*加筆及び修正をしました(1/11)
見慣れた新たな世界
-MINARETAARATANASEKAI-
気が付くと、私は宿屋のベットで眠っていた。
そして、体はあの頃の体躯に戻っている。
私の願いは叶ったようだ。
うーん。
やっぱり色々と大きくして貰えるように頼めば良かったかも知れない。
でも今更だから諦めるしかない。
そう言えば、エリス様が数日前と言っていたが、どれ位戻ったんだろう?
考えながら宿を出るとそこには、
「きゃっ!?」
扉で頭を打ったセシリーが居た。
「お姉さん大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ。めぐみんさんを見る為なら、此れ位の事は何でもないわ」
「そそうですか」
そう言えばこんな事もあった。
確かあの時はとても急いでいたような・・・
「めぐみんさんが中々出て来ないからノックしようと思って」
「あっ、思い出しました」
「えっ、めぐみんさん急にどうしたんですか?」
セシリーは心配している様な面持ちだ。
でもそれに答えを返している余裕はない。
「お姉さんすいません。今すぐ行かないといけない所が有るのでこれで」
「ちょっと待っ」
セシリーが私を止めようとしているが、今回は起きたのが遅い。
話している時間などない為、セシリーには悪いが、聞こえないフリをして、私は自称ライバルのあの子と冒険者達が居る場所へと走り出した。
「『パラライズ』――ッッッ!!」
私が到着したのは、丁度ゆんゆんが、自爆麻痺をしている所だった。
「チッ、この俺様を拘束するとっ、は」
ホーストは私に気付いたようだ。
「我が名はめぐみん!愚かな同胞とその仲間の危機を救わんとする者!」
決まった!
やっぱり名乗りは気持ちいい。
「めぐみん!」
ゆんゆんは痺れて動けない中でも口を大きく開けて驚いていた。
「お、お前は!あの時の口だけ魔導師!」
「おい、誰が口だけ魔導師か聞こうじゃないか。場合によっては、そこの悪魔と共に滅する事になる」
そう言いながらレックスだけを動かさずに詠唱を始めた。
「何が滅するだ!何も出来なかっ・・・いえ何でもないです。あのさっきの事は謝るから助けてくれ。おい!冗談だよな、冗だ、本当にすいませんでした。大魔導師様」
流れ出る魔力から、私がハッタリを言っている訳ではないと理解したらしい。
何とか動かせる手を使って、私を拝んでいる。
「仕方ないですね。見逃すのは今回だけですよ」
「ああ、分かった。ホントすまなかった後で埋め合わせはする」
「そうですか。では私のパーティーが魔王討伐する際に加勢をお願いします」
「おう、それくらい任しとけ、って今なんて言った?」
レックスが何か言っているが、もう言質は取ったからこっちのモノだ。
「ありがとうございます。その時までにしっかりと名を上げて置いてくださいね」
「くっ、分かったが、もし魔王討伐に行かなかったら何もしなくて良いんだな?」
「良いですよ。ですが行かないと言う事は無いので覚悟してください」
私の言葉にレックスが答えようとしたその時。
「おい、いつまで俺様を放置する気だ!麻痺が切れたら分かってんだろうな」
「それは怖いですがそんな事は起こらないので」
あのポーションは我が父が作った物だから、効果がどの位持つかは分かっている。
「覚悟は出来ましたか?」
「ああ、いつもの俺様なら耐えれただろうがもう無理だな。運が悪過ぎた」
あの時も聞いた愚痴を続けるホーストがそこに居た。
「このまま残機が減っちまったら、ウォルバク様との契約は切れてフリーになるのか。・・・参ったな。このままだとあのガキに使役されちまいそうだ」
多分あのガキというのはこめっこの事でしょう。
「妹のこと、お願いします。『エクスプロージョン』」
「えっ、まさかお前あのガキの...」
ホーストは言い終わる前に我が爆裂魔法によって残機を一つ失った。
カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて
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ヒロインズの誰か視点(天界)
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