上里ちひろは勇者である   作:☆ここな☆

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ついに!ついに!!入ります!防衛の章!!


防衛の章
プロローグ 幸セガ崩レル時


ーーー???ーーー

ーーー???sideーーー

(…ついに、ここまで来た。)

???「…やっと会えましたね。アフトクラトル、ハイレイン殿。」

ハイレイン「そりゃ同盟国を何個も攻め落とされれば会わざるを得ないだろう…で、なんの用かな?突如現れ、未知のトリオン兵で規模を拡大した超新星、オブラ・ディエナ。」

ディエナ「あら、超新星なんて大掛かりな。こちらは黒トリガーないですし。」

ハイレイン「だからこそ、なしでその強さが恐ろしいのだろう…2度目だが、用件は?」

ディエナ「単純明快。…私の国、「スターセーバー」と対等な同盟を結びませんか?」

ハイレイン「…対等な、だと?笑わせるな。いくら強力とはいえ正面衝突になればお前らに負ける要素はないぞ。」

ディエナ「まーまーそう早まらずに。こちらが提供するのは私しか作れない新型"星屑"、"星座級"。それにあなたがたの協力を得られれば、非常に優秀な人材を5〜10名、獲得できる予定です。うち1人は…そうですね。素で黒トリガーに匹敵するかもしれません。」

ハイレイン「…何?黒トリガーにだと?

…本当だろうな?」

ディエナ「ええ。勝てない相手に嘘をつく余裕はないですよ。」

ハイレイン「…よかろう。ミラ、書類を用意しろ。同盟、組もう。」

ディエナ「ありがとうございます、ハイレイン殿。」

(さあ始めようか…)

 

 

 

 

ーーー人世紀3年、イネスーーー

ーーーちひろsideーーー

ちひろ「あやや、そっちどう?」

亜耶『できたよ!ちーちゃんの方はどう?』

ちひろ「んー、樹ちゃんがまだちょっとゴネてるくらい?」

バーテックス、そして天の神の戦いから3年。

大赦は新たに元号を「人世紀」と改め、新たな時代をスタートさせた。

今ではみんなで本州復興を押し進めている。

反大赦を訴えるレジスタンスも少なくはないけど、全て春信さんに撃沈されてる。

そして私たち勇者部も成長、今では中三の佳美を除き、全員讃州高校に進学した。

讃州高校勇者部の部長はもちろん風さんとして、副部長には防人でのリーダー経験のある芽吹さんに。

あまりの多さに、ボランティアオンリーの勇者部と、大赦関係も請け負う勇者部、つまり私たちの2つに派生。

そして今は何をやってるかと言うと…

樹「やっぱり申し訳ないよ〜…そんな大々的に呼ばれてもそんな上手くないし…」

ちひろ「もう色々やっちゃってんだし、あとには引けないよ。腹くくって!!レッツリハーサル!!」

風「むしろあんたのためにここまでしてくれてるみんなに感謝しないと!」

樹「もちろん感謝はしてるよ?でも〜…」

明日に控えた樹ちゃんの歌手デビュー、その準備の真っ只中であった。

ざっくり言うとあややたち防人組が飾り付け、友奈さんたちが宣伝。

友奈?『やっほー!ちっ…ちひろちゃん!友n』

ちひろ「どうしたの?園姉。宣伝の調子は?」

園子『渾身のモノマネがもうバレてるんよ…ガーン…』

夏凛『ガッカリしてないで本件を話しなさいよ…』

雪花『まあ結論から言うと大成功だにゃ。元の評判もあって軽く100人はパンフ持ってってくれたんじゃないかな。』

ちひろ「…だって。」

樹「うっ…すごい数…」

佳美『樹さんならできます!!私が保証しますから!!』

銀『私も!!なんだかんだ言って本番に強いし大丈夫だ!!』

園子『いっつんの晴れ舞台、楽しみにしてるんだぜ〜!!』

樹「…はい!みなさん、ありがとうございます!!」

ちひろ「やっと腹くくった?」

樹「うん…まだ申し訳ない気持ちはあるけどね。」

ちひろ「これから人気になるんだし、それで稼いだの寄付すりゃ万事解決!」

樹「まず人気ならないと思うよ…仮になったとしても事務所の方にも出さないと行けないし、マネージャーやってくれてるちひろちゃんにも渡さなきゃいけないじゃん。」

ちひろ「…私、上里だよ?」

樹「それでも苦労かけちゃうんだし…」

ちひろ「私が自らやったことなんだし気にすることないのに…なら私がもらったあと寄付を!」

樹「それ二度手間じゃん…わかった。ちひろちゃんがいいって言うなら。」

ちひろ「うん、ありがと。私も勇者部には感謝しきれないし。」

風「…ブゥ。樹が成長したのは嬉しいけど…そのせいで最近私の存在感が薄れてきでる…」

樹「ええ!?お姉ちゃんのこと忘れたことなんてないよ!?」

ちひろ「ヤキモチ焼いてたんですか…私からしたら風さんの方が羨ましいくらいなんですけど。」

風「どこが!?今じゃあんたすっかりメガロポリスもギガロポリスになりやがったし、雰囲気も大人びやがったし!?私の勝てる要素が見つからないんだけど!?」

ちひろ「雰囲気は風さんがやろうとしてないだけでしょ…そしてな に が ギガロポリスですかぁ?」ギリギリ

風「あ、ちょタンマ!!ごめん地雷だって忘れてたの痛い痛い!!」

樹「ちひろちゃん、お姉ちゃんも悪気なかったんだしそれくらいで許してあげて。」

ちひろ「樹ちゃんが言うならまあ…」

風「解放された…ってんな事やってる場合じゃなかった!?リハーサルしないと!?」

樹「そうだよ…じゃ、着替えてくるから。」

ちひろ「いってらっしゃい〜!」

樹ちゃんが衣装部屋に消える。

風「…で、結局どこが羨ましいの?」

ちひろ「目に見えるようなとこじゃないです。人として尊敬させてもらってます。」

風「え?どこが?自分で言うのもなんだけどちひろに勝てるとこあったっけ?」

ちひろ「えぇ。すぐ調子乗ったり、」

風「グサッ!」

ちひろ「悪ふざけしたり、」

風「グサグサッ!」

ちひろ「…しますけど、誰よりも優しくて、みんなのことを誰よりも思いやっている。」

風「…え?別にそんなこと…第一それなら友奈とか銀とかの方が…」

ちひろ「友奈さんも銀さんもたしかにそうだとは思います。でも、やっぱり一番は風さんだと私は思います。だから、みんなはあなたについてくるんですよ。」

風「ちひろ…あんたが言うならそうなのかもね。」

と、その時。

樹「…できたよ!」

衣装部屋から衣装に身を包んだ樹ちゃんが。

(…待って。)

ちひろ、風「…可愛い。」

樹「そ、そうかな…」

風「…ブハッ!!(鼻血)」

ちひろ「え?嘘ですよね?風さん?風さん!?」

樹「ちょ、お姉ちゃん!?しっかりして!お姉ちゃーん!!」

風「幸…せ…我が人生…悔いなし!!」

ちひろ「…さっきまでの話バカらしく思えてきたかも。」

風「え!?ちょさすがにそれはないわよね!?」

ちひろ「だって…ねぇ?」

樹「お姉ちゃんよかった…!!」

 

 

 

 

ーーー翌日ーーー

ーーー樹sideーーー

ちひろ「…うわぁ。すっごい数の観客。」

園子「パンフもらってくれた人がさらに広めてくれたんだろうね〜大活躍なんよ〜!」

風「ここまでとは考えてなかったわ…樹、大丈夫?」

樹「…うん、むしろここで失敗したらせっかく来てくれた人達をガッカリさせちゃうから。」

風「ええ子や!ほんとにええ子や!!」

ちひろ「妹バカ発揮しないでください。みなさん、警護お願いしますね?」

今日はちひろちゃんが勇者部のみんなに警護を頼んでくれてます。

理由は単純、前も言ったレジスタンスからしてみれば今回のデビューは一斉一隅の大チャンスだからです。

そのため、春信さんからそれぞれの武器を借りてるらしいです。

友奈『まっかせて!樹ちゃんのデビューは邪魔させない!』

東郷『悪い輩は殲滅します。』

夏凛『完成形勇者の名にかけて、やってみせるわ!』

銀『樹ちゃん、心配せずにやっていいからな!』

雪花『そうそう。リラックスリラックス!』

佳美『樹さんなら必ず成功します!間違いなく!』

竜治『外も今んとこは問題なしだ。』

亜耶『樹ちゃん、頑張って!!』

芽吹『未来に繋がる大きな舞台、邪魔なんてさせないわ。』

夕海子『樹さんのライブ成功とともに、弥勒家の戦果も上げてみせます!』

雀『なんで来る前提なの?来ないことが一番なんだよ?』

しずく『…ともかく、頑張って。』

(…私にはみんながいる。だから…)

樹「…いってくる!!」

風「ぶちかましてきなさい!!」

園子「やっちゃえなんよ!!」

ちひろ「頑張って!!」

 

ステージへ出る。

そして立ち位置へ。

樹「…コホン。みなさん、今日は来てくれてありがとうございます。初ライブにこんなにも人が来てくれて、嬉しい限りです。

では、歌いま━━━━━━」

ビジッビジジッ

ちひろ「…ん?」

友奈「何…今の音。」

芽吹「…総員!警戒!!」

音が、聞こえました。

不協和音が。

…そして。

ブィィィィィィィィンッ!!

(…え?)

真上に黒い穴が現れる。

さらにそこから、異形の者達が現れだしたのです。

ちひろ「なっ!?」

風「樹ッ!!」

夏凛「何よアレ!?」

銀「分からない…とりあえず一般人の避難と樹ちゃんの救出だ!!」

雀「なななな何あれー!?助けてメブゥゥゥゥゥ!!」

シズク「星屑ともちげぇ!!見たことねえぞあんなの!?」

 

ディエナ「…復讐を。」

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