ーーー竜治sideーーー
(さっきの光…多分樹海化だな…でも時は止まってない…神樹様の寿命でそれだけのことができないなら…納得がいく…)
「…ならやることは一つ。勇者部として多くの人を避難させることだ。」
「ギィヤァ!」
(なんだあの白いの。)
空には白い物体?がウヨウヨして人に襲いかかっていく。
(あれが星屑ってやつか…?)
「…ってぼーっとしてる場合じゃねえ!!」
(助けに行かなきゃ!)
ーーー海岸部ーーー
「キャアア!!」
「グガァ!」
(やべっ!?)
「おらぁ!」
星屑に蹴りを食らわせて吹き飛ばす。
(ありゃ?以外と弱い?)
「あ、ありがとうございます…」
「なるべく内陸の方に!早く!」
「は、はい!」
タッタッタッ
(周りに人はいないっと…)
「なんとか倒すか…」
「ギシャア!」
星屑が襲いかかってくる。
「さあ、こ…」
ズキッ
「っ!?」
ズキズキッ
(なんだ…これ…星屑が近くにいると…頭痛が…なにか…思い出しそうな感じで…!?)
ズキズキズキッ
「うっ!?」
『いいか。あなたの親役の記憶改竄は完了している。あなたは三ノ輪銀をもとに作り出したオフィウクス・バーテックスだ。人間に終焉をもたらすとき、内部からも切り崩すことがあなたの役目。そのために人間と酷似したものにした。
最後にこの記憶は消去し、バーテックスを見た際に思い出すようにしろ。以上だ。』
『ハイ。ワカリマシタ。』
(ソウダ。オレハニンゲンジャナイ。オフィウクス・バーテックス。ニンゲンヲナイブカラキリクズスコトガシメイナリ。)
「…ゼンポウ3mサキニニンゲンノシュウダンヲハッケン。サツガイシマス。」
(イマコソシメイヲハタストキ…)
『私は上里ちひろです。よろしくね、竜治君。』
「ッ!?」
(イまのハ…ナンだ…!?)
さらに
『わぁ!あなたが転校生の人!?勇者部に入ってくれるの?』
『あ、はい。ちひろや樹も入ってるし、人助けは好きですので。』
『すごい!私は結城友奈、よろしくね!竜治君!』
『あ、竜治。明日野球部の助っ人でしょ?』
『そうですけどどうかしました?』
『私助っ人でホームラン打ったことあるから練習つきあおうか?』
『え?いいんですか?ありがとうございます。てかホームランってすごいですね…』
『園子先輩、それなに書いてるんですか?』
『小説なんよ〜!りゅーくん入ってきたからね〜ハーレム書けるんだ〜やった〜!』
『は、ハーレム!?』
『こら!園姉!』
『あう…ごめんなさぁい…』
『風先輩、荷物運び終わりました。』
『オッケー!しっかし竜治にはほんと助かってるわー。』
『え?なんでですか?』
『あんた唯一の男子でしょ?だからボランティアのレパートリーが増えてね〜ありがとう。』
『言われるほどのことはしてませんよ…』
『竜治君が私のいない間パソコンやっててくれたの?』
『あ、はい。』
『そうなのね…陳謝!』
『なんでですか!?』
『大変だったでしょう?』
『でもある程度慣れてたし、大丈夫ですよ。』
『お詫びとして私の技術も叩き込むわ。』
『ええ!?なんでそうなるんですか!?』
『私が卒業したあとのこと頼むわよ?』
『人の話聞いてくださいよ…』
『〜〜♪♪』
『いいんじゃね?』
『うん。問題ないよ。ところで、3次試験の結果は?』
『…通ったよ。』
『おお!すげぇ!』
『歌手デビューも目前か…いいねぇ。』
『まだ気が早いよ〜!!』
(違う…!)
「たしかに俺はバーテックスかもしれない…でも!」
左腕に盾をつくりだし、右腕を槍に変化させる。
「グギャア!」
「うわぁぁ!!」
「助けてぇぇぇ!!」
さっきの集団を襲おうとしてる星屑を切り裂く。
「俺は!讃州中学勇者部!蛇遣竜治!勇者部の活動は人のためになること!みんなが帰ってくる場所は!俺が守る!!」
「はああああ!!」
ズバズバッ
「あ、ありがとうございます!」
「できるだけ内陸の方に!見たところあいつらは大橋市に面してる海からしか来てないですから!」
「わかりました!」
ダダダッ
(しっかし数が多すぎるぞ…範囲も広い…一人で守りきるには無理がある…)
大橋市が海に面してる面は広く、とても一人では無理があった。
「グガァ!」
「あっちにも…」
槍?から放たれるエネルギー弾で倒していく。
「大丈夫ですか!?内陸のほうに避難してください!」
だが…
「いやぁぁぁ!!バケモノォォォ!!手が槍になってる!?」
(っ…!)
「ともかく早く逃げて!!」
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
ダダダッ
(ひとまずこれで大丈夫…次のところに…!)
ーーー東郷sideーーー
私たちは神樹様のすぐ近くまで迫っていた。
「東郷…あれ!」
「神樹様のほうに…地割れ?」
「きっもこの先に友奈がいるわ!」
(なるほど!)
ビジビジッ
(雷…!?)
「なんでしょうか…これ…?」
「いいものではないでしょうね…」
雷が通った空が割れ、中から炎星屑が。
(これって獅子座の!?)
「くっ!」
バシュバシュバシュ
「数が多すぎる…これじゃあ…」
(なら…これしかない…)
「風先輩。」
「…わかった。」
チャージ状態で戦艦は反転し、
「総員退艦!」
(今まで、ありがとう。)
シュバッ
そしてそのまま戦艦は斜め上に直進。
割れた空に突入し…
大爆発を引き起こした。
「はあ、はあ…」
「東郷、大丈夫?」
「はい、友奈ちゃんと比べればこんなもの、痛くもかゆくもないです。」
「さすがね。いくわよ!」
「はい!」
だが…
バキバキッ!
(何あれ…神樹様の根!?)
ドガドガァン
「神樹様に妨害されてる…?」
(そんな…!)
「知るかああああああ!!例え神樹様でもね!今回だけは譲れない!!」
なんとか回避しきったが…
道は大きな壁に塞がれていた。
(そんな!?どうすれば…!?)
ーーー園子sideーーー
私たちは完全に劣勢だった。
にぼっしーといっつんの満開も解ける寸前。
「くそっ!」
「とりゃああああ!!」
私が大量の剣を飛ばすけど…
ガキガキガキィン
全て防がれる。
そして…
「っ!?園子危ない!!」
「えっ!?」
私の代わりににぼっしーが爆弾に被弾し、落下してしまう。
「にぼっしー!」
さらに樹の方には水圧レーザーが。
(くそっ!)
「どいて!」
「園子さん!?」
「おりゃぁぁぁぁ!!」
弾き返そうとするが防ぎきれず地面に叩きつけられる。
(痛い!)
「きゃあああ!!」
「いっつん…!」
いっつんも布攻撃で吹き飛ばされる。
そして二人に蠍座の針が迫る。
「くっ…」
「うぅ…」
(嫌だ…もうだれも!)
最後の力で二人の前にたち、盾を展開する。
「園子さん!?」
「園子!?」
「二人とも、ごめんね。…生きて。」
ーーー竜治sideーーー
「ぐっ!」
(いくらなんでも多すぎる!)
なんとか今まで守ってきていたが、星屑は敵とわかると集団で襲いかかってきており、徐々に押し返されてきていた。
そんな中、さらに襲われそうな人が。
「くそぉ!!どきやがれぇぇぇぇぇ!!!」
(ダメだ!間に合わない!)
そのとき
ドババババッ
襲いかかろうとしてた星屑と俺の周りのやつは
うちはらわれた。
「なっ!?」
「あなたが人助けをしてる異形の人ですね。」
(助けてくれたのはいいけどひでえいわれようだな!?)
「私は楠木芽吹。防人隊、これより協力体制に入ります!」
ーーー風sideーーー
「東郷、やれる?」
「…必ず。」
(信じてるわよ!)
「なら私はぁぁぁ!!」
(狗神!力を貸して!!)
残ったゲージをフル使用、剣を何倍、何十倍にも巨大化させる。
「道をぉぉぉぉ!!切りひらぁぁぁぁぁく!」
ズバアァァァァァァァン!!!
剣を振り下ろし、壁をぶった切る。
そして、東郷はその上を走っていく。
(よし!行ったわね。)
私の後ろでは根が再び現れてた。
「東郷の邪魔はさせないわよ!」
ーーー園子sideーーー
盾を貫通される。
(ミノさん…今いくよ…!)
でも、針は私を貫くことはなかった。
「え…?」
「全く、お前はいつも無茶するなぁ、園子。」
(この…声って…!)
さらに
「園姉に手ぇ出すなぁぁぁ!!!」
ズバッ
満開してるちっひーが針を切り裂く。
「「ちひろ(ちゃん)!!」」
「言った通り、助っ人、連れてきたよ。」
(あ…あぁ…)
「ミノさん…!」
「…ただいま。園子。」