今回はカズマさん視点です!
因みに、トモコレでカズめぐが同棲カップルしてます。
「・・・なあ、アクア」
「どうしたの紅魔族にモテマさん。あっ、そうだわ!めぐみんと結婚おめでとう」
「おいやめろ変な呼び方と悪ノリすんな。次やったらお前の大事にしてる酒コレクション開けるからな。それより、なんでめぐみんはあんなに役に入り込んでんの?」
ここは今めぐみんへの情報漏洩を気にしなくて良いだろうから聴いてみるか。
アクアはあまりあてにはしてないけど、ここ最近めぐみんとしか話してなかったから仲間との久々にのんびりと会話できるし、楽しもう。
「・・・もう呼ばないしやらないから、それはやめてちょうだい!めぐみんが爆裂魔法とカズマのことになると全力なのはいつものことじゃない?」
「いや、だって俺達付き合ってる訳じゃないし」
「・・・えっ、照れ隠しとかじゃなくて本当に付き合ってないの?」
コイツ、これまで散々私は分かってる顔しておきながら何も分かってねえじゃねえか!
あの顔まさか、分かってる分かってる。本当は二人ともお付き合いしてるんでしょ的なのだったってことか?
なんかそう思うと腹立って来たな。
ほっぺた引っ張ってやりたい気分だが、ここは堪えて回答しよう。
「そうだけど?」
「・・・ダクネ〜ス!緊急会議よ!」
「な、なんだ?まだ何か起こるのか?」
ダクネスはさっきのめぐみんの発言から更に一悶着起こったのかと思っていることだろう。
緊急会議って言うほどか?
ゆんゆんは向こうにいるし、二人だけだし。
「カズマとめぐみんまだ付き合ってなかったみたいなのよ」
「それは知っているが、二人にも二人のペースがあるだろうし、私達が口出しするようなことでは無いと思うぞ」
ブルータスお前もか……
ダクネスだけはこの中では分かってくれてると思ってたのに、両思いの焦れったい関係くらいに思ってるだろこれ!
うん。
俺には多分、ゆんゆんくらいしか味方いないわ。
でも、さっきそのゆんゆんも助けてくれなかったしな……
同級生二人は助けに行ったのにな……
基本めぐみんに守られてるから、めぐみんから俺を守ってくれる人が居ないと言う欠陥に対応できてないなこれ。
・・・そう言う意味では、めぐみんと入籍したらその欠陥無くなるのでは?
いや待て、落ち着け佐藤和真。
流されてはいけない。
もうなんか色々起こりすぎて、頭がパンクしてるし、思考の八割くらいがもうめぐみんとこの里でスローライフ生活したらいいじゃんとか考え始めてるから本当に不味い。
一旦冷静になって、俺のタイプの女性像を言おう。
「一応言っとくけどな。俺のタイプは巨乳で俺の事甘やかしてくれる髪の長い年上のお姉さんだからな!」
「それだとカズマのこと甘やかししてくれるって所はめぐみんがピッタリじゃない?」
「私もそう思うのだが、違うのか?」
・・・確かにそこはそうかもしれない。
でも逆に言えばそこしか合ってない。
合ってないけど、そこが合ってるなら他の要素そこまで大事か?
黙ってたら美少女なめぐみんだ。
うん、悪くない所か、最高……
って違う!
俺は何を考えてるんだ。
飲み込まれるな……
これは罠だ……
早くアクセルに帰って、例のサービスを使って好みのお姉さんとの夢を見て冷静にならないと……
「・・・なあ、お前らから見て俺の好きな人ってアイツな訳?」
「そうとしか見えないな」
「まあ、違ったとして次点でゆんゆんよね」
「・・・そうか」
ダクネスも頷いてるし、そう言う認識は誰に聞いても変わらないだろう。
「違うのか?」
違うかと問われると否定するのもまた違う気がする。
紅魔の里に来てからというモノ、めぐみんの一挙手一投足にドキドキさせられてる。
性転換中の俺がプロポーズとかやらかしてるのと、ゆいゆいさんによって、同衾させられてるのとか、ともかく意識しない方がおかしい状況に置かれている。
アクセルの街なら某サービスを使って冷静になり、一時の昂りだったと落ち着けるのに……
ここにはそれがない代わりに、めぐみんと毎日添い寝してる。
意識しない方がおかしい。
ゆんゆんもゆんゆんで、会う度にあの時の事思い出してお互い微妙な雰囲気になっちまうし、まともに話せていない。
モジモジしてるゆんゆんかわいいなとかは思うし、これが恋愛的な好きと近いものなのかどうかも分からなくなってきてる。
以上を踏まえて俺に必要なのは、サキュバスサービスだと思うから、一刻も早くおうちに帰りたい。
「分からないんだよなそれが。女体化してた俺がめぐみんにプロポーズしやがったせいで変に意識するしさ?ゆんゆんとは、ほら、あの手紙があってキス一歩手前までしかけてたのもあって意識しちまうことがあるし・・・」
「それを言うとお前とめぐみんは一緒に何度も風呂に入ってるだろう」
「アレはなんの感情もなく、単にめぐみんを風呂に入れてただけだからな?」
そう。
よく俺とめぐみんの関係について語られる時に出てくる話題だが、この混浴は何ら色気なんてない、単なる入浴介助。
親がいない時に妹と一緒に風呂入って洗ってあげてるみたいなもんだ。
「・・・カズマ、お前はその時めぐみんとの混浴をどう思っていたのだ?」
「妹の介抱だな。今となってはあんなこと無理だけどな」
「もし私があの時指摘していなかったら今もしていたか?」
「多分そうだろうな。俺もめぐみんも普通に風呂入ってるって認識でしかなかったし」
めぐみんとて、俺を男性として見てたらあんなこと頼んだりしてないだろう。
めぐみんは俺のことを、どう思ってるんだ?
いや、本当に。
ここ最近好きですとか言ってくるし、その割に軽くアタックしても受け流されるしなあ。
俺が女になってプロポーズなんてしたから、めぐみんがからかってるだけ説もある。と言うかこの説が濃厚な気がしてならない。アイツ負けず嫌いだし、女性化中の俺に色々とされてた分のやり返しをしてる可能性が高い……
「カズマってアレよね。頭回る方なのにめぐみん関係になるとポンコツよね」
「しょ、しょうがねえだろ。最初はこれ変だろって思っても、アイツに堂々とさも当然ですみたいにされると、気にしてる方がおかしいんじゃないかって思いはじめてさ」
「カズマ、その、今更だとは思うがめぐみん関係で気になることがあれば相談にのるぞ?」
もっと早く言ってくれてたら、俺はここまでドギマギせずに済んでたんじゃないかと思う。それに今みたいな状況にもなってなかったと思う。
いや待てよ?仮に相談しててもコイツら惚気けてるだけとか思って聞いてくれないかもしれないよな?
・・・俺がこうならない為にはめぐみんと出会うかどうかと言う所に戻った方がいいな。でもそれは嫌だなあ。
「本当に今更だな。ありがたいが、自分で言うのもなんだけど、なんと言うかもう手遅れと言うか、めぐみん家から家族認定されてるんだが」
「そうか。カズマお幸せにな」
「おいこら諦めんの早すぎだろ」
「そのレベルでカズマが流されていたらもう私達には何も出来ないだろう?それにさっきめぐみんが添い遂げるとか言ってたぞ?めぐみんの冗談と思っていたがそこまで話が進んでるのか」
俺このままめぐみんと結ばれる運命なのか?俺とめぐみんの意識に関係なく?そんなの嫌だぞ俺は、やるならちゃんと関係を……ってこれじゃまるで俺がめぐみんと結婚したいみたいだな。
めぐみんと結婚だろ?そんな事になったら毎日爆裂散歩に付き合わさせられて、二人でそのままピクニックとかデートとかして、子供が出来たらどっちが名付けするかで喧嘩したりして……
・・・あれ?なんか楽しそうだなあ?
落ち着け俺!
相手は普段爆裂爆裂言ってる美少女だぞ!・・・美少女なんだよな。うん。それが良くない。それが俺を惑わせてるんだ!
「いや、ほら、あるだろ。お前が縁談を破談させようとした時のほら……アレはアイツが勝手に言ってるだけだ」
「・・・やってもいいが、そんなことをこの里で、しかもめぐみんのご両親の前でして無事でいられると思っているのか?」
「・・・いや全く。さっきの話は忘れてくれ、アクアお前もなんか案ないのか?」
正直、ゆいゆいさんとひょいざぶろーさんにそんな話したら、ひょいざぶろーさんにぶん殴られる所の騒ぎじゃないほどにやられる自信しかない。
なんとかして現状を、打破する方法をと藁にもすがる思いでアクアにも聞いてみた。
これっぽっちも期待してないけど。
「ないわね」
「うん。そうだよな。お前には期待してないから大丈夫だ」
「期待しなさいよ!ふん!私はもう向こうで飲んでくるわ!」
怒ったアクアは宴会騒ぎになってる紅魔族ご一行の方に向かっていった。
・・・流石に相談に乗ってもらってるのに酷い事言っちまったな。
後で謝っとこう。
「そう言えば、ゆんゆんとはよくめぐみんのことを話しているのではなかったのか?」
「まあ、そうなんだけどさ。最近めぐみんが後ろの席に座ってたり、めぐみんに依頼されたんだろうなあと思しき盗賊職のやつが近くにいたりすることが多くて何も本質的な話は出来てなくてさ。しかもこの前なんて珍しく誰も付けてないと思って愚痴大会してたら次の日、一部始終をレポートされたやつを見せられて、ゆんゆんと二人で謝ってたんだからな?アレどうやって聴いてたのか分からなすぎて怖いんだよな」
本当にどこから聞かれてたのかが分からない。
なのに、今まで一番正確にめぐみんへ情報が渡ってた。
俺にプライバシーなんてものはもうないのかもしれない。
「めぐみんは一体何をしているのだ。やっていることが彼氏の浮気調査みたいではないか?」
「そりゃあ自分の愚痴会が開かれてると知ったら調べもするだろ」
「それもそうか?えっと、所でカズマ」
ダクネスはあまり納得して無さそうだな。
それと突然話変わったのと後ろに視点が動いてることからして、嫌な予感しかしない。
アクアが変なもの呼び出したとかじゃありませんように。
「なんだ?」
「めぐみんが凄い事になっているぞ?」
「え?」
言われて振り返ると酒瓶を咥えて、一気飲みしてるめぐみんがそこにいた。
「おお!!旦那様が来たぞ!結婚祝いだ!これやるよ」
「めぐみん、おめでとう。まさかあんたが一番乗りなんて思わなかったわ」
「ちょっと待てえ!そういう関係じゃないって何度も言ってんだろうが!あとウチのめぐみんに酒飲ませた奴は出てこい!折檻してやる!」
ゆんゆん以外の紅魔族全員俺から目を逸らしたと言うことはアクアとゆんゆん以外は全員共犯か。
なんて事してくれたんだ本当に。
前のめぐみんからしても絶対に面倒なことになる……
と思ってたら目が合った瞬間にめぐみんが飛び込んできた。
やっぱりこうなるか。
「ふふふ、かずま!」
「なんだ?っておわっ、酒くさっ!?」
「わたひ、さとうめぐみんになりたいでしゅ」
何だこの可愛い生物。お持ち帰りしたい。さとうめぐみんって名乗ってるしいいよな?そう、めぐみんはオレの嫁って違う!
ダメだ!落ち着け佐藤和真、ここでめぐみんに流されたら終わりだ。
コイツに酒飲ませたバカ共のおかげで、めぐみんと結婚なんてのはあんまりだ!でも、コイツ酔ってるとは言え、さとうめぐみんになりたいって、もうそれプロポーズだろそれは……
はぁ、明日の朝事情の説明とか嫌だなあ……
「かじゅまあ……だいしゅきでしゅ」
可愛すぎるなコイツ。とは言え酒臭いのに変わりはないし、めぐみんは酔ってるだけだからな。
・・・よし、とりあえずめぐみん大人しくさせたら、この事は無かったことにしよう。
そんでもって紅魔族の皆さんとお話しよう。
「めぐみん離せ!今のお前は危険だ!」
「きけんら、ないれすよ?わたしは、かじゅまのみきゃたでふ。きけんならはにゃれないれふ。かずまはわたひがまもりゅのでしゅ。ぎゅってしてあげます」
めぐみんの仲間愛をヒシヒシと感じる。
どうしようかなこれ。
この前の時からして、めぐみんは次起きたら忘れてるよな?
明日が怖い……
「落ち着けめぐみん、お前、前に酔った時俺とキスしようとしたりして、酒癖悪いんだからこれ以上の接近は不味い」
「かずまときす?きす・・・かずまはわたひときすいやですか?」
「少なくても酔っ払ってる今のお前とはしたくねえよ!」
ったく、なんでめぐみんはキス魔になるんだ。
しかも引っ付いて来るし、俺の心臓が持たない。
「・・・そうれふか。ではねます。あしたしまひょ」
「しねえよ!って本当に寝やがった……」
めぐみんが眠った事で一先ずは落ち着いたと思っていた時期が俺にもありました。
周囲には暖かい視線をこちらに送る紅魔族一同……
「・・・めぐみん、ガチでカズマさん大好きじゃん」
「お兄さん、めぐみんをどうか幸せにしてあげてください」
「いや、違うんだって、めぐみんは酔うとキスしようとしてくるんだって」
これはちゃんと訂正しておかないと。
ただでさえ外堀が埋まってると言うのにこれ以上誤解が広まるのは良くない。
「おーい野郎共、さっきまで酔っ払っためぐみんにキスされそうになったヤツは挙手!・・・ほらいない!お兄さん限定だって!」
「・・・そうだったとして、とりあえずめぐみんに酒飲ました奴は全員シメる」
「「「『テレポート』」」」
「クソッタレがああああああ。シルビアじゃないけど紅魔族滅ぼしたい」
「えっと、その、気持ちはわかるけど、次期族長としてはやめて欲しいと言うか、あの」
「はぁ、お前ら今日の事は絶対にめぐみんには言うなよ?じゃあ俺はコイツ背負って帰るから」
明日の説明が大変だなと言う思いと帰ったらめぐみんに酒進めてた中の二人であるひょいざぶろーさんとゆいゆいさんとも話しないとだし、大変だなこれ。
あと、他の逃げた紅魔族全員にもお礼参りしなければ……
ああ、アイツらに相談したのと、今回の酔っためぐみんの言動でますます自分の気持ちが分からなくなっちまった……
次回更新は未定です。
カズめぐがカズめぐしてることだけは確定してます。
トモコレに夢中で書けない事態だけは避けたいと思ってます……
カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて
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