戦闘回と言っても描写は少ないですm(_ _)m
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「結局ジャイアントトードかよ…」
「ま、またジャイアントトードですか……」
「カエルは…嫌っ!!」
ジャイアントトードのいる草原地帯に着いたカズマ一行と真護達。
しかし、肝心のカズマの目は死んだ魚のような状態になっており、更にはアクアとめぐみんの2人は頭を抱えて震えている状況だ。
「…なあ、カズマ。何でアクアとめぐみんが怯えてるんだ?2人は上級職なんだよな?」
「あー…こいつらジャイアントトードに喰われそうになってトラウマになってるんだ。後、こいつら戦闘であんまり役立たないからアテにしない方がいいぞ?」
「そ、そうなんだ…カズマ達って色々と大変なんだな。」
震えている理由をカズマに尋ねるとアクアとめぐみんが戦闘でまったく役に立たないという事を聞けば、今までよく無事だったなと思いながら真護は困った表情を浮かべていた。
「な、何を言っているんですかカズマ!今度こそ私の爆裂魔法でこの一帯のカエルを一網打尽に…」
「お前、それやったら動けなくなるだろうがっ!!」
カズマの言葉にムキになったのか、めぐみんが杖を掲げて意気込みを語るもののすぐさまカズマにツッコミを入れられていた。
「俺とゆんゆんは合計で30体ぐらい倒さないといけないけど、カズマ達は何体倒すつもりなんだ?」
「5体です。」
真護がふとカズマ達が受けていたクエストにジャイアントトードがあった事を思い出すと気になって問い掛けるが、めぐみんからすぐさま5体という数字が帰ってきたため少し間が出来ていた。
「…えっ?」
「め、めぐみん…今、何体って?」
「だから、5体だけです。」
聞き間違えたのかなと思った真護とゆんゆんだったが、続けざまにきためぐみんの返答に何も言い返せずにいた。
「…なぁ、カズマ。5体倒しても2万5千前後のエリスしか貰えないけど?それだと生活出来ないんじゃ…」
「今は馬小屋で生活してるんだ。安く借りれるし…」
「…なんか、聞いちゃいけない事を聞いちゃったみたいでゴメン。」
たった5体しか倒さない事にそれでは普通に生活出来ないと言おうとしたが、言い切る前にカズマの口から馬小屋で生活している事を告げられ、再び少しの間が空いた後に謝る真護だった。
「…と、とにかく!まずはジャイアントトードを倒さないとな!まずは俺が先行してジャイアントトードを倒して行くよ。」
微妙な空気に変わってしまった場の雰囲気を変えるべく、先行してジャイアントトードの討伐へと乗り出そうと真護がファイトバスターから降りる。
「そういえば、そのファイトバスターって言ってるバイクは真護が貰った特典なのか?」
「特典?あぁーっ…違う違う。ファイトバスターは俺の相棒だよ。それに特典って力は多分、アクアが俺の身体とファイトバスターを修復してくれた分で帳消しになってるはずだから、そのままファイトバスターと一緒にこの異世界に送られたんだ。」
「…えっ?いやいや、そもそも死んだなら治すも何も無いんじゃないのか?」
「あ、あはは…普通の人の身体とは、ちょっと違うからさ。」
同情のような言葉に悲しそうな表情を浮かべていたカズマだったが、真護と共に行動しているバイク…ファイトバスターは特典なのかと尋ねるものの、一緒にこの世界に転生したという言葉に疑問を持てばそこにツッコミを入れる。
混乱しているカズマの様子にどうやって説明を付けようかと悩む真護だが、ベルトの事やライダーの力に関わらせたくない為に濁すように答えるが余計にカズマを混乱させていた。
「そのバイクは特例として一緒に送ってあげたのよ。まあでも、そうよねぇ…お腹にオモチャみたいなベルトが入ってるなんて、とても言えないもんねーっ。プッ、プクククッ…!!」
「オモチャのベルト?」
「………」
真護を転生させた本人であるアクアが代わりに説明を始めるものの、まだ彼の持つ力について分かっていない様子で話す彼女の様子にカズマは意味が分からない様子で呆れ返っていた。
アクアが何も知らない事は分かっているが、ベルトの事について笑われている真護の表情はあまり良いものではない。
「ん?今、何か足元が動いたような気がす…」
何とも言えない表情を浮かべる真護を小馬鹿にしているように笑うアクアだったが、自らの足場が動いたような感じがして言葉にするものの、話し終わる前に彼女の足元から一回り大きなジャイアントトードが地中から現れたのだ。
「ほぎゃあああぁぁっ!!?」
「あ、アクアーーーっ!!おまっ…食われてんじゃねえぇぇっ!!!」
勢いよく出て来たジャイアントトードの動きにバランスを崩して尻餅をついた上に、そのまま口を開けて舌を出したジャイアントトードに捕まえられて食われてしまっていた。
因みにアクアに近かったカズマは運良くジャイアントトードの側面に転がり落ちたものの、見事にジャイアントトードに食われているアクアを救出しようとショートソードを片手に持ち必死に斬りかかっていた。
「エクスプロージョン!!!」
そんな2人の様子をよそに迫って来ているジャイアントトードの群れに向かってめぐみんが己が得意として唯一使える爆裂魔法を放つ。
すると、1匹のジャイアントトードを中心に巨大な魔法陣が出現すれば、空から光が降り注いできたような閃光とともに魔法陣から凄まじい爆発が起こったのだ。
「おぉっ…ゆんゆん、今のは何なんだ?」
「あれは爆裂魔法って言うんです。めぐみんは爆裂魔法を使うので…」
ゆんゆんにめぐみんが放った魔法について聞けば、爆発が起きた辺りにクレーターが出来ている事から凄まじい威力を誇る魔法なんだなと真護は考えていた。
しかし、威力が高過ぎた事と爆裂魔法の範囲が1匹に対して行った事でそれほど広くなかったのか、爆発に巻き込まれたのは3匹程度しかいない。
「あれ?でも、そんなに倒せてないな。めぐみん、もう一回さっきのを……」
再び迫ってきているジャイアントトードを確認した真護は、先ほどの爆裂魔法を放ってもらおうとめぐみんの方を振り向いくものの、既に緊急事態に陥っている状況である事に気付く。
「…なぁ、ゆんゆん。あの子食われてるんだけど?」
「め、めぐみーーん!!?」
そう、爆発の衝撃波でめぐみんの近くに落ちて来たジャイアントトードにめぐみんが頭から食われ、今にも飲み込まれそうになっていたのだった。
そんなライバルの姿に驚愕の表情を浮かべ悲鳴のような叫びを上げつつ、詠唱して魔法を繰り出し救出に向かったゆんゆん。
そして、癖の強いメンバーと共に奮闘しているカズマを大変な思いを日頃からしているんだなと困ったような表情を浮かべて考えながら、光の粒子を拳や脚に纏った真護は大量に現れたジャイアントトードの討伐に専念したのだった…
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今更ですが、明けましておめでとう御座います(´・ω・`)
長いので分割しましたm(_ _)m
カズマは仮面ライダーについて知ってる事にします(´ω`)