ヒーローの世界に生まれました   作:和志1203

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第二十九話

死柄木の合図で2体の能無が襲いかかってきた。

 

黒い能無は原作と同じ、対オールマイトの為に作られた特別な奴だろう。オールマイトに匹敵するパワー、ショック吸収、超再生…スピードもエゲツなかったはず。

赤い能無は黒い能無よりひと回り程小さいから、他の先生の相手をするのに用意したのかな。スピードも遅いし、黒い能無の劣化版といったとこか、まずはこっちから。

黒い能無が先に目の前にきたが、左に避け右手の指5本で触れ無重力にし蹴飛ばす。奥まで飛んでいったから戻ってくるのに少しは時間があるだろう。

赤い能無のパンチを硬化で防御し殴り返す…隙ができた。氷結で手足を凍らせ、硬化した手で殴る。

 

「再生する…か」

 

後ろから襲ってきた雑魚を凍らせながら赤い能無を観察。黒いほどではないが少しずつ手足が再生している。

 

「頭をぶっ飛ばす」

 

今度は頭以外を凍らせ、思いっきり頭を蹴飛ばす。飛んでいった頭は水難の池に落ちていった。

 

「すごいですね。赤い能無もそれなりに強いはずなんですけどね」

 

「なんだあいつ。躊躇なく頭落としたぞ。ヒーローの卵としていいのか」

 

なんか言っているが、反応してる余裕はない。ぶっ飛ばした黒い能無が帰ってきた。

すぐに襲ってくるかと思ったが、命令されたのか死柄木の隣で止まった。

 

「おまえ個性なんだよ。なんてそんなに使えるんだ?」

 

「それに今までの動き…わたし達と普通に交渉した時点でただの生徒だとは思いませんでしたが」

 

「教えるわけないでしょ」

 

「そりゃあそうだ。先生が欲しがりそうだな」

 

「そうですね。一度でいくつもの個性が手に入りますね」

 

「おまえいいなぁ。殺さずに連れて帰るか」

 

「あんたらのとこ行くぐらいなら、あんたら殺して過剰防衛で捕まった方がマシよ」

 

「死んだ方がマシではなくて?」

 

「死ぬ気はないわよ」

 

「おまえがなんて言おうが連れて帰る。能無」

 

また黒い能無がわたしに向かってきた。今度は右に避けようとしたが動きを読まれて腕を掴まれそうになった。爆破で空中に逃げたが、能無はジャンプして追ってきた。殴りかかってきた腕を凍らせ、爆破で破壊、下に向けて蹴飛ばした。すぐに地面に降り追加で残った手と足を凍らせ破壊したが、赤い能無とは比べものにならない早さで再生。

 

「そいつはさっきのと違い対オールマイト用の特別製の能無だ。オーマイトに匹敵する力、ショック吸収、超再生、強力な個性を持った奴だよ。おまえが凍らせたり燃やしたりしようが倒すことはできないよ」

 

死柄木はニタニタ笑いながら言った。

知ってるって。首だけにしてもすぐ再生しそうだな。

なら…再生できなくなるまでダメージを与えるしかない。

 

今度はわたしから能無に向かっていった。まずは凍らせる。全身凍らせたらすぐに爆破で破壊、体のほとんどが砕けようが残った部分からすぐに再生。再生しきる前に炎で焼く。なるべく高温の炎を出して真っ黒に…それでも再生する。

 

「無駄無駄ぁ」

 

わたしが能無に勝てないと思ってるからか死柄木と黒霧は襲ってこない。まだわたしのこと舐めてんのかなぁ。

どんどん能無に攻撃を続ける。凍らせ、爆破し、燃やす。ときには長い鉄の棒をぶっ刺した…能無といえども頭に棒を刺す気はありませんよ。元は人だったし殺す勇気はない。

何回能無の体を壊したかわからないが、再生するのが遅くなってきた。ショック吸収…打撃以外の攻撃も吸収するのだろう。キャパを超えたからか再生が上手く発動できなくなってきたのかな。そろそろか…

 

能無に近づき触れる。無重力にし真上に飛ぶように蹴飛ばす。天井近くまであがると無重力解除。重力によって落ちてくる場所に先端が鋭く氷の柱を作る。お、場所ぴったり。柱に刺さった能無はまだゆっくりだが再生してた。あと少し…次は炎で焼く、頭とか関係なく全身を。焼かれてプスプスしてる能無に近づきゼロ距離からの最大火力の爆破をする。

 

どーーーーん‼︎‼︎‼︎

 

すごい勢いで能無は広場の木をなぎ倒しながら飛んでいった。

土埃が収まり奥を見るとピクリとも動かない能無が…倒したか。よかった。

ずっとキューブを保ちながらの個性同時発動だったから、頭痛がひどい。能無には加減ができないから、強い威力で攻撃し続けたしね。

 

 

能無を倒したことにわたしも、生徒も先生も油断したのだろう。

死柄木のほうを見ると黒霧の姿が見えなかった。

 

「⁉︎どこにっ⁉︎」

 

「後ろですよ」

 

その言葉と共に何かに体を掴まれた。

 




戦闘シーンこれが精一杯でした。
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