秩序の騎空団でグラブる   作:秩序派

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・秩序執行巡空独立強襲隊活動日誌
○月●日:シュバマグを倒した。シュバ剣は落ちなかった。
  △日:シュバマグを倒した。シュバ剣は落ちなかった。
  □日:シュバマグを倒した。シュバ剣は落ちなかった。
  ×日:シュバマグを倒した。シュバ斧が落ちたので砕いた。

  ▽日:今日もシュバ剣は落ちない。

  ?日:もう疲れた。グラブルやめたい。

    :しゅば まぐ



そんな感じに主人公が正気を失っていたため、しばらく更新できませんでした。
何もかもシュバ剣のドロップ率が低すぎるのが悪いのです。
作者はダマスカス鋼を使いましたが後悔していません。(返してほしいとは思っている)


第23話 九尾

エピソード1

 

 遺跡の中にいる。

 

「よし、この辺で創樹の花蕾を使うぞ」

 

 ある程度のマグナ武器は拾えたし、次はそれらの最終上限解放だ。というわけで、黄星の輝きを入手するため、俺達はルーマシー群島に来ていた。ここでユグマグHLに勝利すれば確実にドロップするし、運がよければ土のクリスタルも……!

 

「はい、隊長。総員配置につきました」

 

 バトルメンバーは俺、リーシャ(リミテッド)、ニオ(十天衆)、ユエル(水着)の風パーティだ。ユグマグは何故か火属性の特殊技を使ってくるので、ユエルの土攻撃ダウンでは微妙に残念なのだが仕方ない。モニカには忙しいとかで断られたしな。

 

 まあいい、ゆぐゆぐと昏睡プレイの始まりだ!

 

 

 

 戦闘開始から数ターン経過したが、思ったより順調に進んでいる。ニオが防御アップでダメージを軽減して、俺が大ダメージを無効にしたら、ユエルが全体回復しつつ、リーシャが弱った味方を単体回復するという隙の無い陣形だ。しかも、相手は昏睡や魅了で行動不能になるターンが多く、アビリティ再使用までの時間も稼ぎやすい。

 

「使用条件がHPの特殊行動も無かったはずだし、チャージターンにさえ注意していれば何とかなりそうだ。ニオ、そろそろ昏す――」

 

「うるさいのは嫌い」(ニンアナンナが発動!)

 

 最後まで言わなくても伝わるなんて、ニオとの絆は順調に深まっているな。……よし、寝た!

 

「チャンスだ。起こさないように注意しつつ攻撃していくぞ! ユエル、狐火は使うなよ」

 

「分かっとるわ!」

 

 俺は奥義を使おうと四天刃を振り上げ……そういえば、ミストが切れるころか。途中で防御力が戻ったら嫌だし、かけなおしておこう。そんなわけで、2アビを使って攻防ダウンさせた。

 

「決めます!」(サンライズソードが発動!)

 

「あっ! 駄目だ、リーシャ!」

 

 リーシャのサポアビ攻撃によって、ユグマグは昏睡状態から復帰した。

 

 サンライズソード……味方がアビリティを「4の倍数」回目に使ったとき自動発動するリーシャの新技である。本人と同様に融通がきかないため、今回のような悲劇が生まれてしまう。

 

 目を覚ましたユグマグは両手を地面に向けた。すると大地が割れていき……。

 

「――――!」

 

「まずい、ネザーマントルだ。このままだと防げな――」

 

 

 

 結局、エリクシールを使用した。

 

 

 

エピソード2

 

 ある日、騎空艇『ピースメーカー』の甲板で、ソシエとユエルが舞の練習をしていた。ユエルが着ているのは、ソシエのおさがりで儀式用の服(露出が低い)である。つまり、九尾イベントの開始が近いということだ。

 

「ッ!?」「この感じ……」

 

 踊るのを止めて頭を押さえる2人。おそらく、謎の少年がアキノという島に向かったと幻視したのだろう。ようやくこの時が来たのだ。

 

「アキノ! アキノちゅう島や!!」

 

「よし、分かった。さっそくアキノに向かおう。リーシャ、針路を北西に変更してくれ」

 

「了解しました、隊長」

 

 リーシャは隊員達に指示を出しはじめた。俺も水属性の装備に変更しておこう。今回の九尾は火属性だからな。

 

「バトルメンバーはソシエとユエルが確定として、4人目をどうするか……」

 

「隊長、少しよろしいですか?」

 

「ん? どうしたんだ、リーシャ」

 

「……どうして、アキノの島が北西の方角にあると知っていたんですか? それほど大きな島ではないのに、隊長が知っているのは不自然です」

 

 くっ、やっちまった! だが俺の本当の狙いを悟られるわけにはっ……!

 

「た、たまたまだ。俺だって地理を勉強することぐらい、ある」

 

「……そうですか。ところで、今回は私も隊長に同行させてもらいますが、構いませんよね?」

 

 駄目だ、火属性は風属性の弱点なんだから……と言うわけにはいかないので、俺はしぶしぶ同行を認めたのだった。

 

 

 

 アキノの島にある村に到着した俺達は、近くの森に存在する『殺生石』が放つ瘴気によって、島の大半が危険な状態になっていることを知る。住民への被害は隊員に対応させることにして、謎の少年――玖之王家の末裔であるコウから詳しい話を聞いた。

 

 九尾とは悪しき災厄であり、今は殺生石となっているが蘇らせてはならないこと。世界の支配を企てた玖之王家の情報操作によって、他の王家は『復活させるべき存在』だと騙されていたこと。ソシエが壱之王家、ユエルが参之王家の末裔だということ。等々。

 

 まあ、だいたい知ってたけど。とりあえず「ナンダッテー!」とか言っておいた。

 

 

 その夜、コウと九尾(思念)の会話を盗み聞きするソシエの様子を、俺は観察していた。

 

「コウ、壱之王のせいで苦しんだ貴様が、その末裔を護るために死ぬというのか」

 

「ええ。僕が貴方の依り代となって自害すれば、貴方を殺すことができる。覚悟は決めました」

 

 そんな感じのことを長々と話している。まったく、ひどい三文芝居だ。やっぱり事前に練習とかしたのだろうか。『九尾、その台詞はもっと嫌味っぽく言えませんか?』『う、うむ』みたいな。さておき、話を聞いていたソシエの顔色が変わる。

 

「そ、そんな……! う、うちの先祖のせいで、コウ君が死ぬなんて……」

 

 案の定、騙されたようだ。ソシエはチョロかわいいな!

 

「うちがやるべきや。それがうちの、壱之王の、本当の使命のはずや……!」

 

 ソシエが決意を固めた様子で森に入っていくのを、俺は見送った。

 

「……ソシエ」

 

「どうして彼女を止めなかったんですか、隊長!」

 

 急に現れたリーシャに驚く。実は、挙動不審だった俺のことを、ずっと監視していたそうだ。つまり、さっきまではコウ&九尾←ソシエ←俺←リーシャという複雑な構図だったのか。

 

「……それは、ソシエが自分で選んで決めたことだからだ」

 

「それでもっ……」

 

「彼女はコウを犠牲にするのではなく、命がけで護ろうとしている。誰かを護りたいと思うのは、俺達と同じだろう? それを邪魔することなんて、俺にはできない」

 

「ですが、ソシエさんの命が……」

 

「ああ、だから俺達で護るんだ。ソシエの命も、その純粋な気持ちも!」

 

「そうですね……それこそが秩序の騎空団の使命です」

 

 よし、誤魔化せた! 俺の三文芝居もなかなかのものだな。あとはソシエと合流するだけだ。

 

「俺はポーションを用意するから、リーシャはユエルを呼んできてくれ。みんなで追いかけるぞ」

 

「了解しました、隊長」

 

 いよいよ俺の計画も最終段階だ。もうすぐソシエに……。

 

 

 

エピソード3

 

 ソシエを追って森に入った俺達4人が見たのは、業火に包まれて九尾の姿となった彼女だった。九尾(真の名は九妲)はソシエの口から衝撃の事実を告げる。

 

「やはり良い肉体だな。コウも素晴らしかったが、生娘は格別だな」

 

 生娘。

 生娘! きむすめ! キムスメ! KIMUSUME!

 ソシエは、生娘!!

 

 ソシエに感謝したい。今までの19年間、処女を守り続けてきたことを。

 ユエルにも感謝したい。ソシエが旅立つ理由になったことを。

 コウにも感謝したい。九尾の依り代をソシエに押しつけたことを。

 九尾にも感謝したい。その生娘へのこだわりを。

 千年前の魔術師にも感謝したい。九尾を作り上げたことを。

 壱之王にも感謝したい。美しい末裔を遺してくれたことを。

 玖之王家と捌之王家にも感謝したい。ちまちま情報操作してくれたことを。

 他の王家の皆さんにも感謝したい。あっさり情報操作に引っかかったことを。

 リーシャにも感謝したい。空気を読まずに秩序閃しなかったことを。

 そして、この世界に感謝したい。俺とソシエを出会わせてくれたことを。

 

 おかげで、美少女ソシエの口から『生娘』だと聞くことができた。あまりの感動に体が震えはじめたのが分かる。ああ、この感謝を是非とも伝えたい。そのための言葉を俺は知っているんだ。

 

「ありがとう。本当にありがとう」

 

 

 

 今度は俺のベッドの上で、ソシエの言葉で言ってほしいものだ……とか妄想していた俺が我に返ると、全員で後方に退却していた。どうやら、虚ろな目で震えていたため恐慌状態であると勘違いされて、ここまでリーシャに引きずられてきたらしい。

 

「隊長もビビってまうような相手や。ウチが『それ』着るしかないやん!」

 

 ユエルはコウから新たな神器『緋艶布』を受け取ると、その身に纏った。緋艶布の力でソシエの身体から九尾を追い出して倒すという、原作通りの作戦だ。最初のうちはユエルが火に包まれたりして死にそうになっていたが、緋双剣の時と同じような展開なので省略する。

 

 

 こうして、水属性SSRとしてバージョンアップしたユエルと共に、俺達は九尾を倒した。倒して倒して倒して倒して倒し続けた。九尾に感謝しているのは本当だが、それはそれとしてダマスカス骸晶は欲しい。

 

「ユエルちゃん、そろそろ色の名前がついた舞で……」

 

「オラァッ!! さっさと出てこんかい、九尾! そこにおるのは分かっとるんやで!!」

 

 珍しく周回に乗り気なユエルは、殺生石をガンガン蹴っている。いいぞ、もっとやれ!

 

 

 

 周回を終わらせて九尾を消滅させた後は、村に戻って反省会だ。

 

「なんで1人で相談もしないで、危険なマネしたんや? ソシエおらんくなったら……ウチきっと死んでまうよ」

 

「ご、ごめん……なさい……」

 

「次! コウッ! なんちゅうかなぁ。ぎょうさんあんねん、説教したいこと」

 

「はい……本当にごめんなさい」

 

「そのごめんなさい、絶対に忘れたらアカンで。はぁ、2人とももっと命大切にしぃや……」

 

 ユエルが2人に説教をしている。この隊では、説教といえばリーシャなので珍しい光景だ。そもそも、ユエルだって死にかけていたので説教できる立場ではないのだが。

 

「1つ忘れとったわ! 大事なコト!」

 

「大事なコト?」

 

「おしりペンペン!!」

 

「えっ!?」

 

「ほ、本当にやるんですか!? 冗談じゃないんですか!?」

 

「ほんまにやるで♪ 覚悟しぃや~?」

 

「よし、俺も手伝おう! ユエルにばかり罰を執行させるのは秩序的に何かアレだし。ここは役割分担といこうじゃないか。隊長として当然の務めだから遠慮しなくて大丈夫だ。だとすると体格を考えて俺がソシエを、ユエルがコウを担当するってことで問題ないな。さあ、ソシエ、こっちに来るんだ。俺としても心苦しいんだが、心を鬼にしてペンペンさせてもらう。あと、ユエルの緋艶布マジでエロい――」

 

「うっさいわ!!」

 

 ユエルの鋭いツッコミが炸裂した。くっ、ソシエだけなら押し切れたのに!

 

 

 

 その夜、九尾対策と称してソシエを生娘でない状態にするべく夜這いを決行したところ、待ち伏せていたユエルに撃退された。

 

「俺はただ、ソシエが依り代にされないようにっ! ちょっ、神器の同時使用はズルいっ! ご、ごめんなさい! ごめんなさいぃーーー!!」

 

 こうして俺は営倉にぶち込まれたのだった。

 

 

『ごめんなさいとありがとう』――完。

 

 

 

エピソード4

 

 騎空艇ピースメーカー、営倉にて。

 

「ようこそ……ラビットルームへぴょん……」

 

 いつものように兎野郎が現れたが……営倉なので狭い。もう少しどうにかならないのかと思ったが、回数制限があるので我慢することにした。そんな俺の嫌そうな顔を気にすることなく、白兎はどこからともなく取り出した杖を床に置く。

 

「それは……銀箱お守り!」

 

「トレハンを100回成功させたことで、カグヤ様から『トレハン教徒』と認められたぴょん」

 

「ああ、ありがとうございます。いつも見ていてくださったのですね。これを励みに今後も精進いたします。どうか、これからもお導きください。……とカグヤ様に伝えてほしい」

 

「調子に乗るなよ、囚人」

「調子に乗らないで、囚人」

 

 フラムとグラスの出現で、営倉がますます狭くなる。というか、どうして兎を挟んで反対側にいるんだ。挟むなら2人で俺を挟んでくれ……いや、その話は後だ。今はまだ白兎に用がある。

 

 

「フレンド申請――の前にサポーター召喚石を設定したい」

 

 ユエルに負けて思い知ったのだ。今の俺では戦闘力が圧倒的に足りない、と。だから今回は3つとも戦力向上に関連するものにしたい。

 手始めにサポーター召喚石の利用だ。グラブルは他プレイヤーの召喚石から加護を得られるが、この世界に来てから戦闘開始前にサポーター召喚石を選んだことがない。そもそも、別次元の自分と協力するようなシステムなので、今の俺に適用されるかどうかは分からないのだが……まあ、何とかなるだろう。

 とりあえず、火~闇までLv100マグナを並べて、フリーには兎とグランデを置いた。というか他に選択肢は無かった。この中で一番マシなのが兎ってどうなんだ……。

 

 

「次はフレンド申請だ。……できるよな?」

 

「問題ないぴょん。こっそりゲームサーバーと繋げたから、好きなだけ申請するといいぴょん」

 

 よし、これなら問題ないな。とりあえず、カグヤ様やシヴァ、バハルシなどを探して全員に申請を送った。ルリアがいないのでシヴァの価値は下がるような気もしたが、人権なので押さえておきたい。これで、さすがに何人かには承認されるだろう。次の戦闘が楽しみだ。

 

 

 

 一方、申請されたプレイヤー達の反応は……。

 

【何だよこいつ、まともなガチャ石は無えのかよ】

【マグナとか無いわ。せめて最終しろ】

【雑魚からの申請が鬱陶しいな。受付OFFにしておくか】

【フリーにカグヤ様がない時点でアウト】

【(無言でスルー)】

 

 

 

「……強く生きるぴょん」

 

「何の話だよ。まあいい、最後は『俺の最終上限解放』だ。イベントの発生条件を教えてくれ」

 

「お待たせしましたぴょん。とうとう今月は囚人の最終上限解放が実装されるぴょん」

 

「運営かよ……」

 

「最終上限解放のためには、召喚石ホワイトラビットをトレジャーで強化して『白兎剣』を製作する必要があるぴょん」

 

 なるほど、そのパターンか。十天衆と同じ強さになるのであれば、多少の手間がかかるのは仕方ないな。

 

「それで、その白兎剣とかいうのを消費したら上限解放できるのか?」

 

「違うぴょん。せっかく製作した武器なんだから、大事に使ってほしいぴょん」

 

「……お前、良いやつだな」

 

「白兎剣のデータは次の通りぴょん」

 

剣/攻撃力3000/HP300(Lv150時)

 

 覇空戦争の頃に居たと言われる、天星器を作った伝説の名工。そのライバルによる作品の1つ、幸運を呼ぶ白き兎の剣……白兎剣。その純白の輝きは所有者を楽観させ、あらゆる状況を好転させるだろう。

 

・奥義

白兎飛跳閃:ダメージ(特大)/敵全体のアイテムドロップ率UP(3回)

 

・スキル

ホワイトラビットの加護:アイテムドロップ率と獲得経験値が15%UP

ホワイトラビットの幸運:必ずトレジャーハント成功

 

「……つまり、奥義だけでもトレハンLv9まで到達できるってことか。悪くない性能だ」

 

「解放までの流れは、その都度説明するぴょん。まずは、この白兎剣の完成を目指すぴょん」

 

「それで問題ない。ところで、製作に必要なトレジャーの詳細は?」

 

「……を100個ぴょん」

 

「えっ、何て言った?」

 

 よく聞こえなかったな。ただ、何であっても100個なら簡単に集められそうだ。トレジャーと言うからには、ヒヒイロでないことは確定だし。

 

「……ジンを100個ぴょん」

 

「ジーンならヘイローの周回で山ほど拾ったから、すぐにでも製作できるぜ」

 

「ニンジン……つまり、ハピネスキャロットを100個ぴょん」

 

「……」

 

「……」

 

「……お前にはがっかりだ。ニンジン100本なんて集めてられるかよ。ユエルには睡眠薬でも飲ませればいいよな。はい解散」

 

 すっかりやる気が無くなったので、手で兎野郎を追い払う。いい加減、暑苦しいんだよ。

 

「待ってほしいぴょん。今から解放後の性能を説明するぴょん。Lv90になると、サポートアビリティが『ドロップ率10%アップ』に強化されるぴょん」

 

「それって、不具合でドロップ率が下がってたやつだろ?」

 

「Lv95になると『アビリティ4:攻ダウン+防ダウン+ディスペル』を習得するぴょん」

 

「それだって、ニンジン100本を集めてまで習得したいわけでもないし……」

 

「Lv100で出現するエピソードをクリアすると、サポートアビリティ

 

ハーレム王:アビリティ4使用時に対象の衣服を破壊できる。

 

を習得するぴょん」

 

 対象の……衣服を破壊……?? ああ、それなら防御は大幅ダウンだ……って、オイ!!

 

「も、もう1回、ハーレム王の効果を教えていただけるでしょうか」

 

「アビリティ4使用時に対象の衣服を破壊できる、ぴょん」

 

「その、破壊というのはどの程度の……」

 

「空の民だろうが星晶獣だろうが、数秒で全裸にできるぴょん。鎧でも装甲でも問題ないぴょん。『破壊しない』のも『靴下以外』でも自由自在ぴょん」

 

「よっしゃああああぁぁぁぁあああああ!! ハーレム王にっ! 俺は、なるっ!!!!!

 

……さっきは悪かったな。ここから出たら、すぐにでも白兎剣の製作に取りかかろう」

 

 数年前、俺は兎からホーリー・ジーンを10個入手したことがあるのだ。その10倍でしかないと思えば耐え……耐えられる。ただ、今のうちにしっかり休んでおくとしよう。

 

 

「最後に解放後のイラストを見せるぴょん」

 

 イラストの俺は、白兎剣と思われる剣を構えていた。そして、その背後には巨大な白兎。

 

「なんでだよ! いや、別に悪いとかじゃなくて、もっと強そうな背景でもいいと思うんだ。例えば、オリバーとかダマスカスナイフとか、いっそ金箱8つを菱形に配置しても……」

 

「それは、囚人が年中発情――」

 

「あっ、やっぱり言わなくていい」

 

 まあいいさ、ハーゼちゃんとお揃いだし。




復刻されたからには書かないと、と思っていたら書けました。
主にソシエとヨウのおかげです。ありがとう。

Q:白兎剣って?
A:ぼくの かんがえた さいきょうの ぶきです。
  次話で更なる性能を説明します。

Q:ハーレム王って?
A:ぼくの かんがえた さいきょうの あびりてぃです。オマージュです。
  例えばモニカを1ターン目から全裸にできます。

・ニオの予告
「嫌な音がだんだん大きくなっているわ……。
リーシャの旋律が濁ってしまう前に、私が彼を調律しないと……。
次回、第24話 最終上限解放。嫌……来ないで……」


グラブル脳でない読者様のための、作者による雑な用語解説

・最終上限解放
武器の場合、必要トレジャーを消費してMAXLv100からMAXLv150にすること。
さらに解放するとMAXLv200になる武器もある。2回目の最終上限解放である。

・ユグマグHL(ユグドラシル・マグナHL、ゆぐゆぐ)
正式には、ユグドラシル・マグナHIGH LEVEL。HELLではない。
どうしてHIGH LEVELになったのかは、特に説明されない。

・昏睡
運がいいと、無防備な状態で数ターン攻撃できる。
運が悪いと、うっかり与えたダメージで即座に起きてしまう。

・サンライズソード
2019年11月のアップデートで追加されたアビリティ。
ニオと併用する場合、考えることが増えて少し面倒になった。
面倒くさい少女、リーシャ。

・エリクシール
全滅したときに使用すると、コンティニューできる。
あまり気軽に使えるものではない。

・ユエル(儀式用の服)
イベントで加入する、性能が低いバージョン。
おそらく、露出が低いのが原因だろう。

・九尾(九妲)
殺生石の姿に封印された災厄。今回のイベントで殺生石は残り1つに。
湯船を生娘の血で満たしたいとか思っている処女厨。

・ユエル(緋艶布)
露出が高く、性能も高いバージョン。
緋艶布(神器)は九尾封印のために開発されたので、おそらく九尾好みの格好。

・コウ
この後、旅に出た。

・お馴染みの銀箱御守り
トレハンを100回成功させたときに得られる武器というか記念品。
強いわけではない。

・キャラの最終上限解放
解放イベント後にLvを上げていくと、アビリティが増えたり強化されたりする。
他にも、死亡フラグが折れる、呪いが解ける、など状況が好転することも……。

・ハピネスキャロット
ホーリー・ジーンの代わりに白兎が落とすようになったアイテム。
だからニンジーンとも呼ばれる。ドロップ率は低い。
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