何年も前に書いて放置してたのを掘り起こして1日で改変しただけの雑なシナリオ。好きなように改変して使って欲しい。
推奨人数1~
クローズドシナリオ
使用可能技能(必須無し)
・《目星》
・《図書館》
【部屋0】の紙「表は少女」「裏は別人」
【部屋3】の紙「少女」
【部屋5】の人形の紙「少女」棚に隠された紙「別人」
聞かれたらアイデアで振らせてもいいしそのまま教えてもいいが、紙の字や文の雰囲気が二種類ある。
ただし聞かれるまで答えてはならない。
全員が死亡または脱出がゲームクリアである。
なので死んだ場合はそのまま待機してもらう。(個チャで死んだのでクリアした旨を伝えてもいい)
クトゥルフ神話TRPG「脱出ゲエム」
通勤、通学、旅行。様々な理由で、貴方は今駅で電車を待っていた。
電車を待っていると、携帯に電話がかかってきた。
見たことのない番号だった。
【電話に出ますか?】
『はい』
クスクスと笑い声が聞こえる。
「ゲームはお好きかしら?」
┗『はい』→「それはよかったわ。じゃあ私と一緒に遊びましょ?」
┗『いいえ』→「そう?でもきっと好きになれるわ。私と一緒に遊びましょ?」
電話が切れると同時に、貴方はひどい立ち眩みに襲われる。
その場で倒れ込み、意識が遠のいていく貴方に聞こえたのは少女の笑い声だった。
『いいえ』
「どうして電話に出てくれないの?」
後ろから少女の声が聞こえてきた。
振り向くより早く、駅のホームから突き飛ばされる。
それと同時にパァー、と音が聞こえる。丁度電車が到着したようだ。
世界がスローに見える。拉げる肉体。飛び散る血と手足。
最期に見えたのは髪の長い、不気味に笑う少女だった。
(全員)
貴方は見たことのない暗い部屋に倒れていた。
夢にしては意識と感覚がはっきりしている。誰かがここに連れてきたらしい。
(先程死んだ人は追加)
貴方はここへ来る直前、電車に轢かれて死んだはずだった。
轢かれた痛みも、死にゆく恐怖も、全て鮮明に思い出せる。
しかし自分が今こうして生きていることに動揺を隠せない。
(SANチェック1D3/1D6)
______導入終了______
【部屋0】
その部屋は薄暗く、明かりも天井に吊るされた豆電球1つだけ。
部屋の中心には丸いテーブルが1つ、四方には扉がそれぞれあり、扉にはそれぞれ1~4の数字が書かれている。
テーブルには1枚の紙があり、紙にはこう書かれていた。
「脱出ゲームだよ!さあ、頑張ってここを抜け出してね!
携帯を壊さないようにね。それはあなたの分身だよ」
(裏面)
裏面には走り書きで「死後の先へ」と書いてある。
(スマホ、携帯を確認した場合に提示)
携帯を確認すると画面は俯瞰視点のドット2Dゲームになっていた。
映っているものを見るに、これは今いる部屋と自分なのだろう。
(携帯を壊す)
ブツ、と画面が映らなくなると同時に、身体が崩れ落ちる。
貴方の身体から、生きるための力の様なものが抜けていく。
すぐに思考すらも出来なくなり、視界は暗闇へと変わる。
最早何をすることも出来ない。貴方の肉体は死を迎えた。
そのまま意識も緩やかに、無へと堕ちていった。
(【エンディング】「転生」へ)
【1の部屋】
本棚に埋め尽くされた部屋だ。床にも本が散乱している。
ここから1冊の本を探すのは不可能に近いだろう
(目星、図書館、タイトルを見る等)
この部屋の本棚に置いてある本はほとんど死者蘇生、輪廻転生に関連したものだった。
まるで何かを生き返らせようとしているかのような本の集め方だ。
(オカルト、幸運の1/5等で呪文書をKPの裁量で探せてもいい)
(この部屋にこれ以上の情報は無いので好きなように付け足していい)
【2の部屋】
灯りが無く薄暗い部屋だ。部屋中に鏡が置かれている。
鏡に映る自分に見られているようで気分が悪くなりそうだ。
目を凝らすと部屋の奥に人が倒れている。
倒れた人に近づくと異臭が漂ってくる。血と腐敗した肉の匂いだ。
日常では決して見ることのないような死体。
知らぬ場所に攫われた挙句にこのようなものを見せられて日常が壊されたかのような感覚に陥る。
(SANチェック1/1D3)
(死体を調べる)
死体の男は片手に拳銃を持っており、もう片手にはスマホを握っていた。
スマホの画面には罅が入っており、死体の額には正面から撃ち抜かれた弾痕がある。
(アイデア)
倒れている向きや傷から、鏡の方から撃たれたことに気付く。
まさか鏡から撃たれたのだろうか。
(知識の半分or拳銃技能)
銃を調べると弾数が1発減っている。
これではまるでこの銃で殺されたかのようだ。自決でもしたのだろうか。
(3の部屋の紙を見た後に鏡を見る)
鏡に映る自分が、こちらを見て笑っていた。
その笑みは頬が裂け、目は光を灯しておらず、まるで悪魔のような笑みだった。
(SANチェック0/1)
(自分が写っている鏡を割る)
鏡が割れる。
刹那、身体がばらばらに引き裂かれるような痛みが全身を襲った。
否、まごう事無き事実であり、その身は割れた鏡のようにばらばらに裂けていた。
そのことを認識することもなく、その命はここで尽きた。
(【エンディング】「転生」へ)
【3の部屋】
人形が所狭しと置かれており、足の踏み場も碌にない。
ここまで雑多に人形が置かれていると、ここに何があるのか把握するだけでも一苦労しそうだ。
(目星の半分or携帯画面を見てアイデア)
(携帯画面の場合)
画面には一か所不自然に開けられた空白に人形が置いてあった。
そこを探すと、
(以下共通)
ボロボロの人形がメモを握っていた。
メモには「あなたの偽物の器を壊せ」と書かれていた。
(人形を調べる)
何の変哲もないただの人形だ。
(出るときに1人だけ幸運)
不意に視線を感じて背後を振り返ると、部屋中の人形がこちらを見ていた。
幾百もの無機質な目がじっと見ている光景に背筋が凍る。
(SANチェック0/1)
【4の部屋】
霧が濃く、異様な匂いがする。目視で物を探すことは困難だろう。
(携帯を見ずに歩いた場合、幸運で判定。失敗すると以下の描写)
視界がほぼ通らない中、慎重に歩いていると急に床が抜ける。
足がぐちょりと何かを踏み抜き、姿勢を崩して倒れる。(HP-1)
足元を見ると床下は何かの肉塊の様なものが蠢いており、その液体で足が汚れていた。
それが何かを理解することを脳が拒むが、足に纏わりついた不快感が脳を刺激する。
(SANチェック0/1D3)
(携帯を見る)
部屋の床が一部抜けているようだ。このまま歩いていたら危なかったかもしれない。
それ以外にも部屋には幾つも檻がある。檻の中には様々な動物が入っているようだ。
部屋の奥には扉があることがわかる。
(檻)
檻の中を覗くとほとんどの檻には動物の死体が詰め込まれていた。
猟奇的な死体こそないが、その光景には狂気を感じる。
幸いなのは霧が濃く、鮮明にその光景を見ることができない事だろう。
(SANチェック0/1D2)
(扉)
部屋の奥まで進むと、扉がギリギリ視認できる。
扉には「5の部屋」と書かれていた。
【5の部屋】
部屋が崩落しており、半ばから底の見えない崖になっている。
崩落したところから外を見るが、濃すぎる霧で周囲を見渡すことができない。
部屋には壊れた棚と椅子、そして椅子に座った女の子の人形が残っているだけだった。
(電話に出ずに突き落とされた人はアイデア)
人形が誰かに似ている気がする。
その姿は、まるでここに来る直前、駅で自分を突き落としたような……。
頭の中でなにかがケタケタと嗤っている。
死ぬ瞬間がフラッシュバックする。精神が鑢でガリガリと削られていくような錯覚に陥る。
(SANチェック1/1D3)
(人形を見る)
人形は紙を持っていた。
その紙には「死者だけが生き返る」と書かれていた。
(棚を見る)
崩れた棚だ。最早棚として機能しておらず、引き出しも開かない。
(目星or幸運)
床に棚を動かした跡がある。
それに沿うように棚を動かしてみると、1枚の紙が出てきた。
その紙には「見えないものが真実」と、書いてあった。
(崖を調べる)
底の見えない崖だ。
霧も濃く、外がどうなってるのか見る事は出来ない。
少なくとも、落ちてしまえば間違いなく命はないだろう。
(進む)
奈落へと続く崖。
その崖に1歩踏み出すと、見えない床があり落ちることはなかった。
慎重に足を延ばせば、まっすぐと見えない床が続いているのがわかる。
霧の奥へ、奥へと進んでいくと、扉があった。
その扉には今までのように数字が書いてはなかった。
扉を開くと、その先は光に満ちていた。
その光は暖かく、安心感の様なものを感じられた。
(進めば【エンディング】「死後の先へ」)
【エンディング】「転生」
あの空間で死んだはずだった。
目を覚ますと、貴方は駅に立っていた。
電話が掛かってくる以前と何ら変わりなく、間違いなく戻ってこれたのだろう。
しかしあの死は、間違いなく自身の死ぬ感覚だった。
二度と味わいたくはない不快感に、死んだはずの自分が生きている困惑に脳を揺さぶられる。
(SANチェック1D3/1D6)
願わくば、二度とあのような体験をしないことを。
クリア報酬SAN値1D6+2
【エンディング】「死後の先へ」
扉を潜り、光の中へと進むと意識が眠るように落ちた。
次に目を覚ますと、貴方は駅に立っていた。
電話が掛かってくる以前と何ら変わりなく、間違いなく戻ってこれたのだろう。
不思議な経験だった。先ほどまでのは夢だったのだろうか。
しかし、先ほどのは現実であり、自分は今こうして生きている確かな実感がある。
日常に戻れたことへの安堵の息を吐いた。
もうあのような体験をしたくはないものだ。
クリア報酬SAN値2D6+2