ーーー温泉、ちひろsideーーー
須美「ふぅ…」
銀「ぷは〜!!」
園子「ふぃ〜♪」
ちひろ「ふへぇ…」
銀「気持ちいい…しっかし毎日バランスの取れた食事に激しい鍛錬、それに睡眠ってさ、もう勇者ってよりはスポーツ選手の合宿だよな!」
ちひろ「まあ勇者って言ってもスポーツ選手と結構似てますしね…必殺技はいつ伝授なんだろうー楽しみだなー!!」
須美「今回は連携の訓練だし多分ないわよ…?」
(なっ…!?)
ちひろ「そんなー…ブクブクブク…」
園子「私なんだか筋肉ついてきたかも〜」
須美「強くなった証ね。これから成長する女の子がって考えなければいいことだけれど…」
銀「色んな意味で苦しいメニューだよなー。」
ちひろ「銀さん、あの天秤座?につけられた傷、痛みませんか?」
銀「ん?ああ、へーきへーきへっちゃらだ!」
ちひろ「ならよかったです…私傷はもう治ったんですけど筋肉痛がひどくて…」
証拠に今も体中が悲鳴を上げていた。
園子「ちっひーあとで痛いの飛んでけしようか〜?」
ちひろ「うん!!」
銀「園子は大丈夫か?」
園子「私はそれより手にできたマメの方がしみて痛いかも〜」
ちひろ「そういえばいっぱいできてたねー…私も痛いの飛んでけする?」
園子「大丈夫!私はお姉ちゃんだから!」エッヘン
ちひろ「すごーい!!」
銀「あはは…さて、次はあなたですよ鷲尾さんちの須美さん。」
須美「っ!?なんで!?」
銀「そりゃあせっかくの温泉なんだし、クラス一のお胸を拝見しとこうかとー!」
須美「は、反対!!そんな理由断じて反対よ!!」
銀「問答無用!!その桃頂く!!」
須美「ちょっと!だめー!」
銀「おっとぉ!私は事実を言ったまでよ!むしろ大きいくせして照れるとか、贅沢言うなっての!!」
須美「くっ…!!」
ちひろ「あわわ…!銀さんも須美さんも落ち着いてください!!」バシャッ!
銀「…」
ちひろ「…ど、どうしたんですか?」
銀「…ちひろ、お前も随分とでかいじゃないか。」
(あっ!隠すの忘れちゃってた!!あまり見られるの慣れてないのにー!!)
ちひろ「これは…その…!!」
銀「けしからんぞー!ほれー!」バシャッ!
須美「ちょ、銀!!私はともかくちひろちゃんにまでしない!!」
園子「みんな楽しそうだね〜サンチョにも見せてあげたいな〜…ってん〜?」
ガラガラ
銀「なんだなんだ…っておわぁ!?」
安芸「三ノ輪さんに鷲尾さん、そして上里さん、温泉で騒ぎすぎです。貸し切りとはいえもう少し考えるように。」
須美「は、はい…」
銀「…やー…大人ってすごいな…服着てるとあんまわかんないけど…」
ちひろ「お母さんの方がでかかったです。」
園子「目の付け所がおかしい気がするよ〜ちっひー。」
須美「そのっちが言うこともあるのね…しかしあの大きさ…例えるなら戦艦長門!」
銀「なんじゃそりゃ…」
須美「フッ…」キランッ
(あ、須美さんの目が光った。)
須美「旧世紀の我が国が誇る戦艦よ!!詳しく話してあげる!!」
銀「お、おう…」
園子「わっしーが生き生きしてる〜」
ちひろ「あーいう話だと喜ぶんだね…今度2人で家の図書館探してそれっぽいのあげるのはどうかなー?」
園子「いいね!わっしー絶対喜ぶよ!!」
ーーー部屋ーーー
銀「さーてお前ら、合宿の最終日に簡単に寝られると思ってる?」
園子「私は自分の枕持ってきてるから簡単に寝られるよ〜」
ちひろ「私もですー!!」
須美「確か名前は…」
園子「サンチョと!」
ちひろ「コマです!!」
銀「で、園子のその服は?」
園子「鳥さん!私焼き鳥好きなんよ〜!!」
ちひろ「祭りなると屋台ごと買い取るくらいには好きですよ、園姉は!」
銀「屋台ごと!?」
須美「えぇ…と、ともかく!夜更かしなんていけないわ!!」
ちひろ「よくないですかー?絶対楽しいですよ!!」
須美「いいや、ダメよ。言う事聞かない子には…」
ドヨーン…
(…なにこれ…須美さんからどんよりした空気が…)
須美「夜中に迎えに来るよ〜…」
園子「む、迎えにくるー!?!?」ビクッ
(迎え…まさか!?)
ちひろ「マーメイドがですか!?」
須美「なんでそうなるの!?」
園子「はっ!つまり大量のサンチョが!」
銀「そうでもないだろ!?はぁ…全く、そんなホラー話やめて好きな人の言い合いっこしようよ。」
須美「好きな人…って、銀は?」
銀「強いて言うなら弟、かな!」
須美「ちょ、家族はズルくないかしら!?」
ちひろ「なら私は園姉!」
園子「ならなら私はちっひー!」
ちひろ「両思いだねー!」
園子「夫婦だねー!」
ちひろ、園子「「わいわいわーい!!」」
銀「よ、よかったな…まあじゃあ家族は抜くとして!誰かいる人!!」
ちひろ「私と園姉は血繋がってないのでノーカンで!」
銀「本来ならそうだけど今回は特例アウト!」
ちひろ「ガーン!!」
園子「それは残念だけど〜はーい!!」
(…え?????)
須美「っ!?」
銀「マジ!?恋バナ来たか!?」
ちひろ「私も初耳ですよ!?誰!?」
須美「クラスの人!?」
園子「うん!わっしーとミノさん!!」
(…そういうことかー…)
銀「…まあ、だと思ったよ…」
須美「こ、これでいいのよ。私たちには神聖なお役目があるのだから。今日はもう寝ましょう!!そして明日も励みましょう!!家に帰るまでが合宿なんだから!」
銀「へーい…」
(うー…持ってきたやつであまり遊べなかった…残念…)
ちひろ「…園姉準備OK?」ボソッ
園子「d(˙꒳˙* )」
ちひろ「…!じゃあ消しますねー!!」パチッ
ーーー須美sideーーー
須美「…!?!?」
ちひろちゃんが電気を消すとともに、部屋に宇宙が浮かび上がる。
銀「なんだこれ!?」
(どういうこと!?何がどうして…)
須美「…あの黒い球体から出てるの…!?」
園子「そう!持ち運びのできるプラレタリウム〜!!」
ちひろ「私は何回も見たことありますけどいつ見ても綺麗なんですよねー!だから2人にも見せたいよねって園姉と!」
銀「確かにこりゃすごいや…」
(えぇ…ホントに綺麗…)
須美「…でも!寝れないから消しなさい!!」
園子「え〜?」
須美「消しなさい。」
園子、ちひろ「しょぼーん…」
ーーー帰宅日ーーー
須美「ぐぬぬ…」
園子「スピー…スピー…」
ちひろ「むにゃ…アイスクリーム美味しい…むにゃむにゃ…」
銀「すまーん!!」ガラガラ
須美「遅い!!銀、遅い!!!!」
銀「ごめんって!ちょっと野暮用で…」
須美「野暮?」
銀「そそ!気をつけるからさ?」
(怪しい…)
ーーー1週間後ーーー
銀「ギリギリセーフ!」
安芸「アウトです。」ペシ
銀「おぐ、すいません…」
(銀は遅刻があまりに多すぎる…かといって理由も話そうとしないし…もしかしたら何か事情が…?)
猫「ニャ?」ヒョコッ!
銀「おわっ!?こら、ダメだって!!」
(猫!?ますます怪しい…)
須美「…こうなれば…!」
ーーー翌日、田舎道ーーー
(休日でよかった…行動は早い方がいいもの。)
須美「もう少しで銀の家よ、そのっち…」
後ろを振り向くと…いるはずのそのっちがいなかった。
須美「ええ!?どこいったのそのっち!?」
園子「アリさんだ〜!こんにちは〜!」
須美「そのっち。」ガシッ
園子「あっ…」
須美「フラフラしないの。もうすぐなんだから。」
園子「ごめんなさ〜い!だから引きずらないで〜!!」ズルズル
今日、私とそのっちは銀の遅刻の理由を探るべく、銀の家を盗sゲフンゲフン観察しようとしていた。
ちひろちゃんは呼んでいない。こんなことに1つ下の彼女を巻き込む必要はないはずだから。
ーーーちひろsideーーー
天音「ホントにこれでいいんですか?私あまりストーカーは…」
ちひろ「ストーカーじゃなくて追跡!あの須美さんがだよ?気になるじゃん!!」
楓「まあ確かに…」
ここな「写真写真〜っと!」
今日は休日で、いつも通り園姉と遊ぶ…予定でした。昨日までの。
しかし偶然にも須美さんが私に隠して園姉と何かをしようとしてるのを聞き、いつもの3人と後をおうことにしたのです!
(元からノリがいい上に写真撮りまくれるからここなはもちろん、
優しい天音もついてきてくれる。
唯一反対しそうな楓は憧れの須美さんがってことでついてきたし、私の計画オールパーフェクト!!)
天音「しかしどこに向かってるのでしょうか…もうそこそこ歩きましたが…」
ここな「何か心当たりないの?ちひろは。」
ちひろ「うーん…」
(須美さんが私を抜いてしそうなこと…)
楓「そういえば三ノ輪さんは?確か三ノ輪さんも入れた4人でお役目やってるはずよね?」
ちひろ「 ・ ・ ・ それだ!!」
ここな「うわビックリした…急におっきい声出さないでよ写真ブレる。」
天音「まぁまぁ…何がわかったんです?」
ちひろ「須美さんの目的!多分銀さんの観察だと思う!銀さん遅刻多かったから!」
ここな「あーなるほどね。確かに鷲尾先輩なら気になりそう。」
ちひろ「さぁて、目的もわかった事だし前進だ!!」
ーーー須美、ちひろ合同sideーーー
須美「到着ね。早速様子を…」
園子「ピンポンダッシュする〜?」
須美「それはダメ!観察に来てるのにバレやすくしてどうするの!そもそもピンポンダッシュなんて迷惑極まりないわ!!」
(まあこのこと自体あれではあるけども…だからちひろちゃんには言ってないんだし。)
※全てバレてます。
楓「あ、須美先輩が何か取り出した!」
ちひろ「うわっ、何あれ細長っ!?」
天音「あれは…潜水艦をモチーフにして作られたカメラですわ。」
ちひろ「…そんなのあるの?」
天音「はい!なんたって伊予島家が大元で販売してますから。」
楓「あー…旧世紀関連の商品は伊予島家の管轄だったねそういえば。先祖様が資料を大量に集めてたとかで。」
ここな「へー…まあ最新型あるし誰か銀さんの方も観察してみれば?」
ちひろ「お、ファインプレーじゃん!よーし見よっと!」
須美「これで観察するわ。」
園子「おー!なんだか本格的〜!!」
(これはかつての日本の潜水艦の内部からの景色を体験出来るようにと開発されたもの…リスクはあるけど…やはり国は偉大だわ!!)
※リスクほぼない状態で観察してる人達います
銀「おーい、泣くなー。お前、この銀様の弟だろ?泣いていいのは母ちゃんに預けたお年玉が帰ってこないと悟った時だけだぞー。」
赤ちゃん「うー、うぅー!!」
銀「あー…ぐずり泣きが始まってしまった…」
園子「あれ、弟かな?」
須美「そのようね…」
銀「ミルクやおしめじゃないだろうしなー…あ、そうだ!これだろ!」カランカラン
赤ちゃん「…!あー!あー!!」
銀「お、泣き止んだ!えらいぞー!マイブラザー!」
赤ちゃん「あー!」ギュー
銀「よしよし、ふふっ、甘え坊さんな弟だ!大きくなったら舎弟にしてこき使おー!」
猫「にゃー。」
銀「あ、お前、そろそろうちには慣れたか?」
猫「にゃー。」
銀「そうかそうか、それならよかった!」
弟「姉ちゃーん、買い物はー?」
銀「はいはーい!今行くー!!」
園子「わー!ミノさんすごーい!!」
須美「あんな小さい弟達がいたのね…」
(遅刻の原因は世話が大変ということ…?もう少し探る必要がありそうね。)
ちひろ「えへへー…可愛いかったなー赤ちゃん!今度銀さんに触らせてもらおっ!!」
ここな「おーい、なんかすっごい幸せそうな顔してるけど目的忘れてるよー。」
楓「三ノ輪さんも須美先輩達も移動始めたし私たちも行かなきゃ。」
(あ!そうだったー!!)
ちひろ「可愛すぎてついつい…」
天音「気をつけましょう。あまり遮蔽物がないですから見つかる危険が高めですし。」
ちひろ「言われなくても!じゃあ出発!!」