サルゲッチュ ミリオンモンキーズ エピソードレジェンド 作:syuone
息抜き小説を書いたためか、また書く意欲が上がってきと思います。
これからもよろしくお願い致します。
--------ヨットハーバ
「喰らえ! 必殺ダイナマイト!」
ウッキーブルーは懐から、明らかに入らない大きさのダイナマイトを取り出すと、それをピポソルジャーの集団に放り投げた。
ピポソルジャーは、慌てて逃げようとしたがもう遅い。多くのピポサルがダイナマイトの爆発に巻き込まれた。
そして彼らが着ていたアーマーが次々と粉々になり、ピポサルたちは地面に叩きつけられた。
「よし! 今だ!」
『『『『了解しました!』』』』
スペクターの呼びかけに、お供のサル達がゲットアミを持って、気絶しているピポサルたちに向かう。そして次々と彼らをゲットアミに被せて転送していった。
スペクターたちはサル軍基地に向かうため、その道中のヨットハーバーにいた。ついでに後でピポソルジャーにお仕置きをするため、ピポサルを捕まえようということになっていた。
「よし、ホワイト! 残りの敵は何処だ?」
〘12時の方からですじゃ!〙
ホワイトの通信を聞き、スペクターはそちらに向かう。通信の通り、そこには複数のピポソルジャーとライトタンクが2台ともあった。
スペクターがその前に姿を表すと、ピポソルジャーは一瞬驚いた。
『ス、スペクター様!? な、なんでここに?』
『いや、こいつはスペクター様の姿をした偽物だ!惑わされるな!』
『そ、そうだった! 偽物め、覚悟しろ!』
動揺したが、すぐに偽物だと思い込み、武器を構えるピポソルジャーたち。その言葉を聞いたスペクターはカチンとする。
「お前ら・・・リーダーである俺様の見分けがつかんとは・・・。お仕置きが必要のようだな!」
ピポソルジャーとタンクから放たれるレーザーガンとガトリングの弾の集団。これを既のところで回避し、叫ぶ。
「喰らえ! 戦艦射撃!!」
スペクターが叫ぶと頭上に、スペクターがバカンスで乗っていた飛行戦艦がワープして登場した。その飛行戦艦から大量のミサイルが降ってくる。
『か、回避ー!』
指揮官らしいビポサルが慌てて叫ぶが、遅かった。ビポサルたちは次々とミサイル攻撃をくらい、アーマーは割れていき、飛んでいった。ライトタンクも例外ではなく、一台は爆発し、もう一台は爆発はしなかったものの、壊れて動かさない状態だった。なお乗っていたビポサルは吹っ飛んで、気絶している。
「よし、さっそくゲッチュしろ!ホワイト、大型の転送装置は使えるか?あのタンクを基地に持ちこんでいきたい」
〘了解しましたじゃ。座標をお願いしますじゃ〙
スペクターはホワイトにタンクの座標を教える。すぐにライトタンクが転送された。
〘スペクター様!このタンクは我々でもつかえるようですじゃ。すぐに開発にタンクの複製を試みますじゃ!〙
「分かった。楽しみにしてるぞ!」
スペクターはニヤリと笑う。ピポソルジャーはスペクターの力に怯え、引き返す。ゲートが開き、彼らはそこに入っていった。
「よ〜し、お前ら!俺に続け!!」
『『『『了解!』』』』
「派手に行くぜ!」
スペクターたちは追撃とサル軍基地に向かうため、ゲートの中に入っていった。
--------コンビナート西口
「これは・・・」
「いったい・・・どうなってるの?」
突然の爆発にナツミたちは動揺する。だが、一番動揺しているのは基地を守っているピポサルたちだろう。突然ドーム内が爆発したからだ。
『ど、どうなっているんだ!?』
『どこからの攻撃だ!?侵入者はどこだ!?』
ピポソルジャーは慌ててそこらじゅうを走り回っている。ナツミたちはそれを観察していた。もっともピポサルが何を喋っているのか、分からなかったが。
「何が起きたのか分からないけど、チャンスだわ」
「うん。レーザー砲を早く破壊しないと!」
「その前にみんなにコレを渡さないと」
アキエは4人にあるものを渡す。それは殆どが白色の凹形をした武器だった。
「これはB(ビーム)ランチャーよ。レーザーガンよりも威力は高く、着弾すると広範囲を爆発するものよ。ただ、弾数は少ないから、よく考えて使ってね」
「ありがとうございます、アキエさん!」
「よ〜し、みんな!準備はいいわね!」
ナツミの声にみんなは頷く。準備ができたことを確認し、ナツミは声を上げる。
「よ〜し!突撃!!」
そして彼らは基地に突撃した。ピポサルたちは急に現れたナツミ達に驚いたため、武器を構えることができなかった。
「喰らいなさい!」
ナツミはピポサルが固まっているところにBランチャーを発射する。着弾したピポサルは吹っ飛び、アーマーが壊れていった。
「うわぁ、凄い威力だ!」
「サトル!見とれている場合じゃないわよ。早くゲッチュしないと!」
驚くサトルをサヤカはたしなめる。言われて慌てたサトルは次々とピポサルをゲッチュする。
「ゲッチュ!」
「ゲッチュ!」
サトルとサヤカは次々とアーマーを破壊されたピポサルをゲッチュする。パンツ以外丸裸のピポサルは慌ててワープ装置を使って逃げようとするが、次々とゲッチュされる。
「よ〜し、このまま基地の中に突撃だ!」
「待ってサトルくん。その前に防衛システムをダウンしないと」
アキエがサトルを止める。
「防衛システム?」
「ここに来る前にこの基地のことを調べたのよ。すると、レーザー砲とは違う熱量が三ケ所あって、基地の中心に送られていたのよ。レーザー砲を発射するにはエネルギーが多いと思ったから、調べてみたら、警備システムの供給装置が基地外に三ケ所あるのを確認したわ」
「アキエさん、その供給装置を破壊しないとどうなるんですか」
「レーザー砲を動かす操作版に警備システムが次々とでてくるわ。供給装置を破壊するほど警備のレベルがダウンすると思うわ」
アキエが深刻そうな感じで喋っていることから、とても容易いものではないことが予想される。
「でもレーザー砲がいつ発射されるか、わからないよ。みんなで行けば警備システムなんてへっちゃらだ」
「サトル!みんなで行って、全員やられちゃったらどうするのよ!」
「だけど姉ちゃん!」
「二人ともそこまで!サヤカちゃんの言うとおり、いきなり攻めてもやられちゃうわ。でも発射の時間が分からないのも本当だわ。だからここは二手に別れましょう」
「でもこの人数だとどう分ければよろしいのでしょうか?」
ナツミの答えにチャルは問いかける。すると、
「大丈夫じゃ!」
「なぜなら!」
「僕らが来た!」
突然の声に、五人はそこを向く。そこにはカケルとハカセ、そしてヒカルとピポッチがいた。
「カケル、おじいちゃん!」
「良かった!無事だったんですね」
「うん。遅れてごめん。そっちは大丈夫だった?」
「何とかね。でもちょうどいいところに来てくれたわ」
ナツミは三人と一匹に向かって語った。
「今からレーザー砲を破壊しようと思っているの。でもレーザー砲には警備システムがあって簡単に破壊出来ないの。だから先にそちらの供給システムを破壊しようと考えたんだけど時間が間に合うか分からなくて」
「それで二手に別れようとしたが人数が足りないということじゃな」
ハカセの言葉にナツミは頷く。ハカセは少し考え、こう言った。
「確かに二手に別れよう。だが二手ともそれぞれ供給装置を破壊に専念するべきじゃ」
「え?でもレーザー砲がいつ発射されるか分からないのよ」
「その点は問題ない。レーザー砲はあと30分は発射出来ないのじゃ」
ハカセの言葉にみんな驚く。
「ハカセ?どうしてそれが分かるのですか?」
「さっき古い知り合いから連絡が入っての。そう教えてくれたのじゃ。ナツミ、この基地が突然爆発したのを見たかね?」
「爆発自体は見てないけど、大きな音と煙が見えたけど・・・まさか」
「そう。その爆発はわしの古い知り合いがやったものじゃ。あの爆発はレーザー砲の供給装置を破壊したものじゃ」
さっきの爆発は何なのか分かった。だからピポソルジャーは慌てていたのだろう。
「それならレーザー砲はもう発射しない?」
「いや、発射出来ないのは一時的じゃ。爆発の規模ほど破壊出来たわけではない。数十分あれば直せるくらいじゃからな。その知り合いはレーザー砲のコントロールパネルを破壊しようとしたのじゃが、警備システムがあることを失念したのと、他にやらなくてはいけないことが出来て、わしたちに任せたのじゃ」
「ハカセ、その古い知り合いって誰?」
「ピポポ?」
「まあまあ、話は後じゃ。今は警備システムの供給装置を破壊しないといけないじゃよ」
ハカセの言葉にみんなハッとする。確かにそうだ。今はレーザー砲を何とかしないと。
「よし。わしはカケル君とナツミ、チャルと一緒に西の方へ向かう」
「なら私はサトルくんとサヤカちゃん、ヒカルくんとピポッチちゃんと東の方へ行くわ」
「よ〜し、さっそく行こう!」
「こらサトル!油断しないの!」
「ヒカル、気をつけてね!」
「分かっているよ、カケル!」
「ピポポ♪」
「チャルちゃん、足はまだ大丈夫?」
「はい、問題ないです。皆さん、行きましょう」
そして彼らは二手に別れ、警備システムの無力化をすることになった。レーザー砲を破壊し、サルに好き勝手させないために。