いきなり八百万さんとキスをして皆ポカーンとしてた。ただ峰田だけは目を見開きこちらを凝視してた、女の子同士でもいいのね…
キスをされた八百万さんは何をされたか理解が追いついてなく、こちらもポカーンとしてた。
個性がコピーできたか、手からナイフを出し確認。よし創り出せた。皆と付き合いは短いけど、大切にしたいと思ってるからコピーできた。
「わたしの本当の個性は『コピー』。いろいろ条件はあるけどキスをした相手の個性をコピーし、使えるようになる個性」
「「「「「はあああぁ⁇⁇⁇⁇」」」」」
いい反応ありがとう。
キスしたとわかった八百万さんは口を押さえしゃがみこんだ。ごめんね後でちゃんと謝るから、なんでもするから許して。
「皆の個性をコピーしたらあいつらに勝てる可能性が高くなるからキスさせてね」
八木さんのようにキュピーンとウィンクをしたら何人か顔を赤くしてた。
「…おい由紀、なんだそのふざけた個性」
「だからキスしたら相手の個性をコピーできるんですよ。キューブだけだと攻撃手段がないからコピーさせてもらおうかと。爆豪の個性とかいいですね」
「お、俺はしねーぞ‼︎真っ黒女‼︎」
「えぇーそんなこと言わずに」
「絶対しない‼︎おい近づいてくんな‼︎」
近くわたしに爆豪はじりじりと後ろに下がるが残念。ここは狭いキューブの中。
キューブにぶつかった爆豪をそのまま押し付け、キス。
殴りかかってきたのを避け、手から爆発ができるか確認。
「…爆発してる」
デクの発言に、皆がわたしに注目した。
ちなみに爆豪でもキスは恥ずかしかったのか耳まで真っ赤にしてた、すまんな少年。
「さすがに全員のコピーすると使いこなせないからあと何人か…大人しくコピーさせてね。拒否は認めないから」
ニコッと効果音が出るような笑みを浮かべると皆後ずさった。
すごい悪いことしてる気がする。
その後は、麗日、芦戸、切島君、轟君とキスをした。皆状況がわかっているからかすんなりキスさせてくれた。麗日と芦戸と切島君は顔を真っ赤にして震えてた…ものすごく悪いことしてるみたい。いや、してるんですけどね。轟君はいつもと変わらぬ無表情でした…少しだけ耳が赤かった気がする。峰田君がオイラのは?って聞いてきたが、あんな髪型になるかもしれないし、顔がヤバすぎてしませんでした。
あと欲しいのは…
「相澤先生いいですか?」「ダメだ」
即答ですか。まぁ気にしないけど。
相澤先生も逃げたが、所詮ここは狭いキューブの中。すぐに追いつき首に巻かれた包帯もどきを掴みキス。
「…頼むからセクハラとかで訴えるなよ」
「わかってますよ。この後の話があるんですけど」
相澤先生はすぐにわたしと距離をとった。…何もしませんて。
「連絡は取れないんですよね」
「上鳴、どうだ?」
「…できません」
「妨害できるやつがいるってことね。上鳴君連絡は取り続けてね、お願いします」
「うん…由紀大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。13号先生、ここの出入り口は階段の上の他には?」
「いくつか非常口があるよ」
「…葉隠ちゃん危険なこと頼むけどいいかな?非常型まで言って応援を呼んできてほしい」
「わたしなら見つからずにいけるもんね!いいよ!」
「ありがとう。葉隠ちゃんだけキューブから出れるようにしておくね。なるべくそっちに意識が向かないようにするから」
「うん!頑張る。由紀ちゃんも気をつけてね」
「うん。葉隠ちゃんが出るタイミングは相澤先生指示して下さい」
「…おい由紀、俺はおまえだけ外に出すつもりはないぞ」
「俺も」「僕も」
相澤先生の他にも何人か声を上げた。ここまで1人で戦うっていってるのにまだわかんないかなぁ。
「由紀が俺の個性をコピーしたってことは戦闘に使えるからだろ。なら俺も戦う。コピーしたばっかの由紀よりは使いこなせるからな。それに奴らオールマイトを殺すって言った。あんだけ数を揃えてきたってことはオールマイトを殺すことができる何かを用意できたんだろ。あのオールマイトを殺すっていくぐれぇだから、おまえだけじゃあ相手できねぇぞ」
轟君が言ったことは当たっている。能無が2体、本来よりも悪い状況だ。
「それでもここからは出せないよ。それにこの中からでも攻撃できるし」
「真っ黒女どういうことだ」
「いろいろ試してみていろんな条件を付けれるようにしたんだよね。ちなみに今ヴィランにはわたし達の様子は見えてません」
「爆豪の爆発とか轟君の氷結、相澤先生の抹消も使えるよ。キューブの中から何もしないとは言ってないしね」
「あと八百万さんが出した武器も使えるから攻撃手段持ってない子に渡してあげて」
「わかりましたわ」
「八百万さんの個性って体のどこからでも出せるんだよね?」
八百万さんは頷いた。だからそんな刺激的な姿してるのね。わたしも武器を出しやすいようにしとくか。
さっき出したナイフで体操服の袖と膝から下の部分を切った。そろそろ10分経つし行きますか。
気持ちを切り替え、外へ向かった。
「待て由紀‼︎」
相澤先生はわたしの腕を掴んで引き止めた。
「相澤先生、わたしはあの由紀夫妻に育てられたんですよ。先生なら知っているでしょ、あの2人の強さを」
「…………」
振り返ると、後ろで心配そうな表情をしてる子、中に残ることが不服そうな子、この状況が怖くて顔を青ざめてる子皆に聞こえるように言った。
「先生は強いし、それなりに戦える。それでもわたしより弱いんですよ…それは皆もね」
「なんだと‼︎舐めたこと言いやがって、てめぇは俺らの個性使って戦う癖に何様だ!!」
「わたしがあなた達の個性を頼りにしてあんなこと言ったと思う?」
「ちげぇのかよ」
「それならあなた達に戦わせるわよ。でもそれはできない。なぜならわたしよりも弱すぎるから」
「てめぇ…」
「大人しく中にいなさい。出てきても足手まといよ」
「待って‼︎万里さん‼︎」
デクに呼ばれたが振り返らずに外へ出た。
思わず偉そうなこと言ってしまった。絶対嫌われたな。
孤児院の皆やおじいちゃんおばあちゃんの個性を使えば、皆の個性をコピーしなくても戦えた…でも、孤児院の皆の個性はオール・フォー・ワンにしか使わないと決めた。おじいちゃんおばあちゃんの個性はその強さから狙われている。死柄木や黒霧からあいつに知られるのはまずい。
コピーしたばかりの個性に不安があるが大丈夫だろう。こんな時のためにわたしは頑張ってきたんだから。
次からは戦闘です。明日更新できるようにしたいです。