この素晴らしい世界に●●を!めぐみんのターン   作:めむみん

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ゆんゆんお誕生日おめでとう!
ゆんゆんに友達が沢山できる日を心待ちにしています。

今回はカズマ視点ありです。


投稿日 2/28


ゆんゆん蒼誕祭

-YUNYUNSOUTANSAI-

 

今日はゆんゆんと街に遊びに来ていた。

今はその帰りでゆんゆんにはカズマと爆裂散歩に行くから帰るとだけ伝えているが、実際はサプライズが待っている。

 

「ただいまー。あれ?誰も帰ってないのかな?」

 

玄関には靴がなく、屋敷は静まり返っている。

 

「まだ、そんなに遅くないから普通でしょう。取り敢えず荷物を暖炉前まで持っていきましょう」

 

ゆんゆんは私の言った通りに部屋に向かい、扉を開けた瞬間。

またあの破裂音が響いた。

 

「「「「ゆんゆんお誕生日おめでとう!」」」」

 

扉の向こうには豪華な料理が並んでいて、みんなが笑顔で迎えていた。

だが、ゆんゆんが泣き出した。

否、だからゆんゆんは泣き出したのかもしれない。

 

「ゆんゆん、如何したんだ?大丈夫か?」

「大丈夫。ただ、友達に祝って貰えたのが初めてで嬉しくて」

 

そんな事だろうと思ってた。

流石自宅で一人誕生日パーティーをしてたぼっちだ。

 

「そ、そうか。・・・取り敢えず荷物置いてパーティーするぞ」

 

カズマが辛そうな表情をして、ゆんゆんに促した。

 

「はい!」

 

ゆんゆんはそれに気付いてはおらず、楽しそうだった。

 

 

 

「それじゃあ、ゆんゆんの誕生日を祝って、カンパーイ!」

 

アクアの掛け声で誕生日会が始まった。

 

「ありがとうございます」

 

自分の誕生日だと言うのに頭を下げ続けるゆんゆん。

もっと堂々としていればいいのに。

 

「気にしない気にしない。それよりこれプレゼントよ。めぐみんとお揃いのやつなの」

 

そう言ってアクアが渡したのは私の時と同じチョーカーだった。

なるほど、確かにゆんゆんもあの時欲しそうにしていた。

 

「私からはこれだ。ゆんゆんに似合いそうだと思ってな」

 

ダクネスのはバラのデザインの髪飾りだった。

ゆんゆんが、早速付けているが、ダクネスの予想通り、凄く似合っていた。

 

「俺からはこれな。このワンド、魔力消費量を減らせるからゆんゆんに持ってこいなやつだって見つけた時に思ったんだよな」

 

カズマの渡したのは、見ただけで分かる凄く高品質なワンドで、この後に渡す私の物が霞んでしまう。

 

「私からはこれです。これを参考に頑張ってください」

「めぐみん、ありがとう。・・・会話の仕方入門編?ぼっちでも大丈夫?ぼっち・・・」

 

ネタ枠で買ってきた訳だけど、ゆんゆんが本気で怒ってる感じで怖い。

目が紅くなりすぎて、ちょっと恐怖を覚える程だ。

 

「じょ、冗談ですよ。本当はこっちです」

 

今にも襲い掛かって来そうだったゆんゆんにプレゼントを渡して、速やかにカズマの後ろに隠れた。

 

「隠れるくらいなら、変な事するなよ」

「まさか、あそこまで怒るとは思ってなかったんですよ」

 

カズマは呆れたようにため息をついてゆんゆんの方を見ていた。

ゆんゆんはプレゼントの中身を確認にして、安心していた。

 

「欲しいって言ってたの覚えててくれてたんだ。ありがとう」

 

ゆんゆんがさっきとは違う感じで眼を輝かせていた。

プレゼントを気に入って貰えて良かった。

適当にゆんゆんに似合いそうなブレスレットを選んだだけで、覚えてなかった事は黙っておこう。

 

「改めてみなさんありがとうございました!このパーテイーに入れて本当に良かったです!」

「何水臭いこと言ってるのよ。ほらほら遠慮なんてせずにパーッと飲んで楽しむわよ!」

「そうだぞ、気兼ねなく楽しんでくれ」

 

二人に促されて一緒にワインを飲み始めたゆんゆん。

 

「ゆんゆんって酒飲むと普通に話せるようになるよな。後お前はいつまでそうしてるつもりなんだ?」

 

ゆんゆんから隠れる為にカズマの腕にしがみついてから、危機は去ったけど、このままでいたかったから何も言わずにいたけど指摘されてしまった。

 

「その、いつ動くべきか悩んでたんですよ。それより向こうに参加しましょう」

「嗚呼、分かった」

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、酔い潰れたみんなを部屋に連れて行って寝ようと思っていたのだが。

そうは問屋が卸さなかった。

 

「誰か助けてくれ!ダクネス!アクア!ゆんゆん!誰かー!」

「しょんなことしてもみゅだでしゅよ。へへへ」

 

酔っためぐみんに襲われて、情けなくなされるがままに抱き着かれている。

兎に角やばい。

何がって色々やばい。

偶にめぐみんがキスしようとしてきたり、艶っぽい声で名前呼んできたりで、我慢の限界が近い。

それに、みんな酔い潰れてるから助けは見込めない。

エリス様どうかお助けを!

 

「めぐみんとカズマ?何してるの?」

 

流石エリス様!

ゆんゆんが来てくれた。

これで何とかなる。

 

「いや、ちょっとたす「二人だけ楽しそうな事してずるい!」えっ」

 

今なんて?

ずるいって聞こえたけど、気の所為だよな。

 

「私も交ぜて!」

 

そう言ってゆんゆんも抱き着いてきた。

如何してこうなった!

あー、ゆんゆんの胸の感触がってダメだ。

このままじゃダメだ!

明日の朝アクアに何言われるか分かったもんじゃない。

 

「ゆんゆんはあっちいっへくでぁさい。かじゅまはわたしのです」

 

めぐみんは何言ってんだろ。

やっぱりめぐみんって俺の事好きなの?

それとも幼児退行してるだけ?

うっ!

それより、さっきよりも力が入ってきて苦しい。

気が飛びそう。

このままだと知らぬ間にファーストなんたらが盗られてしまうかもしれない。

 

「カズマはみんなの者だもん!」

 

確かにそうだ。

そうだけど違う!

頼むから離れてくれ。

ダメだ。もうなんか体力的に持たないと言うか体が動かなくなってきた。

エリス様今度こそどうか助けてください。

そう願った時、窓が開く音がした。

 

「お邪魔しまーす・・・」

 

残っている力をフルに使ってその方向を見るとクリスと目が合った。

 

「お邪魔しました!」

「待ってくれ!何でもするから助けてくれ!」

 

 

 

何とかクリスに助けて貰えて、一安心と思っていたのだが。

逆に面倒事に巻き込まれた。

 

「そういう事だからよろしくね。この事はめぐみんには内緒で頼むよ」

「はいはい、クリス今日は本当に助かった。この件はまた今度」

 

クリスはそれを聞くと手を振って屋敷から出ていった。

何に巻き込まれたかと言うと、クリスの義賊活動だ。

これについてはめぐみんも知ってると言うかめぐみんが初めに言った訳だけど。

クリスのお願いは安全な案件だけにめぐみんを参加させて、他は秘密裏に二人でやると言う物だ。

初めは俺もそのレベルに留めるつもりだったらしいが、今日の件で昇格と言うべきか降格と言うべきかはさておき、俺に対する扱いが変わったのだった。

危険で違法な事しなきゃいけないのは気が引ける。

でも義賊ってなんかカッコイイしまあ、いいか。

後の事は後の俺に任せて、寝るか。




短いですが、本編が追いつけば長くなりますので、それまでお待ちください。

カズマさんの誕生日話は誰視点が良いかについて

  • カズマ視点(天界)
  • カズマ視点(討伐後)
  • ヒロインズの誰か視点(天界)
  • ヒロインズの誰か視点(討伐後)
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