上里ちひろは勇者である   作:☆ここな☆

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14話 喪失少女ト病弱少女

ーーーボーダー本部、雪花sideーーー

雪花「ん〜!やっぱりココアは美味しいねー。」ゴクゴク

佳美「だね。私はまだ熱すぎて飲めないけど…」ゴクリ

6月30日、今日も私たちはボーダーでそれぞれ訓練に励んでいた。…っていってもやはり息抜きは必要で、今は休憩中。

雪花「会った頃から熱いもの全般無理だったもんね。記憶失う前に熱にトラウマあったんじゃにゃい?」ゴクゴク

佳美「むしろそのトラウマが原因で記憶喪失した可能性も…ユキもだから多分違うと思うけど。」ゴクリ

雪花「いやいや、私一応勇者だったんだし、戦闘の末の記憶喪失もおおいにありえる。あー美味しかった。」プハー

飲みきった私は、缶をゴミ箱に…

コンッ

誰かと思わず手がぶつかる。

雪花「あ、すいません。話してて…」

「こっちこそごめんなさい!!初めて見る顔ですけど新人さん?」

雪花「そういうわけじゃないんですよ、一から話すと長くなっちゃうんですけど。私、秋原雪花って言います。で、あそこでゆっくりココア飲んでるのが…」

佳美「神月佳美です。」

茜「私は日浦茜!元ボーダー隊員なんですよ!2年前の大規模侵攻のせいで親に高校から転校させられて…」

雪花「それは…残念でしたね…親御さんの気持ちは分からなくもないのがアレだけど。」

佳美「最初にトリオン兵見た時ホントに怖かったもんね…」

何も出来ずに、ただ逃げるだけしかない恐怖。イネスの件で私達もそれは十分味わってるし、たとえ攻撃が通ったら楽勝なんて相手でもない。

命よりも大切な娘のことだ、絶対そんな危険からは遠ざけたいに決まってる。

茜「それは私も分かってるんですけど、やっぱりつらいもんですよ…ってことで高校は諦めて、大学で舞い戻ろうと画策してます。」

雪花「ですよねー。まあ私は応援します。大学までいけばもう立派な大人ですし。」

茜「だからそれまでは定期的に遊びに来てるんですよ。少しとはいえ訓練にも参加させてもらえますし。あ、私スナイパーやってたんですけどー…」

雪花「おお!私はシューターですけど、遠いとこ狙うのはそこそこ得意ですよ。投槍やってたんで。」

佳美「私はあまり戦闘得意じゃないのでオペレーターを…」

茜「ふむふむ…あ、そうだ!私の隊長はすごいシューターなんですよ!よければ来ません!?」

雪花「いいんですか?それならご好意に乗っかっちゃいますけど。」

佳美「私もいいですか…?」

茜「もちろんもちろん!さあレッツゴー!!」

 

ーーー那須隊隊室ーーー

茜「どぅわああああああー!!!!」ブワッ

「茜、泣かないの。」

茜「だってえええ!!すごいいい話じゃないですかあああ!!熊谷先輩もそう思いますよねええええ!!」ブワッ

那須隊の隊室にお邪魔させてもらって約10分、今はこちらの事情をあらかた説明した結果、茜が感極まって泣き出したところだった。

(同級生とは思わなかった…いや深く考えたら2年前に高校だから当たり前なんだけど。)

熊谷「それはまあ…しかし噂に聞いてはいたけど実際に聞くと戦いの規模がケタ違いね…」

那須「あの新型、一度くまちゃんと応戦したけどホントに強かったもの。回転してバイパーはじき飛ばしてきてたし。」

「熊谷先輩に直接攻撃してもらおうにも逆に孤月折れてましたし…」

那須隊はボーダーでもあまりいない全員女子の部隊なんだとか。隊長は茜が紹介したがっていたシューターの那須玲さん、アタッカーの熊谷友子さん、オペレーターの志岐小夜子さん。

佳美「とは言っても私達もこの話自体は聞いただけなんですけどね。一応星屑は見たことありますけど…」

雪花「所詮は最初期、無様なものよって感じですわ。」

熊谷「そんなことないわよ。あなた達が来てくれたおかげでホントに助かってる。技術とかはこれから経験を重ねて積み上げていけばいいんだし。」

雪花「ですよねー。ただ、やっぱりいつかは私もフラワートリガー得られると思うんですけどそれがいつかわからない以上、吸収できるものはしたいわけです。

…ということで、5本勝負、受けてくれません?那須さん。」

那須「…ええ。手加減はしないからね?」

 

 

 

 

 

 

ーーー佳美、雪花sideーーー

満を持して決まったユキと玲さんの5本勝負、もちろん私は観戦です。

(どっち勝つんだろう…玲さんは絶対強いんだろうけどユキもだいぶアステロイドの扱いに慣れてきてたし…たとえ勝てなくても1本か2本くらいは…)

茜「熊谷先輩、実際のところ佳美ちゃん達のとこの人達の実力ってどんな感じなんですか?聞いてる限りだと。」

熊谷「うーん、私達は直接見るのは初めてだけど相当なものって聞いてるわ。中にはあのフラワートリガー?を使えば太刀川さんといい勝負する人もいるらしいし。」

茜「げっ!?マジですか!?」

小夜子「まあかなり相手側に有利な状況であったそうですけど。そう考えると秋原さんもそこそこの実力は持ち合わせてるんじゃないですかね?」

熊谷「でしょうね。ただ5本勝負…少々厳しいと思うわ、1本取れるかしら…」

佳美「そこまで厳しいんですか?」

熊谷「確かアステロイド使いでしょ?なら厳しいと思うわ。ま、見届ければ自ずと分かるから見ましょう。もうまもなく始まるわ。」

 

『ランク外対戦、10本勝負 開始』

ボーダーのトリガーを使ってる時の勇者部は特別枠で、トリガーの改造もあるせいでA級判定なんだとか。

(だからランク外…今までずっと嵐山さんや出水さんに世話してもらってたから知らなかった。)

雪花「…って、そんなこと考えてる場合じゃない。遠慮なく行かせてもらいますよ!」

那須「こちらこそ。バイパー!!」

雪花「アステr…いっ!?」

バイパー、それは自分でルートを設定できるが故に自在な軌道を描く弾。

それは最初に受けた説明や出水さんのを見て知っていた。

それでも…自身の全方位から迫るそれはさすがに想定を遥かに上回っていた。

雪花「くっ!シールド!」

急いでシールドを展開し防ごうとするが時すでに遅し、体中を蜂の巣にされる。

『秋原ベイルアウト 1-0、那須リード』

雪花「全方位って…あんなの初見じゃ無理だにゃあ。だけど…」

『2本目、開始』

那須「バイパー!!」

雪花「フルアタックで、撃ち落とす!!アステロイド!!!」

ダダダダダダダダダッ

単純な威力ではアステロイドの方が上、迫り来るバイパーを全て撃ち落とす。

雪花「よし!次はこっちの番だよ!アステ…」

ビュビュンッ!!

雪花「…っ!?!?」

確かに撃ち落としたはずのバイパーが2つ、背後から私の体を吹き飛ばしていた。

『秋原ベイルアウト』

そのままなすすべなくベイルアウト。

雪花「今のは…!?何が起こったかすらわかんなかった…」

(あの攻撃が全くわかんない以上、後手に回ったら同じ目に遭う…先手を取らないことには始まらない!)

『3本目、開始』

雪花「アステロイド!!」

片方を8分割で威力高めに、もう片方を64分割で数重視にして撃ち出す。

出水さんから教えてもらった、シューターの基本戦法の1つだ。

那須「っ…!シールド、バイパー!」

これを那須さんはシールドで8分割を、バイパーで64分割を防ぐ。

(隙を与えたら持ってかれかねない!このまま攻め続ける!)

しかし相手は猛者、そうはさせてくれない。

ビュビュンッ!!

雪花「くっ!」バッ

予め多く展開していたのか、数個のバイパーが私に飛んでくるのをギリギリでかわす。

(きっと撃ち落とさなかったらそのままこっちに飛んでくるように軌道を設定したなこりゃ…)

雪花「…軌道?まさか!」

ビュビュンッ!!

再び不意の数撃に体を吹き飛ばされる。

『秋原ベイルアウト』

 

『その場で軌道を設定するのは簡単じゃないから基本的には予め決めたいくつかのパターンからってのが多い。ただ少数ながらもその場で設定するやつもいる。』

 

(出水さんが言ってたバイパーのごく稀な人材…那須さんがその1人なんだ…!!あの動作なしの不意打ち攻撃は私への攻撃や迎撃時に紛れて数個だけ遠回りするように…!)

 

熊谷「…って仕組みよ。バイパーの軌道をその場で引けるのはボーダーの中でもA級の出水さんと玲だけなの。玲の得意技、バイパーによる全方位攻撃"鳥籠"もその場でだからこそ効く細かい調整の賜物よ。」

佳美「そうだったんですか…めちゃくちゃ難しいって聞いたのですごいと思います!」

茜「だよねー!いつ見てもすご技だよー!」

小夜子「ただ見た感じだと秋原さんも気づいたっぽいですし、残り2回に期待がかかりますね。」

熊谷「そうね。あれを初見でかわせるかが怪しいけど…」

 

『4本目、開始』

雪花「アステロイド!」

那須「バイパー!」

私のアステロイドと那須さんのバイパー、それぞれがぶつかり合う。

(そしてそろそろっ…!)

雪花「…来た!シールド!」

ガキキンッ!!

2本目と3本目で私を穿った死角からの弾をシールドで防ぐ。

那須「…!ならフルアタックで落とす!」

ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュン!!!!!

一方自分の一手を防がれた那須さんは両手を使ってバイパーを展開、物量で押し切る作戦に。

(しまった!こっちは遠回り攻撃にも備えなきゃいけないからシールドは解除できない…さすがにあの量全てをアステロイドで落とすには威力が足りない!)

雪花「…くっ!」ダダッ

ドガガガガガガガガガガガガガ

シールドと周りの遮蔽物を利用しながら逃げまくり、必死に凌ぐ。

(今はなんとか防げてるけど…このままじゃもたない!早めに決める!)

建物の屋根を伝い、那須さんの上へ。

那須「っ!?」

雪花「これでぇ!どうだぁ!」

…ビュビュンッ!!

私がアステロイドを撃ち出す直前、私を真横からバイパーが撃ち抜く。

…というより、辺り一面にバイパーが着弾していた。

(私がこう来るのを読んで戻ってくるように仕掛けてたの…!?!?)

『秋原ベイルアウト』

 

佳美「あと1回…」

小夜子「完全に手のひらの上で転がされてましたね今のは…」

茜「熊谷先輩、雪花に勝ち目って…」

熊谷「…今見てる限りだと厳しいけど、これで彼女は特筆した那須の戦法は全部見たことになる。そのうえでどう動くか、ね…」

佳美「…きっと勝ちます。ユキは頭脳派ですから!!」

 

雪花「…うん、これしかない。一矢くらいは報いてやらないと!」

『5本目、開始』

運命の5本目が始まる。

雪花「アステロイド!!」

私は走りながらアステロイドを射出、那須さんを狙う。

那須「狙いを定めさせないつもり…!?バイパー!」ビュビュビュビュンッ!!

一方で那須さんは私のアステロイドを撃ち落としつつ残った弾で私を狙う。

雪花「そいってやっとね!」サッサッ

それをスレスレでかわしながら動くことをやめない。

那須「もっと遮蔽物を利用すればいいのになんで私の周りを…

…まさか!」

那須さんが周りにバイパーを展開する。

(もう気づかれた!?早すぎるっしょ!?)

 

茜「…雪花ちゃんが通ったところに置き弾!?」

熊谷「まさか…アステロイドで鳥籠をやろうとしてるの!?そんなむちゃくちゃな事…その前に那須に撃ち落とされるわよ!?」

 

那須「…その前に穿つわ!バイパー!」

雪花「バレちゃあしょうがない…準備ができるまでバイパーを全て撃ち落とす!!いや、撃ち落としてみせる!アステロイド!」

 

佳美「…できます。できてみせます。ユキなら、絶対!!」

 

ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュン!!!!!

ドガガガガガガガガガガガガガッ!!!!

1個でも撃ち漏らしがでれば作戦は瓦解する。那須さんから射出され、様々な軌道を描くバイパーを1つ残らず撃ち落としていく。

(あとちょびっと!1つの弾も見落とすな私!)

ドガガッ!!

雪花「これでっラスト!!もってけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

準備が整い、アステロイド版鳥籠を撃ち出す。

 

ーーー那須sideーーー

(この数回で…私の真似を…!!)

那須「…フルガード!!」

ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキッバキッ

メインとサブの両方をシールドに割き、なんとか防ぎ切ろうとするが…圧倒的な数、途中で砕け、5発ほど身体をかする。

(でもこれならまだやれる!)

那須「辺り一体に撃ち込む!バイp…」

鳥籠によって発生した煙が晴れた先で秋原ちゃんが2つのアステロイドを合わせようとさているのが見えた。

(…合成弾!?鳥籠は合わせるまでの時間稼ぎ!?)

那須「なら、こちらも!!」

バイパーとメテオラを合わせる。

雪花「…アステロイド+アステロイド!徹甲弾ギムレット!!」

那須「バイパー+メテオラ!変化炸裂弾トマホーク!!」

雪花「届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

那須「はああああああああああああ!!!」

ッッッッボッガァァァァァァァァァァァァン!!!!!!

両者の一撃が、ぶつかり合い、混ぜ━━━

 

 

 

 

 

 

 

ーーーボーダー、ベランダーーー

ーーー夕方、雪花sideーーー

那須「…ここにいたの、秋原ちゃん。」

雪花「あ、那須さん。ここから見える夕日がキレイで好きなんですよ。那須さんは大丈夫なんですか?体、弱いって聞きましたけど…」

那須「最近は調子いいから大丈夫。これくらいは。

さっきはありがとうね、いい試合だったわ。」

雪花「いい試合って…結局私1回も勝てなかったですし。最後もトマホークの裏から先に出したバイパー飛ばしてきてるなんて思いもしませんでしたよ…」

那須「そんなことないわ。置き玉を作るってことは、射出するまで枠1つで猛攻を凌ぐ必要がある。それをたったの5試合でこなしたのは褒められていいことだと思う。」

雪花「…ありがたく受け取っておきますかにゃ。私も貴重な体験ができました、ありがとうございます。」

那須「それでだけど…どうしてアステロイドを?あそこまでやれるならバイパーの方がいい気がするんだけど。」

雪花「んーとですね…私の勇者としての武器が投槍でして。どうしてもバイパーほどの自由は利かないので、それなら直線的なアステロイドかなーと…」

那須「なるほどね…そういうことならやっぱりバイパーがいいと思うわ。」

雪花「…え?」

思いもしなかった返答に呆気に取られる。

雪花「でも、バイパーみたいな軌道は…」

那須「確かにバイパーほどの自由度は持てない思う。けど投槍なら上に投げればいずれ下に落下するし、技量があれば途中で曲がるように投げられるはず。あまり詳しくないから違ったり他にもできることはあるかもしれないけど、少なくともこれらは直線的なアステロイドだと練習できないと思うわ。」

雪花「あ…確かにそうですね。」

(ずっと直線的に投げることだけ考えてた…いや知らなかったってのが正しいけど。)

炎化から目覚めた時にはなっていた記憶喪失。あれから勇者部に見つけてもらうまでは生きるのに必死で、動物を仕留める最低限の技能しか磨いてなかったし考えてもいなかった。

雪花「…すいません、実はちょっと嘘混ぜてました。」

那須「…どういうこと?」

雪花「…記憶喪失なんですよ、私。炎化が解けた時からずっと。だから実際見たことあるのはコメッタが初で…まあ記憶失う前はもちろんあったんでしょうけど。」

那須「…それなら別に気にしなくても誰も攻めはしないと思うわ。誰にだって触れられたくないことはあるもの。」

雪花「…ボーダーのみなさんいい人ですし、多分そうだとは思います。…でも、ごめんなさい。」

那須「…そっか。気にしなくていいわ。

…投槍のこと、また相談に乗るわ、雪花ちゃん。体が弱いから毎日は行けないけど。」

雪花「…住所教えてもらえればこっちから行きますよ。…これからもよろしくお願いします、那須っち。」

この夕日をいつまでも眺めていたい。

そんな平穏を、切に願った。

しかし…

 

ーーーアフトクラトル、ヒュースsideーーー

ハイレイン「…それで、前回の侵攻の結果の説明をしてもらおうと呼んだら次の計画の話とは、どういうことだ?」

ディエナ「だっていちいち過去振り返ってたってただの無駄じゃない!それなら次の計画の用意した方がよっぽど有意義よ?」

ハイレイン「確かに国としてならばそうだろう…しかし貴殿と私らは同盟関係にある。貴様が言う通りにした結果、敵の戦力拡大にしか繋がらなかったのはどういうことだと聞いているのだ。事によっては同盟を解消せざるを得ないぞ。」

ディエナ「はあ〜…頭かったいね。国の主ってのは大変だ。前回のは布石。あわよくば戦力を削れればとしか思ってない。それにあちらがトリガーを覚醒させれば"枯れた大樹"の手がかりにもなるし、全て想定の範囲内よ。」

ハイレイン「…布石というなら、つぎはどうすると?」

ディエナ「そっちにもたっぷりトリオン兵用意してもらうわよ?こっちも大盤振る舞いするから。

…遠征艇、アレを潰す。」

 

ーーーボーダー本部、迅sideーーー

迅「ふぃ〜6-4、ぼんち揚げはもらってくよ太刀川さん。」

太刀川「あ、てめえそれ限定のじゃねえか!」

迅「別に何もらうとまでは言ってなかったしね〜」

太刀川さんとの模擬戦を6-4で終え、部屋をあとにする。

(さーて、確か今日はうどんって言ってたし少し早く帰ろ…)

《━━━━━━━━━━━━━━━》

迅「…っ!」

…プルルルルル、プルルルルルルル

ガチャ

迅「もしもし?城戸さん?」

城戸「どうした、迅。」

迅「いや〜大した用事じゃないんすけど〜

久しぶりに俺のサイドエフェクトが大働きしました。」

城戸「!!!…詳細は?」

迅「7月10日…今までを超える規模で侵攻が起こります。」

 

どの世界でも、平穏は長く続かない。そういうものなのだ。

 

 

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