ヒーローの世界に生まれました   作:和志1203

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第二十六話

キューブの中に入ったわたしは皆に詰め寄られた。

 

"何してるの⁉︎万里さん⁉︎"

"1人で勝手に何をしてんだ‼︎"

"勝手に閉じ込めやがって!!"

 

とまぁいろいろ言われた。とりあえず早く戦うための準備したいんだけどな。

 

「おまえら黙れ」

 

相澤先生の睨みで静かになった。躾ばっちりだね。

 

「由紀何考えてんだ。1人で敵に突っ込んでって」

 

「そうだよ。おまけにあんな約束して…1人で戦うなんて無謀なことをっ‼︎」

 

13号先生も会話に加わった。いつもなら皆口を挟んでくるがこんな状況のため静かにしてる。

 

「由紀、おまえはアホじゃねぇ。むしろ頭がキレるほうだ。なんであんなことを言った。あれじゃあ自分だけ犠牲にして死にに行くようなもんじゃねぇか。由紀に戦闘させるわけにはいかない。俺が出て戦う。おまえはここに残れ」

 

「死ぬ気はありませんよ、相澤先生。あと先生では戦いになりませんよ」

 

わたしの言葉に相澤先生は表情を歪ませた。

 

「先生なら見てわかるでしょ?あいつらほとんどがそこら辺にいるようなチンピラだけど、あのリーダーと黒い霧のやつ、側にいる脳みそ見えてるやつ…アレがやばい」

「チンピラは皆でも倒せる雑魚だと思う。先生がわたしの個性を消さなかったのはアレのヤバさに気づいたからでしょ?生徒をキューブから出すわけにはいかないって」

 

「…あぁそうだ。だがおまえも生徒だ、ここにいろ。一芸だけじゃヒーローは務まらん。俺が行く…おいお前ら由紀を捕まえとけ」

 

先生の言葉に何人か近づいてきたが、気にせず話す。

 

「約束破ったら他の生徒が死にますよ?」

 

皆の動きが止まった。

 

「いきなり授業中に現れたらプロヒーローの先生でも反応できないでしょう、その間に何人殺されますかね」

 

「由紀…おまえ」

 

「わたしは先生もここから出させないためにあんな約束したんですよ。それにわたしにはあいつらと戦えるための力がありますし」

 

「万里さん‼︎力って言ったってキューブはこれ以上出せないよね?前言ってたじゃないか‼︎1つだけだと最強のキューブだって、2つ以上になると一気に弱くなるって」

 

「そうだよ、デク」

 

「じゃあどうするの?」

 

「わたしの個性キューブじゃないんだよね」

 

「は?てめぇ何言ってんだ。今使ってんじゃねぇか。それより俺をここから出せ。あいつらブッ殺す‼︎」

 

「俺も出せ由紀。おまえより戦える」

 

爆豪と轟君が出せと言ってきた。他にも切島君やデク、他にも何人か戦うと言ってきた。

 

「ダメだよ、外に出すことはできない…今からわたしの個性を見せるよ、できれば誰にも言って欲しくないかな。ここだけの秘密って事で。八百万さんちょっと来てもらってもいい?」

 

「わたくしですか?」

 

八百万さんが不思議そうにわたしの前にやってきた。

 

「八百万さんの個性って生物以外の物なら大体は作れるんだよね」

 

「そうですわ」

 

「じゃあ武器を出せるね…ごめんね先に謝っておく」

 

わたしは八百万さんの頭に手を回し引き寄せ、キスをした。

 

 

 

 




はい、1-Aの最初の犠牲者は八百万さんです。
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