戦姫絶唱シンフォギアIXA【更新停止、1月始めまで】   作:みすちー

3 / 8
近日中に出来たらまとめたいなぁ…


EXAM2

 

 

 

《EXAMSystem》

 

 

 

胸の青い光は更に輝きを増し、気を失い倒れた少年の身体をうっすらと包む。

 

すると…ムクリ…と、まるでゾンビの様に立ち上がる少年。しかしその顔は絵に描いた様な真顔で生気がまるで無い。

 

 

「ま、まさか暴走が…!?」

 

 

白衣の男は血相を変え、その場から走り去ってしまった。

 

ぬいぐるみの様な、赤い生物らしきものーーノイズは少年へと向きを変え、ゆっくりと歩いて来た。

 

 

「……………。」

 

 

だが少年は全く動じない。目の前に“人類の天敵”がいるというのに身じろぎ一つしていない。

 

 

 

ーその時、不思議な事が起こった。

 

少年に、何か赤い様なオーラらしきものが漂い始めた。

 

瞬時、少年の姿は“装甲らしき何か”を纏ったものへと変わった。

 

 

その姿はまさに“青”。緑のヘッドマウントディスプレイは赤く妖しく輝き、後頭部から回って顎まで青い装甲。青い肩部装甲に無骨な青色の両腕と両足、そして目を引くのが左腕に装着されている“シールド”と左肩にある“01”というロゴ。

 

直後、ノイズがうっすらとした透明からはっきりとした赤へと変化した。

 

「……………。」

 

 

ノイズは自身を紐状へと細長い弾丸へと変化させ、少年への体当たりを試みるが…。

 

 

ドゴンッ!!

 

 

少年は飛んで来た所を裏拳一つで弾き飛ばした。

その拳には傷一つついていない。

パラパラ……と壁に埋まったノイズは灰となり朽ちる。

 

 

そうしていると、またどこからかノイズがうじゃうじゃと現れ始め、通路の床が見えなくなる程にノイズで溢れかえった。

 

 

「……………。」

 

 

少年…いや、“少年を動かしているコンピューター”は腰当てから棒状のものを取り出し、剣の様に構える。

 

ブォンッ!

 

いや、それは“剣”だった。棒状のものの先端からビーム状の刃が出現したのだ。

 

 

それを目の前のノイズに向けて無造作に横に振った。

ーー豆腐の様にスライスされた青いスライムに似た蛙型ノイズ。

 

そのまま下からの切り上げ。

ーー同じく、股の辺りから頭頂にかけて両断された赤い人型ノイズ。

 

今度は頭部のミニバルカンが火を吹いた。

ーー何も出来ず、ただ身を朽ちらせた蛞蝓型ノイズ。

 

腰右部の装甲の一部が飛び出し、変形してマシンガンとなる。

それを手に取り、狭いのも跳弾も気にせず銃弾をばら撒くコンピューター。

 

 

 

圧倒的だった、ただ圧倒的だった。

ノイズとは、人類を脅かす認定特異災害ものだ。

人間だけを襲い、接触した人間を炭素転換するという脅威の矛を持ち。

一般的な物理エネルギーの効果を減衰又は無効とするという絶対的な盾を持ち合わせ。

空間からにじみ出るように突如発生する神出鬼没な存在で。

有効な撃退方法はなく、同体積に匹敵する人間を炭素転換し、自身も炭素の塊と崩れ落ちる以外には、出現から一定時間後に起こる自壊を待つしかないのにーー

 

 

青い死神は“人類の脅威”をあっさりと全滅させた。

 

 

 

 

《I confirmed the battle end, the annihilation of the noise.I finish EXAM system.(戦闘終了、ノイズの全滅を確認しました。EXAMシステムを終了します。)》

 

 

 

ーキィゥゥゥゥゥ…ゥン

 

 

再び機械音声が鳴り、少年を纏っていた赤黒いオーラと装甲は消え、少年は再び床へと倒れ込んだ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。