ヒーローの世界に生まれました   作:和志1203

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第十六話〜中学生〜

おはようございます。万里でございます。

無事中学生になれました。おじいちゃんおばあちゃんにもなんとか…なんとか勝ち休日のみオールマイトの元でヒーローとしての経験を積んでおります。といってもヒーローの資格がないわたしは、ひたすらオールマイトを追っかけ、オールマイトが倒した敵を確保し警察に渡すことしか出来ません。あとはちょっとした事務処理。ちなみに塚内警部とは会った。由紀夫妻の知り合いの子で面倒を頼まれた…という超てきとーな説明で納得した。2人のネームバリュー凄い。

グラントリノとは電話で話した程度。こちらは2人の名前を出した途端電話を切られた。何されたの…?

 

そんなこんなで数ヶ月、ヒーローの仕事とはなんたるかを教えてもらい迎えた9月。

 

ビーーーッ『只今をもちまして、仮免試験全工程終了となります』

 

"緊急時における個性行使の限定許可証 ヒーロー活動認可資格仮免"

通称ヒーロー仮免の取得の為、試験会場に来ていた。

 

 

 

 

「うぐーーっ、疲れた」

 

背伸びをしながら、駅までの道を歩いてた。

あ、仮免はもちろん合格しましたよ。試験内容は、デク達が受けたものとほぼ同じで、むしろあれよりも簡単だった。

試験は偽名は使わなかったけど、年齢を16歳にし、おじいちゃんの知り合いの事務所の見習いとして受けた。

見た目も茶髪のウィッグを被りカラコンをして偽装。

ヒーロー飽和社会の為、書類審査もガバガバで難なく受験資格ゲット。

いろいろアウトだと思うけど、雄英に入ったらちゃんとした免許取るから許して。

今日はお祝いだなー、オールマイトもケーキを持って遊びに行くよって言ってたし。みんな落ちるとは思わなかったんだ…まぁ落ちる気はないけどね。

 

駅のトイレでウィッグとカラコンを取り家へ帰宅。

 

「「「おめでとー‼︎」」」

パーーーン‼︎

 

「…ただいま。そこはお帰りじゃないの?」

 

「万里が落ちるわけない!」

 

「万里ちゃんが落ちたら誰もヒーローになれないわよ」

 

「万里少女!わたしは信じてたぞ!HAHAHA」

 

「さようでございますか」

 

盛り上がってる3人を置いて、部屋で全身黒の服を脱ぐ。

 

オールマイトのところで働く為に決めたヒーロー名は"ブラック"。

髪も黒いし目も黒い、またヒーロー活動のときは全身黒の服で、帽子とメガネ、顔を隠す為のマスクも黒で揃えたから。

あくまでもこれはオールマイトの元で働いているヒーローで、

本当につけたいヒーロー名は"インポッシブル(impossible)"

あり得ないわたしの個性からその名前にしようと決めた。

 

リビングへ行くとそこには大量のご馳走が。

ハンバーグなどの洋食やエビチリなどの中華、天ぷらなどの和食など選り取りみどりだ。

1番目立つのは真ん中に置かれたデフォルメされたオールマイトケーキが…本人を前にこれを食えと…

祝ってくれる気持ちは嬉しいので食べるけどね。

 

乾杯をして、まずはエビチリにかぶりつく。うまーい!

食事を堪能しつつ話題は今後のヒーロー活動について。

とりあえずキューブさえ使えればオールマイトの動きに付いていけるし、目立ち過ぎないようにヴィランを倒していくってことで決まった。目立ちたくてもオールマイトが目立つから誰もわたしに気付かないんだけどね。

 

今のわたしの戦闘スタイルはキューブと投げナイフを使った後方からの支援、攻撃と警棒による近接攻撃。

キューブは今ではオールマイトの力でもなかなか壊れないものを作れるようになった(本人で検証済)。他にもキューブをトランポリンのように使い、跳んで移動できるようになった。

あと、個性の使用限界も上がった。おじいちゃんの個性でも2時間は全力で使うことが出来る。キューブだけだと頭痛が起きることはまずない。

 

あとはそう、オールマイトのことだけど今隣でトゥルーフォームでご飯を食べてる。内臓の摘出は免れたが、なかなか機能の回復が上手くいかずにどんどん細くなっていった。でも、吐血は無理し過ぎた時だけで、食事もしっかり食べれるおかげか、活動時間は1日ほどあるし、マッスルフォームを維持するだけならずっと出来る。

今はリラックスモードなのでトゥルーフォームだ。

……実はおじいちゃんおばあちゃんに勝ってオールマイトの元へ行った時、ワン・フォー・オールを受け継いでくれないかと言われた。

即答で無理と答えた。わたしはヒーローにはなるが平和の象徴だとか、心の支えになる気も器もないし、何よりそんな何人も大切に繋いできた重いもんいらんと。それがなくてもわたしは強いと。

オールマイトは「そう言うと思った」と笑った。

多分弱っていく体に焦燥を感じたのだろう。早く後継者を見つけたいに決まっている。

だから、「どうしても見つからなかったら貰ってあげるよ。でも、見つかるよ。この子だってのが、トップヒーローになれるものを持ち合わせた子が」と。

ヒントは教えた。

 

オールマイトはもう少しで雄英の教師に誘われる。

それまではしっかりオールマイトの元でいろいろ学ばないと。

 

 

 

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