ガンダムビルドダイバーZOO ~ぼく、わるいくまさんじゃないよ?~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

クラブルのサンシャインコラボか楽しいQooオレンジでございます。
やっぱりEXTREMEをオート戦闘で周回できるのは楽ですね。

今回も例に漏れずまったりガバガバグダグダでお送りいたします。

それでは アヤメとクマさんと本当にあった(かもしれない)GBNの怖い話 始まります。



アヤメとクマさんと本当にあった(かもしれない)GBNの怖い話

唐突に始まった真夏の夜の怖い話大会…。

 

モモのしゅうまいの話(しらない人はフ○メタふもっふを見てね♪)やユッキーのカーナビの話(死ねばよかったのに。ってヤツね♪)に続いて始まったのは、コーイチの実体験を元にした怖い話だったわ…。

 

でも………

 

「1人、また1人と仲間達はGPデュエルを辞めていって、最後に気が付くと…1人ボッチになっていた僕は引きこもりになっていたんだ………。」

 

「「「「「(いや、確かに仲間に置いていかれて引きこもりになったとか怖い話だけど怖い話のベクトルが違いすぎて怖いって言うより…。)」」」」」

 

コーイチの実体験を元にした怖い話ってはっきり言ってコメントに困る話だったわ。

 

オチが引きこもりって…。

 

「ど、どうだったかな?僕の実体験を元にした怖い話?あんまり怖くなかったかな?」

 

少し照れたような顔で頬をポリポリとしながら、コーイチは私達にどうだったかな?って聞いてくるんだけど…

 

「(ど、どーすんの!ぶっちゃけ怖いどころか実体験で仲間に置いていかれて引きこもりになったとかコーイチさんの触れられたく過去No.1を話されてもリアクションに困るだなんだけど?!ハッキリとびみょーって言っちゃう?!)」

 

「(ダ、ダメだよ!モモっち!そんなこと言ったらせっかくコーイチさんが自分のトラウマ話を面白おかしく怖い話に仕立てて話してくれたのに失礼だよ!)」

 

「(イヤイヤイヤイヤ!ユッキー!たぶん違うから!面白おかしく怖い話に仕立ててないから!たぶんコーイチさんは空気読まないで自分の体験した中で1番怖かった話を話してくれただけだから!)」

 

モモもユッキーもリクも反応に困ってどう返答すればいいのか困惑してるわね。

 

もちろん私もそれは同じ。

 

こんな話になんて言えばいいのよ。

 

ところが我々フォース“ビルドダイバーズ”には勇者がいたわ。

 

勇者の名前はサラ。

 

純真無垢でド天然なこの子は…

 

「つまりコーイチはダメ人間?」

 

ってハッキリと言いやがったの。

 

「はぅ?!」

 

「サラ?!それ言ったらダメなヤツ!ダメなヤツだから!!!」

 

サラのダメ人間発言に慌ててリクが止めに入るけど、時すでに遅し。

 

コーイチは心に大ダメージを受けて瀕死になってしまったわ。

 

「リク。もう色々と遅いと思うわよ?ほら、コーイチを見なさい。うなだれて震えてるわ。」

 

それにしても…コーイチはうなだれて震えてるってことは、自分がダメ人間って自覚があるのかしら?

 

「コーイチさん?!大丈夫!怖かったから!コーイチさんの怖い話!めっちゃ怖かったから!私はコーイチさんの痛い過去話をこれっぽっちもびみょーとか思ってないから!」

 

「そ、そ、そ、そーだよ!コーイチさん!コーイチさんのトラウマ話を面白おかしく怖い話にリメイクした怖い話!凄く怖かったですよ!今日の怖い話の中でも1番怖かったです!!!」

 

「ユッキーの言う通りだよ!もう怖すぎて今夜は1人で夜中にトイレに行けなくなっちゃいましたよ!!!」

 

私がコーイチダメ人間自覚ある説について思案している中、リクモモユッキーの中学生トリオが、慰めになってない慰めで必死にコーイチを慰めていみたいだけど…

 

「でもコーイチはダメ人間?」

 

結局はサラがトドメを刺しちゃったわね。

 

「あぅ?!」

 

「「「だからサラ(ちゃん)!それいっちゃらめなヤツぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」」」

 

はぁ……ほんと、何だかなぁ…ね。

 

あぁ。みんな、おはよう、こんにちは、こんばんは。

 

私の名前はアヤメ。

 

みんなもう知ってるとは思うけど、GBNでも屈指の“ないすばでぃ”なセクシーくノ一よ。

 

そんな私がナニをしているのかと言うと、まぁ見ての通り怖い話大会ね。

 

これだけじゃどうして怖い話大会しているのかわからないわね。

 

もう少し詳しく話そうかしら?

 

前回、モモが騙されて背負わされた100万ビルドコインの借金を、クマさんの手を借りて夏祭りの屋台で見事に返済した私達ビルドダイバーズ+クマさん。

 

夏祭りの屋台の売上は驚異的で、借金を返済してもまだまだ資金には余裕があったの。

 

だから私達は借金で台無しになったバカンスのやり直しをする事にしたの。

 

海での水着回にバーベキュー。

 

花火大会にキャンプ。

 

そんなリア充まっしぐらなイベントを終えて、バカンスの最終日に、ひょんなことからこの怖い話大会が始まったわ。

 

始まったのはいいんだけど…ご覧の有様よ。

 

もうコーイチの話で台無しね。

 

「みんな~♪スイカ切ってきたよ~♪アレ?コーイチ君?ど~したの?なんかどんよりダークなオーラが出てるけど…?」

 

「何でもないわ。ホラ!みんな!クマさんがせっかくスイカ切ってきてくれたんだから、早く食べましょ!」

 

コーイチのせいでおかしな空気になっていた私達の所に、クマさんがキレイに切られたスイカをお盆に乗せてやって来たわ。

 

ほんと良いタイミングで来てくれたわ。

 

これでコーイチの対応に困るトラウマ話をうやむやにできそう。

 

「やった!スイカ!」

 

「種跳ばし競争とかしよ!」

 

「種跳ばし?」

 

「サラちゃんには私がみっちり教えてあげるね!」

 

「うん!ありがと!モモち!」

 

「はい。リク君もスイカど~ぞ。」

 

「ありがとうございます!クマ吉さん!」

 

うん。

 

大丈夫そうね。

 

コーイチ以外は。

 

「はい。アヤメちゃんのぶんのスイカだよ~。」

 

「ありがと、クマさん。」

 

クマさんがスイカを持ってきてくれたおかげで、さっきまで淀んでいた室内はすっかりと和やかな雰囲気になったわ。

 

このまま楽しくバカンスが終わってくれれば…

 

「ちょっと待って…」

 

良いんだけど、そうは行かないわよね。

 

「ねぇクマ吉君。君も何か怖い話をしなよ…。僕達だけ怖い話をして君が怖い話をしないのは不公平だよね?」

 

「くま?」

 

「そう…不公平なんだよ……僕だけオチに使われるのは不公平なんだよ!!!さぁ!クマ吉君!君も怖い話をするんだ!怖い話をして…今回の話のオチにされるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーイチの魂の叫びを受けて急遽始まったクマさんの怖い話…。

 

それは………

 

「これはね…僕の知り合いのお話なんだけど…彼は…そうだね…仮にS君って呼ぼうかな?このS君、ガンプラの作成技術はピカイチで、ガンプラバトルもこれまた強い。将来は間違いなくGBNのトッププレイヤーになるって思われていたんだ。そんなS君がある日、とあるフォースに加入したんだ。そこでS君は1人の女の子と仲良くなったんだよね。仲良くなったって言うよりも、ぶっちゃけ恋人関係一歩手前くらいの親密な関係だったらしいよ。そんなS君は女の子に良いところを見せようと、バトルで一生懸命に頑張って頑張って頑張って…気付くとS君の加入したフォースはS君の活躍もあって、GBNでトップクラスのフォースに急成長していたんだ。そんな時に1人のフォースメンバーがリアルでオフ会をしようって言い出したんだ。フォースメンバー達は大賛成。もちろんS君も大賛成。だってリアルで仲良くなった彼女に会えるチャンスなんだもん。そしてオフ会当日…悲劇は起こったの。1人、また1人とオフ会会場の居酒屋に集まってくるフォースメンバー達。アバターにそっくりな人もいれば、リアルではアバターよりも残念な人もいたんだけど、それさえも笑い話になってみんなで楽しくお酒を飲んで騒いでいたんだって。そんな中でS君は彼女まだ来ていない事に気づいたんだ。でもね?おかしいんだよ。何度数えても、人数はちゃんとオフ会に参加予定の10人いるんだ。酔っ払ったのかな?って思いながらも、S君は1人ずつ名前を確認して行ったんだって。君は誰?君は誰?君は誰?って。そして最後の1人に君は誰?って訪ねると…“俺は○○。S君。君の彼女だよ♪”って……そう。S君がずっとGBN内で彼女として接してきた女の子は、実は男の子だったの。しかもむさいおっさん。それに気づいた瞬間、S君は意識を失って……次に気付くと見知らぬ部屋で裸でベッドに横になっていたんだって。その枕元には1枚のメモ用紙が置かれていて…“良い締まりだったわ♪またヤりましょ♪”って書かれていたんだってさ。」

 

「「「「えっ?ナニソレ?怖い。」」」」

 

こ、このクマは!

 

なんてオチの話をしやがるのよ!!!

 

コーイチの話よりも酷いわよ!!!

 

つまりはアレでしょ!

 

GBNで彼女だと思っていたのは、実はリアルでは男…ネカマだったって話でしょ!

 

しかもオフ会で失神しているうちにホテルにでも連れ込まれて掘られたとか余計なオチ付き!

 

「良い締まり?ナニが締まるの?」

 

「サラ、貴女は知らなくても良いことよ!忘れなさい!!!」

 

「?」

 

「ちなみに…そのS君。この前なんか怖い顔でこんな偽物の世界は間違ってる。ぶち壊してやる~って言ってたくま。」

 

いや、そのセリフってアイツよね?!

 

シバよね?!

 

「そのセリフに妙に聞き覚えがありすぎて怖いわ!!!これからアイツにどんな顔して会えばいいのよ!!!」

 

えっ?!ナニ?!

 

もしかしてシバがブレイクデカール配ってるのってネカマに騙されて掘られたせいなの?!

 

シリアスじゃなくてシリアルなの?!

 

「信じるも信じないも、あなた次第くま。」

 

私達の絆のガンプラ持ってるヤツがネカマに掘られてその腹いせにGBNをぶち壊そうとしてるだなんてそんなこと絶対に信じたくないわよ!!!!!

 

「現実は残酷くま。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様、ご覧いただきましてありがとうございました。

ブレイクデカールを配布し、GBNを破壊しようとしていたシバさんの本当の理由がもしこれだったら…嫌ですね。
皆様もネカマの方々にはお気をつけ下さいませ。

次回は…どうしましょうか?
クマさんの弟子(?)のこぐまちゃんのお話か、クマさんとコーイチさんの大人のお風呂屋さんのお話か…。
ガンプライブの合間をみて少しずつ書いていきたいと思います。
こんなお話がいい!等のリクエストがございましたら、Qooオレンジへメッセージを一筆お願いいたします。
ガバガバグダグダなお話になることは確定ですが、出来うる限りはリクエストにお応えいたしたいと思います。

相も変わらずノリと勢いの完全不定期となっておりますので、次回投稿は未定となります。
※ビルドダイバーズでアヤメさんが活躍したり可愛い姿を見せてくれたりご感想をいただいたりするとテンションが上がり更新が早まります。

それではまたいつかお逢いいたしましょう。

改めまして、本日はご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。


次の次の次位のお話はクマの…

  • 過去話
  • 無印本編の続き
  • Re:RISE編
  • いつも通り適当に
  • いつも通り紳士的な

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