イナズマイレブン! 脅威の転生者 ゴジョウ!!   作:ハチミツりんご

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多分バレてると思いますが宣言しておきます。私は帝国学園がマジでくそほど大好きですし五条さんは最推しですが、尾刈斗も大好きです。野生も好きです。はい、それだけです。それでは、今回短めで7000文字ほどしかありませんが、どうぞ


第三十五条!! 雷門vs尾刈斗

 

「【ハウリングウルフ】ッ!!」

 

「【ファントムシュート改】ッ!!」

 

「やらせない!!【ゴッドハンド】!!」

 

 

 

中盤から一気に駆け上がってきた月村が腹の底に響くような遠吠えをあげ、恨みや嘆きを帯びた怨霊達がまとわりついたボールをシュート。影野や壁山の間を抜けるように飛んだボールに向けて、最前線にいた幽谷が更に必殺技を重ねる。

 

複数に分裂した、黒紫のボール達。一つ一つが高い威力を内包していたが、雷門の守護神は臆することなく。むしろ心底ワクワクしたような気を持ちながら、かつて彼の祖父が使っていた必殺技で止めてみせる。

 

 

「月村先輩と僕のチェインでもダメか……!!」

 

「へへっ、良いシュートだったな!!」

 

「こっちだ、円堂!!」

 

「おう!!たのむぜ風丸!!」

 

 

 

一年生とはいえ東京都でも指折りの古豪、尾刈斗でキャプテン兼ストライカーを務める幽谷と、MFながらFWに匹敵するキック力を持っている最高学年の月村。その二人のシュートを重ねたにも関わらず苦もなく止めた円堂の実力の高さに幽谷が舌を巻く。

 

 

シュートを止め、その威力の高さに笑みを浮かべる円堂。そんな彼はフリーの状態でボールを要求する幼なじみ、風丸へ向けてパスを送る。

 

 

 

「いかせませんっ!!」

 

「っ!甘いっ!!」

 

 

 

ボールを受けた風丸は自慢の快足を飛ばし、一気にフィールドを駆け上がっていく。

 

当然尾刈斗も黙ってはいない。即座に反応した武羅渡がスライディングを仕掛けるが、風丸はタイミングを合わせてボールを足に乗せ、すくい上げるようにして跳躍。上手く武羅渡のディフェンスを躱して見せた。

 

 

 

 

「上手い……!」

 

「あのDFは確か初心者だったはずだが………なるほど。荒削りだが、自分の長所を生かした良いプレーだ」

 

 

必殺技でもないワンプレーで武羅渡を躱した風丸に、傍から見ていた佐久間が驚き混じりに声を上げる。隣に立つ鬼道も、つい先日の練習試合から格段に上手くなっている風丸へと賞賛を送った。

 

 

 

原作ならばそうでは無かったが、今この時においての風丸は周りから見て実力は大きく劣る。本来練習を積んでいないはずの染岡や半田が真面目に努力し、入部しないはずのマックスと影野が一年時に入部済み。本来まだ部員達と確執のあった豪炎寺も早くに転校してきてチームに馴染んでいる。そのため風丸は、一年生の4人を除けば目金に並んでサッカー経験が少なく実力も低いと言わざるを得ない。

 

 

しかし本来の世界戦において、陸上から転向して一年もせずに日本代表の座を勝ち取った男は伊達では無い。長年陸上というスポーツをしていた事により、風丸は身体の使い方がとにかく上手い。特にスピードはチーム内でも群を抜いて速く、帝国メンバーでもあれだけのスピードを出せる人間は少ないだろう。鬼道達が褒めるのもある意味当然であった。

 

 

 

 

 

「よしっ!このまま______ッ!?」

 

 

 

武羅渡を突破出来たことに喜びを顕にした風丸。そのままフィールドを駆け抜け、豪炎寺達攻撃陣にボールを渡そうと思った、その時。風丸の耳に、『ポーン…』と何かが跳ねるような音が響いた。

 

 

 

「なんだ、これ……」

 

 

 

一瞬その音に気を取られる。そのほんの一瞬がまずかった。

 

 

気を取られた風丸が前に向けて走ろうとすると、そこにフィールドは無く。辺り一面に広がっているのは、真っ黒な『闇』だった。

 

 

「っ!?」

 

 

ポーンッ、ポーンッ、ポーンッ……と、同じく何かが跳ねる音が響く。最初は右の方から。次は反対。上、下、自分の近く、自分の遠く、背後、目の前、空中から、地中から、自分の死角から…………ありとあらゆる方向から、風丸を嘲笑うかのように響き渡る。まるで狭い密室に閉じ込められたかのように、それらの音全てが乱反射して風丸の耳を劈いていく。

 

 

 

「【悪魔の______」

 

 

 

そして不意に視界へと映り込む人影。真っ暗な空間の中で、そのロウソクの灯りだけが輝いていた。微かな火の温もりに視線を奪われた風丸に向けて、次の瞬間。

 

 

 

 

「______手鞠歌】ッ!!」

 

 

「ッ!?うわぁぁぁぁぁっ!?」

 

 

 

おびただしい程大量の鞠が、彼に殺到。ボールを保持していた風丸を弾き飛ばし、必殺技を発動した尾刈斗の8番、【八墓(やつはか) (たたる)】は、悠々とボールを確保した。

 

 

 

「よし………」

 

「イイゾイイゾ八墓ァーッ!!ビューティフォーッ!!ソークゥゥゥルッ!!」

 

「鉈うっさいアル!!八墓、ボールちょーだいネ!!」

 

「………うん………」

 

 

 

見事に新技を決めてみせた八墓に、ゴール前の鉈から声援が飛ぶ。巨大な声に加えて妙な英語混じりで喋る鉈に向けてキョンシーのような見た目をした二年生のMF、6番の【霊幻(れいげん) 道久(みちひさ)】が煩いと叱責。そんな2人の様子に若干呆れた様子を覗かせながら、八墓が霊幻へとボールを送った。

 

 

 

「行かせないっ!!」

 

「甘いネ甘いネ止められないネ!!【霊幻縛符】ッ!!」

 

 

即座に近くにいた宍戸が反応、霊幻の行く道に立ちはだかる。一年生である宍戸よりも小柄、少林程しか上背の無い霊幻相手ならば、多少強引にでも止めにかかればいけると踏んだ宍戸であったが、それを嘲笑うかのように霊幻が動いた。

 

 

不意に霊幻が懐から1枚の御札を取り出すと、自分の影に向けてぺたりと貼る。すると突如として霊幻から影が分離。意志を持つ生き物であるかのように地面を這いずる影が宍戸へと向かうと、その影から『宍戸』が浮かび上がってきた。

 

 

 

「う、うわぁ!?俺ェ!?」

 

 

いきなり現れた偽宍戸の存在に、本物の宍戸が驚きの声を上げる。よくよく見れば額に御札が貼ってあり、顔色も悪い。そんな偽宍戸に気を取られているうちに、霊幻が彼の横を通り抜けた。

 

 

「お先ネ〜!!」

 

「あっ!?ま、待て………っ!?」

 

 

宍戸が振り向いて霊幻を追おうとするが、その前に偽宍戸が立ち塞がる。右へ左へ動いても、偽宍戸がそれにピッタリと引っ付くようにして前に進ませない。そしてある程度まで霊幻が離れたところで、偽宍戸が御札のみを残して煙を上げて消えていった。

 

 

 

「シッシッシッ!!ワタシの術、引っかかったら面倒アル!!変なアフロ騙すなんておちゃのこさいさいヨ!!」

 

「な、なんだと〜!?ちっちゃい癖に!!」

 

「そのちっちゃいのに抜かれるアンタはそれ以下ネ〜!!木乃伊!!」

 

 

 

ケタケタと笑いながら宍戸を挑発した霊幻は、前方に走っていた7番の【木乃伊(きのい) 魔美(まみ)】へと素早くパス。

 

 

 

「打っていいぞ木乃伊!!」

 

「了解………合わせろよ、武羅渡」

 

「お任せあれ、いつでもどうぞ」

 

 

 

ベンチの地木流からの指示を聞いた木乃伊は小さく頷くと、そばまで走ってきていた武羅渡へと合図を送る。胸に手を当てながらいつでもいいと自信を持って言ってきた武羅渡を見てから、木乃伊がシュート体勢に入った。

 

 

 

「フッ!!」

 

 

木乃伊がボールを高く蹴り上げると、地面に手を付き拳を握る。それを引っ張り上げるようにして腕を上に振るうと、地面から真っ黒の鎖が無数に出現。その鎖に伴うようにして、巨大な棺桶が姿を現した。

 

 

「はァっ!!」

 

 

空中に飛び上がった武羅渡が、両腕に流動性のある赤いエネルギーを纏わせると、腕を振るってボールにまとわりつかせる。縦に一回転して、かかと落としの様にボールを蹴り下ろすと、無数の鎖がボールを雁字搦めに拘束。赤いエネルギーを纏ったボールは、鎖に引っ張られて黒い棺桶の中へとひきずりこまれた。

 

 

 

「「【慟哭の黒棺】ッ!!」」

 

 

そして木乃伊と武羅渡、2人が同時に棺桶に向けてツインキック。棺桶が破壊されると共に、赤黒いレーザーのようにボールが雷門ゴールに向けて迸った。

 

 

「まだまだァっ!!【ハウリングウルフ】ッ!!」

 

「すっげぇ………でも止めてみせる!!【ゴッドハンド】ッ!!」

 

 

 

さらにそこへ月村が走り込み、雄叫びを上げながらシュートチェイン。勢いを増した尾刈斗のシュートが円堂へと迫るが、これしきのことでビビる様な円堂ではない。むしろその強大な連携シュートにワクワクしながら、祖父の必殺技を繰り出した。

 

 

「ぐっ………ぐぐっ………!!」

 

 

全身に力を込めて踏ん張る円堂。感じる力は帝国のデスゾーンに匹敵……あるいはそれを超えるかもしれないほどのエネルギー。本来の円堂ならば、ここでゴールを決められていたことだろう。

 

しかし、一年間長く豪炎寺のシュートを受け続け、パワーアップした染岡や半田達と切磋琢磨し合ってきたこの円堂はそう簡単には突破出来ない。次第にその唸り声を鎮めていった尾刈斗のシュートは、徐々に回転を止めていき、円堂の手に収まった。

 

 

 

 

「くぅ〜〜!!良いシュートだっ!!」

 

「……月村さん込みでも止められたか………やっぱり俺起点じゃ威力不足だな」

 

「まぁ2人技で、しかもロングシュートですからね。月村先輩のハウリングウルフのチェイン込みとはいえ、この程度で突破出来るほどあのバンダナ君は甘くないということでしょう。もっと天気が悪ければ、私の真の力が………」

 

「変な事言ってないでポジションついてくださいよ、武羅渡先輩」

 

 

ビリビリと痺れるような感触が走ることに喜びを顕にする円堂。対してシュートの起点となった木乃伊は、己のキック力不足を嘆く。共にシュートした武羅渡がなにか言おうとしていたが、それより早く呆れた顔の後輩兼キャプテンの幽谷からダメ出しを受けていた。

 

 

 

「よぉっし!!反撃開始だ!!行くぞ、みんなーっ!!」

 

 

 

そんな中で円堂の叫びが雷門のメンバーの心を奮起させる。まだ勝負は、始まったばかりであった______。

 

 

 

 

 

☆☆★

 

 

 

 

 

 

 

 

「………強いな」

 

「あぁ、雷門は分かっているつもりだったが………尾刈斗がここまで進化しているとはな」

 

 

壁にもたれかかりながら佐久間が驚き混じりに呟くと、それに鬼道が声を重ねる。自分達王者帝国と互角以上の試合を展開した雷門の圧勝かと思われたが、パワーアップした尾刈斗も中々に強い。実に見応えのある試合展開であった。

 

 

 

「勝と佐久間は去年二軍試合に出ていたな。どうだ?あの時と比べて今の尾刈斗は」

 

「どうも何も、別チームかと思うくらいの成長度合いだ。月村のシュートは兵藤が軽く止めていたし、鉈は五条や大楠のシュートに簡単に点を取られていたぞ?なぁ五条」

 

「………えぇ。連携面もそうですが、個々の基礎能力の上昇が著しい……特にGKの鉈は、源田に匹敵しますよ」

 

「あぁ。源田本人に言ったら、死ぬほど悔しがるだろうがな」

 

 

 

佐久間と五条の言葉を聞き、鬼道が薄く笑ってそう言う。五条の言葉は嘘では無い。鉈十三というゴールキーパーの実力は、長い間同世代の中でも頭抜けていたキング・オブ・ゴールキーパー、帝国守護神の源田に勝るとも劣らない。

 

 

 

「……そうだな。2人はどちらが勝つと思う?」

 

「んー………現状互角だからな。先に一点とった方が一気に流れを持っていくだろうし……俺達とほぼ互角の試合をした雷門と言いたいが、攻撃手の多い尾刈斗有利じゃないか?」

 

「なるほど、一理ある。勝、お前は?」

 

「………雷門ですね」

 

 

 

自分たちと試合し、引き分け……いや、事実上五条を抜いた帝国側の敗北にも等しい結果となった練習試合。あれだけの実力を見せた雷門が勝つと言いたいが、尾刈斗も強くなっているのが事実。豪炎寺、染岡、あとはマックスと半田くらいしか点を取れる攻撃手がいない雷門に対して、様々な手段でゴールを脅かしている尾刈斗の方が有利だと佐久間が答える。

鬼道から見ても納得のいく答え、この試合を見ているサッカーに詳しいものなら最終的に行き着くであろう回答だ。

 

それに対し、五条は短く雷門でありと答える。これには佐久間もギョッとし、鬼道が「ほう」と興味深げに呟いた。

 

 

「本気か五条?雷門にはまだ隠し手があると?」

 

「そうですねぇ………理由としてまず一つは、鉈の歪む空間のからくりを雷門が見抜かない訳が無いということですかねぇ……」

 

「不可思議な手の動きで平衡感覚を崩す催眠をかけ、本来の威力を出させないようにする技………くだらん必殺技ではあるが、事前知識無しに使われればそれなりに厄介だ。だが豪炎寺修也という男がいる以上、種が割れるのも時間の問題………ということか」

 

 

鬼道の説明に、五条が頷く。

 

 

 

豪炎寺修也という男は、とにかくサッカーが上手い。ただ単純にキック力に秀でている訳ではなく、仮にMFに転向しても並以上の司令塔をこなせるほどにサッカーに精通した文字通りの天才プレイヤーだ。特にこの時期の雷門において、豪炎寺は敵の特徴やらなんやらを見抜く頭脳担当も担っている。そんな豪炎寺が、尾刈斗中の歪む空間の違和感に気が付かないわけが無い。事実原作でも気がついていた。

 

 

「豪炎寺もですが、松野君と影野君も中々に周りを見ている。歪む空間の種が割れれば、一概に尾刈斗有利とも言えなくなります」

 

「なるほどな。しかし…………」

 

 

 

五条の言葉に頷きながらも、鬼道がちらりとフィールドを見やる。ちょうど、ボールを受け取った半田がシュート体勢に入るところだった。

 

 

 

「【ローリングキック】ッ!!行け、宍戸!!」

 

「はいっ!!【グレネードショット】ッ!!染岡さん、お願いします!!」

 

「おっしゃぁ!!【ドラゴンクラッシュ改】ィィィィッ!!」

 

 

半田を起点に宍戸を挟み、豪炎寺に並び立つキック力の持ち主である染岡も加えた3人のチェイン。半田と宍戸の必殺技は初歩的ではあるがある程度の威力は持っているし、そこに染岡の高いシュートパワーが加われば、鉈の必殺技相手にも十分に勝機を見いだせる。

 

 

しかし、そう簡単には行かないのが現実だ。鉈の前にたった2人のDF………2番の三途と、4番の不乱だ。

 

 

 

「【リバーズ・レイス】……ッ!!」

 

「【フランケン守タイン】ッ!!」

 

 

三途が霊達を川のように広げた広範囲のブロック。ボールを阻んでいるうちに、もう1人のDF、3年の不乱が背後に巨大な人型を出現。首元に縫い目がある、釘の刺さった大男………彼の名前にもあるフランケンシュタインが現れ、真上からボールを叩き伏せた。青い龍を纏っていたシュートは暫くもがき抵抗していたものの、2種の必殺技の波状ブロックには耐えられずにあえなく沈黙。鉈にすら届かずにその勢いを殺されてしまう。

 

 

 

「なにっ!?」

 

「ど、ドラゴンクラッシュまで挟んだのに!!」

 

「ちっ……やるじゃねぇか!!」

 

「そう簡単に抜かせるわけないじゃん……あぁ死ぬかと思った………あれ?もしかして死ぬかと思ってて実際に俺死んでたりする?不乱先輩、俺魂出てたりしない?」

 

「…………安心しろ……三途、お前生きてる………」

 

 

ブロック技だけで止められたことに3人が驚愕。くだらないことを話している三途と不乱だが、あれだけのシュートを受け止めておいてこの余裕を見せる辺り実力の高さが窺えた。

 

 

 

「そうか、シュートブロック!!3番君と4番君のポジションが入れ替わっていたのはこれがあったからなんですね!!」

 

「目金先輩、それ私の台詞ですぅ!!」

 

「あ、あはは………」

 

 

 

一方、ベンチで不乱と柳田のポジション変更の理由に納得が言ったような声を上げる目金。最初にその疑問を提示した音無が目金に文句を言うが目金は知らん顔。そんな新入り達の様子に、雷門の良心である木野は曖昧な笑みを浮かべながら2人を落ち着けようと働き掛けていた。

 

 

 

 

「………あのブロックを抜けて得点する手段が雷門にあると?」

 

「確かに、前回の俺たちとの試合から日も浅い……初心者だったあのDFはともかく、豪炎寺達がそこまで急激に成長するか?」

 

 

前回の帝国との試合からまだ一週間ほどしか経っていない。その間に初心者がパワーアップは出来るだろうが、ある程度の実力を持った選手がそこまで急激な成長を遂げるとは考えにくい。そう思った鬼道と佐久間が言葉を告げるが、五条は一人表情を変えない。

 

 

 

「………逆ですよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()、です」

 

 

 

五条の言葉に佐久間が首を傾げる。しかし五条には確信めいた何かがあった。

 

 

………唐突だが、帝国学園は強い。影山の策略によって有力選手が試合出場出来ないようにされていたり、全国の有力校が出場権の剥奪を受けたりすることはある。それでも、毎日最高の環境下で、気を抜けば一瞬で蹴落とされる地獄の日々をくぐり抜けてきた帝国学園のメンバーは、日本のトップに君臨しても世間からなんらおかしいと思われないほどには強い。間違いなく日本のトップクラスだ。

 

 

 

______そんな王者帝国を、たった1〜2か月で追い抜く化け物じみた成長力を持つチーム。それこそが雷門中だ。主人公だ。ならば五条の考えは間違ってはいない。

 

 

 

「彼らは試合の中ですら成長していく。ならば日にちが空けば、確実に前回とは比べ物にならない姿を見せてくる………それが雷門中(彼ら)だ。帝国と試合した時と同じとは到底思えない」

 

「…………試合の中で成長、か………確かにな」

 

 

 

原作知識という破格のアドバンテージを持っている五条。そんな中で雷門と実際に対戦した鬼道は、彼の考えに理解を示す。あの時も、円堂がゴッドハンドを覚醒させた。試合の最中で力を増したのだ。

 

 

 

 

「ならば見せてもらおうか。勝にそこまで言わせる、あいつらの実力とやらをな」

 

 

 

鬼道の言葉を最後に、3人は試合へと視線を戻した。未だ0-0。試合が動くまで、あと少し______。

 

 

 

 

 

 







【悪魔の手毬唄】

カテゴリ:ブロック

属性:火

習得者:八墓 祟

特徴:一人技

消費TP:30(無印3基準)

説明文

〇番目のスズメの言うことにゃ……
無数の手毬が襲い掛かる!


解説

八墓の編み出したオリジナルブロック技。真っ暗闇の中に相手を閉じこめ、手毬の跳ねる音を加えて前後感覚を失わせて撹乱。無数の手毬が相手をはじき飛ばしてボールを確保する。実は視界を塞がれているだけで別空間に閉じ込められてるとかではないので、蹴ればパスは通る。しかし前後感覚が無いので、当てずっぽうの賭けになる中々に厄介な技。単純に手毬の猛攻に耐えきれる頑丈な人には弱い。染岡さんとか壁山とか。

元ネタは八つ墓村の作者、横溝正史氏の作品である金田一耕助シリーズより悪魔の手毬唄。



【霊幻縛符】

カテゴリ:ドリブル/ブロック技

属性:林

習得者:霊幻 道久

特徴:一人技
→習得者がドッペルゲンガーを習得している

消費TP:40(無印3基準)

説明文

敵を妨害するドッペルキョンシー!
中国4000年の歴史アルヨ!


解説


霊幻のオリジナル必殺技。影に御札を貼ることで敵の分身を生み出し、妨害させている間に横から抜く。地味にドリブルブロック両面に使えるのでリバーシブルで便利。ただし、威力の割に消費TPが多いので頻発出来ない。あと単純に分身の実力は霊幻に依存するので、格上相手に突破は難しい。



【慟哭の黒棺】

カテゴリ:シュート・LS

属性:林

習得者:木乃伊 魔美

特徴:2人技

消費TP:45(無印3基準)

説明文

暗闇に囚われた苦しみを味わうがいい!
中学二年生御用達!


解説

木乃伊と武羅渡が披露したロングシュート技。習得者が地面から鎖付きの棺桶を呼び出し、もう1人が空中で下に蹴り下ろす。すると鎖によって棺桶の中に引きずり込まれ、そのあと棺桶ごと蹴り壊してシュートする。消費TPは多いが十分な威力を誇るシュート技であり、尾刈斗の貴重なロングシュート。元ネタは特にないが、木乃伊も武羅渡も棺桶関連だったのでこんな技名に。




【ハウリングウルフ】

カテゴリ:シュート・SC

属性:風

習得者:月村 憲一

特徴:一人技

消費TP:33(無印3基準)

説明文

遠吠えが夜闇に響き渡る!
恥ずかしがらずに叫んでみよう!


解説

月村の単独シュート技。雄叫びをあげるとそのエネルギーがボールへと吸い込まれ、狼のように四足で地面を蹴ってダイレクトシュート。単独での威力が高い訳では無いのだが、叫びのエネルギーを与えてからシュートする上に月村の瞬発力も合わさって何処からでも飛んできてチェインする。なんだったら叫びのエネルギーを入れるだけでシュート威力をあげられる便利技。なお叫びだけの場合は燃費がくっそ悪いので、滅多にやらない模様。元ネタは特に無し。強いて言うならハウリンウルフ。分かった人は一緒にエジプトに行こう。



【リバーズ・レイス】

カテゴリ:ブロック・SB

属性:風

習得者:三途 渡

特徴:一人技

消費TP:38(無印3基準)

解説

無数の怨霊達の川!
夏場は結構ひんやり?


解説


三途のオリジナルブロック技。地面から怨霊達を呼び出して腕にまとわりつかせ、それを空中で広げてブロック。広範囲ブロックゆえにシュートブロックしやすく、ファントムシュートなど分裂するシュートにも強い。問題は消費の割に威力が低い。単純なブロック力では下位に来てしまう点か。元ネタは三途君の元ネタでもある三途の川+怨霊。安直である。

すまない不乱。一人だけオリジナル技じゃない文句は君を差し置いて新チームにあんな技を使わせたアレスに言ってくれ。


最近文章ばっかり増えて展開が進まない。もっとさくさく行った方が良いのだろうか。
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