ーーーちひろsideーーー
希望だった須美さんのチャージ攻撃。
しかしそれは届きすらせず止められてしまった。
もちろん園姉へのレーザーはそのまま。
(なっ…!!ヤバい!!とりあえず園姉を…!!)
須美「嘘…でしょ…?」
ポポポポポポ
そのまま水球の攻撃を受けた。
須美「きゃあっ!?」
(っ…間に合え…!!)
園子「鷲尾さん!?あっ…」
ちひろ「そりゃあっ!!」
ズドンッ!
間一髪、園姉を持って回避する。
ドサッ!!
ちひろ「いったぁ…」
園子「危なかったぁ…ありがとね、ちっひー。」
ちひろ「大丈夫だよ!これくらい!それより須美さんも心配だからそっちも行かないと!!」
園子「うん!!」
ーーー須美sideーーー
(…どうすればいいの…私の矢や上里さんのクナイじゃダメージが足りない…三ノ輪さんは近づけない…乃木さんはどう扱えばいいか…)
ポポポポポポ
再び水球が向かってくる。
須美「どうすれば…!!」
銀「危ない!!」ドンッ!!
須美「っ!三ノ輪さん!?」
三ノ輪さんに突き飛ばされ、水球をなんとかかわす。
銀「動いてないと危ないだr…わぶっ!?」
須美「三ノ輪さん!?」
水球が三ノ輪さんの顔を覆う。
ちひろ「見えた!!」
園子「鷲尾さーん!と…ミノさん!?!?」
須美「…これっ…!妙に弾力が…!!」
(このままじゃ三ノ輪さんが窒息死しちゃう…!!早く取らないと…!!)
銀「ー!ー!!…っ!!!!」
ゴクゴクゴクゴク
須美「…えっ…?」
(…飲み…込んでる!?)
…なんと、三ノ輪さんは水球を飲み干し始めたのであった。
須美「えー…」
園子「ミノさん大丈夫ー?」
ゴクゴクゴクゴク
銀「っぷはー!!」
須美「ぜ、全部飲んだ…」
銀「み、見たか!!神の力を得た勇者にとって、この程度のことなんともな…気持ち悪い…」
ちひろ「銀さんすごいです!!」
園子「お味はどうー?」
銀「最初はサイダーで、途中ウーロン茶だった…」
ちひろ「思ったより不味そう…」
須美「…ってそれより!!バーテックス!!」
銀「あいつ、やべえぞ…」
園子「もうだいぶ出口近づいちゃってるよねー…」
須美「追撃!…って言いたいところだけど…」
銀「効かなかったもんな…」
ちひろ「かといって大橋抜けられちゃうと倒せなくなっちゃいますよ…」
銀「根性でもう1回とか?」
須美「それじゃ同じ結果が目に見えてるわ。」
園子「 ・ ・ ・ あっ!」
ちひろ「どうしたの?園姉。」
園子「ふふふ…ピッカーンと閃いた!!」
ーーーちひろsideーーー
銀「いた!結構進んでんな…」
須美「そうね…3人とも、用意はいい?」
園子「OKですー!」
ちひろ「いつでもいけます!」
銀「ドンと来いだ!!」
須美「よし!撃つわよ!!」ビュンビュンッ!!
…クルッ
園子「お、気づいたね!!」
銀「急がないと!」
須美さんの矢が敵に命中、意識を後ろに向けて…
ポポポポポポ
何度も私たちを阻んで来た水球をまた出してきます。
ちひろ「来るよ!園姉!」
園子「うん!展開!!」
それに対して園姉はさっきも見せた傘を展開、水球を防ぐ。
須美「やっぱり防げるのね!」
園子「はいー!すっかり忘れてたけど盾になるんよー!」
銀「…って言ってる間に、レーザー来るぞ!!」
ギュゥゥゥゥゥゥ
ビュンッ!
レーザーもこれまた園姉が傘で防ぐ。
園子「ぐぅぅ…!!」
須美「乃木さん、大丈夫!?」
ちひろ「協力して凌ぎまs「凌ぐんじゃない!!このまま押し返す!!」…はい!」
ちひろ、園子、銀「「「オーエス!オーエス!!」」」
銀「鷲尾さんも!!」
須美「えっ!?わ、わかった!!」
4人「「「「オーエス!オーエス!!」」」」
ちょっと、ほんのちょっとずつ、前に進む。
…そしてレーザーがついに止まりました。
銀「今だ!!」バッ
園子「突撃ぃ!!」バッ
須美「援護は任せて!!」バッ
園姉たちが跳躍、銀さんは園姉に掴まる。
ポポポポポポ
園子「水球!鷲尾さん!!」
須美「ええ!狙いづらい…けど!!」
ビュビュビュビュビュンッッ!!!!
須美さんの矢が行く手を遮る水球を次々に割っていきます。
園子「ミノさん、とばすよー!!」
銀「ああ!思いっきしやったれ!!」
園子「どっこらしょぉぉぉ!!!」
園姉は銀さんを敵の方へとばす。
そして私は敵の真下に入り込んで…
ちひろ「巨大化の術!にんにん!!」ザンッッ!!
巨大化させたクナイで下部についていた細い糸を破壊、それによって敵はバランスを崩します。
(やっぱりあの糸が地面との距離を計測してたんだ!!予想的中!!あとで園姉に褒めてもらおーっ!!)
水球は割られ、バランスを崩されたせいでレーザーの照準も定まらない。
…敵と銀さんの間に立ち塞がるものは、もう何も無い。
須美「三ノ輪さん!!」
ちひろ「銀さん!!」
銀「うおおおおおお!!!」
銀さんの持つ2つの斧が、その威力を全開にするべく炎を纏う。
銀「これ以上ぉぉぉ!!行かせるかぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!!!!
左右についてた玉を、残っていた糸のような下部を、中部を、切り刻んでいく。
そこで下に落ちてしまいますが…
ちひろ「銀さん!?」
園子「ミノさん!?」
須美「大丈夫!?」
銀「これで…どうだぁぁぁぁぁぁ!!!」
辺りが光に包まれる。
須美「…!鎮魂の儀…!」
園子「ミノさん、大丈夫?」
銀「ああ、ガッツリ弱らせてやったよ!」
ちひろ「おかげで始まりましたよ!敵を撃退する神樹様の防衛機能が!!」
須美「…綺麗…」
目の前を花びらが通り、再び去る頃にはもう、敵は影もなく消えていた。
園子「静まった…?」
銀「ってことは…」
ちひろ「…撃退成功ですよ!私たちの!!」
銀「…ぅぅぅやったぁぁぁぁぁ!!!」
園子「初めてで大成功だよ!!そーだ!ハイタッチしようハイタッチ!!」
ちひろ「うん!!あと予想的中したよ私!!褒めて園姉!!」
園子「いいよいいよー!!ちっひーすごいすごーい!!」
銀「お、じゃあ私もー!おかげで助かったぞーえらいえらい!!」
(撫でられるの気持ちいい…)
ちひろ「えへへ…!!///」
須美「…樹海が、消える…」
ーーー大橋前、祠ーーー
園子「あれ?教室には戻らないんだねー。」
銀「つまり私たちは無言で早退したことに…!?先生に怒られる!!」
ちひろ「あっ!!それに私たち上履きですよ!?」
園子「いやー!先生怒ると怖いもんー!!」
須美「事情が事情なんだから大丈夫よ…多分。」
園子「多分…」
銀「…あ!樹海の写真撮ってるんだった!どーせ間に合わないなら確認しよー!」
ちひろ「あ、私にも見せてください!気になります!!」
園子「私も私もー!」
銀「お、いいぞいいぞ?…ってあれ、樹海じゃなくなってる!?」
園子「ほんとだねー…写らないのかな?」
ちひろ「なんとなく景色が合致してる気がするのでそうじゃないですか?」
銀「くっそー!!母さんとかに見せようと思ったのにー!!」
園子「…?」トコトコ
ちひろ「園姉?」
園姉が突如として須美さんの方へ。
園子「おーい、鷲尾さん?」
須美「…」
園子「スミスケ?」
須美「…」
銀「む、無言だな…鷲尾さーん??」
ちひろ「返事がない…疲れて目開けたまま寝ちゃったんでしょうか…」
園子「私でもできないしそれはないと思う〜」
銀「なんでだろうな…ってあ!車来た!先生ー!ここですここー!!」
ーーー夕暮れ、鷲尾家ーーー
ーーー須美sideーーー
バシャッ
須美「心頭滅却…!」
(…辛勝だ。私一人じゃ勝てなかった。)
須美「これからはあいつらみたいなのがもっと来る…」
ーーー部屋ーーー
(そのために…私がするべきことは…!!)
そうして、『友達の作り方』と銘打たれたサイトを開く。
須美「うーん…」
ーーー翌日、教室ーーー
安芸「昨日も話したとおり、3人には神樹様から任された大切なお役目があります。
だから昨日のように教室から突然居なくなることもありますが、慌てたり騒いだりせず、落ち着いて心の中で3人を応援してください。
みなさんには勉強という大切なお役目がありますからね。」
クラス『はーい!』
麻里「ねえねえ銀ちゃん、お役目ってどう?大変?」
銀「話しちゃダメって言われてんだよねー…」
クラスメイト1「えー…ケチ!」
銀「なにをぉ!?私だって喋れるなら喋るわ!!」
(…話を切り出すスキがない…!)
園子「…鷲尾さん、何か言いたそうにしてるけどどうしたのー?」
(…!乃木さん、ありがとう!)
須美「え、ええ…こほん。三ノ輪さん、乃木さん、あとはここにいないけど上里さん…よければなんだけど、その…学校が終わったら、祝勝会でもどうかしら…?」
銀「おっ!いいねそれ!」
園子「名案だね〜!ちっひーには私から伝えるよ!」
須美「あ、ありがとう…」
ーーーちひろsideーーー
ここな「入れるべきー!」
ちひろ「ノーカンー!!」
ここな「なんでさぁ!!お役目とはいえ早退したもんは早退でしょ!!」
ちひろ「不可抗力だもん!おまけに重みが違うよ重みが!!」
ここな「そんなこと言ったって内容私はわかんないもん!転送されてお供え物作れとかだったらカウントしていいと思いまーす!!」
ちひろ「ぐぅ…反論したいけど内容言えないいいいい。」
ここな「反論はないようで…じゃあペナ決tドゴォンッいったぁい!?」
楓「うだうだ言わない。どんな内容かなんて想像もつかないけど、それを課したのは神樹様なのよ?ちひろの言う通り重みが違う。」
ここな「うー…でもさー!」
天音「ならものすごい粘って無理やりセーフにした青い鳥事件のことも追求しませんか?状況が似ていますし。」
ここな「セーフだよみんな何言ってるの。神樹様直々のことなんだから全てより優先度高いって言われなくても分かるじゃん!」
ちひろ「元から言ってたのここなだけだよ!?」
楓「とりあえずは一安心か…ありがとね、天音。」
天音「お礼を言われるようなことはしてませんわ。」
園子「ちっひー!!」ガラガラ!!
楓「あ、園子さん、おはようございます。」
ここな「おはようございまーす!」
天音「おはようございます。」
ちひろ「園姉!」
園子「ここちーも楓ちゃんも天ちゃんもおはよっ!!ちっひー、鷲尾さんがね、学校終わったら祝勝会しないかって!」
ちひろ「祝勝会…なんか響きがいい!行く!!」
園子「やったー!これで楽しいこと間違いなしなんよ〜!!」
ちひろ「楽しみだなぁ…!!」
ーーー放課後、イネスーーー
ーーー須美sideーーー
須美「え、えーっと…きょ、今日という日を無事に迎えられたことを、えー、大変嬉しく思います。本日は大変お日柄もよく、えっと、神世紀298年度勇者初陣祝勝会ということで、えーっと、お集まりの皆様のますますのご健康と繁栄、そして…」
銀「かったくるしいぞー!かんぱーい!!」
ちひろ「かんぱーい、です!!」
園子「ありがとね、スミスケ。」
須美「あ、うん…」
園子「いやぁ、私もね?スミスケ誘うぞ、誘うぞー!って思ってたんだけど、なかなか言い出せなかったから…すごい助かったし嬉しいんよ〜!」
銀「それな。鷲尾さんから誘ってくるのって何気に初めてじゃないか?」
ちひろ「そうだと思います。」
園子「私とちっひーはたまに一緒にやってたけど合同訓練もなかったし…それにしては頑張ったよねー!!」
銀「な!未だに興奮が冷めないから何か話したかったんだよ!!」
ちひろ「私は昨日銀さんと園姉に褒めてもらったから褒める側に回りますねー!」
須美「え、えと…私も実はその事で話したくて…私ね、実は三ノ輪さんや乃木さんのことあまり信用してなかったの…」
園子「およ?」
銀「っ…」
ちひろ「…私は信用されてた…!?」
須美「2人のことが嫌いとか、そういうのじゃないの!ただ私、人に頼るのが苦手で…上里さんは頼ってくれるから比較的マシな方だったんだけど…」
ちひろ「そういうことだったんですね…」
園子「スミスケ…」
須美「でも、それじゃダメなのよね…私一人じゃ、何もできなかった。4人でだから勝てたと思うの。だから…その…私と仲良くしてくれませんか!?」
銀、園子、ちひろ「「「…」」」
(…やっぱりダメよね…当たり前じゃない、そんなふうに思われてた相手と仲良くなんて…)
銀「…なーに言ってんだよ!」
須美「え…?」
ちひろ「もうすでに仲良しですよ、須美さん!」
園子「私もちっひーと同じだよ。それに嬉しいかな!私もスミスケと仲良くしたかったから…私も友達作るの苦手だし…」
須美「乃木さん…」
園子「スミスケも同じ思いだったんだね〜嬉しいよー、スミスケ!」
須美「…乃木さん。」
園子「なーにー?」
須美「そのいつの間にか言ってるスミスケって…」
銀「うおっ!確かにいつの間にか言ってたな!?」
園子「んー…無意識で呼んじゃってた〜!!」
銀「しかも無意識!?」
ちひろ「相手の許可なしはともかく無意識は初めてだ…」
須美「それはそれでどうなのかしら…」
(あだ名で呼んでくれること自体は嬉しいけど…)
須美「ちょっとそのあだ名はあまり好きじゃないかも…ほら、乃木さんも園りんとか嫌でしょ?」
園子「いいね!」
銀「えぇ…」
ちひろ「園姉は天才ですからー!」
銀「多分フォローの場所間違ってるぞ。」
園子「とまあそれは置いといて…スミスケはダメかぁ…そうだ!ワッシーナは?アイドルみたいで可愛くない?」
須美「もっと嫌よ。」
園子「即答!?」
ちひろ「それは私もちょっと…」
銀「私も避けたいな…」
園子「しょぼーん…あ!閃いた!!わっしー!わっしーはどう?」
須美「うーん…」
(一番いいことにはいいけど微妙ね…)
…チラッ
片目だけ開けて様子を確認してみる。
キラキラキラキラ
(…アニメみたいなレベルで輝いてる…)
須美「まあ…それでいいかな。」
園子「ほんと!?やったー!!」
ちひろ「おめでとう園姉ー!!ハイタッチ!」パンッ
園子「ハイターッチ!!」パンッ
銀「よし、そういうことなら私のこと銀って呼んでよ。三ノ輪さんはなんかよそよそしいしさ!」
ちひろ「なら私もちひろでいいです!!せめて名字呼びだけはどうにか…!!」
須美「え!?え、えっと…銀とちひろちゃん…?」
ちひろ「それです!」
園子「あー!私の事はなんで呼んでくれるの〜?」
須美「うーん…
…そのっち、なんてどうかしら…」
園子「うっひょー!いいねそれ!!それがいい〜!!」
須美「そ、そう?ならよかった…よろしくね、そのっち。」
園子「うん!よろしくね、わっしー!」
銀「ふー…さてお互い仲もちゃんと深まったことだし!!」
園子「ミノさん何か考えあるの〜?」
銀「もちろんとも!ここのジェラートを食べよう!!」
園子「ん〜!!おいしいー!!ほうじ茶&カルピシス味大成功Vサイン!」ŧ‹”ŧ‹”
ちひろ「リンゴ&蜂蜜味も美味しいよ園姉!!」ŧ‹”ŧ‹”
園子「お?私にも食べさせてー!」ŧ‹”ŧ‹”
ちひろ「いいよ!交換しあお!!」ŧ‹”ŧ‹”
銀「楽しんでんなー2人とも。」ŧ‹”ŧ‹”
園子「ミノさんのは〜?」ŧ‹”ŧ‹”
銀「醤油豆味だな!」ŧ‹”ŧ‹”
園子「何それ美味しそう〜!!」ŧ‹”ŧ‹”
(私もそろそろ1口…)
パクリ
(!!これは…!)
須美「美味だわ!このほろ苦抹茶が織り成す調和がなんとも絶妙…で…?」
前を向くとそのっちが口を開けて何かを待っていました。
園子「あーん!」
須美「ど、どうしたの?そのっち。」
園子「そんなに美味しいならー!あーん!!」
須美「え、でも…こういうの初めてで…」
(やり方が分からないっていうか…)
園子「なら私から!はむ!」
そういってそのっちは私のスプーンを口に入れる。
園子「ん〜!!美味しい〜!!初めての共同作業だね!!」
(きょ、共同作業!?!?)
須美「なっ…!?///」
ちひろ「珍しく須美さんが照れてる!!」
銀「園子ー、言葉の意味がおかしいぞー。」
園子「えへへー、友達とこういうことしてみたかったんだー。わっしーはー?」
須美「っ!?それは…わ、私も…いやその…!」
ちひろ、園子、銀「あはは!」
(恥ずかしい…はずなのに…)
須美「…くす。」
園子「ミノさん〜わっしー喜んでくれた〜嬉しいな〜!」
ちひろ「私も須美さんの幸せな顔見れて幸せですー!」
銀「みんな楽しそうで私も楽しい!!」