ネコ艦!   作:梶田リク

7 / 23
ついに新ライダー・ジオウ発表されましたね!
しかし顔のビジュアル……。なるほど、そうきたか……。


第七話 演習

「演習だー! 演習をするぞー!」

 

ある日。司令官が突然そんなことを言い出した。

 

「どうしたどうした?」

「元気だな……」

「演習って何ですか?」

 

 周りにいたメンバーから様々な反応が飛び交う。

 

「他の鎮守府の艦隊と対戦するんだよ。スポーツの練習試合みたいなもんだな」

「「「「「「なるほど」」」」」」

「うちの艦娘も増えてきたし、ここら辺でどれだけの実力があるか確認しときたいんだ」

「腕試しって事か。どんな強い奴がいるんだ? アタシ、ワクワクするぞ!」

「摩耶姐さん、どっかの戦闘民族みたいだよ」

 

 演習……。私達の力がどこまで通用するか分からないけど、みんなと一緒なら大丈夫だよね。

 

「勝者チームにはバーベキューが出るらしいぞ」

「「「BBQ! BBQ!」」」

 

 賞品が出るということで、周りはみな大盛り上がりだ。

 

「演習は明日! 気合い入れていくぞ!」

「「「「「「おーーっ!!」」」」」」

 

 

-------------------

 

 

 翌日。対戦相手の艦隊は船でこちらにやってくるというので、私達は海岸沿いでその到着を待つ事になった。

 

「焼肉があたしを呼んでいる……。待ってろよBBQ!」

「マッテローヨ!」

 

 普段やる気のない望月さんが、珍しく燃えている。

 それだけバーベキューが楽しみってことか。動機は不純だけど、頼りにしてるよ。

 

 そんな中。ふと司令官を見ると、何やらそわそわとしている。

 

「どうかしましたか、司令官?」

「あーいや。……実は、向こうの提督は士官学校時代の先輩なんだ」

「へーっ」 

「俺が軍に入った後も色々と教えてくれてな……。でも暫く会ってなかったから、ちょっと緊張してる」

「提督の先輩かぁ。どんな人なんだろ?」

「またネコだったりして」

 

 島風さんと望月さんが茶化して笑う。

 

「こら失礼なこと言うな。先輩はちゃんとした男だぞ?」

「なーんだ」

 

 するとちょうどそこへ、相手側の船が到着した。

 

「よお。待たせたな」

「あっ、先輩!」

 

 司令官が駆け寄ると、そこに立っていたのは……。

 

 

 軍帽を被ったペンギンだった。

 

((((((えええええ――っ!!?))))))

「今日はよろしく頼むよ」

「「「「「「いやいやいやいや!」」」」」」

「じゃあ早速演習始めようか」

「「「「「「いやいやいやいや!」」」」」」

 

 まさかの状況に騒然となった私達は司令官に詰め寄る。

 

「提督がペンギンなんですけど!」

「あれ? さっき言わなかったか? ちゃんとした(ペンギンの)男だって」

「いやそういう意味なの!?」

「ああ。実は先輩は昔、悪い魔女に呪いをかけられてしまったらしくてな。それであの姿になったそうなんだ」

「また呪いですか!?」

 

 じゃあ出会った頃に司令官が言っていた呪いの話は本当だったの!? 

 

「それより、もう演習始まるぞ? 早く配置につけー」

 

 司令官はそれだけ言うと、ペンギン提督と一緒に指令室に向かって行ってしまった。

 ……司令官には、まだまだ謎がありそうだな……。

 

 

--------------------

 

 

 今回の演習のルールはこうだ。

 

 六対六のチーム戦。お互いに弾を撃ち合い、相手を先に全滅させた方の勝利。

 但し艦娘相手に実弾は使えないので、命中すると身体に色がつくペイント弾を使用する。

 

 海上に一列に並んで配置につく。ふと相手の方を見ると、

 

「Oh! ネコ艦隊の皆サン! 今日はよろしくお願いシマース!」

「あ、あれは……!?」

 

 

 戦艦『金剛』!

 

 戦艦といえば艦娘の中でも最強クラスの艦種。まさかそれを相手にするなんて。

 

 いや、それだけじゃない。他にも正規空母の瑞鶴、軽巡洋艦の天龍と川内、駆逐艦の如月と夕立といった、錚々たるメンツが並んでいる。

 

「こんな強ぇ奴らが相手とはな……。よーし、いっちょやってみるか!」

「だから姐さん! 戦闘民族みたいになってる!」

「心なしかあの大ベテランの声に聞こえるような……?」

「うっせえぶっ〇すぞ!?」

「「それ違う人!」」

 

そしてついに決戦の火蓋は切って落とされた。

 

 

「撃ちマス! FIRE!!」

 

 開始早々、金剛さんの主砲が火を吹いた。

 

「「「うわーっ!!」」」

 

 その砲撃は、瞬く間に望月さん達に命中し、その身体をペンキまみれにした。

 ダメージを受けた摩耶さん、島風さん、そして北上さんは大破扱いとなり、この時点で脱落する。

 

「北上さん!」

「うう。ごめんね、大井っち……」

「二人も大丈夫!?」

「やられたー……」

「ゴミ箱を飛び越えた先にある未来が見える……」

 

 確かに『FIRE!!』だけど……。いや突っ込んでいる場合じゃない。

 この間にも相手側からの攻撃は続いているのだ。

 

 弾を避けながら反撃のチャンスを探す。だがさすがは歴戦の戦士。こちらの攻撃をうまく回避し、なかなか命中しない

 

「いきなり三対六か……。やりづらいな……」

「…………くも」

「大井さん?」

「……よくも北上さんをおおおおおっっっ!!!!!!」

 

 と、ここで大井さんが鬼のような形相で相手陣営に突っ込んでいった。

 

「私はおこったぞ―――!!!!! ペンギン艦隊―――ッ!!!!!」

 

 北上さんを倒された怒りで修羅となった大井さんは、物凄い勢いで弾を撃ちまくった。

その結果、

 

「きゃあっ!?」「うわっ!?」「ぽいっ!?」

 

 なんと、相手側の艦娘三人を倒す大活躍を見せたのだ。

 

「おおスゲー! このままいけばBBQも……!」

 

「くたばれー!!!」

「えーっ!!?」

 

 しかし、何故か味方であるはずの望月さんまで撃ってしまう大井さん。

 我を失った彼女は、敵味方構わず攻撃する殺戮マシーンとなり果ててしまった。

 

 結局その暴走に私まで巻き込まれ、こちらのメンバーは全滅。

 勝負はペンギン艦隊の勝利となった。

 

 

------------------

 

 

「なかなかいい勝負だったな」

「そうだったかな……?」

 

 戦いが終わった後、両提督は今回の結果をそう振り返った。

 

「BBQの夢が……」

 

 膝をついて落胆する望月さん。そのために頑張ってたんだもんね。

 するとそこへ金剛さんが近づいてきて、こう口にした。

 

「それなら問題Nothingデスよ! 今日は勝敗関係なく皆で楽しむ予定デシタから!」

「「「え!?」」」

 

 思わず司令官の方へ目を向けると、司令官はポリポリと頭をかいた。

 

「……ま。こうでも言わないとお前らはやる気出さないからな」

「て、提督……!」

「今回だけだぞ? 次は絶対勝てとまでは言わないが、真面目にやるように」

「うおー提督ー!」

 

 望月さん達が司令官の周りに集まって、胴上げした。

「やっぱりうちの提督は最高だぜー!」

「うわちょっと……! や~め~ろ~よ~っ!」

「めっちゃ嬉しそうじゃないですか」

 

 と、それを見ていた金剛さんは、頬に手を当てうっとりとした目つきで呟いた。

 

「――猫のテイトク……。ベリベリCuteデース……♡」

「?」 

「さあさあさあ! そうと決まれば早速始めようぜ、なあ!?」

「酒臭っ!? 先輩もう出来上がってるじゃないですか!」

「おうよ~。お前も飲むか?」

「いや俺酒飲めませんから無理です」

 

「つれないなー、『三池』」

「本名呼ぶなーっ!!」

 

 その時、私達の脳裏に電流が走った!

 

 

(本名)三池 → みいけ → みけ+ねこ → 猫!

 

 

「「「そういうこと」」」「「か」」「ですか」

「どういうことだ!?」

 

 こうして司令官の謎が一つ解明され、その後はペンギン艦隊の皆とバーベキューを楽しみました。




ペンギン「アニメ化したらどうする?」
ネコ「夢――wwww」
ネコ「俺のCVは! 梶裕貴さんでおねがシャス!!」
ペンギン「サイコー♡」
ネコ「先輩は!? 先輩は!?」
ペンギン「関智一さんで! おねがシャス!!」

大体こういうイメージで書いてます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。