刃牙~紫隠《シヲン》のくノ一~   作:どうしようもない程の眠気

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 お気に入りがまた増えてるぅ!?

 こんな駄文を……(白目痙攣)

 ……前回トーナメント開催と言ったな?
 あれは『嘘』だ(ウワァァァァァァ!?)

 いや、違うんです!本当の予定はそっちだったんですけど!
 ……オリ主の外見のこと書いて無かったやって思い出しまして……(遠い目)

 P.S.ちょっと誤字あったので修正しました(白目)

 P.S.更に誤字修正→誤字報告、圧倒的感謝ですっ!


紫隠梔子という少女

 究極の『武』を持つ者。

 

 そう聞けば誰を思い浮かべるだろうか。

 

 ……忍びの中の忍びと詠われた儂自身は中国拳法最高峰の漢。

 究極の『武』郭海皇。

 

 彼を思い浮かべる。

 

 

 では究極の『暴力』を持つ者。

 

 それは一体誰なのか。

 

 これまた簡単に思い浮かぶ。

 究極の『暴力』、範馬勇次郎。

 

 

 そしてまた一人、『究極』と呼べる者がいた。

 

 恐らくまだ私しか知らないその『究極』へと至った者。

 

 

 究極の『技』、紫隠梔子。

 

 

 試合に出る選手達を見せては貰った。

 ……確かに他の者とは違い、皆が皆、自信に満ち溢れた顔をしていた。

 

 しかし足りない。

 

 圧倒的に足りない。

 鍛練を繰り返し、繰り返し続けて、どれだけの『型(かた)』を、『技(わざ)』を、『力(ちから)』を!

 それこそ飽きるほどにまで鍛練を続け、身につけたとて、たどり着けぬ『究極の技(ぎ)』。

 

 それを操る梔子が負けるなど、あ(・)り(・)え(・)な(・)い(・)。

 

 

 彼女と同等に戦えるのはこの世で恐らく二人だけ!

 

 『究極の武』郭海皇と『究極の暴力』範馬勇次郎だけだ!

 

 

 ……確かに梔子は女。

 他の者とは違い、華奢で小さく、怪我すら負ったことのない綺麗な肌、豆すらも出来ない柔らかな手のひらを持つ、見目麗しい少女である。

 

 しかし、果たして彼女はそ(・)の(・)見(・)た(・)目(・)に(・)見(・)合(・)う(・)可(・)愛(・)ら(・)し(・)い(・)中(・)身(・)を(・)し(・)て(・)い(・)る(・)だ(・)ろ(・)う(・)か(・)?

 

 否である。

 あれはまさしく『災厄』。

 

 たかが人に、勝てる筈が無し。

 

 

 

◎

 

 

 

 選手控え室。

 リザーバー専用個室にて一人。

 

 艶やかな黒髪を降ろした見目麗しき少女がいた。

 

 日本人離れしたその整った顔は、まるで人形のような無表情である。

 

 瞳は蒼く、肌は白くきめ細やか。

 

 およそ戦いも知らぬようなその少女はしかし、とてつもない圧迫感を醸し出していた。

 

 

 ……そう、この少女こそが『忍びの中の忍び』と恐れられた紫隠冉吉郎の孫、梔子である。

 

 

「……フッ!」

 

 

 立て掛けた日本刀に何かをする梔子。

 

 腕が一瞬消えて、また元の位置へといつの間にか戻っていた。

 

 暫く微動だにしないまま、梔子はフゥと息を吐くと、刀から『パキンッ』と何かが割れた音がした。

 

 

 見ればなんと、折れず曲がらずと言われた日本刀が『刃先の方から縦に二つに割れて』いた。

 

 腹を割るならまだしも、刀を『更に薄く割る』など常軌を逸したあり得ない事である。

 

 無論普通なら手の方が真っ二つである。

 しかし、見ると手には傷一つなく、また何も持ってはいなかった。

 

 そう、彼女は手刀で刀を裂いたのだった。

 

 まさしく、これこそが彼女の必殺の一撃。

 

 

 『空衝拳』。

 

 

 高速で振り下ろされた手刀によって、その柔らかな手は一瞬の間、何物も切る刃となる。

 それこそ離れた位置からでも攻撃が出来る、およそ普通の人であれば辿り着けないだろう暗殺拳である。

 

 

「……もうすぐ……試合。

 ……楽しみ」

 

 

 そう言う梔子の無表情な顔から僅か、それこそ彼女を良く知る祖父でさえ見分けがつかないであろう、僅かだが。

 ……彼女は笑った。




 ……つ、次こそ本当にトーナメント開催するから許してくらふぁい……(白目)
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