一度死んだ私のヒーローアカデミア~Centipede Queen~ 作:燐2
一応生きてますが、色々ありまして小説を書くことが難しいかなと思うこの頃になってきました。
凍結、という形でこの話は終わりますが、頭の中に時より思い浮かぶ緑谷百合という人物の物語が思い浮かぶことが多々あり、時間があるうちにまとめてみようということで書いてみることにしました。
では、では。
設定帳という名のお墓 ストーリー編 その1
『“終わる世界”で生まれた最後の絶望』
前世名:ユリ
現世名:
イメージCV:斎藤千和
誕生日:7月15日
身長:164cm
血液型:O型
性格:卑屈な自己破滅願望者
“個性”:ブラッド・ハザード
血を媒介にして、自身の体を自由に変形できる個性。
この力は完全な自身の体の掌握であり、血の一滴、細胞の一つ一つまで知覚することで操り人形のように肉体を捉え、人体の限界を超えた動きを可能にする。設計図が頭にあれば性別を変更したり、獣のように姿すら変われる変幻自在であり、体内に入るあらゆる物質は本人の質量を一定量を超えてなければ、たとえ即死級の猛毒でさえ無効化する。正し、変化には大量の生命エネルギーが必要であり、それを無視して個性を使用しようとすれば死ぬ。応用として対象の体内の血を大量に摂取させるとそれを媒介に相手の体の“全て”を支配することが可能。
更に“同化”の個性を合わせることで他者の個性因子を解析して、それを扱うことが出来る体に自身を造り変えることで他者の個性を使用可能にしている。当初はそれでも自身の体をベースにしていることから複合使用をするとその反動に耐えることが出来ず体を傷つけることが多かったが、あらゆる個性を扱うイリスの遺伝子情報を再度入手することで前世と同じようにあらゆる個性を十全に使用できるようになっている。
因みに一般的に自身の個性は“蜈蚣を引き寄せる個性”と偽っている。
百合の人となり
彼女の母である緑谷引子からは「もし私がバリバリのキャリーウーマン目指して自分に徹底的に厳しくしてたらあんな風なっていたかも」と言われており、どことなく優しい表情ながらその眼光は鋭く、それでいて無表情でいることが多いせいか、内面が分かりづらい印象を受ける。しかし、困っている人には気を遣ったりヴィランを相手にしても倒してしまうほどの実力を持っていながら、謙虚に振る舞う様子から正義感が強い人物だと
しかし、彼女自身は前世での出来事が原因で常に自虐と罪悪感に蝕まれており、その自省の念から後先考えず思わず助けてしまうことがある。本人は時にそのやってしまったことに対して、他人(主に家族)が関わるとき場の雰囲気と合わせて周囲を操作することで都合のいい成果を得ようと画策することがある。
家族というものを心から愛し、大事にしているがそれは『人』というより『物』に執着している一方的な思いであり、出来れば触れることも話すことも近づくことすら慎重になるほどで、落ち着かない様子を見せることがある。
序章:夢を得た兄と夢を亡くした妹
無個性が原因で周囲から孤立気味の兄とそのことに悩む母親をフォローしながら、優等生と周囲から評価される蜈蚣を引き寄せる個性をもつ緑谷百合には誰にも言えない秘密があった。周囲に偽った“個性”、例外的な存在“個性”を宿す蜈蚣達、絶望のまま夢が終わった前世での出来事をそれらを抱えながら夜の闇に紛れてヴィラン達と対峙する、もう一つの顔である『オールフォーワン』としての姿。
そんな日々の中で、進学のことを考え始める中学二年秋頃に誰もが知る有名なプロヒーロー達を輩出した雄英高校の試験に落ちて荒んだ先輩たちが、緑谷出久に暴力を振るおうとしたところを緑谷百合が実力で制圧、緑谷出久は自分の
無個性だった自分の無謀な夢、誰もが笑うか無理だと憐れむ。
幼いころに自身の夢を聞いた母親は、無個性に産んでしまったこと悔いて泣きながら謝罪の言葉を口にする。
だけど百合は笑うことも憐れむこともせず、決意を確認するように厳しい現実を突きつける。その問いに出久は真っすぐ答えると百合は少しだけ悲しそうに嬉しそうに、その夢を祝福した。
「なら兄さんはヒーローになれる」
あの日の夕焼けの誓いは、緑谷出久の中でもう一つの原点となる。
第一章:英雄との邂逅と偉大な一歩
百合の協力の下、訓練と勉学に励む出久の前にヘドロのようなヴィランにより緑谷双子の幼馴染の爆豪勝己は囚われ、衝動的に助けに向かい結果的に百合は大怪我を負い、憧れの№1ヒーローの『オールマイト』に助けてもらい、更に出久の素質を感じた『オールマイト』は自身の個性の秘密を明かし、後継者になることを提案する。己の弱さを痛感していた出久はこれを了承。その日からオールマイトのちょっと不器用な教育方法にも喜んで従いながら、本格的に雄英高校に入学して、百合も多くの人も守れるヒーローになるためにひたすら驀進する出久。
第二章:血翼の魔嬢
体を徹底的に鍛え上げ、オールマイトの予想より遥かに早く器を成した。
授けられた個性『ワン・フォー・オール』の扱い方に苦戦して怪我を負うこともあったが、
新たな環境で今まで出来なかった友達と共にプロヒーローを目指して、厳しい訓練を今年から教師となったオールマイトの元で受けているその陰で共に百合の前世を知るヴィランの魔の手が雄英高校を襲う。それは後にUSJ消滅事件と呼ばれるようになり、学生たちはオールマイトの宿敵『オール・フォー・ワン』と同じ雰囲気を持つ『イリス』の超常的な力の前に何もできずに生き残りを賭けた死のゲームに翻弄されそうになったが、その事態を数日前から漠然と予想していた百合の介入により事なきを得た。しかし、この事件が出久を含めたクラスメイトと雄英高校の教師達は、世界すら破壊できると思わせる恐るべき存在を知ることになる。
第三章前半:聖火の如き/陰火の如きワン・フォー・オール
USJ消滅事件から不安が広がっている世間を払拭するように雄英高校は毎年恒例の行事として雄英体育祭から開始すると宣言。その陰でとある出来事により、百合の前世から持ち出されたオールマイトから授かれたものと全く異なる《ワン・フォー・オール》の存在は、出久の《ワン・フォー・オール》に大きな影響を受けることになる。
調子を崩すことが多くなった百合を心配しながら、出久はこの体育祭でオールマイトの不安すら吹き飛ばすほどに成長したところを見せようとするが、謎の声に《ワン・フォー・オール》の使用を控えるように言われる。最初は、心の片隅でどこか調子が可笑しいことも分かりながら、USJ事件で精神も体も一気に成長したクラスメイトの快進に個性なしでは追いつくことも出来ず、出久は禁じていた《ワン・フォー・オール》の使用する。
その瞬間、地平線まで血濡れた地獄のような世界で、その中で死んでいるような体の彼女達は出久を認識すると【
第2種目騎馬戦の前に、
原作通りのペアを組めた出久、百合はクラスメイトの心操人使と組んだ。他メンバーを心操は自身の個性を使って集めようとするが、百合に「今のヒーロー飽和時代を考えるとヒーローがヒーローとして食べていく必要なことは時に他者を蹴落とし活躍して、事件規模によって他者と瞬時にチームアップしなければならない。それに第三種目は最後の競技なことも考えると1VS1の純粋な実力を測る競技になる可能性が高いと予想して、洗脳を使ってしまえば、それをクラスメイト同士で共有されると不利になる可能性がある」と指摘され、とりあえず交渉で始めること提案される。
その結果、角取ポニー前騎馬、峰田実騎手、後騎馬百合、人使となる。(因みに人使は誰も誘うこと出来なかった)
百合の提案では、百合の蜈蚣を糸代わりにもぎもぎを連結させてロープ状にして鉢巻を確保する方法、第二の手段として角をもぎもぎに刺して遠隔操作する方法、更に広範囲攻撃がきたときは、騎手を空に逃がすプラン等を提示し(事前にミッドナイトに騎手が地面に接触しなければ失格しないと確認した上で)、更に人使の“個性”に対して二人に『自身の声に相槌した者の動きを止める』効果と嘘と真実を半分ほどに仕込んで人使は内心百合の巧みな話術にドン引きしていた。因みに峰田に競技中に競技とは別のことをしたら「分かっているよね?」とこっそり脅している。
オールマイトから授けられたワン・フォー・オールとUSJ消滅事件の時自分たちを命賭けで守ってくれた
『大きな蜈蚣たちから事情は聞いたよ。ここは任せて君は彼女を頼む……僕たちと彼女達は始まりから終わりまで何もかも違う―――でも、その根底は明るい未来を夢見た結晶だったんだ。幾千の死と血と悲劇の中で忘れてしまったけどね。』
意識は戻り、多少の違和感はあるが出久は今まで通りに『ワン・フォー・オール』を使えるようになり、第二種目の騎馬戦は持ち点故に多くのチームに襲われ轟チームに持ち点を奪取されピンチに陥るが、別の高得点の鉢巻を時間ギリギリで奪取することに成功して無事、第二種で上位8チーム内に生き残ることできた。
第三種目は百合の予想通り1VS1のなんでもあり(場外アウトあり)のバトル形式で、その前に全員参加レクリエーションでは出久は同じクラスの轟に親からの虐待的な教育を受けて、その反発から父の力を使わず父を超える存在になると宣言される。百合は複雑な感情のまま出久に弁当を渡すために放浪しているときに№2のエンデヴァーに呼び止められる。騎馬戦における作戦により、心操チームは目立った動きこそないが一番消耗がない無駄のない動きによって体力を温存していること、その司令塔が百合であることを見抜いており、その手腕を高く評価された。百合は事務的にだが第二種目の轟の動きに対する評価すべき所を上げるとエンデヴァーは喜んでいる様子だが、その瞳の奥に妄念じみた思想が轟焦凍を蝕んでいると感づき、ヒーローという仕事の悪い意味での理想体だと結論付け、逃げるようにエンデヴァーから離れる。その背中にエンデヴァーは百合の怜悧なさまと家庭的なところに、これで個性が強ければ、轟焦凍の
一回戦目
緑谷(兄)VS心操(緑谷勝利)
百合から出久の個性は筋力増加なのを知っているのでさっそく初見殺しの洗脳を使い、あと一歩で場外アウトだったが、負ける直前に強い力を望む声に呪われたワン・フォー・オールが過剰に反応して個性が暴発して意識を取り戻す。そのまま洗脳のカラクリを見抜いた出久のパワーにより心操は敗北。
轟VS瀬呂
原作通り轟勝利
百合VS上鳴(百合の勝利)
上鳴の放電による広範囲攻撃を見ていたため、高ジャンプして放電により動きが止まっている上鳴に蜈蚣を使った指弾術により、相手の動きを鈍らせ場外に吹き飛ばした。
飯田VS初目
原作通り飯田勝利?(あれをガチバトルと言っていいのだろう)
芦戸VS峰田(芦戸勝利)
始めは峰田のもぎもぎにより有利だったがもぎもぎを酸で溶かし、更に酸の粘度を調整することでもぎもぎを無効にして、高い身体能力を活かして勝利。
八百万VS常闇(八百万勝利)
現在の体育祭における活躍に納得がいかず歯がゆい思いをしたが、『このままだと命も救ってもらい、個性も取り戻してくれたオールフォーワンに申し訳がありません』と手元にあるオールフォーワンファンクラブ会員カード(非公式)で自分を奮い立たせて、今までの試合運びを冷静に分析し、常闇の個性である“ダークシャドウ”の弱点が光であることを突き止め、自身の個性である“創造”により閃光手榴弾よる徹底的な有利な状況を創り出して勝利する。
切島VS角取(切島勝利)
角取の個性“角砲”では切島の“硬化”を傷つけることが出来ず、切島も角取が空中に退避されてしまえば手出しは出来ず、結果的にお互いに真っ向から全力勝負に出来ることになり、“角砲”は“硬化”を前に砕かれ力勝負によって切島が勝利する。
爆豪VS麗日
原作通り爆豪勝利
二回戦目
緑谷(兄)VS轟(緑谷勝利)
ワンアクションオーバーリミットは溜め動作がいる都合上、一瞬で氷山の如き広範囲の氷結をしてくる轟相手に不利だと感じ、出久はフルカウルの上限を3%から5%に引き上げて、相手が自身の動きに目が慣れる前に決着をつけると意気込むが、想像以上の轟の猛攻に押されていき一度は氷に閉じ込められるが、咄嗟に百合が使っていた指弾術を思い出し、指をはじく瞬間だけ100%の力を行使するデラウェアスマッシュで脱出。指は損傷するが一気に攻勢にでる。轟本人から聞いた境遇や決心は、計り知れないものだと理解はしている。しかし、出久はオールマイトの後継であること、恐るべきヴィランであるイリスの存在、その激情が忘れていた母との言葉を、轟自身の原点を思い出させ封印していたエンデヴァーから引き継いだ炎を使い、出久もここにいる多くの助けとなりたい自分になるために、轟から放たれる巨大な氷の山と炎の波、そこから発せられる水蒸気爆発を五連続のデラウェアスマッシュで打ち破り勝利する。
緑谷(妹)VS飯田(百合勝利)
相手が友人である出久の妹であり、更に女性でもあるため短期決戦を狙いトルクオ-バー・レシプロバーストで勝負を決めようとするが、瞬時にその動きに反応してみせ、強烈なカウンターにより勝利する。後に百合は飯田に対して『勝敗を分けたのは、勝負しているのは“私”だということ……余計な気遣い』と残している。
八百万VS芦戸(八百万勝利)
酸に対して耐性のある物質で体を保護して、芦戸は機動力で翻弄しながら互いにギリギリの勝負の末、常闇戦で使用した閃光手榴弾を使った隙を捉えて八百万勝利。
爆豪VS切島
原作通り爆豪勝利。
三回戦
アナザー・オリジン
緑谷(兄)VS緑谷(妹)(緑谷(兄)勝利)
実は百合は出久が『ワン・フォー・オール』の後継者であることを知っていた。そしてオールマイトが、それがどういう未来に進むことが強制されることを出久に伝えてないことに激しい怒りを滾らせていた。
この雄英高校祭で自分の『ワン・フォー・オール』が出久に悪影響を及ぼしていることを、勝利のためなら肉体の損傷を惜しまない出久の姿に、百合は前世を思い出し、酷く苦しみ後悔して、今すぐ出久を止めなければ惨たらしい死が待っていると
試合は一方的だった。どれだけ肉体強化されようが百合は出久が強くなっていく様を一番近くで見続けてきた、微かな癖から動きを読み取り、何もできず接近戦で強烈な攻撃で何度も出久は倒れ―――立ち上がる。
『私には、兄さんの夢を始めさせた責任がある!』
『今の時代、ヒーローはたくさん、いるよ。でも……兄さんは、一人しか、いないの。私の兄さんは、一人しか、いないの』
呪われたワン・フォー・オールが、出久を媒介にして体を支配してしまえばその反動で出久は死ぬ。百合は前世で個性を無くすために全ての個性を集め、人類を個性が産まれる前の時代に戻そうとした。そのためにたくさんの死を乗り越えてきた。その過程で痛み、悲しみ、怒りを当代の百合たちは飲み込んできた、どれだけ飲み零しても、それだも進むしかない。
それが、気が付けば自身を否定するように自分の顔を引き裂いて、何もかも忘れてしまった空っぽのユリに、イリスが教えてくれた―――ユリの夢だったから。
その結果が、世界を滅ぼした。
『……百合、ありがとう』
両肩を外され、的確に急所を殴られて、意識が朦朧とした出久は思い出す。
なぜ、こんなにも、頑張っているか。今にも泣きそうな百合に出来ることがあるか。
『ワン・フォー・オール』を渡した時を誤って罪悪感を感じているオールマイトを安心させるためだったのか。
オールマイトのように笑いながら大きな期待でも応えられる最高のヒーローになりたいためだったのか。
それもそうだ。
でも、もっと昔―――この世の終わりを見たように薄笑い顔で、静かに泣いていた妹を助けたかった。
自慢できるような、特技があるわけでない。
誇れるようなものなんて、他人から譲り受けたものだ。
希望溢れるような言葉で、勇気を与えられるほど口は回らない。
何もかも持っていると思っていた妹を憎たらしく思って目を背けたことさえある。
ダメダメだ、世界一ダメな兄かもしれない。
『オールマイトより、クラスメイトより、誰よりも百合が、百合の口で安心できる人、って最高にカッコいい兄貴になりたいんだ!!!』
超えろ、超えろ、超えろ。
予想を、反応を、予測を。
今ある全部を使って、一歩だけでも、一瞬だけでもいい。
限界すら超えて、この時間を勝ち取れ。
『
出久は倒れながらも勝利した、今にも崩れそうになりながらも。
最後の一撃は、百合は今まで構えたことがない防御姿勢のまま場外まで吹き飛び、百合は敗北した。意識がなく保健室に運ばれていく出久から逃げるように百合は控室に戻っていく。その後を追ったのは担任のミッドナイト先生だった。
『……ミッドナイト先生、私は間違っていますか』
『間違えてないわ。家族として心配になることは当然よ。ヒーローの仕事は危険がいっぱいで、安全とは遠い存在、心を勇気づける賞賛の声がいつもあるわけじゃないわ、知り合いにも助けたはずの人に罵倒されて心が折れてしまったヒーローもいたわ』
『でも、誰かがやるしかないの、その誰かは偶然にも残酷にも貴方の兄さんになるかもしれない』
『……………』
『でも、私は貴方の兄さんは大丈夫だと思うわ。だってあんなに真っすぐで気持ちで百合のこと大事に思っている』
『私のほうが兄さん大事に思ってるもん……』
『あら私の大好きな青臭さ、そういう一面貴方にあったのね……今は難しいかもしれない、でもね少しでもいいから歩み寄りなさい、信じてあげなさい、
『可愛い生徒をちょ……お世話するのが私の役目よ。今はしっかり休みなさい』
『ありがとう、ございます(今調教といいかけたこの人)』
爆豪VS八百万(爆豪)
爆豪の容赦ない猛攻を前に敗北(スッカスッカ頭の中で何度もシミュレーションしたけど爆豪の爆発力や機動力的に八百万はワンチャンすらないby作者)
決勝
爆豪VS緑谷(兄)ドクターストップにより爆豪優勝
出久、無意識の多種個性の使用と激闘による肉体と精神の消耗により起き上がることが出来ずリカバリーガール曰く『ここに私がいなかったら救急車からの即時入院レベル』とのこと。爆豪、ものすごく暴れる。