秩序の騎空団でグラブる   作:秩序派

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お待たせしました、本編再開です。
言うまでもなく、アリーザは加入していません。


第19話 蒼の少女編

エピソード1

 

 牢の中にいる。

 

「どうしてこうなった!」

 

「ようこそ……ラビットルームへぴょん……」

 

 マイペースな兎野郎を放置して、俺は今回の原因を考察してみた。たしか、ポート・ブリーズの星晶獣ティアマトが魔晶で暴走したという報告があったんだったか……。それを聞いて、いよいよ原作が始まったかとドキドキしたものだ。しかし、それから数分もしないうちに俺は投獄された。今回に限っては何もしていないというのに! そして、数日の取調べで『星晶獣暴走の共犯容疑』が勾留の理由であると聞かされたのだ。

 

「俺は無実なのに何故だ! 秩序の馬鹿! 無能! でもモニカは可愛い!」

 

「たぶん6年前の発言が原因ぴょん」

 

「6年前って……?」

 

「最初に投獄された時のことぴょん。

 

『ポート・ブリーズの星晶獣ティアマトを魔晶で暴走させたくてさ!』

 

実現したからには、関与を疑われても仕方ないぴょん」

 

「だって、それは……原作知識だから……」

 

 くそっ! 不吉な未来を口にすると迫害されるってのは本当だったか。アルルメイヤもこんな気持ちでいたんだな。やはり一般人の民度は低い。そしてサブル島は沈め(サラ加入後に)。

 

 

 さて、颯爽とサラを救いハーレム要員にするシミュレートを終えて、俺は兎と話すことにした。

 

「ここならカグヤ様に降臨いただいても大丈夫ではないでしょうか。どうか一目だけでも……」

 

 なお、俺がいるのは普通の独房ではなく、貴族や王族などを収監するための高級隔離房である。最下層に存在するこの部屋は、暗殺などを防ぐため厳重に警備されており、家具も上質なものが一通り揃っている。さらには壁も厚く、防音性に優れているようだ。単なる容疑者でしかない以上、俺への配慮があったということだろう。

 

「調子に乗るなよ、囚人」

「調子に乗らないで、囚人」

 

 いきなり左右から聞き覚えのある少女の声がした。慌てて両側に目を向けると、左では赤いロリが俺を睨んでいて、右では青いロリが俺を蔑んでいた。頭に2本の角、長く尖った耳、そして背中の羽、見るからに空の民ではない彼女たちは――

 

「星晶獣フラム=グラス……一体どうして?」

 

「倉庫で暇そうにしてたから声をかけたぴょん。これで満足ぴょん?」

 

「ありがとう……本当にありがとう……」

 

 特に、元ネタに合わせて分裂状態になっているのは嬉しい。そもそもグラブルには女の子の双子が滅多にいないので、ハーレム志向の俺としては不満だったのだ。そんなわけで、フラムとグラスを同時攻略すべく手招きしてみた。

 

「グラスをいじめるなら、燃やしてやる」

「フラムに何かしたら、凍らせるから」

 

「熱っ! 冷たっ!」

 

 慌てて部屋の奥まで退避した。まったく、星晶獣はすぐに実力行使に出るんだから困る。とりあえず、先に各種の処理を終わらせてしまおう。

 

 

「おい、ラビット。キャラの上限解放だ」

 

 いつも通り、目の前に『キャラ上限解放画面』が現れた。そこには前回から増えた部隊のメンバーが並んでいる。ソシエ、ユエル、量産型ロボミ、ニオ、オリヴィエ、モニカ、そしてリミテッドリーシャ……ってモニカがいる!

 

「どういうことだ……?」

 

「ああ、彼女はディフェンドオーダーの時に一時加入して、それから抜けてないだけぴょん」

 

「なるほど。別行動だけど、システム的には仲間ってことか。よくある話だ」

 

 某騎士団の団長副団長とか、ショチトル島の巫女(ディアンサ以外)とか、妄想キャラとかも、そんな感じだしな。とりあえず目の前の画面を操作して、全員を最大まで上限解放した。事前に武勲でアニマを交換していたから、スムーズに済んだ。

 

「あとはレベルを上げるだけだな。ここから出たらヘイローを周回しよう。ニオのために依代を作る必要もあるし」

 

 最終上限解放イベントの『抱っこ』だけは、リーシャに譲らないからな!

 

 

「キャラのLB……じゃなくて、えっと能力強化がしたい」

 

 そう言うと『キャラのリスト』が現れた。最初に自分を選択してLBを確認する。まずはタイプ枠の攻撃力、防御力、弱体耐性、対OD攻撃、OD抑制。次に種族枠の攻撃力、防御力、HP、DA、クリティカル。そして最後に個人枠だ。これが性能に大きく影響する……。

 

「TA! クリティカル! 奥義ゲージ! 弱体成功! よし、勝った!」

 

 本当に良かった。ありがとう、転生チート。ちょっと冤罪で投獄されてるけど、それぐらい些細な問題だよな。あっ、そういえばサポアビも確認しておかないと。

 

「えっと、通常攻撃時に確率でトレハン効果…………うおおおお!」

 

 トレハン! トレハンじゃないか! ようやく俺もトレハンできるんだな! ありがとうございます、カグヤ様。今後は毎日、感謝のトレハンに励みます。そんなわけで、LBの最終形は次の通りだ。

 

防御力★×2、HP★×1、クリティカル★★★×2、TA★★×1、奥義ゲージ上昇★×1、弱体成功★★★×1、サポートアビリティ★★★×1

 

 といっても全部に振れるほどのLBはないので、防御力などは後回しだ。そして、自分以外の8人のLBも一般的なところ(クリティカルやDATAなど)に消費していく。

 

 

「よし、これで一通り終わったな」

 

「3つ目はどうするぴょん?」

 

「ん? カグヤ様への取次ぎ要請と、上限解放、LBで3つじゃないのか?」

 

「カグヤ様に会いたい、なんて妄言を諌める程度ならノーカウントぴょん」

 

「だったら……そう、前回の1つ目は何だったんだ?」

 

「『ロリに言わせろ』って言われたから、ラビットルームの模様替えを実行したぴょん」

 

 どうやら、その結果が今回のフラムとグラスらしい。色々と文句を言おうと思ったが、彼女達の前では止めておくことにする。ちなみに立っているのに飽きたのか、フラムは暖炉で薪を燃やして遊んでいて、グラスは飲み水を凍らせて遊んでいる。俺も一緒に遊びたい。

 

「それなら、推しキャラの選択だ」

 

 推しキャラに設定することで、ステータスが少しだけ上昇する仕様である。ただ、これに関してはデータよりも愛を優先していいだろう。

 

「モニカを推しキャラに設定する! コメントは……『本妻』っと、これでいいな」

 

 

 さて、フラムとグラスに話しかけることにする。要望を出すだけならノーカウントって言ってたからな!

 

「カグヤ様に――」

 

「しつこいぞ!」

「一度で分からない?」

 

 両者の反応は相変わらずだった。まったく、俺には小さな女の子達に罵倒されて喜ぶ趣味なんて無いのだが、それはそれとして会話を続けていこう。

 

「うへへ、だったら『オールド・エッケザックス』を下さい」

 

「厚かましいぞ、囚人」

「慎みなさい、囚人」

 

「くぅー、それなら『エッケザックス』でもいいです」

 

「お前にはこれで十分だ、囚人」

「いい加減にして、囚人」

 

 フラムに薪を投げつけられた。確かにエッケザックスに見えないこともないが……右手に持っても攻撃力は上がらないので武器ではないようだ。

 

「ありがとう! 君達からのプレゼント、大事にするよ。おまけにヒヒイロカネも下さい」

 

「気持ち悪い」

「気持ち悪い」

 

「おっふ、これはこれで……」

 

 その後も俺は様々な要求を続け、フラムとグラスの罵倒は数時間に及んだ。

 

 

 

「おい、オルキスのことを聞きたいと言っていたな。少しだけなら話そう……だから、これ以上は騒がないでくれ……」

 

 隣の隔離房からアポロちゃんの声がした。多少の防音性など俺達レベルには無意味なのだ。

 

 

 

エピソード2

 

 黒騎士アポロニア、原作では主人公と敵対したり協力したりして、最終的にガチャで仲間になるキャラだ。データ上はそれほど強くないアポロちゃんだが、実は歴史あるエルステ王家のオルキス王女と幼馴染なのだ。つまりこれは、数少ない『王女』の話が聞ける貴重な機会である。

 

「オルキスと私の関係を知っているとは、もしや王国の関係者か」

 

「いいや、ただの事情通だ。もっとも……知りすぎた所為で、こんなところにいるわけだが」

 

「それで精神があんな……。いいだろう、それで何から話せばいい?」

 

 ずいぶんと協力的だな。さっきはどれだけ話しかけても無視されたのに。もしかしてアポロちゃんは意外と寂しがりなんだろうか。

 

「そうだな、オルキス王女の微笑ましいエピソードとか、護ろうと決意したきっかけとか、世間知らずな一面とか、そういったものを聞かせてほしい」

 

「どうしてそんなことを……まあいい。そうだな、一時期だがオルキスはゴーレム職人になりたいと言っていた」

 

「おお!」

 

「知っているだろうが、エルステ王国はゴーレムの作成技術が高い。それで『私の作ったゴーレムでみんなを護るの!』と――」

 

 アポロちゃんは色々と話してくれた。喋っているうちにテンションが上がったのか、話題は尽きなかった。

 

 

「つまみ食いが見つかった時も、宮廷料理人に叱られていたな」

「ふむふむ」

「初めのうちは私を犯人にしようとすらしていたのだが、最終的には素直に謝っていたぞ。ただ、口元が汚れていて一目瞭然だったが」

 

 

「どうだ、オルキスのことが少しは分かったか?」

「ああ、とても良かった」

「ならば、その……私の協力者に――」

「次は俺の番だな。聞かせてやろう、珠玉のリーシャエピソードを!」

 

 

「とっておきだ。『オルキスを膝枕した時の話』をしてやる」

「いいぜ。その後は『自分の絵物語を見つけたリーシャの話』だ」

「退くつもりは無いらしいな」

「そっちこそ」

 

 

 対抗心からか、俺は当初の目的を見失っていた。だが、最終的にオルキス王女の話が十分に聞けたので良しとしておく。いつか落ち着いたら、メフォラシュに行こう。

 

「私は……オルキスを取り戻せるだろうか……」

 

「できるに決まってるだろ」

 

「!!」

 

「そんなことより、そのうち会いに行くから俺をオルキス王女に紹介してくれよ」

 

「調子に乗るな。……だが感謝する」

 

 そして、俺が昼寝をしている間に、アポロちゃんは脱獄したようだ。

 

 

 

 数日後、船団長にしか開錠できない入り口の扉が開くと、そこには案の定モニカがいた。

 

「出ろ」

 

「モニィィ!!」

 

 再会の抱擁を試みたが、意外とスムーズに避けられてしまう。

 

「ひっ……き、貴様の容疑は晴れた。明日からしっかり働いてもらうぞ」

 

「よかった、やっと俺の誠意が伝わったんだな」

 

「そうではない。帝国の研究所をいくら調査しても、関与の証拠が見つからなかっただけだ。貴様の部下達が、寝る間も惜しんで必死に捜索していたぞ。『早く真実を明らかにするんだ!』と」

 

 あいつら、俺のためにそんなに頑張って……。

 

「いや……だが、あの帝国がそこまでの調査を許可したのか?」

 

「ああ、言ってなかったか。エルステ帝国は、もう存在しない」

 

「…………えっ?」

 

 どうやら俺の知らない間に『蒼の少女編』は終了していたらしい。

 

 

 

エピソード3

 

 モニカの話によると、原作主人公は既にナル・グランデ空域に行ってしまったらしい。ずいぶんとストーリー進行に熱心なことだ。そして、リーシャも原作通りに同行して空気扱いされているのだろう。

 

「つまり、これからはモニカやニオに手を出し放題ってことだ」

 

 今までは、散々リーシャに妨害されてきたからな。攻略難易度が下がっているうちに、2人ともハーレム要員にしてしまおう。まずはモニカを……お菓子で釣って、後は強引に……。

 

「隊長殿、お勤めご苦労様です」

 

「……その用法は少し違うな」

 

 長い長い階段を上って地上に出たところで、オリヴィエが出迎えてくれた。久しぶりに俺と会えたからか、とても嬉しそうにしている。第四庁舎の外に向かいつつ、彼女から話を聞いてみることにした。

 

「何か変わったことはあったか?」

 

「隊長殿も知っての通りだが……あっ! すまない、『隊長殿』は普通のヒトの子だったな」

 

 この言い方だと、堕天司勢力に何らかの動きがあったのだろうか。

 

「今回は許そう。だが今後は気をつけるように」

 

「はい。それでは簡単だが『報告』させてもらう。最近発生した島々の崩落事件の首謀者は堕天司サンダルフォンであり、それを解決したのが特異点。そして、その現場に天司長が顕現した」

 

「えっ! ちょっ、え、天司長、はぁ?」

 

 つまり、原作主人公は『どうして空は蒼いのか』もクリアしたのか。ちなみにレイリー散乱による現象らしいが……駄目だ、まだ少し混乱している。

 

「なるほど。初めて聞いたとするなら、その反応が自然か。隊長殿の挙動は参考になる」

 

「お、おう」

 

「隊長殿が部隊を『敢えて』活動停止にしたのは何か理由があるはずだと、私は空域中を調査していたんだ。おかげで天司長の顕現を目撃し、様々な情報を得ることができた。これも隊長殿の計算通りなのだろう」

 

「と、当然だ。この俺はなにからなにまで計算づくだぜ」

 

 

 そんな心休まらない会話をしつつ、俺達は建物の外に出た。久しぶりの解放感だ。屋外というだけでなく、ここにはもう厄介なリーシャがいないのだから! もう俺を止められる者はいない! グッバイ、リーシャ! サンキュー、リーシャ!

 

「リーシャ、フォーエバーーーーー!!」

 

「な、なっ、なにをっ」

 

 おかしい。幻聴が聞こえる。声の方に目を向けると、リーシャが普通に立っていた。幻影なら空に浮かんでいるべきだと思うんだが。

 

「……リーシャ?」

 

「し、しし失礼します!」

 

 リーシャは真っ赤な顔で走り去った。おそらく本物だ。

 

「隊長殿の籠絡術、しかと拝見させてもらったぞ」

 

 いいから、リーシャがいる理由を教えてくれ。

 

 

 

 数日前、黒騎士脱獄後。彼女達の前にモニカが立つ。(リーシャは黒騎士との舌戦で戦闘不能)

 

「黒騎士は渡さない。エルステ帝国にも殺させない。生きて裁きを受けてもらう」

「ふん……」

「よお、ずいぶんと騒がしいじゃねえか。こんなんじゃ、オチオチ修行もできねえな」

「ガンダルヴァ! 貴公、どういうつもりだ?」

「決まってんだろ。前船団長として秩序のために、脱獄した奴らを止めにきたんだよ」

「…………いいだろう、だが私の邪魔はするなよ」

「ふん……話はまとまったか。団長……こいつらが最後の関門だ。オルキスのため全力で行くぞ」

 

 戦闘終了後、ガンダルヴァは一行の力を認め、共に帝国に抗う旅をすることにしたのだ。

 

 

 

エピソード4

 

「ふざっけんなよ、ガンダルヴァ! あのクソ野郎! なんでお前が仲間になってんだよ!」

 

 原作改変にも程があるだろうが。だいたい、ドラフで火属性で格闘ってラインハルザと全く同じじゃねえか。しかも、ラインハルザとガンダゴウザとガンダルヴァが並ぶと、もう誰が誰だか分かんねえぞ。

 

「くたばれ! 雑魚が! カスが!」

 

 そんなわけで俺は、森の魔物に苛立ちをぶつけていた。この怒りは当分収まりそうにない。

 

「とことことこ~」

 

「ヤイア!!!!!」

 

 俺に天使が舞い降りた(天司ではない)。さっきまでの俺は何をしていたのだろう。怒りからは何も生まれないというのに。大事なのは……笑顔だ。

 

「あれ? お兄ちゃん、どうしてヤイアの名前を知ってるの?」

 

「あっ! えーと、そう、こむらがえりが教えてくれたんだ」

 

 ヤイア、6才。ドラフの女の子である。料理が得意で、こむらがえりという名前のぬいぐるみを大事にしている。そして……ぱっと見て分かるほど胸があるのだ。ドラフって素晴らしい。

 

「すごい! お兄ちゃんは、こむらがえりの言ってることが分かるんだね!」

 

「ああ、お兄ちゃんは物知りだからな」

 

 物知りな俺がベッドの上で色々と教えてあげよう、グヘヘ。

 

「だったら、びょうきをなおす「はっぱ」のことも知ってる?」

 

「いやー、それはちょっと知らないかな。でも、お兄ちゃんは色々な島で星晶獣を倒したりしてるから、一緒に来たら見つかるかもしれないよ」

 

「ほんと? ヤイアもお兄ちゃんといっしょに行っていいの?」

 

 ヤイアは父親の病気を治すため、薬草を探している。それさえ知っていれば、こんなにも加入は容易いのだ! さあ、そろそろいつもの加入メッセージを頼むぞ。

 

「……事案ですか?」

 

「うわぁっ、リーシャ!」

 

「あのね、ヤイアはお兄ちゃんについていくの」

 

「待ってくれ、これには事情があるんだ。まずは話を聞いてほしい」

 

 そして、俺とヤイアは説明した。ヤイアの父親の病気を治すためには、薬草が必要であること。決して事案ではないこと。ヤイアは料理が得意であること。そして事案ではないこと。ヤイアには部隊の食事を作ってもらおうと考えていること。だから間違いなく事案ではなかったこと。

 

「ヤイア、おしごとがんばる!」

 

「……そうだったのですね。しかし、それだったらもっといい案があります。ヤイアさんには第四騎空艇団本部の団員食堂で働いてもらい、お父様には隣接する医療施設で療養していただきます。薬草は私達だけでも探せますよね。そうすれば親子で離れ離れになることもありません」

 

「それはそうだが、ヤイアは土属性の戦力としても……」

 

「隊長、こんな小さい子を星晶獣と戦わせるつもりですか!」

 

 そこにツッコミ入れちゃうのかよ。ヤイアのチャーハンは、敵に罪悪感を抱かせてダメージを与えるほどなんだぞ! と言いたかったが止めておく。アップデートで変更されたし。なお、ヤイアは話に飽きたのか、こむらがえりと遊びはじめた。可愛い。お持ち帰りしたい。

 

「いや、でも……」

 

「どうして部隊への加入にこだわるんですか?」

 

「それはもちろん、あの犯罪的な体躯に犯罪的なアレコレを……はっ!」

 

「……」

 

 リーシャの顔から表情が消えた。とりあえず逃げよう。

 

「うわなにをするやめろ待て痛い痛い痛い!」

 

「あっ、おはなし終わった? ヤイアもいっしょにあそぶー!」

 

 

 こうしてヤイアは団員食堂で働きはじめ、団員達から可愛がられるようになり、俺と2人きりになるのが難しくなった。だが俺は諦めていない。合法になるまで何年でも待ってやる! ヤイア!




今回の勝敗:主人公の負け(カグヤ様に出会えなかった為)
ようやく、あらすじの通りにヤイアが出せました。

・予告
主人公「次回、第20話 マナリア魔法学院。俺がマナリアフレンズだ!」


グラブル脳でない読者様のための、作者による雑な用語解説

・トレハン
敵が宝箱を落としやすくなる。
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