このすば万博でこのすば熱が最高潮に上がってきてるめむみんです!!
アニメも見返して盛り上がってます!!
-SATONOCHIKARA-
シルビア戦に備えての会議は終わった。
私とカズマが話している間に。
故に何が決まったのか全く私は分からない。
カズマが帰ろうと言って戻ってきたから話してくれるのかと思っていたら、全く関係の無い質問が飛んできた。
「旧友と何話してたんだ?」
「カズマが如何にカッコイイか話してました」
「え?」
驚いてる様子ではあるものの、照れとかはなく、何を言ってるんだと言う表情をしている。
ダメだ。
この手の攻めはもうカズマには効かないようだ……
「カズマの活躍はしっかり話しておかないと伝わりにくいですからね。私はしっかりそれを語り継いでいるのです」
「・・・分かった。お前の気持ちはよーく分かったけども、それ、彼女が彼氏の惚気してるって思われるんじゃないか?」
「そんな感じで話してました」
「おい」
カズマが私と恋仲に思われたくないとかではなく、少しはそう思われない努力をしろとカズマは思っていることだろう。
やっても無駄な努力はしない主義かつ、その状況が都合いいのにその為に動く気はない。
強いて言うならカズマの許容範囲を超えそうなら止めるくらいだろう。
「しょうがないじゃないですか。いくら言っても、『その前振りもういいから』と言われますし、カズマだって通じなくなってから私を彼女として話してるじゃないですか」
「それはアイツらが、そういや、こっちでも同様に話し広がってるんだったな」
ようやくこちらで取り繕う必要が無いことに気づいたようだ。
カズマはこの里でまだ大丈夫と思っていたのだろう。
「こちらの方が深刻なレベルですよ。私の旦那呼ばわりされてましたよ。まあ、私はそれでも構いませんが」
「構えよそこは。はぁ、めぐみん一ついいか?」
「俺の事どう思ってる?」
ここはもちろん恋愛感情的なことを聞かれているのは間違いない。
でも、今回はカズマからの告白を第一に進展したい。
とは言え、そろそろアピールしとかないとカズマがアイリス辺りに引っかかる可能性があって怖いし、ジャブは打っておこう。
「どうと改めて聞かれるとなんと言えばいいか悩みますが、そうですね。一言で言うなら」
「言うなら?」
「失いたくない人です。カズマのいない人生は想像できませんし、嫌です」
「そ、そうか」
さっきまでとは違って動揺してる。
これはもう後一押ししてみれば告白を引き出せたりするかもしれない。
「逆にカズマは私の事どう思ってるんですか?」
「えっと、それは……」
「自分は聞いといて答えないなんて言わせませんよ?」
「分かってるけど、めぐみんみたいに早く言語化できないって言うか。あっ、そうだ。妹みたいな感じ。そう妹ってめぐみん?なんでそんな不機嫌になってるんだよ」
カズマからの妹認定は嬉しくない。
妹くらいに思ってたのが、後輩くらいに思えてから意識しだしたと前に聞いた以上はこれはマズイ……
「私はちゃんと答えたんですよ?それを妹みたいって、凄く雑じゃないですか?」
「そう言われてもなあ。妹みたいに思ってるのは事実だし」
「それはそれで嫌です」
「なんでだよ」
結婚した後に聞いた話を今ここでカズマにしても意味が無いし、こっちのカズマが実際の所どう思っているのかは分からない以上は何も話さないでおこう。
「内緒です」
「・・・俺みたいな平凡な兄じゃあ不満か?」
「不満はありませんしカズマは平凡では無いと思いますが嫌です」
「俺の事嫌い?」
なんて見当外れな回答が帰ってくる。
見放されそうな子みたいな顔をしてるのが、印象的で、カズマは私に嫌われたくないのと、兄のように慕って欲しいのかもしれない……
ただ、そんなことは置いておいて、事実ベースで否定できるので、安心してもらおう。
「嫌いな人と一緒にお風呂入ったり、布団に入ったりすると思ってます?」
「いや、ない。と言うかなんで俺たちはそんなことになったんだ?」
「私か我が母がそれを望んだからですね」
「お前がそれを望む理由は?」
いつもなら踏み込んで来ないだろうに、今日は色々と聞いてくる。
カズマもそろそろ関係を変えたいと思っているのかもしれない。
それが、からかわれるのを止める方向なのか、恋愛として進める方向なのかが、全く読めないのが難点。
「カズマと一緒にいると落ち着くので」
「・・・俺は全然落ち着かないんだが」
「カズマが慣れてくれればいいんですよ。私はカズマと近くにいると凄ーく安心できますし、カズマと添い寝とかしてると癒されます」
「普通、恋人同士だぞ?やってることが」
「カズマと恋人になるというのは考えてないです」
こちらのカズマと恋人になることはあまり考えてない。
一度目の人生は、それはもうカズマと恋人同士になることを夢想する毎日があったのも事実。
しかし!
もはやゴールは夫婦以外にないのだから。
という点で、カズマと恋人になることをこちらに来てから考えたことは無い。
・・・微塵も無いと言うと嘘にはなるけども、そこはご愛嬌ということで。
「即断言されると流石にショックだけども、そうだよな」
「カズマと恋人になりたいのなら、とっくに押し倒してますよ?」
「・・・うん。分かった。この話は一旦置いとくとして、これからのことを話したいんだけどいいか?」
「はい」
これからのこと?
もしかして結婚とかの話だろうか?
プロポーズされるならそれ相応の心の準備が必要で……
「これまでめぐみんから聞く占いの結果を参考に色々動いてたのが出来なくなるんだよな?」
「そうなります。前にも話しましたがこのまま占いを信じて進むと危ないと言われました」
・・・確かにこれからの事だけども、この流れでそれは無いでしょうと言いたい!
でもカズマが真剣モードに入ったのだから、こちらもそれに合わせるしかない。
「それはそれとして、めぐみんにはこれまで通り占いの話はしといて欲しい」
「えっと、いいんですか?先入観から誤った選択に繋がるかもしれませんよ?」
「これまでめぐみんのしてくれる話が根底から違ったことは無いだろう?つまりだ。凡そは合ってるってことだ。でも、中には間違ってたり、状況が変わってて、その情報に頼ると危ういってことだろう?つまり、合ってたらラッキー、間違ってた時の為に備えが出来るからそれもラッキーって捉えてんだ。俺は」
言われてみれば同じ点は多い、以前の記憶を頼りにすると危ないとは忠告があったけれど、カズマもある程度は問題ないと手紙に書いていてくれた。
どちらのカズマも同じ答えに辿り着いてるなら問題ないと判断しよう。
「なるほど。ではこれからも話しますが、本当にいいのですか?」
「いいに決まってる。だって、めぐみんが居なかったら、オークの恐怖に震えることになったろうし、シルビアにホイホイ着いて行ってたかもしれないし。そういう意味じゃ俺もめぐみんが居ないと生きてけないって」
「嬉しいことを言ってくれますね。いっそ、カズマちゃんみたいに私に甘々になってくれても良いんですよ?」
しれっとアピールをするのを忘れない。
もし、今、カズマにカズマちゃん並みの甘やかしをされたら、それはそれで襲ってしまうかもしれないから良くはないのだけれども。
「その話はやめてくれ、何か、こう、ゾワゾワする。記憶にないのにプロポーズしてるとか特に」
「別に気にしてませんよ?むしろ嬉しかったです。カズマちゃんではなくカズマくんからのプロポーズならそのままOKしてましたよ」
「サラッと凄いこと言ったなめぐみんさんや」
しまった。
つい本音がポロリしてしまった。
でも、カズマも流してくれそうな雰囲気なので、ここはこのまま突っ走ろう。
「あんなにもロマンチックなプロポーズされたら断ることはありませんね。爆裂道を共に歩んでくれる人ですから」
「ああ、そうだな。めぐみんってそう言うやつだったわ。うん」
「そう言うことです。なので、カズマ!プロポーズならいつでも大歓迎ですよ。ただし、カズマちゃんのプロポーズを超えてなかったら認めません」
爆裂魔法第一主義みたいに思われるのは癪だから、ここは敢えて攻めで行く。
爆裂魔法とカズマは切っても切れないモノとカズマには認識してもらわないと困る。
どちらが欠けてもダメなのだから。
ここ最近のカズマならこれで照れはしないだろうし、そこそこのカウンターか、受け流すかのどっちかだろうから、照れは期待出来ないのが残念……
「へいへい、そのうちやってやるから待ってろ」
「・・・あの、なんて言いました?今夜の予定空けた方がいいですか?」
これはカウンターをしてきたのか、さっきの私みたいに本音が出てしまったと考えるのか……
前者な気がするけれども、流し方がわかってるわかってると言ったふうな感じだったから後者の可能性も十分にある。
一応、追撃した形だから、これ以上カズマが応戦するとも思えないから検証できないのが残念。
「・・・冗談だから、気にするな。と言うか普通に聞こえてるよな?」
「もちろん聞こえてます。この程度のカウンターを私が想定していないとでも?」
「思ってない、思ってないけど偶に通るからそれ見たいじゃん。俺をいつもからかってるめぐみんなら気持ちはわかるよな?」
からかいの成功を狙いに来ているらしい。
ふむ。
これは、たまにはワザと照れたりするのも一つの作戦としてはアリかもしれない。
攻めてくる時のちょっと自信ありげなカズマは可愛いし、私が照れてるのを見て笑ってるあの顔は最高に可愛い。
問題があるとしたら本当に照れてる時は、カズマの顔をあまり見られないことくらいだったけれども、照れてるフリするだけならフルに堪能出来る。
我ながら天才な案を思いついたと思う。
「分かりますけど、それは諸刃の剣ですからね?」
「ギャンブルはやらなきゃそもそも確率はゼロだろ?」
「ふふっ、私はいつでも受けてたちますよ」
「この時点で負けてる感が否めないけど挑んでやる」
大丈夫ですよ。カズマ、次は勝てます(勝たせてあげます)!と伝えたいのをグッと堪えて、話を変えよう。
シルビア戦について、何も知らない状況だと、カズマ攻略に集中出来ない。
「望むところです。それで、話は大きく変わりますがシルビアについてはどうなったのですか?」
「ああ、見つけ次第拘束スキルか雷魔法を使った麻痺でシルビア捉えて倒す形で行くらしい。魔術師殺し?だっけか。それが手に渡ってからじゃ遅いからな」
「そうなったらクリスがくれたコレの出番です」
魔力を込めた銃。
前回の世界とは違って拳銃と呼ばれるサイズ感で、カズマが銃について語っていた話を総合すると、これはりぼるばー?式とやらだと思う。
とは言え、込めるのは弾ではなくて魔力。
前回のレールガンとやらの耐久を考えると、ほぼ確実に一発撃てば壊れるであろう代物。
小さくてレールガンよりも狙いを定めにくいのではないかとも危惧している。
まあ、シルビアと魔術師殺しが合体しなければそもそも出番はないのだが。
「俺ら抜きで作戦会議終わったから結局話せてないんだよな。これ」
「まあ、いいじゃないですか。これの出番がない方がいいわけですし」
「それもそうだな。連れ去られないように気を付けないとな」
「そう思って手錠したんですけどね」
正直、カズマさえ捕まらなければ問題は無い。
アクアもニホン語を読めるにしても、そのことは知られていない。
つまり、カズマさえ死守すればなんとかなる。
「アレはやりすぎだって」
「カズマにもしものことがあったら私は生きていけませんから」
「・・・分かった。その、手錠はなしにしてもだ。手は繋いどこう。いや、ここは腕組みするか?って聞いた傍からやるよなお前」
「カズマからの誘いですからね」
カズマには、もっとグイグイ来て欲しいので、このくらいは慣れてもらわないと困る。
今回は、言葉にはしないけど、スキンシップを多く取ることで告白を勝ち取るという計画を建てたのだから。
「めぐみん聞いていいか?」
「何でしょう?」
「この前、お前が他の男の人に引っ付いてたらどう思うかって話してたよな?」
「はい、カズマ一筋なので心配しなくていいですよ」
あの話をしたのは不味かった……
ここでフォローしておかないと。
でも、なぜこんな話を?
「・・・それの逆で、俺が他の女の人からいつもめぐみんがやってるみたいなことされてたらどう思う?」
「カズマが嫌がっているか、良しとしているかによって話変わりますよ」
「後者で」
意趣返しにしては、カズマは真剣な顔をしている。
意図は分からないけれど、本気の質問だろうからここはちゃんと答えておこう。
「そうですね。前にゆんゆんとの関係を勘違いしたこともありますからね。とりあえずカズマに事情を聞いてみようと思います」
「あったな。そんなことも」
「でも、最初に思うのは間違えなく、人の男に手を出すとはいい度胸じゃないかとか、そんなところでしょうか」
「・・・人の男?」
そう。
カズマはまだ周囲の私達に対する認識を正しく理解していない。
もちろん、恋人同士に思われていると言う認識はある。
でもカズマは、それが意味する所を理解していない。
「アクセルで私たち周りから恋人だと思われてるじゃないですか。勝手に」
「まあ、そうだな」
「そんな中ですよ?カズマに引っ付くと言うのは中々な悪女だと思うので、私は全力でその女をカズマの彼女として追っ払いますよ。相手が事情を知ってる人なら、爆裂散歩を許容出来るか詰めます」
「そうか。そうだよな。言われてみればそうだよな。でも何かで俺らのこと知らない街に行ってる時とかは」
アクセルでカズマが女性に言い寄られるのは、活躍したことやこれまでの行い。
つまり、カズマを知らない街の女性がカズマに声をかけることは無い。
あるとすれば風俗関係のキャッチだろう。
「そういう時は、そもそもカズマに言い寄る女性なんていませんよ。いたら美人局とかを疑うレベルです」
「・・・泣いていい?」
「大丈夫ですよ。カズマには私が付いてますから」
「・・・俺がこのまま相手見つからなかったら、責任取ってもらうからな?」
これは実質的にプロポーズと取っていいのだろうか?
と思う気持ちを堪えつつ、ため息をつきしょぼくれるカズマに私は告げる。
「私はカズマならいつでもウェルカムです。あまりにムードに欠けるのはなしですが」
これが今できる私の最大限のアプローチ。
正直、このまま待っているだけでは、いつ、ゆんゆんやクリスに先を越されるか分かったものではない。
「・・・なあ、俺、気になる人がいるって話してたよな?」
「はい。それが誰か凄く気になってます」
さっきの話とこの話がどう繋がっているのかが気になる所。
気になっている人がいるから、それはないと言われるのか、それでも私を選んでくれると言うのか。
いや、待てよ?
よく考えてみればこの状況でこの話は、気になる人が私で勢いのままプロポーズという可能性も……
ここは茶化さず黙って聞いておこう。
「その話なんだけど、うわっ!?」
「カズマ!?」
「さっきは良くも騙してくれたわね。今度こそちゃんと来てもらうわよ」
「ちょっ!お前ふざけんな!この前といい、今回といい!俺がめぐみんにッ!……」
カズマが言いたかったことそのままシルビアに言いたい。
どうしてカズマから重要な話を聞こうとした瞬間に毎度毎度こんなことになるのか!
とは言え、変に動くと何をされるか分かったものじゃないし、一応、大人しくしておこう。
「ちょっと静かにしてもらうわよ。また偽物で抜け出されても困るからねえ。お嬢ちゃん。動かないのは懸命な判断ね。この前のこと覚えてるかしら」
「だから動いてないんですよ。ですがこれだけは言わせてください」
「何かしら?」
この際だから、もう本人にぶちまけよう。
この怒りの感情を。
アクア達に言うのは忍びないが、相手は魔王軍幹部。
怒りをぶつけて困ることは何も無い。
「毎度毎度、カズマが私に何か重要なことを言いそうになった時に連れ去るのはやめてもらおうか!」
「知らないわよ。手を繋ぐのやめたからそこを狙っただけだから。この前も二人の距離が少し離れた瞬間に出ていっただけよ。言いたいことはそれだけ?」
カズマが私と向き合って話しようとするタイミングで攫われる理由はよくわかったけれど、それに納得できるわけがない。
前回での事も含めるとシルビアに邪魔ばかりされている気がする。前回のことをこちらのシルビアにぶつけるのはお門違いだろうけどこの際気にしない。
「他にもありますが、とりあえず、カズマを無事に返してくれるならいいです」
「それについては貴女が約束を守るならちゃんと守ってあげるわ。それじゃあね」
「・・・」
結局、カズマはシルビアに連れ去られてしまった。
使わないに越した事はないと思ってた拳銃を使わなければならなくなった。
カズマが無事なことを祈るしか今の私には出来なかった。
と思っていた時期が私にはありました。
「待てコラあああああ!」
「めぐみんの男は返してもらう!」
「大人しくお縄に付け!」
『『『ライトオブセイバー』』』
何処からともなくそけっと、どどんこ、ふにふら、ついでにぶっころりーが出てきた。
そして、華麗にカズマを救出してくれた。
え?
さっきまでずっと近くでみんなに話を聞かれてた?
「ぎゃあああああ!?」
「あれ?助かった?」
シルビアが悶えて、カズマがぶっころりーにキャッチされて状況確認に努めている。
よく周りを見るとさっきの四人以外にも里のみんなが来ていた。
中にはゆんゆんもいて、何やらニヤニヤこちらを見てる。
あの子は確実に話を聞いてたに違いない。
後で詰めよう。
「・・・みんな見てたのですか?」
「ヤツの狙いがめぐみんの男だって聞いてたからな」
「みんなで透明になって付けてたんだ」
「会話も全部聞こえてました?」
「会話は全く聞こえてない。そこまで近付くとシルビアにバレるかもしないからな」
ふむ。
単に手を繋いで歩いてたの見てからなのかもしれない。
ゆんゆんは頭の中お花畑なところがあるから……
「よし!捕まえたぞ!」
「簀巻きにしろ!」
「石化させて観光資源にするんだっけ?」
「いやいや、討伐して里の公共事業費用だろ?」
「違うって、最後はめぐみんの男がトドメ刺して、結婚資金にするんだよ」
「「「それだ!」」」
この一帯感はなんだろう……
いつも我先にと動きたがる里のみんながよそ者のカズマにここまでしてくれる理由が分からない。
普段なら拘束した時点で討伐してると思う。
「ささ、この短剣でやっちゃってくれ」
「えっと、こんなあっけなく倒していいのか?」
「紅魔の里には養殖と言うレベル上げが存在しているから、似たようなものさ。君が考案した方法で捕らえられたんだから、手柄は君のものだよ」
言っていることは至極真っ当なのに、同族からこの発言が出てくることが違和感でしかない。
私とてこんな状況なら颯爽と現れて、シルビアを倒して格好をつけるだろう。
「・・・あの、いつもならここぞとばかりに良いとこ取りしてるのに、今日は何故なんです?」
「そりゃあ、あのめぐみんが結婚するってんだから、みんな応援してんだよ」
「いや、結婚ってそんな話知らないですよ?」
みんなが譲ってくれる理由は分かった。
だがしかし、またおかしな事になっている。
「またまた冗談を、ゆいゆいさんめぐみん達の愛の巣と子供部屋作らないといけないから改築を、と相談に来てたぞ?」
「・・・カズマ、ウチの母がすみません。多分、もう里では私達」
「皆まで言うな。分かったから。俺ももう慣れた」
言ってため息つき、手を顔に当てて首を横に振るカズマ。
カズマのこの反応ほどう捉えたらいいのだろうか。
もちろん、またこれかと言った具合で他に意味は無いのだろうけれども。
私と結婚したと思われるのが、嫌だったりしないか心配になる。
「えっ、本当に違うの?」
「はい、母が一人勝手に動いてるだけです」
「一人?ひょいざぶろーさんも一緒に来てたぞ?孫の世話をするのが楽しみだとか言ってたな。それに息子のことはなんと呼べばいいと思うかなんて聞かれてたし」
こちらでは現段階で父も乗り気と……
私の手紙とこちらに来てからのカズマを見ていれば分からなくは無いが、でも、それならどうして毎度毎度母に眠らされてるのだろうか。
そこが不思議でならない。
「・・・前にも言ったけど、俺はもう里に来ないからな?」
「はい、私もしばらく来たくないです」
「あの二人の願望ってことかな?」
「そんな所です」
「大変だねえ」
他人事と思ってなんとも軽い返しである。
私は今すぐ家に帰って両親を問い質したい程に、この問題を深刻に捉えているのに。
「頼むのでこちらの事情も広めといてくださいね?流石に何処かで同郷と会って結婚生活は順調か?とか聞かれるのはごめんですからね?」
「任せといて、多分誰も聞く耳持たないだろうけど頑張るし、今ここにいるメンバーは分かってるから。それはそれとしてお兄さん殺っちゃって!」
カズマはもう私たちの関係についての話は気にしたくないのか、サクッとシルビアに短剣を突き刺した。
突き刺した後はこちらを見て、これで良かったんだよな?と言う表情をしてる。
「・・・なんと言うか、命を頂いてる感覚が凄いなこれ、こんな感じで本当に良かったのか?あと、ちゃんと倒せてるよな?呆気なさ過ぎて心配だ」
「一応、冒険者カード見ておきましょう」
「そうだな。おっ、ちゃんとシルビアって書かれてる」
「お兄さんおめでとう!」
こうして呆気なくシルビア討伐は完了してしまった。
今回は私たちのパーティーと言うよりもカズマと紅魔族のみんなと言った方が正しい結果になった。
「そうだ!お兄さん古代文字読めるんだよね?」
「そうなるな」
「だったらこのままみんなで魔術師殺し見に行かない?」
「面白そうだし見てみるか」
「「「よっしゃあああああ」」」
なんだか楽しそうなことになってきた。
これは恐らく、話を聞き付けた里中の人が集まることになるだろう。
「・・・この選択が紅魔族存続の危機に繋がろうとも、見たいか?」
「お兄さん、めぐみんが見込んだだけはある分かってる人だね」
「そうでしょうそうでしょう!カズマは渡しませんよ!」
「・・・お前がそういうこと言うから広まるんだろうが」
「いいじゃないですか。さっき説明はしましたし」
「はぁ、今すぐ行きたいところだが、アクアとダクネスが揃ってないから合流してから行くぞ!」
「「「おー!」」」
とまあ、気付いたらシルビア討伐は終わっていた。
何事もなくてよかった。でも、だとするとエリス様が手配してくれた銃は使わなくても解決出来たということなのだろうか。
それとも、他に使い所があるのだろうか?
とりあえず、カズマに預けておこう。
次回、魔術師殺しが登場です!
次回更新は未定です。
カズめぐしてるシリーズの投稿かと思います。
カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて
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カズマ視点(天界)
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カズマ視点(討伐後)
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ヒロインズの誰か視点(天界)
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ヒロインズの誰か視点(討伐後)