カズマさんお誕生日おめでとうございます!!
三期でめぐみんとイチャイチャしてるの見るの楽しみにしてます。
ー追伸ー
後日談でめぐみんにプロポーズ、頑張ってください。
ということで、カズマさんの誕生日を祝して投稿します!
-OSANANAJIHANEET?-
カズマとアクアと別れてから数時間、レールガンのありそうな心当たりのある場所は全て巡ったけれど、全部空振りだった。
どこを探せばいいのか全く検討がつかない。
時期的にはいつシルビアがやって来てもおかしくはないから早く見つけなければならないと言うのに、手がかりさえ掴めていない。
カズマがもし、またシルビアに捕らえられてしまったら、アレがないと対処出来ないのに、一体どこにあるのだろうか。
そんなことを考えながら、日も暮れそうになってきたので、家へ杖を取りに向かって帰っていると、向こうからお母さんが歩いてきた。
「めぐみんどうしたの?カズマさんと喧嘩でもしたのかしら?」
「喧嘩はしてませんよ。お母さんは何してるんですか?」
この時間だと買い物に向かうとかだろうと思いもしたけど、それにしてはいつもより気合いの入った服装をしている。
何をしに行くんだろうか?
「カズマさんに夜になったら効果が出るびや、じゃなくて、元気になるポーションを渡そうと思って、カズマさんを探してたのよ」
「・・・ナニが、元気になるんですか?そんな物渡してカズマにナニさせようってんですか?」
言いかけたのは絶対に媚薬だ。
同じ部屋に閉じ込めるのでは飽き足らず、カズマに襲わせようとするとは・・・
これが母親のすることなのだろうか?
「孫の顔を早く見せてもらうのよ」
「させませんよ!私とカズマの関係を強引に進めさせる方法なんて認めません!私達はまだ付き合ってすらないんですから!」
この世界においては、私から好意を伝えるなんてことはしてない。
幾ら媚薬を摂取したカズマでも、直ぐには襲ってこないだろう。
そして、辛い思いをすることだろう。
そんなことは断じて許せない!
「じゃあ、これは渡しておくわね。ここぞって時に使いなさい」
「絶対に使いませんからね!」
「お父さんとデートだからもう行くわね。こめっこはダクネスさんに頼んであるからカズマさんとお楽しみしても問題ないから安心しなさい」
言って、走り去って行った。
全く、どうしてこんなことに。
これはアクアに頼んで水に変えてもらおう。
こんなものいくらで売ってるのでしょう?
気になってラベルを確認するとそこには衝撃の価格十万エリスと記されていた。
・・・やっぱりこれは、おいておこう。
カズマとそういうことをするようになってから、使うやも知れないとか考えてる訳ではなく、せっかく買って貰ったこんなにも高価な物を無駄にするのは勿体ないと思ったからだ。
そう、決してやましい考えなど存在しない。
「めぐみ〜ん!」
「アクア?カズマはどうしたのですか?」
後ろから走ってきたアクア。
私の家に用事でもあったのだろうか?
咄嗟にポーションを隠した。
このポーションを水に変えらたり、落とされたり、見られたりしたら困る。
「カズマならゆんゆんの家にゲームガールとか持って行ったわ。それとカズマが約束の時間より遅れそうだからごめんって」
「私も少し遅れそうですから、それは大丈夫です。もしかして、これを伝えるために来たのですか?」
「あとはこめっこちゃんに会いに来たのよ」
「こめっこならダクネスと一緒らしいですよ?」
「そうなの?じゃあ、ゆんゆんの家に私も向かうわ!」
・・・とりあえず、ポーションはバレずに済んだ。
家に着いたら目のつかない場所に片付けなくては。
時は日が沈んでから一時間が経過したくらいだろうか。
しかし、カズマが中々やってこない。
遅れるとは聞いてはいたけど、一時間以上も待たされるとは思ってなかった。
と言うか本当に来てくれるのだろうか?
何となく、ゲームガールに遊ぶのに夢中で忘れられてるような気がする。
「め、めぐみん!こんな所に居たのね!大変だよ!」
声がした方を見るとねりまきが居た。
苛立ってる今、昨日制裁を下したとはいえ、また怒りが湧いてきた。
「何ですか?私は今人を待ってるんですよ。それと機嫌が悪いので、しょうもないことを言いに来たのなら昨日より酷い目に合わせますよ?」
「ま、まだ怒ってるの!?噂のことは本当に悪かったと思ってるよ!えっと、そうじゃなくて、大変だよ!ゆんゆんが!ゆんゆんが!」
相当取り乱してる。
何かあったと捉えるべきか、罠と捉えるべきか。
「何ですか?ゆんゆんのこと心配させて、また噂広めたいんですか?」
「違うってば!ゆんゆんが魔王軍に誘拐されちゃったの!」
「・・・はい?あの子がそんなことになるとは思えないのですが」
自称私のライバルが魔王軍に遅れを取るとは思えない。
「めぐみんの彼氏と会ったから話してたら、ゆんゆんにも会ったんだけど、近付こうと思ったら急に魔王軍幹部が出てきて、スクロールを使ってゆんゆんが眠らさせられて、そこから急展開で何が何やらで」
「カズマはどうしてるんですか?」
幹部と言うことはシルビアが!
前回はダクネスが交戦していた頃合だからとシルビアが潜入してる可能性についてはカズマにも伝えていなかったのが、失敗だった!
「ゆんゆんの後を追って、私にはめぐみんや仲間に連絡をって」
「つまりカズマは一人で魔王軍幹部を追ったのですね」
「う、うん」
「仲間よりも族長や自称警邏隊に早く連絡してください!私も追います。どっちですか?」
レールガンも見つかっていないこの状況で、こんな事件が発生するなんて……
一刻も早く見つけて助けなければ!
カズマを!
「前に実習で行った森の方に」
「後は頼みました!」
言って私は森目掛けて走り出した。
森に着いたけれど全く痕跡がない。
この辺の土は湿り気が強く、足跡一つないのはおかしい。
こっちに進んだように見せかけただけとか?
だとしたら何処に向かうだろうか?
ゆんゆんを何に利用しようとしているのか。
いや、カズマが後を追うことも折り込み済みならこれは人質!!
そうか!
日本語の読めるカズマを利用する為に、ゆんゆんは誘拐された!
それなら行先は一つしかない。
急がないと。
レールガンがない今、これ以上後手に回ると対抗手段がなくなってしまう。
「めぐみん!何処へ行くんだ?今はゆんゆんが誘拐されて非常招集がかかって」
「そんなこと分かってますよ!だから助けに行くんです!これだからニートは」
「ニートじゃない!助けに行くって、心当たりがあるのか?」
ニートじゃないと言うのならどうして靴屋を継がないのだろうか?
そこがよく分からない。
「ゆんゆん自体が目的ではなく、それを追うカズマが目的だとしたら可能性の高い場所があります。謎施設です!」
「・・・分かった。俺も行こう。そけっとにこのことは通信魔法で伝えておく」
「助かります。初めてあなたが幼馴染で良かったと思いましたよ」
前世も含めて初めてだ。
何かあれば我が子はこめっこに任せていたし、ぶっころりーを幼馴染として頼ることはなかった。
「酷くないか?こめっこの世話を見たりしてるのに」
「変なことばかり教えてますよね?」
「・・・所でめぐみんの彼氏が関わると謎施設となる根拠は何だい?」
「カズマは古代文字が読めるのですよ」
今は緊急時。
情報の出し惜しみなんてしてられない。
「・・・え?」
「説明は省くとして、そういうことなので、ゆんゆんを人質に暗号が解かれるかもしれません」
「つまり、世界を滅ぼしかねない兵器が魔王軍の目的なのか!」
「ええ、恐らく」
「転移魔法で近くまで行くぞ『テレポート』」
ぶっころりーの魔法で到着したのは、謎施設から少し離れた場所だった。
「何故ここを登録したんですか?」
「警戒任務でここが手薄だから何かあった時の為にね」
「・・・遊びでやってた訳じゃないんですね」
「前からそう言ってただろ!」
てっきり、警戒と称した散歩だと思ってた。
次いでにモンスター狩りして、お小遣い稼ぐみたいな認識だったことは、心の中で謝っておこう。
「あっ!やっぱり魔法の痕跡がありますよ!」
恐らく目覚めたゆんゆんが多少なりとも抵抗したらしい。
木が数本倒れている。
「めぐみん急ぐぞ!世界の平和を守る為に!」
「ええ、我々に世界の命運がかかってますからね」
意気込みバッチリな私達が謎施設を前に、決めポーズをしてると後ろから声をかけられた。
「お前ら何やってんの?」
「カズマ!無事でしたか!」
「俺はな。それよりもゆんゆんだ!早く助けないと!」
多分、潜伏魔法で潜んでいたのだろう。
そして、そこに私達が現れたと。
相手方の目的がカズマの可能性がある以上、退避させなければ。
「カズマは家に帰ってください。私たちで何とかしますから」
「何言ってんだよ。仲間が誘拐されて黙ってられねえだろ」
「お願いです。ダクネスやアクアと一緒にいてください」
またカズマの尻拭いをするのではなく、今回は事前に防ぐのだ。
それに、シルビアなんぞにカズマは絶対に渡さない!
「何でなんだよ!俺が・・・」
『カズマ!大変よ!カズマが謎施設って所に行って魔王軍の幹部の要求のまないとゆんゆんが!ゆんゆんが!』
「だそうだ。俺も行かないとだよな?」
なんて卑怯な!
これではカズマがまたシルビアに捕まってしまう。
私もついて行って何とかしなければ!
全く、嫌な予想に限って当たってしまうのはどうにかしてもらいたい。
『魔王軍はカズマ一人で来いと言っている。めぐみんはついて行っては行けないぞ』
「何故私が一緒だと分かるのでしょう?」
ダクネスは千里眼か何かを持ってるのだろうか?
私達が今日、別行動していたことは把握してるはず。
「知らん。てことだから俺は行ってくる」
「カズマ、相手がどれだけナイスバディなお姉さんの外見でも中身はオスのキメラなので、惑わされないでくださいね」
「お、おう」
言ってカズマは謎施設へと入って行った。
待つことしかできないこの時間が早く終われと願うことしか出来ない。
「何処からその情報を?」
「紅魔族随一の天才を舐めないことです」
「いや、俺たち情報部も掴んでない情報を天才だからと言って持ってるのおかしいだろ?」
「情報部?何ですその名前だけカッコイイやつは、どうせ自称でしょう?」
ぶっころりーはスパイなんて質じゃない。
しかし、情報源を聞かれると困る。
ぶっころりー相手にはそけっとから聞いたと言う話は通じないのだから。
「自称じゃない!魔王軍の活動情報を収集する部隊だよ。この前の族会で発足して、俺達がそれに選ばれたんだ」
「本当に情報部なんですね。と言うことは本当にニートじゃなかったわけですか」
「そう言ってるじゃないか。それにそもそもニートじゃないし。それよりどうして知ってるんだ?」
何かいい情報はないだろうか?
魔王軍の幹部の情報を仕入れる先は・・・
魔王軍幹部?
ウィズ魔道具店って、今は魔王軍幹部三人で運営されていたような。
「知り合いに魔王軍元幹部がいるので、聞きました」
「・・・は?今なんて?」
凄い驚きようで面白い。
誰だって驚愕するのは間違いない。
とは言え、私達からすれば日常なのだが。
「知り合いの魔王軍元幹部に聞きました」
「何で知り合いに魔王軍元幹部がいるんだ?」
「私が残機減らしたからです」
「・・・え?」
多分、理解してもらうのに凄く時間がかかるパターンだと思うからさらに情報量増やして、諦めてもらおう。
「今はアクセルの街でバイトとして働いてます」
「・・・意味がさっぱり分からないけど、分かった。それで彼はどうするんだい?」
狙い通り話を逸らすことに成功。
しかし、情報部だと言うなら強襲作戦の一つや二つ考え出して欲しいものだ。
「ここで待つしかないでしょう。姿を消しても魔族とかが取り込まれていたら魔力でバレますし」
「だな…所でめぐみん、一つ聞きたいことがあるけどいいか?」
「何でしょう?」
またネタ元関連だろうか?
これ以上はボロが出そうだから出来れば話したくない。
「告白はもうしたのか?」
全く別の話で安心した。
告白か。
前回なら既に私は好意を伝えている。
まあ、カズマからはからかいとか仲間としてとかそんな風に取られていただろうし、私も仲間としてなのか異性としてなのかはっきり分かっていなかったけれども。
「するつもりはないです。告白されるのを待ちます」
「他に好きな人が出来るとかは考えてないのか?」
「日々警戒してますし、一応それとなくアピールはしてますよ」
クリスに危険人物のリストアップを頼んだり、後輩ちゃん達にガン飛ばしたり、リーンにはクリスのことも含めた調査してもらったりと色々とやっている。
アピールだって、十分ではないけれど、やれる範囲のことはやっているつもりだ。
「例えば?」
「デートに誘ったり、添い寝する機会を作ったり、傍にいて欲しい人だって伝えたりと色々」
「・・・ごめん。何言ってるか分からない」
大したことは何一つ言ってないはずなのに、何処がどう分からないと言うのだろうか?
やはり、世俗から離れたヒキニートには分からないのかもしれない。
「これだからニートは」
「いや、ニートは関係ないだろ。それにニートじゃない」
「じゃあなんだって言うんです?」
「デートに誘うってのはまだ分かるけど、その後のやつは、添い寝ってなんだよ。傍にいたいとか告白同然だろそれ。もう付き合ってるだろ」
何を言ってるのか分からないというのはこちらのセリフ。
添い寝したくらいで付き合っているとか、野営をなんだと思っているのかと問いたい。
ああ、そうか。
ニートだから野営経験がないと。
それに加えてぶっころりーは彼女いない歴イコール年齢なのもあるだろう。
「はい?たかが添い寝ですよ?これだから童貞は」
「だ、誰が童貞だ!それにたかが添い寝って、価値観がおかしいぞ」
私がおかしい?
以前カズマがソフレとか言う添い寝する友達なるものが世の中には存在すると言っていた。
つまり、添い寝したからと言って、すぐさま恋愛関係に繋がるとは思えない。
「添い寝はほぼ毎日やってますからね。そんなことで今更どうとか思いませんよ」
「おかしい!キミたちおかしいよ!そこまでやって付き合ってないとか嘘だろ!」
さっきから何を必死に講義してるんだろうか?
添い寝は単に同じ寝具を使うだけなのに。
まあ、私個人としてはカズマ成分を補充したりと、副産物がありますけど、それはそれ、これはこれ。
自分がそけっとと進展できていないことへの、八つ当たりじゃなかろうか?
こうなったら、次の話題を出そう。
「ですから添い寝程度で何を言ってるんですか?混浴したりだってしてますし」
「ちょっと待て、混浴?混浴してもなお付き合ってないのか?」
「ですからさっきから何なのですか?混浴くらい誰だってしたことあるでしょう?」
ウィズだって、アルカンレティアで、たまたま貸切状態だったとは言え、混浴温泉に入っている。
カズマも一人で入って、ウォルバクさんに何度か会ってたらしいし、ダクネスともサキュバスの夢と勘違いしてたとは言え屋敷で混浴している。
つまり混浴程度で付き合ってるとはならないはず。
「いやいや、ないから!普通はないから!」
「小さい頃私達も一緒に入ってたではありませんか。それに世の中には混浴温泉もあります」
「あの頃はあの頃だ!そんな性別なんて気にしてない頃の話じゃなくて・・・もしかして、混浴温泉に他の仲間も含めてゆっくり話しながら入ってたのか?」
トリックに気付いたみたいな顔をしているぶっころりー。
残念ながら不正解である。
「いえ、屋敷の風呂と混浴温泉で二人きりです」
「いや、ホント、何でまだ付き合ってないんだよ」
「カズマを振り向かせることが出来てないからです」
「・・・えっと、多分、彼はもう惚れてると思う」
何を根拠にそんなことを言ってるのだろう?
カズマが私に惚れている?
多少なりとも意識はして貰えているとは思っているが、流石にそこまでじゃないと思う。
だって、前回はこの時期、カズマは異性として私を好いていなかったのだから。
それに昨日の話が何よりの証拠だ。
「そんなことはありません!昨日気になってる人がいると言ってましたし、私が聞いたら心の準備ができるまでは言えないと、私はそれが誰か突き止めなければなりません!」
「・・・あっ、ゆんゆんが出てきたぞ!」
ぶっころりーの言う通りゆんゆんが出てきた。
もう少しカズマの事をぶっころりーと話していたかったのだが、ゆんゆんが一人で出てきた以上動かざるを得ない。
「ゆんゆん!無事でしたか!」
「う、うん。で、でも、カズマが!」
「私が見てきます。ぶっころりーはゆんゆんを族長の元へ」
「分かった。『テレポート』!」
「えっ、待って・・・」
ゆんゆんも一緒に来ようとするのは分かっていた。
族長を安心させるためにも直ぐに戻らなければならない。
どちらの意味でも理解してくれていたようで、安心した。
何だかんだで頼りになるニートに惚れたという点で私もそけっとも同じなのかもしれない。
ただ、そけっとには悪いけど、ストーカーの変態ぶっころりーはやっぱり恋愛対象としてないと私は思う。
「ぶっころりー、やはり、あなたが幼馴染で良かったです。カズマ、待っててください!今行きます!」
私は戦わなければならない。
あの男、シルビアにカズマの初めてが奪われるなんてことがないように!
今日はカズマさんの曲とちょむころりんの曲を聞いて過ごします。
次回の更新はシリーズ・日程共に未定です。
カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて
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