サルゲッチュ ミリオンモンキーズ エピソードレジェンド   作:syuone

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今回でピポサル襲撃編は終わりです。
次回は空中戦艦編になりますが、その前に各エピソードのキャラクター紹介を作っていきたいと考えております。


大黒埠頭中央公園

{緊急事態発生!以前遭遇したゴリアックが現れました。スペクターのいる空中戦艦に乗り込む最後のチャンスです。ただちに対処を願います!}

 

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------大黒埠頭中央公園

 

「サンシャインアロー!!」

「ビッグキャノン!!」

 

ハルカとボルケーノは必殺技をゴリアックに直撃させる。だがゴリアックは依然として無傷であった。

 

「そんな!?」

『まじかよ!?』

「いや十分だ!」

 

ゴリアックの動きが止まるとレジェンドはその足元に着いた。

 

「竜巻斬!!」

 

そう叫ぶとレジェンドは竜巻のように回転上昇し、ゴリアックの右足に斬撃を繰り返す。だが以前は装甲を破壊できたが、今回はひびが入るだけだった。

 

「装甲を厚くしたのか、やっかいだな・・・」

 

踏み付けを避けたレジェンドはそうつぶやく。破壊まではいかなくても一時機能停止に追い込みたいだけにこの相手には苦労しそうだと考える。

 

『おい、ノイモン!奴の弱点はわからないのか!?』

〘落ち着くんだ、ボルケーノ。レジェンドの話とやつのこれまでの行動を見ていて現時点ではっきりしているのが分かったことを言う〙

 

ノイモンが言うには、このゴリアックは鉄球攻撃とレーザーを主に攻撃している。そして遠距離の相手には背中からミサイルを発射するのが分かった。

 

〘こいつは見た目とは逆に中~遠距離攻撃が得意だ。逆に接近戦はさっきの踏み付け攻撃しかできないようだ〙

『なるほど!つまりこいつは接近すれば問題ないということか!』

「だが装甲が厚くなっている。長期戦はこちらが不利だ」

 

ボルケーノのところに戻ったレジェンドがそう言う。

〘「せめて薄いところを攻撃すればなんとかなるかもしれないが・・・〙

『レジェンド、装甲を破ることができるのは後どれくらいだ?』

「・・・楽観的にはあと20分ぐらいだろう」

『20分!?そんなはずないだろう!』

「だったら攻撃してみろ。なかなか壊れなくて心が折れるぞ」

 

レジェンドがこんな発言をしているということは相当厚いようだ。そこにゴリアックの攻撃から逃げれたハルカが来る。

 

「このままではこちらが不利だわ。早く何とかしないと」

『あの鉄球攻撃がとても厄介だ。回避できても鉄球に鎖が付いているから、向こうの思い通りに動かすことができてしまうからな』

「鎖、そうか・・・!」

 

レジェンドはそう呟くとこちらを見失って探索しているゴリアックを見る。

 

「ボルケーノ、ハルカ、少し奴の気を引いてくれ」

「え?」

『おい、それはどういう意味だ・・・ってレジェンド!?』

 

レジェンドは返事もせずに向こうに行った。

 

「えっと・・・どうしよう?」

『仕方ねえ、言われた通りにするか!』

 

ボルケーノはゴリアックにBランチャーをぶつける。ボルケーノの行動でハルカも理解したのかホーミングアローを取り出す。そしてゴリアックに対し、ランチャーをぶつける。

 

攻撃を喰らったゴリアックは無傷だったが、予想通りにボルケーノとハルカを視界にとらえた。同時にミサイルを放ちながら接近してきた。

 

『やべ!』

「来るわ!」

 

ボルケーノとハルカはミサイルの攻撃を回避すると、こんどは左腕から鉄球を射出してきた。一人と一匹はそれも回避する。ゴリアックは鎖を収納し、鉄球をもとに戻そうとしたときだった。

 

「氷結火炎斬!!」

 

いつの間にかゴリアックの横にいたレジェンドが両手にそれぞれ火炎刀と氷結刀を持ち、突進してきた。ゴリアックの鎖部分にあたるとその部分が大きく氷になった。レジェンドはそこにまた突撃する。氷が砕けたと思いきや、その後に大きな音が響いた。

鎖部分が破壊されたのだった。

 

「やった!」

『さすがレジェンド!これで攻撃しやすくなったぜ!』

 

ボルケーノの言葉通りだった。ゴリアックも左腕を破壊されたのが予想外だったのか、しばらく動けないようだった。二匹と一人はその隙に攻撃する。

 

「氷結火炎斬!!」

『ファイアーパンチ!!』

「サンシャインアロー!!」

 

大爆発が何度も起こるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦い開始から30分後、ゴリアックは機能停止をするのだった。目の部分の光が消え、硬直状態になったのだった。

 

『よっしゃ!やってやったぜ!』

「喜ぶのは早い。やり過ぎてしまったのかもしれない」

 

そうあくまでゴリアックと戦ったのは黒幕のいる空中戦艦に乗り込む為だ。修復不可能までやってしまったら全て台無しになってしまう。

ノイモンはゴリアックを調べた。

 

『外の装甲や一部の動かすところは壊れているが後は問題ない。ハッキングも少しくらいなら出来るはずだ』

「あとどれくらいだ?」

「10分くらいだ。これくらいならこちらを撃破したと誤認識し、帰還しようとするはずだ」

 

ノイモンはさっそくコンピュータでゴリアックのハッキングをする。その間、レジェンドはボルケーノとハルカを集めた。

 

「私はこのままゴリアックに乗って空中戦艦に侵入しようと考えている。お前たちはどうするんだ?このまま別行動でも私は構わないが・・・」

「私も行くわ。謎の男が関わっているのなら確認しないと!」

『俺ももちろん行くぜ!ここで待つのは性に合わないからな!』

 

ハルカ、ボルケーノも空中戦艦に乗り込むそうだ。そこにイチロウ以下3匹のピポサルが来た。

 

『それなら我々も行かせてください!空中戦艦の内部構造は少し知っていますから!』

「いや、お前たちはノイモンと一緒にいてくれ」

『お、おい!なぜなんだ!?』

 

モンボーの問いにレジェンドは答える。

 

「一つはノイモンは戦えない。何かあった時の護衛が必要だからだ。もう一つはその前に、お前たちが乗っていた空中戦艦は偽スペクターが乗っていた奴か」

『・・・いや、違う。だが構造が同じなら問題ないんじゃないのか?』

 

サルータスの問いにレジェンドは頭を横に振る。

 

「偽スペクターの乗っていた空中戦艦は他の空中戦艦より大きい。ということは通路や部屋が変わっている可能性もある。残念だが参考にはなれないだろう」

『それにゴリアックに乗れるのは3人が限界だな』

 

ノイモンが戻ってきた。

 

「ノイモン、ハッキングはどうだ?」

『問題ない。あと10分でゴリアックは再起動する。その前にあそこに乗り込むんだ』

 

ノイモンが指差した先、そこには鉄球が収納されていた左腕だった。

 

『あそこなら空中戦艦に乗り込んでもピポソルジャーにばれないだろう』

『だがあそこじゃ飛んでいるときに落下してしまうぜ』

『大丈夫だ。中に座れるところがあった。そこにこれを巻き付けばいい』

 

ノイモンは3人分のハーネスを取り出した。

 

『これのフックを鎖部分に引っかけたら問題ない。まあ、それでも怖いことには変わりはないけどな』

「いや、ノイモン感謝する。お前たちは?それでも行くか?」

 

レジェンドはノイモンが言ったことをハルカに伝わるようにもう一度言い、改めて訊く。それでもボルケーノとハルカは辞退しなかった。

 

「分かった。それならもう何も言わない。ではゴリアックに入るぞ」

『よっしゃ!行くぜ!』

「分かったわ!」

『どうかご無事で!』

『スペクター様がどうなっているのか確認してくれよ!』

『今回の騒動を明らかにしてください!』

『・・・幸運を』

 

 

イチロウ以下3匹とノイモンに見送られ、レジェンド、ボルケーノ、ハルカはゴリアックの左腕に入る。ノイモンの言う通り、座れるところが3か所あった。2匹と1人はそれぞれ座り、鎖部分にフックを取り付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

〔目標の撃破を確認!被害度大!戦闘続行不能!〕

 

ゴリアックの目部分が光り、再起動した。それと同時に機械音声で自分の状態を放送した。

 

〔戦闘続行不能、ドックに帰還します!〕

 

それと同時に背中のブースターを点火し空中を飛んでいった。レジェンド一行は引っかけ部分を強く握りしめる。下を見れば、どんどん地上から離れていくのが見える。

 

『ひ、ひぃぃぃぃ!こんなに空が怖いなんて思いもしなかった!』

「だから言っただろ、嫌ならやめろと」

「2人とも、あれ!」

 

震えるボルケーノに小言を言っていたレジェンドだが、ハルカの声で反応する。

そこには空中戦艦の姿があり、甲板の一部が開いた。どうやらそこがドック部分らしい。

 

『いよいよ敵の本拠地か!腕がなるぜ!』

「謎の男の目的が分からないけど、何とか阻止しないと」

「・・・」

 

レジェンドは近づいていく空中戦艦を見て考えていた。なぜこのような騒動が起きたのかはまだわからない。だが一刻も早く終わらせないといけない。そうでなければ人だけではなく、ピポサルも全てが平穏な生活を取り戻せなくなる。

レジェンドはその思いを強く抱くのだった。

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