ーーー学校、須美sideーーー
安芸「もうすぐ1年生とのオリエンテーションです。6年生としての自覚を持ち、しっかりと後輩の面倒をみること。」
園子「…って、言われたけどさ〜オリエンテーションって何するの〜?」
銀「超ざっくり言えば1年生と仲良く遊びましょってこった。」
麻里「4人1組でね〜!この3人の中に放り込まれるとさすがに居づらいけど。」
銀「大丈夫、仲間はずれになんかしないから。」
園子「4人で仲良くやろ〜!!」
(ふふ…ふふふ…)
須美「相手は真っ白な1年生…」
麻里「ん?鷲尾さん雰囲気が怖いよ??」
須美「そして私たちに神樹様から課せられしお役目はこの偉大な御国を守ること。それ即ち!」
園子「即ち〜?」
須美「未来を見越し、子供たちの愛国心を育てることもまた、任務の一環と言えるわ!!」
銀「いやそれは言えないだろ…」
麻里「鷲尾さんってたまにスイッチ入ると壊れるよね…」
銀「ああ、そこが可愛いとこでもあるんだが…」
園子「でもなんだか楽しそうだし私たちはそれで行こ〜!」
銀「私はいいけど…麻里はいいのか?苦言呈したそうな感じだったけど。」
麻里「万事OK!私のポリシーは全てを楽しむ!護国だか愛国だかわからないけど楽しんでくれるわよ!!」
園子「じゃあ決まりだね〜計画立てよっか〜…ん?」
パサ
そのっちが筆記用具を取ろうと机に手を入れて、出してきたのは謎の封筒。
須美「…?そのっち、それって…」
園子「あれあれ〜?中にお手紙入ってたんよ〜」
銀「果たし状!?」
須美「気をつけて!不幸の手紙かもしれないわ!!」
麻里「いやラブレターが王道でしょ。」
園子「えーっと…『最近気がつけばあなたを見ています。』」
銀「やっぱり決闘か!場所はどこだ!?」
須美「呪いだわ!今すぐ清めの塩を!!」
麻里「いやだからラブレターでしょ…」
園子「『私はあなたと仲良くなりたいと思います。』」
銀「へ?」
麻里「ほら言ったでしょ?」
須美「ただ呪うよりも恐ろしい文だわ…」
麻里「鷲尾さんはどうしてそうなったし…」
園子「『お役目で大変だとは思いますが、だからこそお力になりたいと思っています。』だって!!」
銀「こ、これまさか…麻里の言う通り最初にラが付くアレじゃないか…?」
須美「羅漢像?」
麻里「違う!ラブレター!!」
須美「ああ、そう…」
(へー…そのっちにラブレターねぇ…)
須美「 ・ ・ ・ ラッ!?ラララララララブラブ…!」
園子「わぁ!私ラブレターもらったんだ〜嬉しいな〜!!」
銀「す、すごいな…!初めて見た…!」
ちひろ「おめでとう園姉!!」ヒョコッ
麻里「上里さんはどっから出てきたの!?」
銀「相手は!相手は誰なんだ!?」
麻里「知ってる人!?知らない人!?」
園子「名前は残念だけど書いてないよ〜」
須美「な、なななんでそんな冷静なの!?恋文をもらったのよ!?」
園子「え〜?だって字とか封筒からして女の子だもん〜」
須美「え?」
麻里「チッ。」
銀「なんだ〜…女の子かぁ…」
ちひろ「どうする園姉、今日お赤飯?」
園子「いいね〜お母さんに頼も〜!」
ーーー鷲尾家ーーー
須美「ただいま戻りましたー。」
お手伝い「お帰りなさいませ、お嬢様。今日、ポストにこんなものが届いてましたよ。」
そう言って出されたのは封筒。
須美「あ、ありがとうございます…」
(これ…まさか…)
須美「はあっ…はあっ…私にも…恋文が…!!」
(ま、まあまだ分からないもの。中を開けて確かめてみましょう。)
須美「…えいっ!」バッ
『鷲尾さんは優等生ですが、注意する時口うるさく感じます。気をつけてください。
匿名希望より』
須美「 ・ ・ ・ ・ ・ ・」
ボォォォォォォォォォ!!!!!
須美「ノウマクサンマンダ バザラダン センダン マカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン!!
紙切れ1つに色めき立つとは…何たる不覚!!」
〜〜〜ちひろの夢〜〜〜
銀「真っ赤に燃やす熱き魂!勇者レーッド!!」
須美「その淑やかさ、流水がごとく。勇者ブルーッ!」
天音「天に咲かす優しさの花。勇者イエロー!」
楓「固く、強いその意思大樹がごとし!勇者グリーンッ!」
ここな「歌う星々。勇者ピンク!」
園子「その麗しさ、世界一!勇者パープルなんだぜ〜!!」
ちひろ「舞い散る氷花!勇者シアンッ!!」
全員「7人合わして!神樹戦隊勇者ジャー!!」
ちひろ「って、夢を見たんですよ〜!!」
銀「私がレッドか〜!分かってるじゃん!!」ナデナデ
園子「私のこともよく見抜いてる〜さすがだよ〜!」ナデナデ
須美「もしかしたら実現するかもしれないわね。その時は頼らせてもらうわ、ちひろちゃん。」ナデナデ
ちひろ「わかりましたー!えへへ…/////」
ちひろ「という2段階の夢を見たりしましたー!」
銀「結局最後は撫でられるところに行き着くんだな…」
園子「ちっひーらしいんよ〜!!」
ーーープール、麻里sideーーー
今日は日曜日、みんなでオリエンテーションの作業をするつもりだったけど、あまりに暑すぎるとのことで急遽プールに来ていたのです。
(しっかし1本の電話で急遽貸し切りにできるって乃木家強すぎない??)
銀「ほーらほら、行くぞ園子ー!」
園子「あはは!お願いミノさん〜!」
ちひろ「私も!目指すわ竜宮城!ですよね!」
銀「ああ!」
麻里「あ、ちょっと待って3人とも!置いてきぼりはご勘弁!」
須美「いち、に、さん、し…」
園子「わっしーはいつまで体操してるの〜?」
銀「早く入って遊ぼうよー!」
須美「いい?水の事故ってそこそこ多いのよ?それにちゃんと準備運動してから入らないと心臓がビックリしちゃう。」
ちひろ「貸し切りなんですしいいと思うんですけどねー…須美さんだけやってるのもあれだし私もやろーっと!」
麻里「じゃあ私もー!」
園子「ねえねえ〜、もし今お役目の召集かかったら水着で行かなきゃなんないのかな?」
銀「マジで?それは勘弁だな…ま、イレギュラーなんてそうそう起こらないだろうけど。」
須美「油断は禁物よ。そもそも最初のお役目も想定されてたより早かったんだから。」
(ふーん…あの瞬間移動、どういう仕組みで起こってるのか疑問だったけど神樹様直々に呼び出されてるのね…)
麻里「私の理解が及ぶ世界じゃないなー。3人ともいっつもお役目のあとは怪我してくるし楽しんでる暇もなさそう。」
ちひろ「確かに楽しめはしないかも…ただ仲良くなった今は訓練とか結構楽しかったですよ?」
麻里「それマジ?私もお役目選ばれたかった…」
須美「選ばれたくて選ばれるものなのかしら…」バシャッ
銀「どうなんだろうな、少なくとも私は知りもしなかったぞ。」
須美「私もね。鷲尾家に来たのもお役目に選ばれたからだし。」
園子「私はほんのちょびっと〜?」
ちひろ「お母さんからそれっぽいのは。」
麻里「待ってみんな全然知らなかったんじゃん。これ私大丈夫?「お前は知りすぎた。」的なセリフとともに殺されない?」
園子「そんなこと言いながら顔笑ってる〜!」
麻里「そりゃそうでしょ!そんな漫画あるあるを身をもって体験できるんだもん!」
銀「体験してすぐ死ぬかもしれないけどな。」
ちひろ「最後まで人生謳歌ってしてみたいですよねー!」
麻里「でしょー?」
須美「普通は楽しめないと思うわその状況…銀、競争しない?」
銀「いいね、乗った。」
ちひろ「あー!じゃあ私もー!」
園子「わっしーとミノさんはオリエンテーション作業あるしあまり飛ばしすぎないでn…」
銀「よーい、スタート!!」
園子「きゃー!」
バシャバシャバシャ!!!
麻里「…聞いちゃいないね…」
園子「やれやれだね〜楽しそうだからいいけど〜」
麻里「賛成。」
ーーー北条家ーーー
銀「だふー…」カキカキ
須美「くっ…体が重い…!」カキカキ
麻里「ほーら言わんこっちゃない。」
銀「ぐぬぬ…なんのこれしき!!もうひと頑張りだ!」
園子「くす。当日が楽しみだね〜」
須美「…ありがとう。」
銀「ん?」
須美「3人のおかげで、最高のオリエンテーションになりそうだわ。」
麻里「いえいえ!むしろ私を加えてくれてありがたいよ!須美ちゃん!」
須美「…こちらこそ、いえいえよ。麻里。」
園子「こうしてさらに友達の輪が広がったのでした〜まりりんって呼んでもいい?」
麻里「気に入った。」
園子「やっふ〜い!!」
銀「よし、本番に向けてラストスパート!頑張っていこう!!」
麻里、須美、園子「「「おー!!」」」
ーーーオリエンテーション日、須美sideーーー
ポン、ポン、ポン
1年生『…?』
銀「さあ!海の向こうから悪い怪物がやってくるぞー!大変だ大変だー!」
麻里「ずしーんずしーん。なんて綺麗な所なんだー。この土地をよこせーガハハハハ!!」
銀「図々しい怪物はこんなことを言ってるぞ!君ならどうする!?」
1年生A「えっ?えっと…逃げる?」
銀「それだと、怪物にここを取られちゃうぞ!」
麻里「グハハハハ!私のモノは私のモノー!お前らのモノも私のモノー!!」
1年生A「じゃ、じゃあどうしよう…」
1年生B「はい!」
銀「はいそこの君、なにか思いついたかい?」
1年生B「戦う!」
麻里「戦うだぁ〜?お前らみたいなちっぽけなのになにができるっていうんだ!ワハハ!!」
銀「それはどうかな?私たちには神樹様がついている!勇気を出して戦いましょう!そう!国防仮面とともにー!!」バッ
1年生A「…何も書いてないよ?」
銀「あり?ホントだ。じゃあお姉さんに続いて呼んでみようか。せーの!」
1年生『国防仮面ー!!』
ガラッ!!
須美「国を守れと人が呼ぶ。」
園子「愛を守れと叫んでる。」
須美、園子「全員気をつけ!!憂国の戦士!国防仮面、見参!!」
1年生『わー!!!!!』
須美「さあ、今日はみんなで楽しく体操しながら、国防について学んでいきましょう。」
園子「さあ!立って立って〜!」
『本日は晴天なり。これより国防を開始します。』
園子「友達とぶつからないようにね〜!」
麻里「うう!ま、眩しいいいい!!」
須美「敵は討ち取ったり!」
\わー!!!!!/
ーーー廊下ーーー
安芸「やりすぎ!!」
4人「「「「すいません…」」」」