手を交わす。

 

 

ちょうどその時、控え室の扉が開き、受付の男とは別の男が入ってくる。男は鋭い目で控え室を一瞥すると、静かに口を開く。

 

 

「・・・全員揃ったようだな。これより、帝国学園サッカー部入部テストを執り行う。総員、直ちにグラウンドに集合せよ。」

 

 

 

おっと、もうそんな時間か。とっとと準備しなければ。

 

 

さて、試験内容は聞かされてないけど、どんなもんかね?そんなことを思いながら、俺はグラウンドへと足を向けるのだった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・いや、うん。なんというか、その。どんな試験かわかんないけど、なんだかんだ言って超特訓してたし、内心大丈夫かなーとは思ってたよ?それでもさ、やっぱ身構えるじゃん?帝国学園の試験だよ?影山だよ?警戒するじゃん?

 

 

なのにさぁ・・・。

 

 

 

「いくらなんでも簡単過ぎませんかね?」

 

 

 

 

そう、簡単だ。簡単なのだ。キック力やドリブル、パス、ディフェンスなどの力を測る個人試験をやった後、軽くミニゲームをして終了だ。たったそれだけ。警戒して損したかも。

 

 

 

 

「ふっ、そう言うな。俺やお前からしたらレベルは低いが、それは仕方がない。この試験は、いわば足切りだ。最低限の実力を測るためのテストだからな。」

 

 

 

俺の横で、有人がそんなことを言っていた。なるほど、足切りか。てことは、ほとんど合格して、入部してからふるい落としがあるって感じなのか?

 

 

 

 

「注目!!!」

 

 

 

有人と会話していると、先程の男が俺たちの前に立っていた。手には、何やら資料を持っていた。多分、結果発表かな?

 

 

 

「これより、入部テストの結果を発表する。だが、その前に。帝国学園に相応しくないもの達にはご退場願おうか。今から呼ばれるもの達は、即刻立ち去るように。」

 

 

 

そう言って、男が次々と名前を呼んでいく。呼ばれた少年達は、悔しそうに涙を流すものも居れば、呆然とその場に立ち尽くすものなどもいた。

 

・・・ただ、それで半分程が居なくなったのは予想外だったが。簡単だと思ってたけど、判定が厳しいのか?

 

 

 

「では、今から呼ばれるものは前にでろ。『鬼道有人』!!」

 

「はい。」

 

 

名前を呼ばれ、有人が前に出る。呼ばれたってことは、これは一軍か?

 

 

「続いて、『寺門大貴』、『源田幸次郎』、『大野伝助』!!」

 

「はい!!」

「はい。」

「オッス!」

 

 

続いて、有人と同じチームで活躍していた3人も呼ばれる。まぁ、3人とも上手かったしな。

 

 

「・・・最後に、『五条勝』!!」

 

 

おっと、俺も呼ばれたか。

 

「ククク………はい。」

 

「以上5名は、明日から一軍に合流して貰う!!一軍の練習はこんな甘いものじゃない。覚悟しろ!!」

 

 

 

男の言葉に、ほかの子供たちはザワザワと騒ぎ始める。それを静かにするように言いながら、結果発表を続けていく。

 

 

 

「続いて、今から呼ばれるものは二軍に合流するように。咲山修二、万丈一道、辺見渡、兵藤雄平、大楠星士!!」

 

 

呼ばれた5人が前に出る。おお、万丈さん!五条さんと共に人気投票で旋風を巻き起こして第五位にランクインした『静かなる狂犬』こと万丈さんじゃないか!!それに、ベンチの子達もいるんだ。やっぱ目立たなくても帝国学園だし、上手いんだろうなぁ。

 

・・・誰か足りない気がするけど、気のせいかね?

 

 

 

 

「呼ばれなかった者は三軍だ!!しかし、実力をつければ上に上がることは出来る。これからも努力を怠るな!!」

 

 

『はい!!!』

 

 

「よし!ではこれより、お前達がこれから生活する寮に案内する。ついてこい!!」

 

 

 

そう言って歩き出した男の後ろをついていく。が、有人だけはその場にとどまっていた。

 

 

「どうしたんですか、有人。」

 

「ん?あぁ、俺は自宅通学を許されているからな。気にしないでいいぞ。」

 

 

 

気にするな、という有人の言葉に頷き、そのまま別れて寮に向かう。

 

 

寮について、それぞれの部屋に荷物を入れていくのだが・・・。

 

 

 

「ここが、君たち一軍が寝泊まりする寮だ。鍵はここにあるので、それぞれ決められた番号をとるように。」

 

 

鍵を受け取って部屋に入ると、風呂は着いてるしトイレは別だし、部屋は広い上にテレビやらなんやらが備え付けてあるホテルのような部屋だった。

 

 

・・・え?これ個室?え!?いくらなんでも広すぎない!?

 

 

 

 

「おい、五条!いるか?」

 

 

 

あまりの豪華さに困惑していると、部屋のドアがノックされる。扉を開けると、源田と大野が部屋の前に立っていた。

 

 

 

「お、出てきたか。部屋が近くだからな、挨拶に来たんだ。」

 

 

そう言って、源田が笑顔で話しかけてくる。うーん、良い奴。コミュ力高いな。

 

 

「それはそれは、わざわざすみません。・・・あの、部屋広すぎませんかね?」

 

 

「?そうか?寮としては普通だと思うが。」

 

 

「えっ」

 

「あー・・・気にすんな。源田の家は金持ちだから、ちょっとズレてるんだ。分かるぜ五条、広すぎて落ち着かねぇよな。」

 

 

 

だ、だいでん・・・!!おれお前のこと誤解してたよ!原作で全然目立たない乱暴者だと思ってごめん!お前めっちゃ良い奴だわ!

 

 

・・・あれ、そういや寺門がいないじゃん。

 

 

 

「寺門くんはどうしたんですか?」

 

「あぁ、あいつの部屋は下の階だ。この階にいるのは、俺たち3人と、2年の先輩が1人だな。」

 

 

 

源田がそう言ったので、ひとまず先輩に挨拶しようと言うことになり、隣の部屋をノックする。こんなに豪華なのに、インターホンはついてないのな。

 

 

 

「はーいはい・・・ん?誰?」

 

 

部屋から出てきたのは、青緑色の髪をした、割とイケメンな男だった。あ、この人確か帝国ベンチの1人だっけ? 唯2人3年生の。

 

 

「ククク……失礼します。この度サッカー部に入部しました、五条勝です。隣に入ってきましたので、ご挨拶をと。」

 

「あー、なるほどね。ここに来たってことは一軍だろ?俺、『恵那和樹』。よろしくな。」

 

 

部屋から出てきた恵那先輩と会話を交わすと、今日は練習もないからゆっくりしていていいと言うことだった。

 

 

源田と大野と別れ、部屋に戻った。

 

 

・・・特にやることないなぁ。練習もないらしいし・・・寝るか。

 

 

そうして俺は、ちょっと豪華すぎるんじゃね?と思うベッドに身をゆだね、そのまま眠りに入った・・・。

 

 

 




名前だけだけど、やっと帝国メンバー出せた!!
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