上里ちひろは勇者である   作:☆ここな☆

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大変遅れて申し訳ありません
中間テストだったのです…


5話 報ヲ交エル

ーーー遠征艇ーーー

ーーーちひろsideーーー

ちひろ「あ、あの時の。」

三雲「どうもです。力貸してくれるそうで…」

遊真「お、チスチス。元気にしてた?」

千佳「こんにちは。」ペコリ

ちひろ「ホントならやられてたところ助けられてますし。これくらいは当たり前ですよ。」

樹「元気かは微妙ですが…それなりには…?」

遊真「お、嘘ついてない。こういう時って無理して嘘言う人結構多いけどやるなお前。」

樹「…?」

雀「んん??…はっ!まさかまさか!?もももしかして心を読めたり!?!?」

???「違うわ。こいつはサイドエフェクトでウソかホントかがわかるだけ。大して事情も知らない人にそんなこと言わないの。」ボスッ

遊真「やれやれ、キトラはお堅いなー。」

木虎「私が堅いんじゃなくてあんたが緩すぎるだけよ。」

遊真「なにおー!?」

嵐山「木虎も空閑君もそこまで。勇者部の皆さんが混乱するからね。初めまして、嵐山准です。A級5位、嵐山隊の隊長を務めています。こちらは右から木虎藍。」

木虎「どうも。」

嵐山「次に時枝充。」

時枝「三門市についてからも案内とかの担当任されてるから、気安く話しかけてもらっていいよ。」

嵐山「そして佐鳥賢。」

佐鳥「どーもどーも佐鳥っス!機会があれば必殺のツインスナイプ見せちゃいますよ〜!!」

東郷「ツインスナイプ!?」

雪花「あー…東郷って狙撃銃だもんねぇ…」

三雲「ではこちらも改めまして。A級9位、玉狛第二こと三雲隊の三雲修です。」

遊真「空閑遊真だ。よろしくな。」グッ

千佳「雨取千佳です。これからよろしくお願いします。」

佳美「よ、よろしくです…!」

(ふむ…まだ到着までは時間あるみたいだしとりあえず…)

ちひろ「じゃあ何個か質問いいでしょうか?」

嵐山「はい、どうぞ。」

ちひろ「あの異形、トリオンとトリガー、サイドエフェクトについて。あとは…遊馬さんが使ってた他とは異質なやつについても。」

嵐山「分かった。まずトリオンっていうのは人の身体の中にあるエネルギーみたいなものだよ。普通に暮らしてる限り使うことはないし、トリオンを作っている「トリオン供給機関」も視認ができないから基本的に知ることはない。

そしてそのトリオンを使い、戦闘用の肉体や武器を作るのがトリガー。色んな種類があるけど詳しくは本部で、かな。」

時枝「異形に関しては僕達は「トリオン兵」と呼んでるよ。トリオンから作られた様々な兵隊。

大型は人捕獲用の「バムスター」。

虫っぽいのは戦闘用の「モールモッド」。

あと何匹かいた爆発するやつは「イルガー」、大型がほとんどだけど最近は小型化したのもいるよ。

そしてうさぎ型のめちゃくちゃ強いやつは「ラービット」、僕達みたいなトリガー使いを捕獲するためのやつだね。

で、あと一つは…謎。最近現れた新型といえるよ。」

友奈「大型さんも虫さんもうさぎさんも魚さんも出ちゃったとなると…あの星屑みたいなやつ?」

雀「…あれか!?!?」

木虎「…何か知ってるの?」

竜治「知ってるというか…俺たちが数年前まで戦ってたやつに非常に似ているっていうか…」

遊真「なーんかいよいよ世紀末みたいになってきましたなー。」

雪花「的を得ているにゃ…」

遊真「え、マジモンの世紀末だったの?」

(…簡潔な説明しといた方がよさそうかもねぇ…)

ちひろ「…詳しいのはその本部?についてからとしますが、とりあえずこちらの簡潔な説明をさせてもらいますね。いいしょ?樹ちゃん。」

樹「うん!というか私も手伝うよ。」

ちひろ「ありがとー!!」

 

ーーー説明後ーーー

遊真「…世紀末だった。」

千佳「私たちよりも規模がでかかったよ…」

佐鳥「神の国に一泡吹かせたことならあっても神を倒したことはさすがにないですって…いやほんとすげえっスね!?」

三雲「それで、その神の使い…星屑か。それが新型に酷似していると…嵐山さん、これって…」

嵐山「…狙われたのといい、やはり何かしらの関係がありそうだね。もしかすると特殊型とも…」

木虎「じゃあ次はサイドエフェクトね。サイドエフェクトは…」

迅「残りの2つは俺に任せてもらおうか。」

木虎「迅さん!」

迅「サイドエフェクトは漢字で書くと副感覚、高いトリオン能力を持つ人に稀に発現する特別な力さ。例えばさっきやってたユーマのサイドエフェクトはウソを見抜くことだ。一部嘘とか結構細かく絞れるだったよね?」

遊真「そうですね。ちょくちょく役に立つよこれ。」

迅「あとは千佳が気配察知。ゲート…トリオン兵が出てくるとこね、そこから出てくる前に方向とかを察知できる。」

千佳「あとは気配消したりもできます。」

(…わぁお…)

ちひろ「…控えめに言って羨ましい。」

雀「いいな〜…それさえあれば戦うことなく逃げれるんだろうな〜…いいないいな〜…」

亜耶「多分芽吹先輩たちが許してくれないと思いますが…(汗)」

迅「で、俺は未来視。」

勇者部「はい!?」

迅「あー、何も細かいとこまで見えるわけじゃないんだ。いくつかの平行した可能性が見えるってだけ。今回君たちのところへ駆けつけたのも俺たちがそうする未来が見えたからさ。」

樹「万能ってわけではないんですね…」

迅「そうそう。で、次は…黒トリガーについてか。」

(黒トリガー…名称が違う…)

迅「黒トリガーってのはそうだね…

優れたトリガー使いが全トリオンと命を注いで作り出すトリガーだ。」

雪花「…命、ね…」

竜治「…」

東郷「っ…」

迅「その実力はまさに次元が違う。優秀な人材が揃ってるボーダーにおいても、ひとつで戦況をひっくり返しかねないほどだ。現に俺は黒トリガーでA級5人に圧勝してるしね。」

嵐山「迅が使った「風刃」は未来視と相性バツグンだからね。それもあるんだろう。」

迅「あ、嵐山さん。そこは黙っておいてくださいよ〜

あとは…持ち手を選ぶことが特殊かな。相性が悪いと起動することすらままならないからね。」

ちひろ「…たしかに、ぶっ壊れですね。…遊馬さん…」

遊真「ん?気にしない気にしない。別に全然気にしてないし。

…そして、もうじき着くみたいだぞ。」

友奈「…どんなとこなんだろう!楽しみだなー!ね、東郷さん!!」

東郷「え?う、うん。」

亜耶「ちょっとお暗い雰囲気ですよみなさん…ここまでしてくださってるんですし、せめて元気でいないと!」

雀「亜耶ちゃんその原理は謎だよ!?でも賛成、長丁場なるんだろうし交流しとかないと!!

…じゃないといざって時に守ってもらえないし…」

佳美「雀さん…最後の一言さえなければ完璧だったのに…」

ブゥゥゥゥゥゥゥン

遠征艇が揺れる。

ちひろ「…到着ですか?」

三雲「そうなりますね…改めて、ようこそ三門市、そしてボーダーへ。」

(…しばらくいることになるだろう土地…一体どんな景色が…)

扉が開く。

そこにあったのは…無地の壁だった。

ちひろ「・ ・ ・ え?」

嵐山「…あ、少し期待させてしまってたかな?ごめんね、遠征艇はゲートの都合上ボーダーの本部内に離陸場があるんだ。」

(あー…たしかに。こんな大事なもの外に出しとくわけないもんね。)

時枝「じゃあ降りてください。会議の場所まで案内します。」

 

 

 

 

ーーー会議室ーーー

迅「城戸さんー、帰りましたよー。」

城戸「ご苦労だった。…それで、無理を言ってまで太刀川達を動かした成果はあったんだな?」

迅「ええもちろん。紹介します。讃州高校勇者部のみなさんです。」

樹「…勇者部臨時部長を務めさせていただいてます、犬吠埼樹です。先日は危ないところを助けていただいた上の今回の協力、誠に感謝します。」

城戸「…若くもしっかりしている。しかし助けたのにはこちらへの利があると考えたからだ。…無償ではないと言うことを、気に止めておいてもらおう。」

樹「それで構いません。私たちもただ、力を借りっぱなしで終わるつもりではありませんので。」

城戸「…なるほど、期待している。」

雪花「風部長が見たら号泣しそうだにゃこれ。」

雀「間違いないでしょうね〜…ってあ!太刀川さんに出水さん!!」

太刀川「お、雀ちゃん。よく来たね。」ボリボリ

出水「これからしばらくいるんだろ?よろしくな。」

雀「はい!!どうかよろしく頼みます!!ところでお二人はなぜここに?」

太刀川「城戸さんに呼ばれたもんで。あ、ぼんち揚食うか?」ボリボリ

雀「なんですかそれ!?」

迅「太刀川さん、何枚かちょーだい。」

太刀川「あいよ。」ボリボリ

迅「やっぱぼんち揚は最高だね。」ボリボリ

雀「????????」

出水「今はついてけなくていい…てかそれが当たり前。」

竜治「…風間さんもいたんすね。あの時はお世話になりました。」

風間「気にすることはない。お前らのためにやったんじゃなく、俺たちのためにやったことだから。」

忍田「そろそろ本題に入らせてもらってもいいかな?初めまして、ボーダーの本部長を努めさせてもらっている忍田真史だ、よろしく頼む。」

ちひろ「あ、どうぞ。臨時副部長の上里ちひろです。」

城戸「最高司令官の城戸正宗だ。」

林藤「玉狛支部長の林藤匠、勇者部のみんなは玉狛支部に滞在してもらうことなるから仲良くしてくれると嬉しいな。」

鬼怒田「開発室長の鬼怒田本吉だ。トリガーについて何か要望があれば私に聞け。」

根付「メディア対策室長の根付栄蔵です。マスコミ関係で困ったことがあれば来なさい。」

沢村「本部長補佐の沢村響子です。よろしくお願いします。」

唐沢「外務・営業部長の唐沢克己だ。特に役立つことはないだろうがまあよろしく。」

友奈「讃州高校2年、結城友奈です!」

東郷「同じく2年、東郷美森です。」

雀「2、2年、加賀城雀です!無害なので何もしないでください!チュンチュン!!」

雪花「同じく2年、秋原雪花。よろしくお願いします、皆様方。」

竜治「1年の蛇遣竜治です。」

亜耶「同じ1年の国土亜耶です。どうかよろしくお願いします。」

佳美「讃州中学三年、神月佳美です。どうかよろしくお願いします…!」

城戸「…お互いの自己紹介もん済んだところで、話を進めていくとしよう。迅、説明はどこまで?」

迅「ブラックトリガーとかトリオン兵、サイドエフェクトみたいな基礎知識は叩き込みましたよ〜。」

城戸「ならトリガーの種類や詳細か。」

鬼怒田「そういうことなら私が説明しよう。ボーダーのトリガーは緊急脱出用のベイルアウト、戦闘体の他に最大8つの自由枠がある。

これに自分に合うトリガーを搭載し、戦うのだ。

またこれはメイン4つ、サブ4つで分かれていて、メインとサブはひとつずつ同時使用が可能だが、メインとメインのように同じ枠の同時使用はできない。

そしてトリガーを使う奴らはいくつかの分類に分かれるんだが…それはそれぞれのトップを争うメンバーに各自説明してもらうとしよう。」

太刀川「あー、助けに行ってた俺たちだけじゃなくて東さんも呼ばれてんのはそういうことか。おい出水、レッツゴー。」

出水「いや太刀川さん、まずはあんたからでしょ。勇者って響き的にアタッカーは多そうだし。」

迅「俺も太刀川さん推しで〜。ぼんち揚げ終わったあとにあげますから〜。」

太刀川「仕方ねぇな。

じゃあまずはアタッカーについて、この俺、太刀川慶が解説させてもらう。アタッカーは簡潔にいえばまあ…剣とか刀とかを使いたいヤツ、ガンガン近距離で無双したいヤツ(できるとは言ってない)が多めだな。

選べるブレードは3種類。

攻撃力耐久性ともに優れた安定の品、旋空弧月で遠くの敵も一刀両断、孤月。

少し脆いが形自由自在、応用力バツグンのスコーピオン。

攻撃力は乏しいが耐久性があり、シールドモードやスラスターで堅実な戦いができるレイガスト。

これにシールドや姿を隠せるバッグワームを搭載してるのが基本だな。スコーピオン使いは踏んだら跳ぶグラスホッパーとか。あーとは風間隊が。」

風間「…カメレオンか。カメレオンは姿を隠せるトリガーだ。しかし音も出ればレーダーにも移る、後に説明があるだろうがハウンドのような追尾型も防ぐことはできない。おまけで使用中は他のトリガー使用不可。使いこなすには相当な技量が必要だな。」

雀「盾!?」ガタッ

雪花「使う人多そ…っていつもなら言うんだけどほとんど捕まってるよねぇ。ちひろと竜治くらいじゃない?今使えるの。」

樹「…ちひろちゃん、ワイヤーってあるかな…」

ちひろ「うーん…スコーピオンとやらならできなくもなさそうだとは思うけど…あとビット再現できるものないかな…」

出水「ビットってのがなんなのかはわからんが次行かせてもらうぜ。シューターの説明は俺、出水公平が努めさせてもらう。

まずシューターは自身のトリオンを弾丸として敵を倒す。弾速、射程、威力、弾数等を自在に調整できるが、手間がかかるし命中精度に難アリって感じか。味方との連携が鍵になるな。弾の種類は…4つ。

1つ、全ての元であり、直線上に飛んで対象を攻撃する通常弾(アステロイド)。余計な効果がない分純粋な威力は4つの中でもトップだ。

2つ、着弾時に爆発する炸裂弾(メテオラ)。純粋な威力はアステロイドに劣るものの、範囲が広かったり建物ぶっ壊したりできる。

3つ、さっき風間さんが上げてたけど敵を追尾する追尾弾(ハウンド)。トリオン反応を追うものと、自身の視覚を使って追うものがあるな。威力こそ低いが勝手に追ってくれることから持ってる人は多い。

4つ、軌道を自分で設定して放つ変化弾(バイパー)。ハウンドよりも複雑な動きが可能な分、その場で軌道を設定するのは簡単じゃないから基本的には予め決めたいくつかのパターンからってのが多い。ただ少数ながらもその場で設定するやつもいる。無限の可能性を秘めたロマン弾だな。」

(…!!あれなら…!)

出水「あとは合成弾っつー2つの弾を混ぜて使うのもあるが…その混ぜんのにさらに時間がかかるな。

他に搭載するならシールドやバックワーム。あとはブレードや狙撃を主にしつつ、サブウェポンとして搭載したりか。そこの三雲とかはシューターやりながらサブウェポンとしてレイガスト持ってるぞ。あとは似たようなのにガンナーがあるんだが…それは嵐山さんに任しますわ。」

嵐山「ああ。ガンナーとシューターの違いはトリオン弾を撃つ時にある。「あ、そんな普通に繋げれるんすか…」シューターはそのまま、ガンナーは銃型トリガーの補助を受けて撃つ。基本的にシューターはセンスが必要で実力差が出やすいんだが、銃型トリガーで均質化を図ったのが由来だな。

シューターほどの自由度が失われた変わりに安定度が増している。

あとは…ガンナーは威力、射程、弾速をその場で設定できず、予め決めた2つしか撃てないのも特徴。ただ練習するほど命中精度は上がるから使いやすいトリガーではあるかな。」

樹「…私、別な武器慣れないといけないかなぁ…」

ちひろ「うーん…さすがに厳しそうだよね…まだわかんないけど。」

雪花「お、これは私の出番かな?投槍と要領は似てそうだし。」

佳美「私も役に立ちたいし、練習くらいは…」

東郷「…次、行ってくれませんか?…先程の話に、"狙撃"という言葉がでてきたはずですが。」

迅「するどいねぇ。東さん、頼みます。」

東「どうも、勇者部のみなさん。B級4位、東春秋と言います。俺からはスナイパーについて。スナイパーは狙撃銃型トリガーを使って戦う。こちらは弾を選べたりするわけではないが、トリオン能力によって伸びるところが違う。

まずは威力、弾速、射程ともにバランスがいいイーグレット。使用者のトリオンが高いほど射程が伸びる。A級レベルだと動かない的なら1キロ先でも命中させれるだろうな。

次、弾速が早いが威力が弱いチクチク型、ライトニング。軽くて扱いやすいから、移動しながらの狙撃とかにも使われる。これはトリオンが高いほど弾速が早くなる。

最後、威力は高いが弾速は遅いドッカン型、アイビス。サイズや重量の影響からライトニングのように持ち運びながらは難しいな。だがその威力は凄まじく、シールドなら容易に砕くことが出来る。こっちはトリオンが高いほど威力が上がる。

最後に立ち回りだが、スナイパーは見つからないことが重要だ。だから基本的にバッグワームを並行して使い、狙撃の度に移動するのがいい。あとはシールドを搭載して、あまり枠は各自の好みかな。」

東郷「…!これは…私がやるしかないわね!!」

友奈「よかったね!東郷さん!」

東郷「ありがとう!友奈ちゃん!でも友奈ちゃんに合うやつが…」

友奈「勇者部6箇条、なせば大抵なんとかなる!なくてもすぐに慣れて東郷さんのこと守れるようになるよ!!」

東郷「友奈ちゃん…ならそれまで私が友奈ちゃんのこと守るね。」

友奈「え!?ほんとにいいの!?ありがとう!東郷さん!!」

城戸「ご苦労だった。これがボーダーのトリガーになる。」

ちひろ「説明、感謝します。」

迅「じゃあ今度はそっちの方の説明をお願いしたいかな。今回は詳しく。」

樹「…はい。全ての始まりは、300年前に遡ります━━━━━」

 

 

 

 

ちひろ「…以上です。」

忍田「その数年後の今に襲撃…事前に防げず申し訳ない。」

雀「なんで謝ってるんです!?!?取り戻すのに協力してくれるなら文句なしですし普通こんなの予想できないでしょう!?!?」

迅「…それで、彼女らの話にでてきた「星屑」、これが新型と全くと言っていいほど同じなのです。なので新型の名前をそこから取り、「コーメット」としたいのですが…」

太刀川「ちょーっとそれは認めらんねえな。それなら「コミミオン」の方がいい。」

迅「いやコーメットでしょ。」

太刀川「コミミオンだな。」

迅「コーメット!」

太刀川「コミミオン!!」

竜治「なんか始まった…」

雪花「どうするんですかにゃ?これ平行線だと思うんですけど。」

遊馬「そう言われても止めようがないから困るな。他にいい案出すしかないぞこれは。」

佐鳥「コモルート!」

木虎「先輩、ポニモンから取ってこないでください。」

風間「今この場でなのか…それより俺は別に気になることがあるんだが。」

ちひろ「…?なんですか?私でよければ。」

風間「ああ。実はな…」

千佳「…コメッタ。」

一同「…それだ!!」

千佳「んえ!?は、はい!」

(…盛り上がってんなぁ…)

風間「…この写真のやつに見覚えは?」

ちひろ「えーっとで…は!?」

樹「どうしたのちひろち…え?」

風間「…コメッタと同タイミングで確認された大型の一種だ。異常に強く、倒しきれなかったが。」

ちひろ「知ってるもなにも…さっき話した、さそり座ですよ…!?!?」

風間「…やはりか、迅。」

迅「わかってますって。早めに不調は直しますよ。」

林藤「じゃあみんな疲れてるだろうし、今日はここら辺でお開きにしません?部屋で荷物整備とかしたいでしょうし。」

城戸「…そうだな。では、これで会議を終わる。改めて、これからよろしく頼む。」

樹「はい。任せてください。」

(…しかしこれからかなりの時間いるとなるとここの図や町の様子とかも知っときたい…となると…)

ちひろ「勇者部集合!!」

雪花「ほいほい。でなんのご命令で?」

ちひろ「私達はこれからしばらくの間この街で暮らすわけじゃないですか。」

雀「たしかにそうだね。」

ちひろ「そしてトリガーに慣れるための訓練もしなきゃいけない。」

竜治「…あー、そういうことか。」

亜耶「…??」

ちひろ「だから本部と町、それぞれの地図を今のうちに作っときたいなって。私と樹ちゃんで先行して部屋とか整えておくから他の人で頼めないですか?」

東郷「なるほどね…なら私達は本部をやるわ、ね、友奈ちゃん。」

友奈「うん!任せて!」

亜耶「戦えない分私が補給係務めるはず…街に行きます!」

佳美「あ、なら私も!」

雪花「佳美が行くなら私もオナシャス。」

竜治「制作要員として俺もだな…」

雀「…町で!」

ちひろ「多少バランス悪い気がするけどまあおいとこ…樹ちゃん、いい?」

樹「もちろんだよ!むしろそこまで考えてなかったから感謝しかないよ…」

迅「話は聞かせてもらった!」

ちひろ「あ、迅さん。聞いてたなら話は早いですね。」

林藤「さすがに支部の場所が分からなくなると困るから本部班には三雲たち、町班にはレイジたちを付けるよ。じゃあ車で移動するからついてきて。」

樹、ちひろ「はーい!」

 

ーーー道路ーーー

ーーー迅sideーーー

樹「ここってうどん屋さんってどれくらいありますかね?」

林藤「うどん屋?んーそうだな…三店くらいか?」

ちひろ「…やはり世界の違いか…」

迅「あー勇者部って香川だもんね。そりゃうどんに食いつくわけだ。」

樹「うどんは別次元の食べ物ですし。」

ちひろ「圧倒的頂点。」

迅「こりゃすげえ…」

林藤「ははっ!これからはご飯のうどんの周期を早くするか!」

ちひろ「ありがとうございます!!」

(どこまで好きなのか…俺にとってのぼんち揚げくらいか?さてこれからどうするk…)

ビジジッ

未来視が、突如として未来を映し出す。

…それも、すでに避けようがない未来を、だ。

迅「…林藤さん、飛ばして。」

林藤「…まさか?」

迅「…そのまさかだ!!」

ヴゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!

ビジジジッ!!!

空に、黒い穴が開く。

 

ーーー友奈sideーーー

友奈「なんですかこの音!?」

三雲「…中に直接!?どうやって!?」

遊真「2人は俺たちから離れないこと。やるぞ、オサム、チカ!」

千佳「うん!」

三雲「わかってる!!」

3人「トリガーオン!!」

 

ーーー雀sideーーー

どーもみなさん、人畜無害でお馴染み雀です。町を探索に来てたんです。そしたらなんか鳴るじゃないですか。

そして見覚えどころか軽くトラウマ物がわんさか現れるじゃないですか。

雀「…呪物でも買ったのかなぁ私たち!?」

竜治「激しく同意です。」

亜耶「ど、どうしましょう…!?」

雪花「佳美、私の後ろに…って言っても周り囲まれてるしダメか。」

佳美「足でまといならないといいけど…」

レイジ「安心しろ。必ず守りきる。鳥丸。」

烏丸「市街地も含めて結構な位置を同時にやられてるらしいです。どういうわけか本部も直接内部から。」

レイジ「前の時に何かされたか…とりあえずここは俺たちだけでやるしかないな。」

小南「上等。雑魚が何匹集まっても無駄って教えてあげるわ!!」

 

ーーーちひろsideーーー

ちひろ「な…んで…」

来る。

樹「…林藤さん!迅さん!これ…」

白き異形が。

林藤「とりあえず全速力で飛ばすから掴まっててな!!」

軍をなして。

迅「…風刃、起動!!」

『ゲートが複数箇所に発生。各員、対応に当たってください』

トリオン兵が、侵攻してきた。

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