ーーー6月23日、園子sideーーー
園子「ほっ!せいっ!そりゃりゃりゃ!!」
「うおっ!?ホントに使い始めて2日目かよ!?」
園子「それほどでもありま〜す。でもやっぱりよねやん先輩の方が強いですね〜ハウンド!」ビュビュビュッ!!
米屋「シールド!まあ伊達にA級はやってないから…よっ!!」ズバァンッ!!
よねやん先輩の槍の一撃を受けて私のトリオン体が真っ二つになる。
『活動限界 ベイルアウト』
園子「あ〜やられちゃったんよ〜」
米屋「おつかれ!なかなか強かったな…初見で"幻踊"の横攻撃避けた時はさすがにビビったぜ?」
園子「それまでのでわざと外してきたって分かったからあとは勘ですよ〜一応槍の勇者やってましたし!」
米屋「あーそういや秀次がんなこと言ってたな…」
園子「化け物相手なので対人戦は慣れてませんがね〜」
米屋「つまり伸び代があるってこった。もういっちょやるか?」
園子「望むところです!レッツリベンジマッチ!!」
私が復活☆してからはや3日。そうそうに特訓に慣れる私はわっしーとA級7位の実力を持つ三輪隊にお邪魔させてもらってるのでした〜。
(ボーダーのトリガーに槍は改造以外にないし、狙撃手さんが2人もいるからね〜わっしー的にも相性バツグンなんよ〜!!まあ…)
東郷「ふっ!!」バンッ!
三輪「ダメだ!今度は端の方に注意しすぎて真ん中が疎かになっている、全箇所同時に注意しなきゃお前の言ってるのは到底届かないぞ!」
(…どーいうわけか銃の方の射撃訓練してるよね〜)
米屋「おーいどうした〜?」
園子「なんでもないの助ですよ〜!今行きます!!」
ーーー休憩時間ーーー
園子「へい!へい!わっしー!」
東郷「そのっち、お疲れ様、そっちは順調?」
園子「そりゃもうスーパーウルトラ絶好調だぜ〜!!でなんだけど、コブラ先輩や「古寺ですよ!?」坂先輩もいるのに〜「奈良坂だ。途中で略すな。」」
東郷「いつもに増してあだ名が悲惨なのは置いとくけどそうね…確かに狙撃の方も学べることは多いし、これからも教えてもらいたいと思ってるわ。でも今はそれよりこっちの方が大事って思ったから。」
園子「その心得は?」
東郷「寄られても対処できるように。」
園子「ソーグッド!!」
東郷「言い直してくれるとなお嬉しいわね。」
園子「oh…手厳しい…流石だなあってことだぜ〜?まあそういうことなら私も教えてもらおっかな〜ハウンドとアステロイド使う予定だし!」
東郷「そのっちも?分かったわ、頼んでくるわn…」
米屋「そういうことなら俺に任せな。よっと。」
園子「あ、よねやん先輩〜」
東郷「まともなあだ名…ありがとうございます。」
米屋「例には及ばねえって。あー、ただ少しピリピリするかもしんないから一応注意な。」
園子「どういうことですか〜?しゅーさん先輩ってもしかして女の子苦手なんですか?」
米屋「そういうことではねえんだけどな…
…うちの隊はネイバーの被害を受けた奴が多いんだ。」
ーーー東郷sideーーー
東郷「ネイバーの…ですか?」
米屋「そそ、俺はなんもねえけどな。章平と奈良坂は家ぶっ壊されてるし、秀次は…姉貴殺されてんだ。」
(…少しは考えてたけど…やはり大切な人を失った人もいるのね…)
…ここにはいない、かつて一度は失われた友が頭によぎる。
米屋「トリオンのこと知らなかったりネイバーとは違うのは分かってるが、お前らも似たようなもんではあるからな、一応。気をつけてくれ。」
東郷「分かりました。注意感謝します。」
園子「…はーい。」
ーーー訓練室ーーー
東郷「えいっ!!」ガガガガガガッ
園子「そりゃー!」ダダダダッ
三輪「2人ともだいぶよくなってきてる。そろそろ日も暮れるだろうしここまでだろう。乃木のアステロイドはともかく東郷の銃に関してはひたすら練習することが重要だから双方練習を怠らないように。」
東郷「はい!!今日はありがとうございました!」
園子「ありがとうございました〜!あ、ところでなんですが〜
…いいんですか?私たちネイバーに教えても。」
(…今なんて言った!?)
東郷「ちょ、そのっち!?それは触れちゃダメでしょ!?」
園子「ごめんねわっしー。でもこれから侵攻はより激しくなる。そしたら協力する時だってくる。今のうちに確かめれることは確かめておきたいんよ。」
園子「そのっち…」
三輪「…ネイバーは殺す。それが俺の信念だ。」
東郷「っ…!」
園子「…」
三輪「…2年前までのな。」
東郷「…今は…?」
三輪「…今も許すつもりなどない。ネイバーが多くの人の命を奪ったことは確かな事実だ。…だが、お前らがその命を少なからず救ったのも事実だ。
…お前らの仲間がどんな状態だろうと一般人を傷つけた時は、俺は、いや三輪隊はお前らを殺しにかかる。覚えておけ。」
園子「…それが分かっただけで充分で〜す。ありがとうございました、しゅーさん先輩!」
三輪「…その呼び方もやめろ。」
園子「そんな〜!!」
ーーー廊下ーーー
東郷「理由は分かったけどよく聞いたわね、そのっち…」
(なんとか穏便にはすんだけど下手すれば不和を生みかねなかったもの…)
園子「よねやん先輩の声色が少ーしだけ明るかったから〜?ホントのホントにやばかったらそんなことないと思うんだよね〜」
東郷「…つまり思考に何かしらの変化があったって予想したのね。」
園子「さすがわっしー!!そこにシビれる憧れる〜!」
東郷「それはこっちのセリフ。…絶対に勇者部のみんなに人殺しなんてさせない。」
園子「今回でより重要なったね。頑張らないと!」
東郷「ええ!力貸してね、そのっち。」
園子「それはこっちの言葉なんだぜぇ?わっしー!」
ーーー夜、千佳sideーーー
千佳「ここに来てから結構経ったけどもう慣れた?」
亜耶「私はもう慣れたかな!玉狛支部のみなさんもよくしてくれるし。」
ちひろ「小南さんのおかげで暇しないね。」
樹「あそこまで引っかかってるの見るとかなり可哀想に見えてくるからやめてあげて…」
午後9時、私は今日、高一の勇者部のみんなの部屋(竜治君は男の子だから遊真君のところだけど…)に泊まりに来ていた。
樹「亜耶ちゃんはオペレーターの特訓は順調?」
亜耶「うん!栞さんやゆりさんに教えてもらって佳美ちゃんとなんとか…!」
千佳「あ、パトロールの時に栞さん言ってたよ!2人ともやる気あって教えがいがあるって!」
ちひろ「あややは律儀な子だからね〜巫女の練習も文句一つ言わずにこなしてたし。」
亜耶「それは月夜さんが適度に休憩とか取ってくれてたから…」
(…あ、そういえば私、全然そういうこと知らないや…)
千佳「巫女って言うのは…?」
ちひろ「えーっとね、神樹様のことは前話したと思うけど、巫女はその神樹様の声を聞けるの。」
亜耶「声ってよりは…イメージ?頭の中にこう…ドーンと!」
千佳「ド、ドーン?」
樹「あはは…そしてその神樹様の力を宿して戦ってたのが私たちなんだけど…フラワートリガーってどういう仕組みなんだろう?」
ちひろ「明らかにスペックが勇者システムの時よりいいもんね…」
千佳「鬼怒田さんでも分からないらしいから完全に理由は不明だね…
…すごいなぁ、勇者って…私と正反対かも…」
樹「そんなことないと思うよ…?」
千佳「ううん、だって私トリオンあるせいで友達や兄さんも巻き込んで…それに最初の頃…人のこと撃てなかったんだ。誰かを傷つけて、それで責められるのが怖くて…自分のことばっかだったから…」
ちひろ「…大丈夫、私も似たようなもんだから。」
千佳「え?」
ちひろ「ちょっと色々あってね…人を信じれない時があったの。その時は間違いなく自分のことだけしか考えてなかったと思う。そんな私でも勇者に選ばれてるんだよ?だから違わないなんて事はない!」
樹「怖くてもいいと思う。それをどう乗り越えるかが、重要なんじゃないかな?そして千佳ちゃんはそれを乗り越えてる…勇者部六箇条、無理せず自分も幸せであること、ってあるし。」
千佳「…そっか…もし全てが終わったら、三門市の勇者部は私に任せてもらってみてもいい?」
ちひろ「お、いいと思うよ〜!まあまず作ってないけど…」
樹「作るためにも一時的に高校通ってみる…?」
千佳「それはそれで大変そう…私が友達集めてやってみるからレクチャーとかお願いできればいいなって。」
亜耶「そういうことなら任せて!」
ちひろ「そうと決まれば風さん達に相談だねー…まあもう夜10時だし明日なるけど。」
樹「あ、もうこんな時間だったんだ…」
亜耶「そういえばちーちゃん。」
ちひろ「ん?何?あやや。」
亜耶「ちーちゃんの最初の勇者の頃の話って、私多分聞いたことないよね…」
ちひろ「あ、確かに。誰にも聞かれないから…」
樹「大雑把だけど何があったかは分かってるもん…傷えぐりになんていかないよ…」
千佳「…?」
ちひろ「別にもう大丈夫だよ、みんながいるもん。しかしそっか…じゃあせっかくだし言おうかな?長くなっちゃうけど。」
樹「私はちひろちゃんがいいなら…」
千佳「3人ともよくしてくれてるし、少しでも知れることは知っておきたいかな。」
亜耶「私は樹ちゃんと同意見で。」
ちひろ「よし、満場一致!あれは今から5年前…」
こうして、夜は更けていく…
どうもここなです。いつも読んでくださってるみなさんには感謝しかありません。
そしてお知らせはまあ…終わり方から察してると思われますが…
…鷲尾須美の章、入ります。
これからもどうかうちゆをよろしくお願いします!!