このすばのコラボカフェ楽しかったです。
このすばのパネルがカズめぐ中央で並んでたの強強でした。
-SENRYAKUMISS-
我が母に手出し無用と話をつけた後、私もゆんゆんの家へと向かう。
昨日シルビアは、カズマが封印の解除用に書かれた文字は読めないと判断したようだったので、魔術師殺し対策のレールガン捜索は止めてカズマとデートでもしようかと考えていたが、前方からやってくる人物によってこのプランは無くなってしまった。
「めぐみん丁度いい所に!」
「私は何もよくないです」
「昨日の件で調書作成が必要だから、書いてくれないか?」
なんてことをぶっころりーは言い出した。
こんな時に面倒事を持ってこないで欲しい。
せっかく、何も気にすることもなく、カズマと紅魔の里を回れると思っていたのに。
「そんなのそっちで勝手にやってください」
「やりたくないから頼んでる」
「・・・さすがヒキニートですね。ウチのカズマを見習ってもらいたいです」
自分の職務ならば手抜きしつつもやり遂げるのがカズマ。
しかもそれが警察機構の仕事ならもっとちゃんとやると思う。
何故ならばカズマはやる時はやる男なのだから!
「ニートじゃないし!こうやって出歩いてるんだから引きこもりでもないから!人聞きの悪いこと言うのやめろ!」
「そんなんだからモテないんですよ」
「それ関係ねえだろ!」
何も間違ってないと思う。
家業は継がずに、自由に朝昼夜問わず里をぶらついてる人間がモテるとは思えない。
「ともかく私はやりませんよ」
「これが欲しくないのか?」
「私が物で釣られると思ったら・・・」
そこにはカズマちゃんと私が笑顔で歩いている写真があった。
こんな写真いつ撮ったのだろうか。
盗撮について詰問したいところではあるが、この写真の勝ちの方がデカいからやめておこう。
「どうした?物で釣られないんじゃなかったのか」
「いえ、よく考えたら私がカズマを助けたのですから詳しく書けるのは私だけですからね。ええ、別に写真に釣られてではありませんよ」
「交渉成立だな。じゃあ、後は頼んだ」
よく考えたらぶっころりーなんかにカズマの勇姿を書かせる訳にはいかない。
短編小説並の出来栄えでカズマの活躍を綴らなければ!
如何にカズマがカッコイイ冒険者かこの里中に知らせる義務が私にはある!
「まだです」
「は?」
「写真がこれだけとは言わせませんよ?」
あのぶっころりーがこう言う写真を惜しげも無く交渉材料に使うとは考えにくい。
ともすれば写真はこれ以外にも存在していて、この一枚くらい問題はないということだろう。
つまり、他にもカズマちゃんの盗撮写真は存在するということだ。
「何が言いたい」
「カズマちゃんは私のです!」
「だからなんだってんだ」
「写真を全部渡して貰おうか」
ここまで言わないと分からないとは察しの悪い男だ。
カズマなら今頃この里中にある写真を全部買い取って持ってきているはずだ。
「・・・さっき写真には釣られないって」
「釣られた訳ではありませんよ?と言うか交渉ではなく、これは命令です。もし、渡さないならばそけっとにぶっころりーは男好きだって伝えてきます」
想い人に事実とは異なる性的志向を伝えられるのはたまったものではないだろう。
因みに私の性的志向はついこの前のカズマちゃん事件からも分かるように、性別に関わらず相手がカズマであることが条件だ。
「お、落ち着けめぐみん!わかった!全部渡す!全部渡すからそんな嘘は止めてくれ!」
「仮に嘘を見抜く魔道具があっても鳴りませんよ?」
私は嘘をついてるつもりはない。
ある意味事実なのだから。
と言うか事実以外の何者でもない。
「ど、どういう事だ?」
「だって、あなたの持ってる写真はカズマの写真でしょう?」
「え?・・・そういうことか!嘘は言ってないってか!」
嘘は言ってない所か、百パーセント真実だと思う。
何を騒いでいるのだろうか?
「さあさあ、里中で出回ってるであろうカズマの写真を全部私が調書書き終わるまでに集めとくことですね」
「はあ!?俺が持ってる分全部じゃなかったのか?」
「私はこれからカズマとデートしようと思ってたんですよ!それを妨害したのですからそれくらいしてくれないと困ります」
労働対価を貰うのだからすることと見合った物を貰わないと納得できない。
もちろんカズマの勇姿を書くのは苦ではないけれど、ぶっころりーにとって面倒でやりたくない仕事を頼まれるのだから、これは金額にすればそれなりの額になるはずだ。
カズマの言っていた代行サービスとか言うやつだ。
「はぁ、やらなきゃ、あらぬ情報流されるんだもんな。分かった」
「調書は何処に提出すればいいんですか?」
「族長に渡せばいい」
「了解です」
とこうして私の今日一日の予定が決まった。
カズマの活躍を書くとなれば一日でも足りないくらいだから仕方ない。
それに、カズマちゃんの写真が沢山手に入るのだから頑張らなければ!
カズマの大活躍をどのように書こうかと思案を巡らせながら、ゆんゆんの家に着くとカズマが玄関で待っていた。
「やっと来たな。一緒に買い物どうだ?」
意中の相手からのデートのお誘いはどうしても行けない時に限ってやってくる。
調書が対価なしなら喜んで引き受けて、逃げるのに、こればかりは仕方ない。
「すみません。昨日のことをこの紙に書いて族長に提出しないといけないのでアクア達と行ってください」
「俺も手伝うぞ?」
はあ〜、流石私の惚れた男。
こういう気配りが出来るのがたまらない。
何処かのヒキニートとは雲泥の差である。
「いえ、気持ちは嬉しいですが、これは私一人でやらなければならないのですよ」
「そうか。三人で回りたかったけど、しょうがないな。じゃあ、ゆんゆんと二人で行ってくる」
ゆんゆんと二人?
私が調書を書いてる間、カズマが他の女とデート?
しかも止める術はないと……
ぶっころりー、これは高くつきますよ?
でもそれより今はデートの誘いじゃなかったのが悔しい……
「そうですか。楽しんできてくださいね」
「おう。俺も当事者なのに、めぐみんだけが事務作業頑張ってる間遊んでるのは、気が引けるから何か買ってくるよ。欲しいものあるか?」
「カズマの選んだ物なら何でもいいですよ」
こんなにもイケメンなカズマをパッとしないとか、恋愛対象としてないとか言ってる奴は馬鹿ですね。
まあ、私以外にカズマのカッコイイ所を知ってる人なんていなくていいですし、好きになる人なんて必要ないんですけども。
ええ、一人たりとも必要ではありません。
好きな人がモテるのは困ると前回嫌という程学ばされたのだから……
今度こそはカズマの初めては全部貰わなければ。
「分かった。日課は帰ってからでいいか?」
「それでお願いします。その頃には出来てるでしょうから」
「カズマお待たせ!あっ、めぐみんおはよう!」
仲間と買い物に行けるのが相当嬉しいのか、ゆんゆんはそれはもうご機嫌な様子でやってきた。
何時もよりも服とか化粧とか色々と手が込んでいる。
カズマは気付いてないようだけれど。
「おはようございます。私の男とのデートせいぜい楽しんでくるといいです」
カズマには聞こえないように挨拶の後は耳元で囁いた。
するとゆんゆんはみるみる顔を赤くさせて、口をパクパクして一度フリーズしてから言った。
「なっ!?で、デートじゃないから!ただの買い物だよ!」
せっかく小声で言ったのに大声で返すゆんゆん。
カズマが顔赤くしてるのがかわいいから、許しておこう。
ここから先はもうカズマに聞こえても問題ないだろうと思い普通に問い詰める。
「ほう。私と買い物に行く時よりも随分と気合いが入ってるように見えるのですが?」
「だっ、だってめぐみん以外の人と買い物に行くのって滅多にないし・・・」
「・・・俺で良かったら何時でも付き合うぞ?」
見かねたカズマが助け舟を出す。
本当にカズマはいい男だ。
この男はこれ以上私を惚れさせてどうするつもりなのだろうか?
と言うか何気にカズマから何時でも付き合うとか私も言われたことのないセリフ言われてるのずるい。
「本当?」
「嘘ついてどうするよ。てかアクアもダクネスも誘えば付き合ってくれるだろ」
「で、でも、急に誘ったら迷惑に」
私へ急に勝負を挑むことは迷惑では無いと。
これは一度絞めた方がいいかもしれない。
カズマとデートに行けることも含めて。
「これだからぼっちは。カズマ、ほっといて買い物行った方がいいですよ」
「そうだな。これ以上めぐみん引き止める訳にもいかないからな」
「行ってらっしゃい」
「「行ってきます」」
はぁ、どうして私は写真を取引材料に引き受けてしまったのだろう。
と遅すぎる後悔をするのであった。
俺は今ゆんゆんとデート中。
もとい、二人で買い物に向かっている。
デートってのはめぐみんがゆんゆんをからかって言ってたやつだ。
そもそもはめぐみんを入れた三人でと言う予定だったから全くデート感はないのだが、ゆんゆんがさっきからモジモジしてるから気になる。
「ゆんゆん、大丈夫か?」
「・・・」
返事がないな。
聞こえてないみたいだ。
正しくは声が届いてないの方だろうけど。
「おーい、ゆんゆん?」
「ひゃっ、ひゃい!」
何このかわいい反応。
ゆんゆん可愛すぎだろ。
俺の数少ない癒し枠だ。
めぐみんにもこれくらいの恥じらいとかがあると俺がいつもドギマギさせられることもないんだけどな。
「めぐみんが言ってたこと気にしてんのか?」
「・・・は、はい」
めぐみんが来るまで、昨日俺を気絶したことを気遣ってご飯を食べさせたり、俺に膝枕をさせて頭さするなんてことまでやってくれてたゆんゆんがこの調子である。
正直に言って幸せな気分半分、アクアとダクネスからの視線が辛いのが半分で気が気でなかった。
アイツら、これは浮気ねとか、バレたら爆裂だなとか言いたい放題言ってた。
俺はいつからめぐみんの彼氏になったんだよ全く。
俺は年齢イコール彼女居ない歴の男だっての。
・・・自分で言ってて虚しくなってきた。
「これでデートなら俺とめぐみんどんなけデートしてんだって話だし、アクアやダクネスともデートしてることになるんだが?」
「そ、そうだよね。これはただの買い物で」
「めぐみんのからかいは効くからな。これ毎日受けてる俺の身にもなってくれ」
しかも単に恥ずかしいだけじゃなくて、男として辛い状況を我慢させられることも多々あることを考えたらゆんゆんの方が断然マシだと思うけど、そんなことゆんゆんに言っても仕方ないしな。
アイツ、相手が俺じゃなかったら襲われても文句言えないことしてるって分かってんのかな?
「大変だとは思ってたけど、いざやられたらそれどころじゃないねこれ」
「という訳でこれからも買い物とか行く時は呼んで欲しい。あと、爆裂散歩たまには変わって欲しい」
「前者はこっちからお願いしたいくらいだけど、後者めぐみんが許さないと思うんだけど」
めぐみんの爆裂道とやらに俺は一生付き合わなきゃいけないのか?
風邪気味だと今日は他の人に頼もうかと聞いてくれたりはするけども、何だかんだで他の誰かが行ったことは未だかつてない。
俺も何処か楽しみにしてる所あるからもう行こうとしてる時に言われても断れないのが原因だ。
「・・・俺だってたまにはゆっくりしたい」
「この前めぐみんに今暇だから日課付き合うよって言ったら、『私はもうカズマじゃないと満足出来ない身体になったんです。ゆんゆんと行く価値が見い出せません』とか訳の分からないこと言ってたよ?」
タダでさえ、アイツが俺をバカにした冒険者に制裁くだしてることで、色々と冒険者のみんなから言われてるのに、最近はロリマなんて言う不名誉なあだ名が広まってるのがめぐみんのせいに思えてならない。
デートしてることもあるとは言え、最初の頃は何も言われてなかったのに、急に呼ばれだしたのが不思議でならない。
「アイツがそういう紛らわしい言い方するから俺がロリマだのなんだのって言われてるんじゃないよな?」
「・・・」
「否定してくれよ!」
冗談めかして言ったのに、返ってきたのは沈黙。
いや、俺もちょっとは疑ってたけども。
と言うかそこにしか原因考えられないんだけども、信じたくはなかった。
「だって、めぐみんって結構傍から聞いてたら勘違いするような言い方を良くするから」
「・・・アイツの言葉のチョイスが絶妙に悪いんだよな。間違っては無いんだけど、そうじゃないって感じの」
この後、めぐみんの愚痴を二人で喋っていた。
ゆんゆんが、居て良かった。
めぐみんのことを愚痴れる相手なんてゆんゆんくらいだしな。
貴重な人材だから大切にしなくては、特に数少ない常識人って所も合わせて!
次回の更新はカズめぐしてないやつで、更新時期未定です。
なお、就活がまた忙しくなってきたので、更新速度また落ちるかもです。
カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて
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