サルゲッチュ ミリオンモンキーズ エピソードレジェンド   作:syuone

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久々の投稿です。一時はこのまま失踪しそうかなと考えていましたが、色んなところから応援してくれる人がいましたので、また続けていこうと考えました。

いつまでも待ってくださってありがとうございます。
更新は今後も不定期になると思いますが、よろしくお願いします。


コンビナート・・・決着

{緊急事態発生!新型のメックが出現!ただちに対処を願います!}

 

 

__________________________________________________________

 

 

『喰らえ!』

 

キングメックの踏み付けに1人と2匹は避ける。踏み付けたところから、衝撃波が出る。

 

「こいつに踏みつけられたら、ただではすまないな・・・」

「なら、離れて攻撃するしかないわね・・・」

『おいおい、それだとあのガトリングの餌食になってしまうぜ!』

「踏みつけの攻撃範囲が広い。離れた方が避けやすい」

 

レジェンドの言葉を受け、全員キングメックから離れる。

 

『逃げる気か。そうはさせるか!』

 

ガドリングが回転すると、弾が放出される。レジェンドたちはギリギリ建物の影に隠れ、回避する。

 

『ウォォォォォォォ!』

 

影に隠れてもキングメックは弾を撃ち続ける。建物に何個も穴が開く。

すると射線上にあった建物が崩れ道がふさがってしまい、逃げ道は無くなってしまった。

 

『おいおい、これじゃあ攻撃出来ないぞ』

「どうしよう。回り込むのも、この道じゃ難しいわ」

「・・・ここが広いところなら、なんとかなったが」

 

キングメックのガトリングは今までピポソルジャーが乗っていたメカとは比べ物にならない大きさのものだった。だが威力が高い分、取り回しは良くないようで、レジェンドたちがさっきまでいたところは、弾が少ししか当たっていないようだ。

 

「あのメックはどうやら、接近戦と遠距離には強いようだが、近、中距離には弱いみたいだな」

「それに照準があまり良くない。おそらく未完成のようだわ」

『じゃあ、どうすんだよ?あれじゃうかつに近づけないぜ』

 

ボルケーノの言葉にレジェンドは少し考えると、ハルカの方を向く。

 

「あのメックを倒せるのは、君のガチャメカしかない」

「え、わたしの?」

「私が持っている武器は3本の刀とこのブーツしかない。この気功刀は衝撃波を出すことができるが、機械相手にはやや心許ない。ボルケーノも今はそんなに強力な遠距離ガチャメカを持っていない。だからそのランチャーを持っている君が鍵になる」

『言うのは簡単だけどよ、どうやって攻撃する?奴の視界に入ったら、また撃って来るぞ』

 

ボルケーノは建物の影からチラッと見る。キングメックは視界に入ったら今すぐ撃つぞという風にガトリングを回転させる。

 

「弾なら何発かは跳ね返すことができるが、長くはもたない。かといって近づいたら、踏み付けが起こる」

『じゃあ、どうすんだよ!?あいつの動きを止められるなら、何とかなるんだけどよ』

「止める......そうか!」

 

レジェンドは火炎刀を構えた。

 

『おい、レジェンド!何をするきだ!?』

「奴の動きを止める。ハルカ、君は奴の動きが止まったら、関節部分にランチャーを撃て。ボルケーノは彼女の援護を」

「ちょ、ちょっと待って!」

『何か策を考えているのか、っておい!』

 

ハルカとボルケーノの問いに答えず、レジェンドは建物の陰から出る。レジェンドに大量の弾が襲ってくる。レジェンドは火炎刀を回転させると、弾を反射させる。

いくつかはキングメックにあたるが、損傷はあまりないようだった。

 

『まだまだ!』

 

さらにガトリング砲から弾が出ていくが、レジェンドは回避したり、弾をはじき返してキングメックに近づいていた。

 

「すごい...あんなことができるなんて」

『あれが俺たちピポサルには伝説ともよばれている存在だ』

 

ハルカの言葉にボルケーノは答える。もっともハルカにはボルケーノの言葉は理解できていなかったが。

 

レジェンドはキングメックの足元にたどり着く。

 

『舐めるな!』

 

キングメックはレジェンドを踏みつけようと、左足を上げる。レジェンドは右足の方に駆け寄る。

 

『避けようとしても無駄だ!衝撃は避けられん!』

 

キングメックは踏みつけようとした。

 

 

 

 

 

しかし、キングメックは踏みつけを実施しなかった。いや、パイロットのピポサルが戸惑った表情を浮かべていることから、突然できなくなったようだ。キングメックは左足を上げたまま、止まっている。

 

『な、なんで機体が....!?』

「ちょっとした賭けだったが、どうやら当たったようだ...ノイモン!」

 

レジェンドが叫ぶと、キングメックは建物に倒れた。キングメックの右足にはある装置が付いていた。

 

〘レジェンド。そいつはゴリアック程ではないが、複雑なプログラムが設定されている。長く操ることはできない。対処は早くしてくれたまえ〙

「・・・了解」

 

レジェンドは気功刀を構えた。

 

 

「音速斬!!」

 

 

そう叫ぶと、レジェンドは高速に回転する。斬撃を受けたキングメックの装甲が次々と破壊されていく。

 

『くそ!調子にのるなよ!』

 

ピポサルは側面に付いていたブーストを起動させる。倒れていたキングメックは元の体勢に戻る。

 

『良くもやってくれたな!こんどこそ踏みつけてや・・・』

「今だ!」

 

レジェンドが叫ぶと、ホーミングアローを構えたハルカが、キングメックの装甲が剥がれ狙いやすくなった関節部分を狙う。

 

「サンシャインアロー!!」

 

そう叫んで弦を離すと、巨大な矢が発射された。それは渦を巻くように回転し、キングメックの関節部分に命中する。

 

爆発が起き、キングメックの関節部分が大きく破損する。もう立ち上がることはできないだろう。

 

『くそ!こうなったら脱出・・・』

『出来ると思ったか!?』

 

脱出しようとしたピポサル赤の前にいつの間にかボルケーノがいた。ボルケーノはピポサルを掴むと勢いよく、真上に投げた。

 

『う、うわぁ~!?』

『逃げられるとおもったら大間違いだな!』

 

ボルケーノはジャンプし、投げたピポサルと同じ高さまで到達した。そして右腕を強く握りつぶし、大きく振りかぶる。すると右腕が炎に包まれる。

 

『喰らえ!ファイアーパンチ!』

 

そう叫ぶと、ピポサルに思いっ切りパンチを叩きつける。そしてこのまま地面まで落下していった。地面につくと同時に大きな爆発が起きる。

レジェンドとハルカが駆け寄ると、そこにはスッキリした表情のボルケーノと気絶しているピポサルがいた。

 

「こんな危険なことをする必要があったのか?」

『あったさ!』

「なぜ?」

『気持ちいいからだ!』

「・・・・・・」

 

はしゃぐボルケーノと呆れるレジェンドを横目にハルカは気絶しているビポサルを見ていた。あれだけの技を喰らったのを見て、心配になったからだ。だが、そのピポサルのピポヘルを見ると、表情が変わる。

 

「2人ともこれを見て!」

 

ハルカの言葉に2匹は近づくと、ピポヘルを見る。ピポヘルの裏面には謎の装置が付けられていた。

 

『なんだこれは!?』

「見たことがないな。これになんか見覚えが?」

「私にもよく分からないわ。でも無視するようなものではないと思うわ」

 

ハルカの言葉にレジェンドは頷く。

 

「そうだな。ひとまずこれはノイモンに後で見せることにして、サル軍基地の破壊が先だ」

「分かったわ。それじゃ急がないと・・・」

 

一行が基地に向かおうとすると、大きな爆発音が聞こえた。振り返るとコンビナートの煙がさっきより大きくなっていた。

 

「どうやら、終わったようだ」

 

レジェンドはそう呟いた。

 

 

 

 

------コンビナート レーザー砲発射管理装置

 

 

〔発射装置に異常発生!発射装置に異常発生!強制停止させます!〕

 

そうアナウンスされると、レーザー砲の発射が中止される。レーザー砲を操作する操作盤が全て破壊されたからだ。

 

「やったー!」

「ふぅ、どうにかなったわね」

 

はしゃぐカケルと一息つくナツミ。彼ら一行は発射の阻止に成功したのだった。2人が勝利を感じているとき、ハカセとチャルは操作盤を調べていた。間違えて、また発射体勢にならないように注意しながら作業をしていた。そして出た結果に2人は驚愕する。

 

「ハカセ、これは」

「なんてことじゃ、これは破壊していなかったら、大きな問題になっておったの」

「ハカセ、どうしたの?」

 

驚く2人にカケルが近づく。

 

「今レーザー方を調べていたんじゃが、とんでもないことが分かったんじゃ」

「おじいちゃん?とんでもないことってなんなの?」

 

ナツミの問いにハカセの代わりにチャルが言う。

 

「一つはこのレーザー砲の威力です。このレーザー砲は爆弾とは違い、対象に当たっても大きな爆発が起きないようです。ですがその分、威力が断トツに高いのです」

「そうじゃ、その威力はどんな強固は防壁も紙のように容易く破ることが可能なんじゃ」

 

2人の答えにカケルとナツミは青くなる。もし阻止できなかったら恐ろしいことが起きていたのが分かったからだ。

 

「そうだったんだ。危なかったぁ」

「そうね。でもそんな兵器を何に使うのかしら」

「・・・実は調べた結果、標的が分かったのです」

 

そう言うチャルは少し躊躇いがちにハカセを見た。ハカセはチャルに頷くと、2人を向いた。

 

「そうじゃ。そしてその標的がまさかのところじゃ」

「おじいちゃん?それって、どこ?」

 

ハカセは少し躊躇したが、こう言った。

 

 

 

 

 

「アメリカ合衆国、ホワイトハウスじゃ」

「「・・・えぇーーー!?」」

 

まさかの答えにカケルとナツミは驚いた。

 

 

 

 

 

 

------空中戦艦 監視室

 

「レーザーの発射が阻止されただと!?」

『はい。応答が全くありません』

「ちぃ、奴らめ、こちらが思っているより力を持っているようだな。他の戦況はどうなっている」

『こちらが優勢です。日本の東京地区は殆ど占拠しているようです』

「ならいい。時間をかければかけるほど、こちらが有利になるからな」

 

スペクター(偽)がいる空中戦艦にある監視室。そこで戦況を見ていたのは腕が長い異形のサルだった。そこに一緒にいたのは黒いスーツにサングラスを着けた人間の男が同じくモニターを見ていたのだった。

 

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