田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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どうも、知栄砂空です。

今回のロゼリアイベの報酬のリサ姉、取り忘れましたw。

いやー……やっちまったw。

というわけで次回のイベント報酬の星3はちゃんと取ろうw。

ちなみに、予習のためYouTubeでロストワンの号哭の原曲を聞いてたら見事にはまりましたw。

はい、というわけで4話スタートですw。


4話 教室行ったらなんか変な誤解が生まれてた

【空見家 楓の部屋】

 

『……ジリリリリリ!ジリリリリリ!ジリリリリリ!』

 

 

 

 

 

楓の母「楓ー!起きなさーい!目覚まし鳴ってるでしょー!」

 

 

 

 

 

楓「うーん……『ジリリリリリ!ジリリリ…カチッ』……あと5分……。」

 

 

 

 

 

……タン、タン、タン、タン……。

 

 

 

 

 

……ん?

 

誰かが階段を上がってくる音……。

 

お母さんでも起こしに来たのかな?

 

……ガチャ

 

???「楓ー!起きろー!」

 

楓「……何だ翔真か。」

 

僕の弟、空見翔真(しょうま)。

 

僕とは4歳違いで、中1だ。

 

そして、ゲーマーだ。

 

楓「あと5分だけ寝かせてよー。」

 

……スッ

 

ん?

 

今こいつ、机からなんか取った?

 

……何か、嫌な予感が……。

 

翔真「早く起きないと、このゲームのデータ、消すぞ。」

 

楓「!? お、おいちょっと待て!消すな消すな!」

 

翔真「じゃあ今すぐ起きろ。」

 

楓「お、お前さぁ、それは流石にせこいぞ。人が苦労して苦労して、やっとここまで強くしたデータを脅しに使うなんて。ひどいにもほどが…「じゃ、消しまーす。」だー!分かった分かった!起きる起きるから!」バッ!

 

……コト

 

楓「こ、この野郎~……!」

 

翔真「はぁ、残念。昨日お前が俺のめちゃくちゃ欲しかったモンスターゲットしやがったから、データ消したら少しはすっきりすると思ったのに。……あ、マリー。」

 

マリー「にゃ~。」スリスリ

 

翔真「俺についてきてくれたのか~。お~、優しいなーお前~。」ナデナデ

 

楓「……」

 

翔真「よし、じゃあいっしょに下行こっか。」

 

……ガチャリ

 

……それともう一つ。

 

僕と同じ、大の猫好きだ。

 

楓「……起きるか。」

 

……眠。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【台所】

 

楓「……」ボー

 

楓の母「おはよう楓。ご飯、余ってるから。」

 

楓「……うん。」

 

今お母さんは、僕の弁当を作ってくれている。

 

翔真は、とっくにご飯を食べて学校に行ったらしい。

 

僕は棚から食器を取り出し、そこにご飯を盛った。

 

そして押し入れからお茶漬けの袋を取り出し、それをご飯の上にかけた後、さらにそこにお湯を入れた。

 

楓の母「楓、今日はお茶漬け食べるの?」

 

楓「うん。」

 

僕はスプーンを取り出した後、椅子に座ってお茶漬けを食べた。

 

お茶漬けは、ものの5分たらずで食べ終えた。

 

楓「ごちそうさま。……顔洗ってくる。」

 

楓の母「あ、楓。」

 

楓「ん?」

 

楓「もしだったら今度、松原さんうちに呼びなさいよ。」

 

ドガシャンッ!

 

楓の母「? 楓、何してるのよ。」

 

楓「お、お母さんが変なこと言うからでしょ!?」

 

楓の母「? 私はただ、今度松原さんをうちに呼びなって…「それが変なことなんだよ!」……」

 

楓「……とにかく、松原さんはうちには呼ばないよ。」

 

楓の母「でも楓。あんた、何もお礼しない…「するよ!するに決まってんでしょ!?」へ~、決まってるんだ。」

 

楓「っ!も、もうこの話は終わり!僕、着替えてくるから。」

 

楓の母「……もう、楓は照れ屋ねー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は階段を上って自分の部屋に行き、5分くらいで制服に着替えた。

 

その後は今日学校に持っていくものの確認をした。

 

楓「ふぅ。……ああは言ったものの、お礼の内容、何も考えてないんだよなー。」

 

だいたい、女子にお礼なんてしたことないし。

 

なんか、可愛いものでもあげりゃいいのかな?

 

……いいや、お礼のことはまた今度考えよう。

 

楓「……よし、これでOK。」

 

学校行こ。ガチャ

 

マリー「にゃ~。」

 

楓「あれ、部屋の前で待っててくれたの?」

 

マリー「にゃ~。」

 

楓「お前はほんとにいい子だな~。ありがとな~。」ナデナデ。

 

マリー「んにゃ。」

 

楓「じゃあマリー、行ってくるね。」トントントントン

 

マリー「……にゃぁ~。……zzz。」

 

 

 

 

 

楓の母「あ、楓。はい、お弁当。」

 

楓「ありがとう。」

 

楓の母「……」ジー

 

楓「……何?」

 

楓の母「昨日、弁当笑われなかった?」

 

楓「うん。」

 

楓の母「そう。……で、学校はどう?」

 

楓「どうって、まだ1日しか行ってないよ。」

 

楓の母「周り全員女子なんだから、何か1つくらいあるでしょ?気まずかったーとか、からかわれたーとか。」

 

楓「……まぁ、あったけど。」

 

楓の母「何があったの?」

 

楓「……いろいろ。」

 

楓の母「それじゃあ分からないじゃん。」

 

楓「言いたくないことだってあるんだよ。」

 

楓の母「! ……まさか楓、いじ…「それは大丈夫。」あ、そう。」

 

楓「……まぁ、しいて1つだけ言うとすれば。」

 

楓の母「うんうん。」

 

楓「……仲良し、作ることにした。」

 

楓の母「……え、友達じゃなくて?」

 

楓「……知らない。」ガチャ

 

楓の母「あ、ちょっと楓。」

 

楓「行ってきまーす。……ガチャリ」

 

……ふぅ。

 

たった1日で、そんなに進展するわけが……。

 

……///。

 

やめよ、できるだけ思い出さないようにしよう。

 

楓「ふわぁ~。さて、行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【花咲川女子学園 校門】

 

家から学校までは、だいたい30分くらいで着いた。

 

ちなみに交通手段は、電車でもバスでもなく、歩きだ。

 

正直疲れるからバスがいい。

 

でもお金かかるからやだ。

 

ふぅ~、やっぱり歩きだな~。

 

とまぁ、それはどうでもいいとして。

 

生徒A「……」ヒソヒソ

 

生徒B「……」ヒソヒソ

 

生徒C「……」ヒソヒソ

 

生徒D「……」ヒソヒソ

 

……さっきから、道行く人にめちゃくちゃジロジロ見られてる。

 

この人達、絶対僕のこと話してるよね。

 

楓「……はぁ、慣れない……。ていうか、慣れるほうが怖いな。」

 

僕はそんな自分にしか聞こえないくらい小さい独り言を言いながら、玄関に向かった。

 

玄関に着いたら靴を履き替え、そのまま自分の教室に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……じゃなくて、生徒会室に向かった。

 

理由はもちろん、携帯を返してもらうためだ。

 

 

 

 

 

【生徒会室】

 

氷川さん、もういるのかなぁ?

 

楓「……ソー」

 

電気はついてるみたい。

 

……よ、よし。

 

コンコン

 

???「はい。」

 

あ、この声は。

 

楓「し、失礼します。」ガラガラガラ

 

紗夜「空見さん、おはようございます。」

 

楓「お、おはようございます。……昨日は、すいませんでした。」ペコリ

 

紗夜「いえ、もういいですから。少しだけ、待っててもらえますか?」

 

楓「あ、はい。」

 

そう言うと氷川さんは、何か書いてるのを中断し、奥の方のテーブルに行って何かを探し始めた。

 

おそらく、僕の携帯を探してるのだろう。

 

……なんか、申し訳ないな。

 

紗夜「……あった、これね。」

 

お、見つかったみたいだ。

 

でも、わざわざ探すほどって……どんだけ奥に入れてたんだろう?

 

紗夜「はい、空見さん。これで間違いないですか?」

 

楓「あ、はい。大丈夫です。」

 

紗夜「これから気を付けてくださいね。またあなたが風紀を乱すようなことがあれば、そのときは…「わ、分かってますよ!」……ふふ、そうですか。」

 

これからはほんと気を付けよう。

 

うん、わりとマジで。

 

楓「じゃあ、僕はそろそろこれで。」

 

紗夜「ええ。……そういえば空見さん。」

 

楓「?」

 

紗夜「昨日は、松原さんと何してたんですか?」

 

楓「……普通に、ショッピングモールに行ってただけですよ。」

 

紗夜「ショッピングモール?それって、駅前の近くに新しく出来たというショッピングモールですか?」

 

楓「はい。」

 

紗夜「……なるほど。」

 

楓「……」

 

……まさかこの人、また昨日みたいに何か変な想像してたんじゃ……。

 

……流石にないか。

 

紗夜「……すみません。それと、もう一ついいですか?」

 

楓「? はい、何ですか?」

 

紗夜「……そのショッピングモールは、そういう類いの人達が訪れるような場所なんですか?」

 

楓「……」

 

訂正。

 

この人、してましたわ、変な想像。

 

紗夜「……やっぱり、いいです。忘れてください。」

 

この人、自分から聞いといて。

 

紗夜「では、私はまだ仕事があるので。」

 

楓「あ、じゃあ、今度こそ僕は、ここで。」

 

紗夜「……」

 

楓「し、失礼しましたー。……バタンッ」

 

……何だったんだマジで。

 

氷川さんの考えてること、全っ然分からん。

 

……まぁいっか。

 

ん?

 

楓「あれ?不在着信、何件もある。……げっ!」

 

 

 

 

 

『曽山牧人』

 

 

 

 

 

楓「ま、牧人のやつ、何回電話かけてんだよ……。」

 

……いいや。

 

後でこっちからかけよう。

 

まずは、教室に向かうかな。

 

……と、思ったんだけど。

 

生徒A「あ、あの子、昨日転校してきた空見くんだよ。」

 

生徒B「ん~。私、あいつあんま興味ないんだよね~。やっぱり男と言えばイケメンじゃん?あいつ、別にイケメンじゃないし。」

 

生徒A「まぁイケメン、ではないけど、ブサイク、でもないよね。」

 

生徒B「何て言うか、普通?」

 

生徒A「えい。」パシャリ

 

生徒B「ちょっとやめなよ~、それ盗撮だよ~?」

 

生徒A「大丈夫だって、これぐらい。グループに写真送ってっと、『話題の空見楓!盗撮成功w!』っと。」

 

生徒B「はぁ、もうどうなっても知らないよ。」

 

……めちゃくちゃ教室行きにくいんだけど。

 

……マジ、どうすりゃいいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2-A 教室】

 

楓「……」ガラガラガラ

 

橋山「お、空見!おはよー!」

 

楓「! お、おはよう。……橋山、さん?」

 

橋山「お!あたしの名字、覚えてくれたんだ!」

 

楓「いや、覚えたっていうより、教えてもらっ…「おはよ、空見!」トン お、おはよう。……浅井、さん?」

 

浅井「おぉー!私の名字も覚えてくれてるー!」

 

……女子って、名字覚えただけでこんな喜ぶものなの?

 

……あ、松原さん。

 

花音「……」

 

楓「お、おはよう、松原さ……ん?」

 

花音「/////」

 

松原さん、何で顔赤くなってんだろ?

 

今日って、そんな暑かったっけ?

 

……20℃。

 

うん、普通だ。

 

生徒A「……」ニヤニヤ

 

生徒B「……」ニヤニヤ

 

生徒C「……」ニヤニヤ

 

生徒D「……」ニヤニヤ

 

……心なしか、クラスのみんなが僕のほう見てニヤニヤしてる気がする。

 

橋山「……」ニヤニヤ

 

浅井「……」ニヤニヤ

 

正直、不気味なんだけど。

 

花音「……そ、空見、くん……。」

 

楓「あ、松原さん。顔赤いけど、大丈夫なの?」

 

花音「……」

 

楓「?」

 

大丈夫、じゃ、ないのかな?

 

花音「……ごめんね。」

 

楓「え?」

 

花音「私達、みんなに変な誤解されちゃったみたい……。」

 

? 変な誤解?

 

って、いったい何のこと?

 

橋山「いやー、しっかしすごいね~空見は。」

 

楓「? すごいって、何が?」

 

浅井「転校わずか1日にして、もう彼女ができるなんてさ。」

 

楓「? ……え?……え!?か、かの、彼女!?……だ、誰に?」

 

浅井「空見に決まってんじゃん。」

 

楓「いやいやいやいや、僕に彼女なんていないよ!」

 

橋山「またまた~、とぼけちゃって~。」

 

いや、別にとぼけてるわけじゃ……。

 

浅井「もうクラスのみんなも知ってるんだよ?空見に彼女ができたことも、空見の彼女が誰なのかも。」

 

楓「いやだから、僕には彼女なんて…「隠そうとしたって無駄無駄。もうクラスのみんなにばれてんだから。」……」

 

だから、僕には彼女なんて……。

 

てかまず、何でそんな話になってんの?

 

楓「……そのことって、誰から聞いたの?」

 

橋山「ほら、こいつだよ。」

 

楓「?」

 

音羽「どうも~。宮村音羽(おとは)で~す。」

 

! い、いきなり出てきた!

 

楓「……えーっと、宮村、さん?……何で、僕に彼女がいるなんて変な情報…「全然変じゃありませんよ。だって私、見たんですもの。」……へ?見た?」

 

音羽「昨日、空見さんが、放課後ショッピングモールで、彼女と思われし人といっしょにいるのを!」

 

生徒A「……」オー!

 

生徒B「……」オー!

 

橋山「……」オー!

 

浅井「……」オー!

 

な、何でそこで歓声があがるの!?

 

ていうか、昨日僕が放課後ショッピングモールでいっしょにいた人って……。

 

音羽「空見さんはその人と喫茶店に入ったり、買い物してたり、さらには手を繋いだりしてました!」

 

生徒C「……」ワー!ワー!

 

生徒D「……」ワー!ワー!

 

音羽「しかもしかも!なんと空見さんは、その人に抱き締められていました!!」

 

生徒E「……」オー!オー!

 

生徒F「……」ヒュー!ヒュー!

 

楓「……ねぇ松原さん。まさか、変な誤解って……。」

 

花音「……コク」

 

音羽「さぁ空見さん!ここまで言われてもまだ白状しない気ですか!?」

 

……ダメだ。

 

この人は……いや、この人達は、大きな勘違いをしている。

 

確かに僕は、その人と喫茶店に入ったり、買い物したり、手を繋いだり、その人に抱き締められたりしたけど。

 

……決して、彼女ではない。

 

音羽「そろそろ自分で言ったらどうなんですか!?」

 

楓「……」

 

音羽「空見さんの彼女は、隣の席の松原……」

 

楓「だから!それは断じて違……」

 

 

 

 

 

???「へぇ、花音に彼氏ができたの。」

 

 

 

 

 

楓「……え?」

 

音羽「あ、あなたは……。」

 

……だ、誰?

 

ベージュっぽい色の髪をしたその人は、そう言うと松原さんのところに来た。

 

???「おめでとう花音。あなたに彼氏ができたなんて、親友の私としても嬉しいわ。」

 

花音「ち、違うの千聖ちゃ…「照れなくてもいいのよ。彼氏ができるなんて、とても素敵なことじゃない。」べ、別に照れてるわけじゃ……」

 

……松原さんの、友達?

 

……ていうか!

 

この人も勘違いしてるし!

 

楓「……あ、あのー、すいま…「話は聞いているわ。昨日転校してきた、空見楓さんね。」え?は、はい。」

 

千聖「始めまして。私は白鷺千聖。あなたのクラスメイトよ。」

 

楓「……は、はぁ。」

 

出会って一番最初にあいさつ……。

 

真面目な人だなぁ。

 

……あ、この人なら、話せば分かってくれるかも。

 

楓「あ、あのー、僕は…「花音みたいな彼女ができるなんて、あなたは幸せものね。」……いや、だからあの……」

 

千聖「花音も。空見さんみたいな素敵な彼氏ができて、あなたは幸せね。」

 

花音「ち、千聖ちゃん。だから、私は…「宮村さん。昨日の放課後、空見さんと花音がいっしょにショッピングモールにいたときのこと、詳しく話してもらえるかしら?」……」

 

橋山「よーし!じゃあ今日の放課後は、空見と松原さんのカップル成立を祝って、パーティーだー!」

 

浅・音・生徒A・B『『『オー!』』』

 

千聖「ふふ♪」

 

楓「……」

 

どうすりゃいいの?これ。

 

花音「ふぇぇ……。」

 

松原さんは混乱のあまり、目を回しちゃってるし。

 

白鷺さんを含めたクラスのみんなは、僕と松原さんがカップルだということを信じちゃってるし。

 

……どうにかして今日中には誤解を解かないと、この先まずいことになりかねないな。

 

千聖「空見さん。」

 

楓「あ、し、白鷺さん。」

 

千聖「……」スッ

 

楓「え?」

 

千聖「……握手よ。分からない?」

 

楓「あ、いや。……でも、何で?」

 

千聖「これから1年、共にこの教室で過ごしていくんだもの。あいさつしておかないと失礼でしょ?」

 

楓「あ……そ、そうですよね。スッ」

 

……ガシッ!

 

楓「!?」

 

い、いたたたたた!!

 

し、白鷺さん!?

 

千聖「……」ニコニコ

 

え?

 

……ど、どゆこと…「……」ガシッ! いててててて!!

 

千聖「……スッ」

 

ジ~ン

 

め、めちゃくちゃ、痛かった……。

 

骨、折れるかと思ったよ……。

 

千聖「これからよろしくね、空見さん。」ニコッ

 

楓「こ、こちらこそ……。」

 

い、痛え……。

 

まだジンジンしてるよ……。

 

 

 

 

 

千聖「……それと昼休み、屋上に来て。」ボソッ

 

楓「え?」

 

 

 

 

 

千聖「ごめんなさい宮村さん。続きをお願い。」

 

音羽「はい!それで、空見さんと松原さんはですね~……。」

 

……何だったんだろ、今の。

 

昼休みに、屋上?

 

花音「……なんか、大変なことになっちゃったね。」

 

楓「う、うん。……ごめん、松原さん。」

 

花音「! そ、空見くんのせいじゃないよ!謝るのは、私のほうだよ……。」

 

楓「……とにかく、まずはどうにかして誤解を解かなきゃね。」

 

花音「うん……。でも、どうすればいいんだろう?」

 

楓「一番良いのは説得なんだろうけど、……またさっきみたいに流されそうだし。」

 

花音「……」

 

楓「……授業中にでも、何かしら考えとくよ。」

 

花音「あ、じゃあ、私も考えるよ。」

 

楓「ありがとう、松原さん。」

 

……何か、いい方法が思い浮かぶといいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~昼休み~

 

……何にも、思い浮かばなかった……。

 

授業中とか休み時間とか、空いてる時間にいろいろ考えたけど全然思い浮かばなかった。

 

ちなみに松原さんも、何も思い浮かばなかったらしい。

 

まぁそんなこんなで、昼休みになった。

 

橋山「はぁー!やっと昼休みだー!」

 

浅井「橋山、あんたさっきの授業でめっちゃ当てられてたねー。」

 

橋山「うっ、言い返せない……。」

 

花音「……あれ?」

 

楓「? どうしたの?」

 

花音「千聖ちゃん、さっきまでいたのに、どこ行ったんだろう?」

 

楓「白鷺さん?……あ。」

 

 

 

 

 

千聖『……それと昼休み、屋上に来て。』ボソッ

 

 

 

 

 

楓「……そういえば……。」

 

花音「空見くん?……もしかして、千聖ちゃんがどこに行ったか知ってるの?」

 

楓「……うん、たぶん。」

 

橋山「あ、ねぇ空見。」

 

楓「?」

 

橋山「白鷺さんと言えばさっき、空見に何か言ってたよね。」

 

花音「え、そうなの?」

 

橋山「さっきっつっても、朝のときだけどね。」

 

浅井「あぁ確かに言ってた!ねぇ空見、何て言われたの?」

 

楓「……別に、何でもないよ。」

 

浅井「え~!教えてくれたっていいじゃ~ん。」

 

花音「ねぇ空見くん。千聖ちゃんに、何て言われたの?」

 

楓「……松原さんも知りたいの?」

 

花音「わ、私だって、少しは、気になるもん……。」

 

橋山「ほら空見、松原さんもそう言ってるんだしさ。」

 

楓「……分かったよ。」

 

浅井「やったー!で、何て言われたの?」

 

そんなに喜ぶことかなぁ?

 

楓「……昼休みに、屋上に来てって言われた。」

 

橋・浅「「え!?」」

 

花音「……それ、ほんとに千聖ちゃんが?」

 

楓「うん。小さい声で、僕だけに聞こえるように。」

 

橋山「……空見。」

 

楓「ん?」

 

浅井「それ、絶対あれだよ。」

 

楓「? あれ?」

 

橋山「分からない?女子が男子に、昼休みに屋上に来てなんて言うのは、もうあのパターンしかないじゃん!」

 

楓「……あの、パターン……。」

 

まぁ、橋山さんが言わんとしていることはだいたい分かるけど……。

 

 

 

 

 

千聖『……』ガシッ!

 

楓『!?(い、いたたたたた!!し、白鷺さん!?)』

 

千聖『……』ニコニコ

 

楓『(え?……ど、どゆこと…『……』ガシッ! いててててて!!)』

 

 

 

 

 

……たぶん、違う気がするんだよね。

 

浅井「女子が男子を屋上に呼ぶシチュエーションと言ったら、もう告白しかないっしょ!」

 

橋山「空見には松原さんという彼女がいるのを分かっているうえで、空見を屋上に呼び出し告白とは。……白鷺さんもチャレンジャーだなー。」

 

音羽「これは修羅場の予感ですね!」

 

橋山「うおっ!宮村、いつの間に……。」

 

花音「千聖ちゃんに限って、それはないと思うけど……。」

 

まさしく、僕も松原さんと同意見だ。

 

橋山「空見!そうと決まったら早く行ってやれよ!」

 

楓「いや、そうと決まってはないと思…「いいからいいから!白鷺さん屋上で待ってるよ!」……」

 

音羽「空見さん、転校2日目にしてさっそく修羅場に遭遇!とても楽しみです!」

 

宮村さん、この状況絶対楽しんでるよね?

 

花音「……空見くん。」

 

楓「ん?」

 

花音「……気を付けてね。」

 

? 気を付ける?

 

……まぁ、いいか。

 

楓「う、うん。……じゃあ、行ってくる。」

 

橋山「頑張れよー!空見ー!」

 

浅井「よっ!転校2日目のモテ男!」

 

音羽「修羅場を期待してますよー!」

 

頑張れって言われても、何を頑張りゃいいんだよ。

 

てか、別に僕はモテないからモテ男はやめて?

 

あと、修羅場なんか期待しなくていいから。

 

僕はそう声に出してツッコみたかったが、これ以上白鷺さんを待たせたら悪いと思い、そのまま普通に屋上に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【屋上】

 

……ガチャ

 

ヒュ~~

 

あー、涼しい~。

 

屋上に来ることなんて、めったにないからなー。

 

前の学校では、屋上は自由に出入りできなかったし。

 

屋上に来たのは、小学校の授業以来かな。

 

おー、いい眺め~。

 

……ガチャ。

 

楓「あ、白鷺さん。」

 

千聖「あら、先を越されちゃったわね。」

 

楓「だ、大丈夫ですよ。僕も、ついさっき来たばっかりですから。」

 

千聖「ふふ、そう。」

 

楓「……」

 

千聖「……」

 

楓「……」

 

千聖「……」

 

……ど、どうしよう、この空気。

 

超、気まずいんですけど……。

 

楓「……」

 

千聖「……」

 

な、何か、言わないと……。

 

楓「あ、あの……白鷺、さん。」

 

千聖「……」

 

楓「ぼ、僕を屋上に呼び出して、どうし…「……」スタスタスタスタ…… え?し、白鷺さん?」

 

千聖「……」スタスタスタスタ……

 

楓「いったい、どうし…「……」ギュッ ……へ?」

 

千聖「……」

 

……え?

 

……え!?

 

……えぇぇぇぇーーーー!!??

 

ちょ、ちょちょ、ちょっと待って!?

 

お、おおお落ち着け!

 

落ち着け僕!

 

落ち着け僕!

 

すぅー、はぁ。

 

すぅー、はぁ。

 

……って落ち着けるわけねえだろぉぉぉぉーーー!!!

 

千聖「……」ギュッ

 

楓「//////////!!」

 

な、なな、何で!?

 

な、何で白鷺さんが、ぼ、僕に……。

 

……い、今の状況を説明しよう。

 

し、白鷺さんが、ぼ、僕の胸に手を当てて……よ、寄りかかってる、じょ、状態、だ……。

 

み、右手で、僕の胸に手を、あ、当てて……ひ、左手を、僕の右腰らへんのところに、手を、回して……ぼ、僕を、だ、抱き……抱き締めながら、よ、寄りかかっている……。

 

ち、ちなみに……向かい合ってる、状態だ。

 

……あーーーもう!!

 

こんな状態じゃ落ち着いて説明なんかできねえよ!!

 

……マジでどうすりゃいいの……?

 

千聖「……スッ」

 

え?

 

……て、手紙?

 

千聖「……」

 

……ぼ、僕に、受け取れってこと?

 

……ソ~……、スッ

 

……いったい、これ何の手紙……。

 

千聖「……」ギュッ

 

楓「/////!!」

 

手紙を受け取ったはいいけど……この状態じゃ、読めないんですけど……。

 

千聖「……スッ」

 

楓「あ。」

 

は、離れてくれた。

 

……嬉しいような、悲しいような……。

 

なんか複雑な気持ちだな。

 

千聖「……その手紙。」

 

楓「え?」

 

千聖「その手紙には、私のあなたに対する想いが書かれているの。」

 

楓「……僕に対する、想い?」

 

そう言うと白鷺さんは、僕のほうを向いた。

 

そして、風に揺れる髪を手で押さえながら、こう言った。

 

 

 

 

 

千聖「その手紙に書いてあることを、私のほうを見て、声に出しながら読んでほしいの。」

 

楓「///////!!」

 

 

 

 

 

い、今一瞬、胸が、キュッってなったような……。

 

千聖「お願い、空見さん。」

 

楓「//////////」

 

……こんな感じ、初めてだ……。

 

橋山さん達の言ってたことは………マジ、だったのか……?

 

楓「……わ、分かりました。」

 

……よく見るとこの手紙、ピンク色だし……ハートのシールがついてる。

 

……///。

 

これ、ガチのラブレターじゃん……。

 

……僕は緊張しながらも、丁寧にハートのシールを剥がし、中の手紙を出した。

 

楓「/////」

 

千聖「……」

 

楓「……そ、それでは……よ、読みます/////。」

 

千聖「……ええ。」

 

そして僕は、ゆっくりと手紙を開き、そこに書いてあることを、白鷺さんのほうを向いた状態で、声に出して読んだ。

 

 

 

 

 

楓「……空見さんへ。

 

 

 

 

 

私、白鷺千聖は……

 

 

 

 

 

あなたのことが……

 

 

 

 

 

ずっと……

  

 

 

 

 

ずっと前から……

 

 

 

 

 

誰よりも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……嫌いでした。」

 

……え?

 

……き、嫌いでした?

 

千聖「……スタスタスタスタ」

 

! え!?

 

千聖「……」スタスタスタ

 

な、何何何何何!?

 

千聖「……」ドン!

 

!! ……え?

 

……これって……壁ドン!?

 

千聖「残念。この場合、逆に女が男に壁ドンしているから、逆壁ドンね。」

 

……この人今、しれっと僕の心の中読んだよね?

 

……白鷺さんて、超能力…「そんなわけないでしょう?」ニコニコ ……怖い、この人めちゃくちゃ怖い……。

 

楓「……あ、あの、いったい何だったんですか?さっきの手紙。」

 

千聖「ん?何が?」

 

楓「これ、全然、ラブレターじゃないじゃ…「あら、私はただ“手紙”と言っただけで、“ラブレター”とは一言も言ってないわよ?」……」

 

……そ、そうだったぁぁぁ!!

 

楓「じゃ、じゃあ、さっき僕に抱きついたのは…「そんなの、演技に決まってるじゃない。」え、演技?」

 

千聖「何?私があなたのことを好きだとでも思った?」

 

楓「……」

 

一瞬でも、橋山さん達の言ってたことはマジだったのか、って思った自分がバカだった。

 

千聖「私があなたをここに呼び出したのはね、話したいことがあったからよ。」

 

楓「話したい、こと?」

 

千聖「あなたと花音のことについてよ。」

 

楓「……」

 

千聖「……あら?何で黙っているの?」

 

楓「……僕が何言おうとしても、聞く耳持ってくれないじゃないですか。」

 

千聖「なるほど。……いいわ。そういうことだったら、1回だけ、聞く耳を持ってあげる。」

 

1回だけ、ね。

 

ま、僕と松原さんは付き合ってないってことを分かってもらえればいいんだし、それで十分か。

 

楓「あ、ありがとうございます。」

 

千聖「さ、遠慮なく言ってみて。」

 

楓「……その前に、いつまでこの逆壁ドンやって…「遠慮なく、言ってみて。」ニコニコ ……はい。」

 

人の笑顔がこんなに怖いって感じたの、初めてだよ……。

 

楓「……単刀直入に言います。……僕と松原さんは、付き合ってなんかいません。」

 

千聖「……」

 

楓「だから、彼氏彼女なんて関係じゃ全くないし、昨日2人でショッピングモールに行ったのだって、たまたまなんです。」

 

千聖「……花音があなたを抱き締めたり、あなたと花音がいっしょに喫茶店に入ったり、手を繋いだりしていたのは?」

 

楓「ま、松原さんが僕を抱き締めたのは、たぶん、怖さをまぎらわすためで。……て、手を繋いだのは、その、……は、はぐれないようにするためで……」

 

千聖「喫茶店は?」

 

楓「それは……松原さんが、いっしょに入ろうって誘ってくれたからで……」

 

千聖「……」

 

楓「……」

 

ど、どうしたんだろう、白鷺さん。

 

……スッ

 

あ、壁ドン、やめてくれた。

 

ということは……分かって、くれたのかな?

 

千聖「……宮村さんに聞いたわよ。」

 

楓「え?」

 

千聖「あなたが、花音を泣かしたって。」

 

楓「! ぼ、僕は松原さんを泣かしてなんていませんよ!」

 

千聖「宮村さんは、花音をナンパしていた人達が離れていった後に花音が泣いたって言ってたわよ。」

 

楓「だ、だからそれは…「……」ドン! !!」

 

千聖「どんな理由があろうと、花音を泣かせる人は私が許さないわよ?」

 

楓「……」ガクガクガク

 

ヤベェ……。

 

白鷺さん、激オコだ……。

 

千聖「……それとあなた、花音をからかったらしいじゃない?」

 

楓「! い、いやあの、それは…「からかったのよね?花音を。」ニコニコ ……はい、からかいました。」

 

ま、まぁでも僕、人をからかうことなんてめったにないし、あのときは成り行きでって感じだったし…「……」ドン! ひぃっ!

 

千聖「あなたが花音をからかうなんて、100年早いのよ?」ニコニコ

 

楓「す、すみません……。」

 

人をからかっただけで、こんなに怒られるの?

 

千聖「話は戻るけど……あなたが花音と手を繋いだとき、花音嫌がってなかった?」

 

楓「え?……いや、別に…「よーく思い出してみなさい?」……はい。」

 

うーん……。

 

別に、嫌がってはなかったと思う、けど。

 

……。

 

 

 

 

 

楓『……ねぇ、松原、さん。』

 

花音『え?』

 

楓『も、もしだったらさ……手、繋がない?』

 

花音『ふぇっ///!?』

 

楓『あ、いや、決して変な意味じゃなくて……。その……この人混みだからさ、はぐれたら大変じゃん?だから、手を繋いだほうが、はぐれなくて済むかと、思って。』

 

花音『……』

 

楓『……ごめん、嫌だったら、いい…『分かった。』え?』

 

花音『……繋ごう?手。』

 

 

 

 

 

……いや、もしかしたら、嫌がってたかもしれない……。

 

千聖「どう?思い出した?」

 

楓「……は、はい…「どうだった?」……い、嫌がってたかも、しれません。」

 

千聖「……ドン!」

 

楓「!!」

 

千聖「嫌がっていたのにあなたは、無理矢理手を繋いだの?」

 

楓「……む、無理矢理というか…「……」ドン! !?」

 

千聖「何?聞こえなかったわ。」ニコニコ

 

……いつかこのドア、壊れそ…「……」ドン! うっ!

 

千聖「今、そのことは関係ないでしょ?」ニコニコ

 

楓「はい、すみません……。」

 

もう、何も考えない方がいいかも……。

 

……スッ

 

! こ、今度こそ、やめてくれた、のかな?

 

千聖「さっきの手紙に書いてあった通り、私はあなたのことが嫌いよ。」

 

楓「……」

 

千聖「私の友達である花音を泣かして、からかって、その挙げ句嫌がってあいる花音の手を無理矢理繋ぐなんて、絶対に許せないわ。」

 

楓「……」

 

何もしゃべらない、考えない、しゃべらない、考えない……。

 

千聖「……花音の彼氏として、どうかと思うわ。」

 

え!?

 

楓「ぼ、僕と松原さんがほんとは付き合ってないってこと、分かってくれたんじゃないんですか?」

 

千聖「……そんな嘘の出任せが、私に通じるとでも思った?」

 

楓「……」

 

もうダメだ。

 

真面目そうな人だからちゃんと話せば分かってくれると思ったけど……もう諦めよう。

 

千聖「というわけで、あなたが花音の彼氏に相応しいかどうか、私が見極めさせてもらうわ。」

 

楓「へ?……どういうことですか?」

 

千聖「明日の11:30、駅前に集合。いいわね?」

 

楓「え、で、でも…「……」ドン! !」

 

千聖「い・い・わ・ね?」ニコニコ

 

楓「……はい。」

 

どうやら今の僕に、拒否権はないらしい。

 

千聖「さて、それじゃあそろそろ戻ろうかしら。」

 

楓「……」

 

千聖「ほら、空見さんも。早く戻らないと、お弁当食べる時間なくなるわよ。」

 

楓「……今行きます。」

 

明日の11:30に、駅前……。

 

まぁ学校も休みだし、特に予定とかもないけど。

 

……嫌な予感しかしない……。

 

……ガチャ

 

千聖「あら?」

 

ん?

 

千聖「こんなところで何をしているの?あなた達。」

 

橋・浅・音「「「あ。……あ、あははは……。」」」

 

千聖「……」

 

橋山さん、浅井さん、宮村さん……。

 

橋・浅・音「「「ぬ、盗み聞きしてすみませんでしたーー!!」」」ドゲザ

 

千聖「……盗み聞き、してたのね。」

 

浅井「もうー、だから私はやめようって言ったのに。」

 

橋山「だ、だって、気になるじゃん!ねぇ宮村。」

 

音羽「ご最もです!」

 

橋山さんが言い出したのか。

 

で、それに宮村さんも乗ったと。

 

この中じゃ浅井さんが一番まともか。

 

千聖「……まぁいいわ。聞かれたものは仕方ないわ。行きましょ、空見さん。」

 

楓「あ、は、はい。」

 

昼休みが終わるまであと10分か。

 

弁当食う時間、あるか…ガシッ ん?

 

橋山「空見、あんたやるねぇ!」

 

楓「? 何が?」

 

浅井「とぼけないでよ。私達、ずっとここにいたから分かるんだよ。」

 

楓「だから何が?」

 

音羽「空見さんて、気弱そうに見えて意外と大胆ですよね。」

 

……まぁ、気弱そうに見えるってのは否定しないけど。

 

楓「ほんとに、何が言いたいの?」

 

橋山「だってさ空見、あんた、

 

 

 

 

 

……壁ドンしてたでしょ?」

 

楓「……」

 

橋山「白鷺さんに屋上に呼ばれてしかもそこで壁ドンしたってことは、あんたまさか……」

 

浅井「いや、分かんないよ。壁ドンした状態で、『悪いな。俺には、2人の女から1人を選ぶことなんてできない。』みたいなことを言ったんじゃない!?」

 

橋山「おぉ!ん?待って?となるとまさか……空見は二股!?」

 

音羽「なんと!それはもう完全に修羅場じゃないですか!?」

 

……もうツッコム気にもなれないや。

 

浅井さんも、別にまともじゃなかったみたいだし。

 

千聖「あなた達?」

 

浅井「あ、白鷺さ……げっ!」

 

千聖「あんまり変なこと言ってるとあなた達、夜の学校の暗い体育館倉庫の中に閉じ込めて3日間断食兼正座させるわよ?」ニコニコ

 

橋・浅・音「「「!! ご、ごめんなさーーーい!!」」」ダー‼

 

……こ、怖え……。

 

千聖「さ、行きましょ、空見さん。」ニコッ

 

楓「……は、はい…「明日の約束、破ったらどうなるか分かってるわよね?」ニコニコ は、はい!そのことに関しましては、百も承知でございます!」

 

千聖「……ふふ、それならいいわ。」

 

……ふぅ。

 

白鷺さんには、何も逆らわない方がいいな。

 

千聖「あら花音、どうしたの?」

 

え!

 

松原さん!?

 

花音「ちょ、ちょっと空見くんにお話が……。」

 

千聖「……そう。私、先に教室に行ってるわね。」

 

花音「う、うん。」

 

千聖「どうぞ、ごゆっくり。」

 

 

 

 

 

楓「そ、それで、どうしたの?松原さん。」

 

花音「……ダメ、だったんだね。」

 

楓「……ごめん。」

 

花音「あ、謝る必要なんてないよ!……そもそも、こうなっちゃったのは私のせいだし。」

 

楓「……もう、お互い様ってことにしない?」

 

花音「……うん。」

 

楓「……じゃあ僕、先に教室に…「ま、待って!」ん?」

 

花音「……や、約束、したよね?」スッ

 

楓「? あ、あー、僕の連絡先教えるんだったね。」

 

花音「もしかして……忘れてた?」

 

楓「も、もちろん覚えてたよ?」

 

花音「ほんとに?」

 

楓「……すいません、忘れてました。」

 

花音「ふふ、嘘をつくのが苦手なんだね。」

 

楓「……ごめん。」

 

花音「いいよ。それじゃあ、はい、私の連絡先。」

 

楓「え……いいの?」

 

花音「もちろんだよ。」

 

楓「じゃ、じゃあ、……えーっと、携帯携帯……」

 

花音「……」

 

楓「あった。……はい。これ、僕の連絡先。」

 

花音「ありがとう。えーっと、……」

 

……近くない?

 

花音「……あ。ご、ごめん///。」

 

楓「いや、だ、大丈夫///。」

 

花音「うん。私はOKだよ。」

 

楓「……」

 

花音「あ、ごめん、見にくいよね。はい。」

 

楓「あ、ありがとう。」

 

女子と連絡先交換なんて、初めてだな……。

 

楓「……で、できたよ。」

 

花音「ふふ。」

 

楓「? どうしたの?」

 

花音「男の子と電話番号交換したの、初めてだから。」

 

楓「あ……そうなんだ。」

 

お互い初めて、だったんだ。

 

楓「……」

 

花音「……」

 

楓「……そろそろ、行こっか。」

 

花音「うん、そうだね。」

 

……相変わらず気まずい……けど……。

 

 

 

 

 

……白鷺さんといるときよりは、楽かも。

 

あ、そういや、牧人に電話すんの忘れてた。

 

……まぁいっか。




前回の後書きでの予告で、誰かが激怒しますよ~と言ったんですけど、……思った以上に激怒しなかった気がw。

まぁでも、笑顔で怖いこととか言われたらめちゃくちゃ怖いですよねw。

そういうのも激怒というのかは、僕には分かりませんw。

……他にあまり書くこともないので代わりにクイズを。

今回千聖さんは、本編で何回壁ドン(『ドン!』の回数)をしたでしょうw?

ちなみに、作者である僕は数えてないので分かりませんw。

まぁ、暇だったら数えてみてくださいw。
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