上里ちひろは勇者である   作:☆ここな☆

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書くスピードが想定を遥かに上回るため、1日2話投稿を視野に入れました。


3話 くんれん

ーーー須美sideーーー

…私たちが人類を、神樹様を守る勇者としての最初のお役目を果たしてから半月。

2体目の敵が、来襲していた。

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!

銀「身動き取れねえ…!!」

園子「風強すぎだよー!!」

ちひろ「少しでも離れたらとばされちゃうー!!」

須美「あの敵、前のやつより弱点は分かりやすいのに…!!」

凄まじい回転による風圧で、私たちの動きを封じてくるバーテックス。

回転である以上、上が隙だらけなのだが…

銀「とはいえどうしようもない…!ハメ技ってホントずるいな!!」

ちひろ「でも…このままじゃ樹海が…!」

(ちひろちゃんの言う通り…このままじゃ現実世界への被害が拡大する!なら…!)

ビュォォ!!

園子「わっしー!?」

あえて離し、宙に浮きながら照準を合わせる。

須美「南無八幡…大菩薩!!」ビュンッ!

そしてフルチャージの一撃を放つが…

キンッ!!

あっさり弾かれる。

須美「そんな…!」

 

ーーー園子sideーーー

銀「須美!!」

園子「大変大変!助けにいかないt

…」

ブォォォォォンッ!

横から分銅が迫ってくる。

(なんか来たー!?)

園子「展開!!」

ゴンッ!!!

急遽盾を展開、防ぐが…

園子「ぐぅぅ!!重い!次来たら耐えられないよー!!」

ちひろ「ハメ技ダメ絶対!!」

そんなことを言ってる間にも次の分銅が迫ってくる。

銀「…なら!!」

ビュォォ!!

ちひろ「銀さん!?」

今度はミノさんまでも離れて風に乗っていく。

須美「銀!?」

銀「これでも…くらえぇぇぇぇぇ!!!」

 

ーーー教室ーーー

安芸「…ゴリ押しにも程があるでしょう。」

4人「「「「はい…」」」」

安芸「確かに映像を見る限り鷲尾さんと上里さんが実質無効化されて仕方なかったのは分かりますが…」

ちひろ「ごめんなさい…伸ばして拘束する手も考えたんですけど風に流されないようにするのでせいいっぱいで…」

安芸「別に責めてるわけじゃないのよ。上里さんのその決断がなければ天秤座が止まったあと、即座に乃木さんとあなたが追撃して次に繋げることもできなかったんだから。

あなたたちはお役目を成功させてくれたし、現実世界への被害も軽微に抑えてくれた。そこに関しては褒めたいわ。

ただ…こんな戦い方じゃ命がいくつあっても足りません。あなたたちの変わりは勇者としても、人としてもいないのですよ。」

(いつもは怖い先生が心配してくれてる〜ちょっとだけ嬉しいな〜)

須美「3人が上手く立ち回ってくれたんです。」

銀「須美もな!須美がいなきゃあの風を利用して上を取る発想思いつかなかったし!」

園子「ちっひーも私がとばないように支えてくれてたもんね、ありがとう!!」

ちひろ「有効打がほとんどなかったからサポートに回っただけだよ。」

園子「そこは素直に喜べばいいのー!」ナデナデ

ちひろ「わかった…!えへへ…///」

安芸「仲良いのもいいんだけど…あなたたちの問題点は演習不足による連携ね。まず4人の中で指揮を取る隊長を決めるとしましょう。」

須美「…!!」

ちひろ「私は唯一の小五だから多分ない…ですよね?」

銀「私もないな。頭で考えるのは合わないもんな。」

須美「それならわt「乃木さん。」っ!?」

安芸「隊長、頼めるかしら?」

園子「私ですかー?みんながいいならいいですけど〜…」

銀「私は私じゃないなら誰でも!特攻だけしか指示できなさそうだし!」

ちひろ「銀さんも園姉も須美さんも、みんな素晴らしい人達なので私は誰でも賛成です!さすがに唯一の年下の私がやるのはアレですけど…」

(わっしー…さっきビックリしてたけど…)

須美「…私も賛成よ。そのっち、隊長頼める?」

園子「…うん!!」

 

ーーー須美sideーーー

(乃木家は大赦の最高位家…こういうところでも隊長であるべきなのね。同じく最高位家のちひろちゃんは年下だし。

実際には私がまとめないと…大変だけど頑張りましょう。)

安芸「なら決定ね。神託によれば次の襲来までは期間がある、連携を深めるために合宿を行おうと思うわ。」

4人「「「「合宿??」」」」

 

ーーー合宿1日目ーーー

須美「ぐぬぬ…」

園子「スピー…スピー…」

ちひろ「むにゃむにゃ…園姉だいしゅき…むにゃむにゃ…」

(…ちひろちゃんは可愛いけど…)

…予定時刻からもう10分、未だに銀が現れていなかった。

銀「悪い悪い、遅れちゃったー!」ガラガラ

須美「…遅い!!銀、遅い!!!!」

銀「ごめんごめん、色々あったんだよ…」

須美「この際だから少し注意するけど銀は少し生活がなってないと思うの。勇者に選ばれたんだから少しは自覚を…」

園子「あれ〜?お母さん、ここどこー?」

ちひろ「むにゃ…見て園姉…キレイなお花畑だよ…むにゃ…」

園子「え!?どこどこ!?」

(やっぱり私がしっかりしないと…この美しい国を守るためにも!)

 

 

 

 

ーーー海岸、ちひろsideーーー

安芸「お役目が本格的に始まったことにより、大赦もまた本格的にあなたたちをバックアップします。家族や学校のことは心配せず、頑張って。」

4人「「「「はい!!」」」」

 

安芸「準備はいい?この訓練のルールはシンプル。あのバスに三ノ輪さんを無傷で到着させること。お互いの役割を忘れないでね!!」

園子「行くよー!」

銀「上手く守ってくれよなー!」

ちひろ「私も頑張ります!!」

須美「先生!私はここから動いちゃダメなんですか!?」

安芸「ダメよー!じゃあスタート!!」

園子「よし、展開!!」

園姉が盾を展開、それとともに砂浜に置かれたたくさんの機械からボールが発射され始めます。

(私は崩し役…少しでも機械を止める!!)

ボンッ!

ボールが盾に弾かれる。

園子「おっと、意外と衝撃あるね〜」

銀「なぁ園子ー、こっからジャンプするのはダメなのか?」

園子「ズルはダメだよ〜」

銀「だよなー…」

ビュンッ!

今度は須美さんの矢がボールを射止める。

ちひろ「ほっ!ふっ!はっ!!」ヒュッヒュッヒュッ

私もクナイをとばしてボールを撃ち落としながら進みます。

(だんだんスピードが早くなってる…急がなきゃ!!)

ちひろ「まず1つ、そりゃっ!!」ギシッ

(切りきれない!?)

ちひろ「ならもう1回!!」ズバッ!!

(切れた…2回分入れなきゃいけないのをこの数…どれを止めるか瞬時に決めなきゃいけないってことですか…)

ビュンッ!ビュンッ!

スッ

須美「しまっ…!!」

ボフッ!

銀「いたっ!?」

安芸「アウトー!!」

(あ!切るのに集中しててボールの破壊忘れてた…!!)

ちひろ「ごめんなさい!!切り崩す方に気を取られてました!!」

須美「ご、ごめんなさい銀!!」

園子「ちっひーもわっしーもドンマイ!」

銀「気にすんなー!何回もやって取り返してけばいいんだから!」

安芸「はい、もう1回配置について!!ゴールできるまでやるわよ!!」

 

ーーー民宿、須美sideーーー

 

安芸『この合宿中は4人で行動すること。

1+1+1+1を4に留めず、10にも20にも変えるのよ。』

 

ちひろ「わあー!ご飯すっごい豪華ですね!」

銀「な!…っておお!園子、須美、ちひろ、カニが、カニがあるぞ!」

須美「2人とも、騒がないの!」

園子「まーまー、早く食べよー!もうお腹ぺこぺこ〜」

4人「「「「いただきます!!」」」」

園子「わっしーの荷物あれだけ?少なくない?」

須美「そうかしら?」

(ちゃんと必需品は最低限持ったはずだけど…)

銀「ちひろはそこそこ多いなー。」

ちひろ「みなさんで遊ぶ用にいっぱい持ってきましたので!!ミーユーはさすがに取り上げられちゃいましたけど…」

園子「ミノさんお土産買うの早すぎ〜!まだ初日だよ〜?」

銀「帰る時にはヘトヘトになってるかもしれないからな!そういう園子はどうなんだよ?」

(えーっと、ダンボールに一際でかいキュウリに謎の黒い球体、それに臼…)

須美「…まるで意味がわからないわ…」

園子「臼でおうどん作るんよ〜!!」

ちひろ「麺棒もありますよ!」

銀「張り切ってるのはいいけど多分そんな時間取って貰えないぞー…」

ちひろ、園子「「えぇー!?!?」」

 

ーーー2日目、銀sideーーー

銀「今度こそぉぉぉぉ!!」

ヒュゥゥゥゥゥゥ…ボフッ!

銀「あたっ!?!?」

安芸「アウトー!!もう1回!!」

 

安芸「━━━━こうして、神樹様は残った人類をウイルスから守るべく━━━━━━」

(…くっそー!合宿なら勉強しないで済むと思ったのにー!!)

ちひろ「一年先の勉強…楽しいなー♪」

園子「スピー…スピー…」

(園子は寝てるしぃ…)

安芸「しかしここで結界の外で…乃木さん、答えられる?」

園子「はーい…ウイルスで動物が変異、バーテックスとなって攻めて来たんですぅ…」

須美、銀「聞いてたの!?」

ちひろ「え?なんで驚いてるんですか?」キョトン

 

ーーー3日目ーーー

ちひろ「直線のは切りました!!」

銀「ナイス!!これで…どうだぁぁぁぁ!!」

ボフッ!

銀「へぶしっ!?」

 

ーーー和室ーーー

須美「…」

園子「スピー…」

ちひろ「〜♪」

(…座禅、キッツいって…!!)

 

ーーー4日目ーーー

ちひろ「こっちはやりました!あとは頼みます!須美さん!!」

須美「ええ!とんで銀!!」

銀「任すぞ背中!!」ダンッ!!

須美「そこっ!!」ビュンビュンッ!!

(これなら…!)

銀「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」

ドゴンッ!!

バスを両断する。

そしてそのまま…

銀「うおおおおおおお!!!!」

ザザザザザザザザザザザザザザ!!!!

バスを粉々にした。

園子「これって…!!」

須美「やった…わよね?」

ちひろ「やった…はずですよ…」

須美、園子、ちひろ「「「…ぅぅやったぁぁぁ!!」」」

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