ヒーローの世界に生まれました   作:和志1203

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第二十話〜個性把握テスト〜

さぁ始まりました、個性把握テスト。

Plus Ultra!全力で乗り越えて来いとのことです。相澤先生声かっこいい。

 

第一種目、50m走

出席番号順2人ずつで走るみたい。奇数なため最後のわたしはぼっち走。

飯田君は流石早い。あの足についてるエンジンは最大何速なんだろう。他の子も個性を使うことで早くなったみたい、嬉しそうだ。

「爆豪4秒13」

爆豪は4秒か…わたしもそれぐらいを目指すか。

 

「次、由紀」

 

スタートラインに立ってキューブを作る準備をした。5個ぐらいかな…

スタートの合図とともに足元にキューブを作り跳んだ。次々とキューブを作りビュンビュンと跳んでいってゴール。

「3秒24」

…思ったより速かったな。もう少し手を抜くか。

 

 

第ニ種目、握力

キューブを使うか迷ったが、今後の為にできる奴ってのを相澤先生と皆に知ってほしいから使うことに。

…峰田のエロいという発言を聞き流しながら、握力計を持つ。

そのまま計測部分にキューブを作り小さくしていくと…

「あ、」

握る部分が歪み壊れてしまった。

相澤先生に報告し、謝った。…なんか、由紀だから仕方ない。記録は測りきれないと書いとくって言われた。相澤先生もあの2人の被害者か?

あと周りがすごいざわついている。わたし怪力女じゃないからね。

 

 

第三種目の立ち幅跳びはキューブをトランポリンのようにして跳びました。それなりに良い結果が出ました。

第四種目の反復横飛びは普通の結果です。峰田のようにぽよんぽよんできますがしたくありません。

 

 

そして迎えた第五種目、ソフトボール投げ

まだ良い成績を残してないデクが切羽詰まった顔でボールを投げた。

 

「消されたね」

 

わたしの呟きに隣にいた八百万さんが反応した。

 

「どういうことですの?」

 

「相澤先生の個性だよ」

 

"イレイザーヘッド"相澤先生のヒーロー名。見ただけで人の個性を抹消する個性。なかなかいい個性だよね。雄英の教師陣の中で狙っている個性だ。事故のようにキスできないか計画中である。

 

相澤先生の髪が下がり、個性を消したみたい。デクは2回目のボール投げへ。

相澤先生はデクをヒーローになる見込みゼロだと思っている。

デクは相澤先生にその力じゃヒーローになれないと言われる。

使ってもダメ、使わなくもダメ、そんな状況でもデクは諦めない。最大限の力で最小限の負傷に、今できることを…!!

705.3m。指先だけ力を集中させて出した記録。デクは相澤先生を見返した。

(もっと近くで見たかった…)

入学して早々にある壁をデクが乗り越えるシーン。感動した。

爆豪がデクに絡みに行ったのに皆が注目してる時、こっそり様子を見てたオールマイトに向かってサムズアップをした。

ちなみにわたしの記録は48m。感動してた為、普通に投げてしまった。

 

 

残りの3種目は個性を使ってもな〜だったので至って普通です。鍛えてたので平均よりはだいぶ良い記録でたけどね。

 

 

全種目を終えて結果発表。最下位は除籍になるということで、ドキドキしている子達がいる中相澤先生が言ったのは、

 

「除籍はウソ。最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「はーーーー‼︎‼︎⁇⁇」

 

八百万さんはウソに決まっているじゃないのと…相澤先生途中までガチで除籍するぞって顔してたのに。八百万さんは除籍される心配がないからウソだと思えるんだよ。

 

ちなみにテストの結果は4位。狙い通りだね。

 

制服へ着替える時に皆と自己紹介したよ。とりあえず女子とはお友達に。やったね!

 

 

そして、下校時間。麗日に連れられ飯田君とデクの元へ。飯田君は実技試験が同じ会場だったのを覚えていたみたい。

改めて名前を名乗り、麗日と一緒にデク呼びの許可ゲット。聞けましたよ「デクって頑張れ‼︎って感じでなんか好きだ」って。麗日可愛い〜顔を真っ赤にしたデクも可愛い。

そのまま4人で駅へ。デクとは帰る方向違うけど話したいことがあるから一緒に付いて行った。女子と帰るの初めてなんだろうな〜そわそわしてて可愛い。

同じ駅で降り海浜公園に寄り道しようと誘う。綺麗になったって聞いたから見てみたいと言ったら少し照れていた…頑張ってたもんね。わたしの個性について聞かれたので答えながら浜辺に行くと、トゥルーフォーム姿の八木さんが。

 

「⁉︎あ、ああああの由紀さん!あっちに行こう!」

 

「慌てなくても大丈夫よ。オールマイトから聞いているでしょ?ワン・フォー・オールを知ってる子がいるって。それがわたし」

 

「へっ?」

 

3人で浜辺に座りお話。

おじいちゃんおばあちゃんとオールマイトが知り合いで、ワン・フォー・オールについてうっかり口を滑らせてわたしに知られてしまったと。で、後継者のデクのことも聞いていて、まだ力を使いこなせてないからわたしがフォローすると。オールマイトはデクにワン・フォー・オールを渡して活動時間が短くなった…1日3時間に。そのことも知っているから、トゥルーフォームがバレないように協力しましょうと。

あと、旅行に行ってるおじいちゃん達の代わりに保護者にオールマイトがなっていることも伝えた。デクは広めたりするような子ではないしねー。

 

「デク、八木さん…オールマイトのことね。教えるの下手でしょう?」

 

「えっ、そんなことないよ…って言いたいけどでも…」

 

「どうせ感覚でやれーとか言ってるでしょ?」

 

「…うん」

 

「やっぱり。今は0か100しか力出せないよね?100だと体が耐えられないからまずは5%ぐらいの力が出せたらいいのにね。八木さんも常に100%で動いてないでしょ?」

 

「そうだぞ」

 

「だからそういう力の出し方を教えてあげなさいって。毎回体壊してたら取り返しのつかないことになるよ。師匠なんでしょ。しっかりしなさいよ」

 

「…はい。頑張ります」

 

(オールマイトがしょんぼりしてる!?)

 

基本脳筋のオールマイトに注意してからデクに言った。

 

「これからあるヒーロー基礎学の授業ではあまり個性使わないようにしてね」

 

「…でもそれじゃいつまで経っても使いこなせないよ」

 

「毎回体壊すわけにもいかないでしょ?たぶん八木さんじゃ繊細な力の使い方教えられないと思う。…代わりの先生は八木さんが見つけるでしょう。ね」

 

「…はい」

 

「それにね、デク。皆が攻撃に向いてる個性を持っているわけじゃないでしょ?それぞれ工夫して戦ってるんだから、個性を使わなくてもある程度は戦えるようにね」

 

「…そうだね。僕頑張るよ!由紀さんありがとう」

 

「万里でいいわよ。八木さん明日のヒーロー基礎学の内容知ってる?」

 

「…言っちゃいけないんだが、戦闘訓練をするぞ」

 

「ちょうどいいわね。デク明日の戦闘訓練わたし個性を使わずに参加する」

 

「大丈夫なの?」

 

「うん。まぁ相手にもよるけどね。わたしの個性は攻撃に向いてるってわけじゃないから、それなりに鍛えてきたんだ。それを見ていろいろ吸収してほしい。分析は得意でしょ?」

 

ずっと、ヒーロー分析ノートに書き込みたくてうずうずしてるデクに行った。

 

「うん!由…万里さんのいいところ吸収させてもらうよ!あの…万里さんの個性についてもっと聞いていいかな?」

 

「いいともー」

 

デクと個性についてわいわい話してたら、隣で八木さんがしょぼーんとしてた。ごめんね八木さん。今はデクと話したいから。後で構ってあげるからー。

 

 

 

 

あまり遅くなるといけないからと、キリのいいところでデクと別れ、八木さんを連れて家に帰った。八木さんとは別々に暮らしているが夕飯はなるべく一緒に食べようと約束してる。

今日の夕飯はナポリタン。八木さんが作ってくれたスープとサラダも一緒にね。

夕飯を食べながら八木さんに今日の報告をする。

皆が可愛くてやばいと。ヒロアカについてもざっくり教えてたので、わたしが1-Aの皆に会うことを楽しみにしてたのを知っている。

デクまじ可愛い撫でまわしたいとか、女の子達に抱きつきたい愛でたいとか、男の子達いい筋肉してたからツンツンしたいとか。

男の子達に触りたい発言は怒られた。男の子達が可哀想だと。

 

はい、今のわたくし美人さんに成長しました。普通にしてると美人で、笑うと可愛くなると、孫バカのおじいちゃんが言ってました。

確かにこんな顔の子にボディタッチされようもんなら困っちゃうよね〜。わたしだったら勘違いするわ。

 

八木さんは今日、入学式に出て新任教師として挨拶したらしい。活動時間のこともあるからすぐに引っ込んだらしいけどね。

ご飯を食べ終え、帰る八木さんを見送り、おばあちゃんにメール。今は何処にいるんだろう。まだ海の上かな。

 

明日は戦闘訓練がある。頑張るぞ〜

 

 

 




主人公は毎朝鏡の前で

今日も人生勝ち組な顔をしてる

とか思ってます。
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