田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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モニカの初イベント最高でした。

今後もモニカといろんなキャラの絡みがいっぱい見たいなー。

あ、一応謝っときます。

更新めちゃくちゃ遅れました。

すみません……。


33話 彩のお出かけ大作戦(二日目)

楓「……」

 

今回は前置きはなしだ。

 

駅前、9時、待ち合わせ、5分前、この4つだけで察してくれ。

 

そして今日は、……もう丸山さんが着いている。

 

それはつまり、……サプライズの正体も明かされているということだ。

 

そう、ずばり、その正体とは!

 

 

 

 

 

彩「リサちゃんのコーデ、とっても可愛いね!」

 

リサ「そう?ありがと♪彩もその服、似合ってるよ~。」

 

日菜「ねぇひまりちゃん、なんかおすすめのケーキ屋さんってある?今度おねーちゃんに買って帰ってあげたくってさー。」

 

ひまり「もちろんありますよ日菜先輩!このひまりちゃんに任せてください!」

 

丸山さんと日菜さんと、……あとお2人は誰?

 

その2人のうちの1人は菊地さん同様見た目めっちゃギャルっぽいし。

 

……全くの初顔なんですけど……。

 

彩「よーし!それじゃあ今日も元気に、レッツゴー!」

 

日・リ・ひ「オー!」

 

うん、昨日に比べてテンポがいいのは良いことだ。

 

しかし、今日のお出かけ、

 

 

 

 

 

……不安しかない……。

 

あ、ちなみに今日はショッピングモールへ行くそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

日菜「でさー、そのときの彩ちゃんが面白くってさー!」

 

彩「ちょっと日菜ちゃん!その話は恥ずかしいからやめてって言ったじゃん///!」

 

リサ「まぁまぁ、誰にも言わないからさ。ね、ひまり。」

 

ひまり「はい!私も誰にも言いませんよ、彩先輩!」

 

彩「そういう問題じゃなくて~!」

 

……現在、この4人が並んで歩いてるところを、僕が後ろからついて歩いているって状態だ。

 

端から見たら完全にストーカーだが、誤解しないでほしい。

 

僕がこうして歩いているのは話に入れないからだ。

 

いや、入りたくないと言ったほうが正しいか。

 

……だって女子4人が楽しく話してるところに男が割って入ってきたらどうよ?

 

迷惑だし気持ち悪がられるし絶対引かれるだろ。

 

ん?

 

漫画とかではそうしてるやつもいる?

 

これは漫画じゃねえんだよ!

 

仮に現実にいたとしてもそれができるやつはコミュ力の塊でできてるようなやつなんだよ!

 

彩「あ、ほ、ほら、みんな着いたよ!」

 

日菜「あ~、今彩ちゃん、話そらしたね~?」

 

彩「そ、そんなことないよ?」

 

リサ「あはは、面白いなー彩は。」

 

彩「わ、笑わないでよリサちゃん!」

 

ひまり「まぁまぁ彩先輩、あとでおすすめのケーキ屋さん紹介しますから、押さえて押さえて。」

 

彩「! ……べ、別に、怒ってるわけじゃないもん……。」

 

リサ「ほらほら、拗ねない拗ねない。」

 

彩「拗ねてもないもん!」

 

日菜「相変わらず彩ちゃんは面白いね~!」

 

彩「もう~!みんなして私をいじめる~!」プンプン

 

楓「……」

 

……ん?

 

何?

 

ただハブられてるだけじゃないかって?

 

……うん、そうかもね。

 

……ま、まぁ、丸山さんに限ってそれはないかもしれないけど……。

 

……その可能性はあるわ。

 

彩「もう!……ほら!みんな行くよ!」

 

丸山さん、いじられすぎて怒ってるよ……。

 

彩「空見くんも!早く行くよ!」

 

楓「! う、うん。」

 

あ、良かった。

 

忘れられてなかった。  

 

……うん、ちょっと元気出たわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓「……」

 

リ・ひ「……」ジー

 

日菜「ん~!このポテト美味しい~♪」

 

彩「ひ、日菜ちゃん……。」

 

……説明しよう。

 

ここは喫茶店。

 

僕は見た目ギャルの人ともう1人の知らない人と向かい合わせで座っている。

 

隣の席では丸山さんと日菜さんが向かい合わせで座っており、ご覧の通り日菜さんはポテトを食べている。

 

説明以上!

 

楓「……えっとー、それで丸山さん。これはいったい、どういう状況……?」

 

彩「ふ、2人が、空見くんと話したいんだって。ね、ひまりちゃん、リサちゃん。」

 

リサ「そういうこと~♪」

 

ひまり「ほ、ほんとに男の人なんだ……。」

 

楓「ぼ、僕と、話を……。」

 

日菜「彩ちゃん、ポテト食べないの?」

 

彩「え?あー……じゃあ、もらおうかな。……ん!美味しい!」

 

日菜「でしょ~!」

 

日菜さんは相変わらずマイペース……。

 

楓「……えっとー、……話、って言っても、何を話せばいいの?」

 

リサ「そうだなー。……まずはやっばり、自己紹介かな。」

 

ひまり「で、では!私からいきますね!」

 

というわけで始まりました、自己紹介タイム。

 

……自己紹介すんの、久しぶりじゃね?

 

ひまり「私、上原ひまりといいます!羽丘女子学園、1年です!」

 

日菜「おー、元気いいねーひまりちゃん。」

 

楓「……上原、さん?」

 

ひまり「は、はい!」

 

……羽丘女子学園……?

 

どっかで聞いたことある名前だけど、どこだったけなー?

 

ひまり「あ、あのー。」

 

楓「ん?」

 

ひまり「空見先輩、でしたっけ?」

 

楓「……!そ、そうだ、ごめん!僕も自己紹介しなきゃだったね!……そ、そう、空見楓。花咲川女子学園の2年生、……で、いいのかな?」

 

なんか自分で女子高だって言うの、恥ずいな……。

 

ひまり「……」ジー

 

楓「……?え、な、何?」

 

ひまり「……やっぱりあなたが、あの……」

 

楓「?」

 

ひまり「……空出南恵加さん、なんですね。」

 

楓「!?」

 

リサ「え?」

 

彩「あ……。」

 

日菜「~♪」

 

ひまり「……あ、あれ?……私、何か変なこと、言いました?」

 

楓「うぅ、ううう……」アタマカカエコミ

 

ひまり「って空見先輩!?ど、どうしたんですか!?」

 

彩「ご、ごめんひまりちゃん。そのことは、空見くんにとって、ちょっとトラウマなの。」

 

ひまり「トラ……。そ、そうだったんですか……。す、すみません!私、知らなくて!」

 

楓「い、いいよ。大丈夫、大丈夫……。」

 

まさか、ここでその話題が出るとは思わなかった……。

 

あの写真は、僕にとっては黒歴史だから、あまり思い出したくないんだよな……。

 

リサ「……空出南恵加って、誰?」

 

ひまり「知らないんですか!?リサ先輩!空出南恵加っていうのは、空見先輩の……」

 

楓「頼むからもうその話はやめて~~!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「それじゃ、次はアタシだね。今井リサ、同じく羽丘女子学園の、学年は2年だよ。」

 

楓「あ、……同い年、だったんだ。」

 

リサ「? うん。え、空見はアタシがいくつに見えたの?」

 

楓「てっきり年上かと……」

 

リサ「え~!アタシってそんな大人に見える~?」

 

……見える……。

 

彩「(見えるよね。)」

 

ひまり「(見えますね。)」

 

日菜「(ん~!ポテト美味しい~!おかわり頼もっかな~?)」

 

リサ「……まぁいいや。ねぇ空見、1つ、どうしても気になることがあるんだけどさ。」

 

楓「ん?何?」ゴクゴク

 

リサ「……ぶっちゃけ空見って、誰のことが好きなの?」

 

ブー!!

 

彩・ひ「!」

 

日菜「え、何々?どうしたの?」

 

楓「げほっ、げほっ!」

 

リサ「ちょ、空見!大丈夫!?」

 

彩「空見くん!しっかりして~!」

 

楓「だ、大丈夫……。ちょっと、びっくりした、だけだから……。」

 

リサ「え、……アタシ、そんなにびっくりするようなこと、言った?」

 

彩「い、言ったよ!」

 

リサ「! あ、彩?」

 

彩「誰でもあんなこと突然言われたらびっくりするよ!……だ、誰のことが、……す、好きなのか、なんて言われたら……」

 

ひまり「そうですよ!」

 

リサ「……あ、あはは、ごめんごめん。まさかここまでびっくりされるとは思わなくてさ。」

 

……この街に来てからあんなこと聞かれたの、初めてだよ。

 

……うん、何気に初めてなんだよな……。

 

リサ「え、でもさ、気にならない?空見の好きな人。」

 

彩「! ……まぁ、それは、……ちょっとは、気になるけど……」

 

ひまり「わ、私も気になります!」

 

楓「ちょ、ちょっと待ってよ!僕には好きな人なんか…「おねーちゃん!」……え?」

 

彩「え?」

 

リ・ひ「ひ、ヒナ(日菜先輩)?」

 

日菜「空見くんの好きな人は、おねーちゃんだよ!」

 

彩・リ・ひ「……え?……!!えええーーーー!!??」

 

楓「いやいや何でそうなるの日菜さん!?」

 

日菜「だっておねーちゃんと空見くんは、お互いに間接キスした仲だよ?」

 

リサ「! か、間接、キス///……。」

 

ひまり「そ、空見先輩、大胆///……。」

 

彩「そ、そうだったんだ……。」

 

楓「ち、違うよ!違う違う違う違う!!僕は別に氷川さんのこと、好きなわけじゃ…「え、おねーちゃんのこと、嫌いなの……?」! い、いや、嫌い、っていうわけでも…「じゃあやっぱり好きなんだ!」だからそういうんじゃないって!もう日菜さん!!」

 

この後、僕達は店員さんに注意されてしまい、店を出ることになった。

 

あ、別に強制退店したり出禁になったわけじゃないからね?

 

……はぁ。

 

これだから好きな人どうのこうのの話は好きじゃないんだよ……。

 

特に、日菜さんの前ではもうしたくない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓「ごめん……。僕のせいで、店に迷惑を……。」

 

リサ「いいっていいって。あんな話題を振ったアタシも悪いし。」

 

楓「でも、今井さんは話題を振っただけだし……。あんな大声を出した僕のほうが…「ストップ!」!」

 

彩「もうその話はここでおしまい!せっかくショッピングモールに遊びに来たんだよ?いつまでもそれ引きずってたら、楽しめるものも楽しめないよ。」

 

ひまり「おー……。彩先輩、カッコいいです!」

 

彩「えへへ……。」

 

日菜「ステージの上ではいつも噛み噛みだけどねー。」

 

彩「うっ。グサッ ひ、日菜ちゃん、その話題を振らないで~。」

 

そういや丸山さん、公民館ライブのときも噛んでたな……。

 

リサ「あはは、相変わらず面白いねー彩は。」

 

彩「うぅ、リサちゃんまで~。」

 

ひまり「ドンマイです、彩先輩。」

 

彩「フォローになってない気がするんだけど……。」

 

リサ「さてと、じゃあ、これからどうしようか。」

 

ひまり「私、お昼ご飯食べたいです!」

 

リサ「お、いいね~♪彩は?」

 

彩「そ、それじゃあ、私もお昼……。」

 

リサ「もう、元気出しなって。じゃあヒナは?さっき喫茶店でポテト食べてたけど……」

 

日菜「あたしもいいよー。」

 

リサ「そっか。……それじゃあ最後に、空見はどう?」

 

楓「え?あ……うん。僕も、昼ごはん、食べたいかな。」

 

リサ「よーし。じゃあ決まり!フードコートへレッツゴー!」

 

日・ひ「オー!」

 

 

 

 

 

彩「……」

 

楓「……丸山さん、大丈夫?」

 

彩「う、うん、まぁ。」

 

楓「……で、でもさ、歌ってるときの丸山さんは、すごくいきいきしていて、カッコいいと思うよ。」

 

彩「……空見くん?」

 

楓「噛むことなんて、誰だってあるんだしさ。丸山さんの歌を聞けば、ステージで噛んだことなんて忘れるよ。公民館ライブのときもそうだったし。」

 

彩「……」

 

楓「だから、まぁ、その、……だ、大丈夫だよ。」

 

うん、我ながら慰めるの下手だな。

 

彩「……あ、ありがとう~!」ガバッ!

 

楓「うわっ!ちょ、ま、丸山さん!」

 

彩「そんなこと言ってくれるの、空見くんだけだよ~!」ギュ~!

 

楓「ちょ、や、やめてよ丸山さん///!見られてる!いろんな人に見られてるから///~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩「……本当にごめんなさい……。」

 

楓「い、いや。……もういいよ、丸山さん……。」

 

日菜「彩ちゃん、さっき言ってたことと違うよ?」

 

リサ「まぁ、あんなギュッて抱き締めてたらね~。」

 

ひまり「しかもあんな多くの人の前で……。」

 

彩「わ~ん!その話を蒸し返さないで~!」

 

楓「……と、とりあえず、お昼食べよう?丸山さん。」

 

彩「ぐすっ。う、うん……。」

 

リサ「……よし。じゃあアタシらも食べよっか。」

 

ひまり「はい!」

 

日菜「いっただっきま~す!」

 

……ん、このカツ丼旨っ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「いやー、美味しかったねー。」

 

ひまり「はい!とても!」

 

彩「空見くんのカツ丼、すごく美味しかったよ!」

 

楓「丸山さんが頼んだスパゲッティも、美味しかったよ。」

 

リサ「……ねぇ、2人ってさ。」

 

楓「ん?」

 

彩「何?リサちゃん。」

 

リサ「……ううん、やっぱいいや。」

 

楓・彩「?」

 

リサ「(またさっきみたいなことになりかねないから、今言うのはやめておこうかな。)」

 

日菜「リサちー、どこ行くー?」

 

リサ「ん?あー、そうだな~。……ジー」

 

楓「……?えっとー、何?今井さん。」

 

リサ「……よし!じゃあ服屋さんに行こー!」

 

楓「え?」

 

リサ「アタシが、空見に合う服をコーディネートしてあげるよ♪」

 

楓「こ、コーディネート?」

 

日菜「なんか面白そー!」

 

ひまり「リサ先輩に任せておけば、もう間違いないですよ!」

 

楓「そ、そうなの?」

 

彩「そうだよ。私もこの前、リサちゃんに服をコーディネートしてもらってそれを一色買ったんだけど、千聖ちゃんがすごく良いって褒めてくれたんだよ!あの千聖ちゃんがだよ!」

 

楓「そ、そうなんだ。し、白鷺さんが……」

 

リサ「どう?空見。今なら特別に、タダでコーディネートしてあげるよ♪」

 

楓「え!お金取るの!?」

 

日菜「リサちーったら、人が悪いなー。」

 

楓「え?」

 

リサ「なんてね。冗談冗談♪今後もお金なんて取らないから安心して♪」

 

楓「な、なんだ……。」

 

リサ「それで?どうする?空見。」

 

……服をコーディネートかぁ。

 

……正直あまり興味ないけど、ここで断ったら流石に悪いし。

 

楓「……お金ないからコーディネートしてもらった服を買うことはできないけど、それでもいい?」

 

リサ「全然!むしろ、それら全部を買ったら、お金なんかすぐなくなっちゃうよ。」

 

楓「そ、そうだよね……。」

 

リサ「それじゃあ決まりだね。うーん、そうだなー。……!よし!じゃああの店にしよう!」

 

楓「日菜さんも、今井さんにコーディネートしてもらったことあるの?」

 

日菜「あるよー。リサちーってね、ほんとすごいんだよー。この前だって……」

 

ひまり「……あの、大丈夫ですか?彩先輩。」

 

彩「リサちゃんにコーディネートしてもらった服を全部買った私って……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-服屋さん-

 

リサ「んー……。」ジー

 

楓「……」

 

リサ「んー……。」ジー

 

楓「……///サッ」

 

リサ「あ~!もう、動かないでって言ったじゃん。」

 

楓「だ、だって、……今井さん、ずっと僕のこと見てるから……。」

 

リサ「……なるほど~。」

 

楓「?」

 

リサ「じっと見つめられて、アタシのこと意識しちゃったわけか~。」

 

楓「! ち、違うよ///!そんなんじゃ…「なーんて、分かってるよ。冗談冗談♪」……冗談って、今井さん……。」

 

リサ「まぁこれで、どんな服が空見に合うのかがだいたい分かったことだし。さっそくコーディネート開始~♪」オー

 

楓「お、オー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャー

 

リサ「おー!いいじゃんいいじゃん!似合ってる!」

 

楓「そ、そう?」

 

リサ「うんうん!やっぱ空見って、こういう可愛い系の服似合うよ~。」

 

楓「うーん……。ちょっと、色が地味な気も…「いやいや、このくらいが良いんだって。」そう、なの?」

 

リサ「その服にあとは、このパーカーを合わせて……。……うん!めちゃめちゃ良い感じ!」

 

楓「は、はぁ……。」

 

 

 

 

 

日菜「彩ちゃんのコーディネートは、あたしがしてあげるねー。」ゴソゴソ

 

彩「ありがとう日菜ちゃん!日菜ちゃんの選ぶ洋服、楽しみだな…「お、これるんっ♪てきた!よし!これに決めた!」! は、早いね、日菜ちゃん。」

 

日菜「はい!これ、着てみて!」

 

彩「う、うん。……どんな服を選んでくれたんだろう。シャー」ワクワク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャー

 

リサ「おー!似合う似合う!カッコいいよ空見ー!」

 

楓「そ、そう?」

 

リサ「空見って、可愛い系だけじゃなくてカッコいい系もいけるんだね~。」

 

楓「あ、ありがとう。……あ、この服、ドクロがかいてある。」

 

リサ「そのドクロが、かっこよさのポイントだよ♪」

 

楓「へぇ~。……確かに、ちょっとカッコいいかも。」

 

リサ「あはは、気に入ってくれたみたいで嬉しいよ~。」

 

 

 

 

 

シャー

 

彩「ど、どう?日菜ちゃん。」

 

日菜「おー!いいじゃん彩ちゃん!ばっちりだよ~!」

 

彩「えへへ、ありがとう。……ねぇ、日菜ちゃん。」

 

日菜「ん?なーにー?」

 

彩「1つだけ、気になることがあるんだけど……」

 

日菜「気になること?」

 

彩「この服、……後ろのハートが半分だけなのは何で?」

 

日菜「何でって、ただの柄だよ~。気にしない気にしない♪」

 

彩「そ、そう?……なら、いいけど。」

 

 

 

 

 

ひまり「……リサ先ぱーい!日菜先ぱーい!」タッタッタ

 

リサ「ひまり、お帰り。アタシの言った服は持ってきてくれた?」

 

ひまり「ばっちりです!あ、あと日菜先輩、はいこれ。」

 

日菜「ありがとー。」

 

リサ「? ヒナ、その服は?」

 

日菜「いいからいいから。空見くん、次はこれ着てみてー。」

 

楓「え?……いい、けど…「よーし!じゃあはい!」わっ、あ、ありがとう。……シャー」

 

リサ「……でも、珍しいねー。ヒナがコーディネートなんて。」

 

日菜「えへへ~。」

 

彩「日菜ちゃーん、次の洋服は?」

 

日菜「あ、彩ちゃんはちょっと待っててね。」

 

彩「え~?……もう。」

 

 

 

 

 

 

シャー

 

楓「日菜さん、着てみた、けど。」

 

日菜「おー!空見くんも似合ってるー!」

 

彩「あれ?空見くんと私、お揃いじゃない?」

 

楓「へ?……あ、ほんとだ。同じ服……」

 

日菜「ほらほら2人とも!突っ立ってないで早く出てきて!」グイグイ

 

彩「ちょ、ちょっと日菜ちゃん!」

 

楓「な、何なの急に~。」

 

日菜「ほら、そしたら並んで並んで。」

 

彩「?」

 

楓「日菜さん、ほんとに何なの?」

 

日菜「いいからいいから。ほら、クルッて。」

 

リサ「……あ。」

 

ひまり「そういうこと、ですか。」

 

楓「……ねぇ丸山さん、日菜さんは、いったい何を……」

 

彩「ごめん、私にも分からない……。」

 

パシャッ!

 

楓・彩「!」

 

日菜「よーし、撮れたー!」

 

彩「ちょ、ちょっと日菜ちゃん!?」

 

楓「何!?今何したの!?」

 

日菜「見たい~?……ほら!」

 

楓・彩「……!?ちょ、何これ~!?」

 

日菜「見ての通りだよ。題名はそうだなー。……“ハートで繋がった2人”!うん!我ながらるんっ♪てくる題名!」

 

楓・彩「すぐ消して///!!」

 

ひまり「ひ、日菜先輩……」

 

リサ「完全にカップルの人向けの服だね……」

 

日菜「え~?せっかくるんっ♪てくる写真が撮れたのに…「「全然るんっ♪てしない!!」」あはは、2人とも声が揃ってる~。面白~い。」

 

楓・彩「面白くない!!いいから今すぐ消して!!日菜ちゃん(さん)!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜「いやー、楽しかったー!」

 

ひまり「流石リサ先輩です!リサ先輩の選んだ服、全部とても良かったです!」

 

リサ「え~?そこまで褒められたら照れちゃうな~。」

 

楓・彩「……つ、疲れた……。」

 

日菜「もう2人とも、あれくらいでだらしないなー。」

 

楓・彩「誰のせいだと思ってんの!!」

 

日菜「あはは、また揃った~。」

 

彩「……これは、紗夜ちゃんに報告だね。」ボソッ

 

楓「そうだね、丸山さん。」ボソッ

 

日菜さんの悪ノリに付き合わされた後も、今井さんのコーディネートは続いた。

 

そうだなー。

 

……だいたい、1時間くらい……いや、それ以上かかったかなぁ?

 

……長かった。

 

今井さんには悪いけど、めちゃくちゃ長くて正直しんどかった……。

 

女子って服選ぶとき、いつもこれくらい時間かかんのかな?

 

僕はいつもお母さんに買ってもらってるから、そういうのよく分かんないけど。

 

……当分コーディネートしてもらうのはいいや。

 

リサ「……あ、もうこんな時間かー。」

 

ひまり「どうしたんですか?リサ先輩。」

 

リサ「1時間後に、Roseliaの練習があるんだよねー。だから、もうそろそろ帰ったほうがいいかなーって。」

 

! ろ、Roselia!?

 

ひまり「そ、そうなんですか。……って、昨日も練習ありませんでしたっけ?」

 

リサ「うん。友希那、最近張り切っててさー。あ、友希那っていうのは、アタシの幼なじみね。練習もここ最近は毎日あって…「毎日!?それは大変すぎますよ!友希那先輩に相談したほうがいいんじゃないんですか!?」うーん……、やめとく。」

 

ひまり「な、何で……」

 

リサ「毎日は確かにちょっと大変だけど、……楽しいんだよね、バンドの練習。」

 

ひまり「……」

 

リサ「紗夜も、燐子も、あこも、みんな同じ気持ちだと思うから。まぁ、紗夜はそうかちょっと分かんないけどね。……ひまりも、Afterglow、楽しいでしょ?」

 

ひまり「! そ、それはもちろん!」

 

リサ「それと同じ。アタシも、Roselia好きだから。」

 

ひまり「……そう、ですね。なんか、すみませんでした!」

 

リサ「いいっていいって。」

 

楓「……」

 

彩「……空見くん?」

 

楓「! ま、丸山さん。」

 

日菜「あ、もしかして空見くん、リサちーのこと気になったり…「してない!」え~即答~?」

 

楓「……いや、今の2人の会話が、ちょっと気になってさ。」

 

彩「会話?」

 

楓「今井さんがRoseliaだっていうのにもビックリしたけど、あと、……あと、もう1つ…「Afterglow?」そうそれ!」

 

彩「それがどうかした?」

 

楓「……今井さん、ここ最近毎日練習してるって言ってたから、……すごいなって思って。」

 

リ・ひ「……」

 

楓「好きなことに、そうやって毎日打ち込めるって、すごいと思う。……僕、そういうのないから。」

 

彩「……空見くん、好きなこと、ないの?」

 

楓「ゲームとかぐらいしか……。でもそんなの、今井さんとかに比べたら…「いいんじゃない?」え?」

 

彩「ひ、日菜ちゃん?」

 

日菜「好きなことなんて、何でもいいんじゃない?誰に迷惑かけるわけでもないんだしさ。」

 

リ・ひ「……」

 

日菜「ちなみにあたしは、おねーちゃんが大好きだから、毎日おねーちゃんといろんな話してるよー!」

 

彩「え……。」

 

日菜「? 何?彩ちゃん。え……って。」

 

彩「ぱ、パスパレは……?パスパレの練習は、好きじゃ…「何変なこと言ってんの?パスパレも好きだよ、あたし。」……ほっ、よ、良かった~。」

 

楓「……」

 

日菜「……!そうだ!」

 

彩「え、ど、どうしたの?日菜ちゃん。」

 

日菜「空見くん。今度、パスパレの練習見に来てよ!」

 

楓「え?」

 

彩「! な、何言ってるの日菜ちゃん!?」

 

日菜「え?何って、今後パスパレ練習見に来てって…「そういうことじゃなくて~!」? ちゃんと言ってくれないと分かんないよ、彩ちゃん。」

 

楓「そ、それは、ちょっと無理じゃない?」

 

日菜「え、何で?」

 

楓「いや、だって、パスパレの練習って芸能事務所でやってるんでしょ?一般人が芸能事務所に入るのすら普段無理なのに、そのうえアイドルであるパスパレの練習を見学なんて…「でも空見くん、芸能事務所来たことあるじゃん。」うっ、そ、それは、そうなんだけどさ……。」

 

日菜「あたし、ちょっとスタッフさんに聞いてみるねー。」

 

楓・彩「ちょ、ちょっと待ってー!」

 

日菜「えーっとー……」

 

リ・ひ「3人とも、何してんの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜「じゃあ約束だよ!今度絶対千聖ちゃんに聞いといてね!」

 

彩「わ、分かったから~。」

 

日菜「あ、もしだったら今日の練習のときでも…「それはダメー!」もう、わがままだなー彩ちゃんは。」

 

リサ「空見、今日は楽しかったよ♪」

 

楓「そ、それはどうも……。」

 

ひまり「空見先輩!今度は私のおすすめのスイーツ屋さんに行きましょう!」

 

楓「う、うん、ありがとう。」

 

彩「あ、もう行くの?リサちゃん、ひまりちゃん。」

 

リサ「うん。今日は誘ってくれてありがとね、彩。」

 

ひまり「ありがとうございます!」

 

彩「ううん、今日は楽しかったよ。また遊ぼうね。」

 

ひまり「はい!」

 

リサ「じゃーねー。ヒナも、また明日。」

 

日菜「またねー、リサちー、ひまりちゃーん。」

 

ひまり「さようならー。」

 

彩「……それじゃあ日菜ちゃん、私達も行こっか。」

 

日菜「そうだね。じゃーね、空見くん。」

 

楓「う、うん。」

 

日菜「パスパレの件、考えといてよー!」

 

彩「日菜ちゃん!それは千聖ちゃんとスタッフさんに聞いてから!」

 

日菜「はーい。」

 

彩「あ、空見くん、またねー。」

 

楓「う、うん、また。……」

 

……なんか最後、丸山さんだけちょっと雑な気が……。

 

まぁいいか。

 

……なんか、昨日とはうってかわって、今日は意外とあっさり解散だったな。

 

……べ、別に、根にもってるとかじゃねえし!

 

って、こんなこと言ったら僕がツンデレみたいに思われるわ。

 

……やめたやめた。

 

こんなこと考えるのはやめて、家に帰ってゲームしよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてことを思いながら家帰ってゲームして夕飯食って風呂入って部屋で漫画読んでたら丸山さんから電話がかかってきた。

 

楓「丸山さん?……こんな時間に何だろう?……もしも…『ごめんね空見くーーーん!!!』キーン !!??」

 

彩『今日の別れ際の私、すごい雑だったよね!?ほんとにごめんね空見くん。私も分かってはいたんだけど、日菜ちゃんもいっしょにいたもんだからあまり大々的な別れかたができなくて。……って、空見くん?聞いてる?』

 

……み、耳が……。

 

……耳が、キーンとする……。

 

楓「……だ、大丈夫、だよ、丸山、さん。」

 

彩『……そう?』

 

まぁ、完全に大丈夫ではないけど……。

 

彩『あ、それで、えーっと、……とにかくごめん…「そのことはもういいから。」え、いいの?』

 

楓「うん、大丈夫。別に怒ったりしてないから、うん。」

 

彩『そっか。……えへへ、良かった。』

 

ちょっと雑な気がしたのは、間違いじゃなかったんだ。

 

彩『あ、それでね、空見くん。明日のことなんだけど……』

 

楓「? ……あ、そっか。明日も、だもんね。」

 

彩『う、うん。……あの、ほんとに、ごめ…「だから大丈夫だって。それ以上謝ると電話切るよ?」え~!?ちょ、待って!分かった!もう謝らない!謝らないから~!』

 

楓「じょ、冗談だよ……。」

 

彩『え?……も、もう~///!!』

 

楓「……それで、明日がどうしたの?」

 

彩『あ、う、うん。……えっと、明日はね、11:30でもいいかなって。』

 

楓「11:30……?あ、待ち合わせ?」

 

彩『うん。』

 

楓「まぁ、それは全然構わないけど…『ほんと!?ありがとう空見くん!』う、うん。」

 

彩『あ、えっと、それとさ。』

 

楓「?」

 

彩『今日は、その、……どうだった?』

 

楓「どうだったって……?あ。」

 

彩『……』

 

楓「……うん、楽しかったよ。」

 

彩『ほ、ほんと?』

 

楓「ほんとだよ。まぁ、いろいろあったけど、……でも、あれはあれで楽しかったなって。」

 

彩『……そ、そっか。』

 

楓「……丸山さんは?」

 

彩『え?』

 

楓「丸山さんは、どうだったの?」

 

彩『わ、私は、……ひ、日菜ちゃんの悪ノリがなかったら、楽しかったかな。』

 

楓「あ、やっぱりそこなんだ。」

 

彩『当たり前だよ~!今日の練習のときなんて…「あーはいはい、その話は明日聞くよ。」むぅ~、他人事だと思って~。』

 

楓「いや、他人事っていうか、僕も被害者だったんだけど……。って、まぁいいや。」

 

彩『……ふふ、ふふふ……』

 

楓「? どうしたの?」

 

彩『ううん。ただ、明日が楽しみだなーって思って。』

 

楓「……丸山さん。」

 

彩『じゃあ、今日はこれで、ほんとのほんとに解散にしよっか。』

 

楓「うん。」

 

彩『また明日ね、空見くん。』

 

楓「また明日。……サプライズ、やっぱりあるの?」

 

彩『え?あー、……それは明日のお楽しみ♪』

 

楓「お、お楽しみ……『というわけで空見くん、じゃーね。』! う、うん、じゃーね。ま、また明日。」

 

彩『また明日♪……おやすみ。』

 

楓「お、おやすみ。……プツン」

 

……さてと、明日の準備するか。

 

……明日は、丸山さんの他に誰が来るのやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツー、ツー、ツー……

 

彩「……」

 

 

 

 

 

楓『……サプライズ、やっぱりあるの?』

 

 

 

 

 

……サプライズ、か。

 

……これも、ある意味サプライズ、だよね?

 

……よし!

 

明日は、昨日と今日以上に頑張らなきゃ!

 

やるぞー!




もう文化祭編の面影なくなってる気がするけど、一応文化祭編です。

文化祭当日は……、まだ少しお待ちください。

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