その日の訓練も終わり少し痛い頭を抱えながらお風呂へ。
(そろそろオールマイトが怪我をする頃…おじいちゃんと話すか)
夕飯も食べ終えおばあちゃんが片付けをしてる時に話を切り出した。
「おじいちゃんわたし前世でこの世界にそっくりな話があるって話をしたよね?」
「そういやぁ言ってたなぁ」
「多分っていうかほぼ勘なんだけど、今年オールマイトが大怪我をする」
「⁉︎オールマイトが?」
「うん。体がぼろぼろになって後遺症のせいで活動に制限がかかるようになる」
「オールマイトがそんな怪我をするとは考えられないが…」
「怪我を負わせたのはあいつ…オール・フォー・ワン」
「あいつか‼︎…最近活動してる情報は入ってきてないが、そうかあいつが動き出すのか」
「今年起きる事件でオールマイトもあいつも大怪我をする。あいつが怪我をするのはどうでもいいけど、オールマイトが怪我をするのはやばい。その怪我のせいで平和の象徴が消えるのはまずい」
「そうだな…それでわしは何をしたらいい?」
「(流石おじいちゃん話が早い)オールマイトの活動情報を把握していて欲しい。オールマイトが怪我をしたらわたしが治す」
「おばあちゃんの治癒で治すのか…情報に関しては大丈夫だよ。ただ…」
「ただ?」
「その"話"だとオールマイトが怪我をするのは決まっているんだろう?治すことによって今後の未来は変わっていかないかい?」
「それはわたしも考えた。でもこの世界はその"話"とは少し違うと思う」
「なんでじゃ?」
「まずはわたしって存在。こんなに強い個性がある子がいたらヒーローなり、もしかしたらヴィランにでもなっていると思うけどそんな子はいなかった。あとおじいちゃんおばあちゃんの存在」
「わしら?」
「おじいちゃん『イメージ』っていう個性は世間に公表してないけど、それなりに強いヒーローだったでしょ?おばあちゃんの『治癒』っていう個性はおばあちゃんに負担がかかるけど、かけられる方にはノーリスクで怪我を治せる。そんな個性があったらその"話"でも話題に上がってたと思うし、オールマイトの怪我だっておばあちゃんが呼ばれて治したと思う」
「でもオールマイトは大怪我をした。つまりオールマイトを治せる個性の人がいなかったってこと」
「それに孤児院の事件。あいつの名前は少しの人達しか知らないはずなのにあの事件でテレビに公表されてないけどトップヒーロー達の間では知れ渡ったはず」
「だから元々イレギュラーなわたしが何かをしてもこの世界はあの話の世界と違うから影響はないと思う。むしろもう未来は変わっているのかもしれない」
「ふむ…なるほど。パラレルワールドってことか」
「そう、そんな感じ。オールマイトはわたしも憧れてる。だから助けられるなら助けたい」
「わかった。オールマイトのサイドキックに連絡を取って困ったことがあったらすぐに呼べと言っとくわい」
「ありがとう、おじいちゃん」
あいつと話すのも久しぶりじゃのーと笑いながらおじいちゃんは電話をしに行った。前から思ってたけどおじいちゃんって交友関係広くね?
凄い人だとは知ってるけど、わたしが思う以上?
おじいちゃんの知り合いを脳内でリストアップしてるとおばあちゃんがきた。
「作戦会議は終わったの?」
「うん…今のわたしに出来ることはしたと思う」
「1番いいのは何も起こらないことだけどね」
「うん、そうなるといいな……おじいちゃんって昔凄かったの?」
「?えぇ凄かったわよ〜おじいちゃんもだけどおばあちゃんも中々やり手だったのよ〜。わたし達に助けられて頭が上がらない人たくさんいるんじゃないかしら〜」
「万里ちゃんも売れる恩は売っときなさいね〜」
「…はーい」
この家ではおばあちゃんが最強で最恐だと思いました。
早くキャラを出したい。