約1ヶ月ぶりですかねw。
まぁだからと言って特に言うこともないので、本編をどうぞ。
【花咲川女子学園 中庭】
花音「うわぁ~、いろんな屋台があるねー。」
千聖「今回の文化祭では、クラスの子たちだけじゃなく、地域の人たちもボランティアで出してくれているそうよ。」
花音「そうなんだ。だからこんなにいろいろな屋台があるんだね。」
……ヤバい。
今になってお金持ってこなかったの後悔してる……。
だって、めちゃくちゃ美味しそうな屋台がいっぱいあるんだもん……。
焼きそばとか、わたあめとか、トルネードポテトとか、さらにはラーメンもあるし、……文化祭の屋台のレベルって、こんな高かったっけ?
花音「! 見て見て千聖ちゃん、お弁当まで売ってるよ!」
千聖「あら、ほんとね。」
花音「“生徒が考えた、バランスのとれたお弁当”だって!美味しそう!」
千聖「じゃあ、お昼ご飯はそれにしましょうか。」
花音「うん、そうだね。」
生徒が考えた、バランスのとれたお弁当……。
超うまそー……。
しかも350円って、めっちゃお手頃価格だし。
ほんと、今日の文化祭に限ってはお金持ってこなかったの悔やまれるわ……。
花音「お待たせ、空見くん。」
千聖「ごめんなさいね。結構並んでいたから、思ったより時間がかかってしまって。」
楓「いやいや、大丈夫だよ。」
松原さんと白鷺さんがお弁当を買いに行ってる間、僕は外にある休憩スペースで待っていた。
ちなみにこの休憩スペースも、今日の文化祭のために生徒が何人かで作った場所らしい。
花音「でもびっくりしたよ。空見くんが、お昼を持ってきてたなんて。」
千聖「てっきり、私たちみたいに屋台で何か買って食べるのかと思っていたわ。」
楓「ご、ごめん。屋台があるなんて、知らなかったから……」
花音「ち、違うの!別に、それを否定したわけじゃないんだよ!?」
楓「だ、大丈夫だよ。それは十分、分かってるから……。」
千聖「そういえばそうだったわね。楓は今年転校してきたばかりだから、この学校の文化祭は初めてだったわね。」
花音「私たちも最初は、自分たちでお弁当を持ってきてたもんね。それが最近は、屋台で買って食べるようになって……」
千聖「最近と言っても、去年からなのだけどね。」
花音「あ、そうだっけ。」
千聖「ええ、確かそうよ。」
なるほど……。
じゃあ僕も来年からは、屋台でお昼を買って食べることにするか。
千聖「……それじゃあ2人とも。話はそれくらいにして。そろそろ食べましょうか。」
花音「うん、そうだね。」
楓「うん。」
さてと、今日のお弁当は何かな~?パカッ
お、これは……。
花音「すごい!空見くんのお弁当、カレーだ!」
千聖「他にも唐揚げや玉子焼き、ソーセージ、ミニトマトやサラダなどの野菜も入ってて、とても豪華で美味しそうね。」
楓「いやいや、カレー以外はいつも通りだよ。豪華なんてそんな大袈裟…「そんなすごいお弁当を作ってくれるなんて、とても優しいお母さんなんだね。」……う、うん、まぁね。」
ま、すごいって思ってくれてるならそれでいっか。
楓「それで、2人はどんなお弁当にしたの?」
花音「私はこれだよ。……ジャジャーン♪パカッ」
楓「それは……、ハンバーグ?」
花音「正解♪」
おぉ、結構でかいハンバーグだ。
絶対美味しいだろこれ。
千聖「次は私ね。私はこれにしたわ。パカッ」
楓「白鷺さんのは……そば?」
千聖「ええ、そうよ。」
花音「そばの入ったお弁当を学校で食べるって、ちょっと不思議な感じだね。」
千聖「ふふ、確かに。それは分かるかもしれないわ。」
……去年向こうの高校にいたとき、そば弁当あったんだよなぁ。
ほんとにそばだけの弁当で、他の人に驚かれたのを覚えてる……。
千聖「さぁ、話はこれくらいにして。まずはお昼を食べましょう。もっと話したいことはいっぱいあるだろうけど、時間はまだたっぷりあるわ。お昼を食べた後にでも、ゆっくりお話しましょ。」
花音「千聖ちゃん……。うん、そうだね。」
楓「うぅ、お腹へった……。」
花音「ふふ♪じゃあ食べよっか、2人共♪」
千聖「ええ。それじゃあ……」
楓・花・千「いただきます。」
花音「空見くん、大丈夫?」
楓「だ、大丈夫……。うぅ、死ぬかと思った……。」
千聖「急いで食べるからよ。もう、世話がやけるわね。」
楓「すみません……。」
何で2人に心配されるような状態になってるのか。
それはご飯中にさかのぼる……。
……と言っても原因は単純だけどね。
僕が急いで弁当をかきこんだせいで喉に詰まったというまぁなんともアホな理由だ。
なぜか今日はお茶を忘れてしまい、飲み込むための水がなくて死ぬかと思ったが、幸いなことに白鷺さんが水筒を持ってきてくれていて、その水を飲んだおかげでなんとか一命をとりとめた。
いやほんと……マジで死ぬかと思ったわ。(大事なことだから3回言った)
白鷺さんは僕の命の恩人だ……。
花音「でもほんと良かったぁ。千聖ちゃんが水筒を持ってきてくれていて。」
千聖「ほんとにたまたまなのよ。実はこの水筒は妹のもので、妹が学校に持っていくはずだったのだけど、朝突然いらなくなったって言うから、仕方なく私が持っていくことにしたの。それがまさか、こんなところで役に立つなんて。」
楓「妹?……白鷺さんって、妹がいるの?」
千聖「ええそうよ。何か問題でも?」
楓「い、いや、別にそういうわけじゃ……」
花音「まぁまぁ……。とりあえず、沙谷加ちゃんのクラスに行こうよ。」
千聖「そうね。楓、行けそう?」
楓「う、うん。それは全然、大丈夫。」
松原さんの話で言った通り、これから僕たちは菊地さんのクラスに行くことになった。
その理由が、さっき僕が喉に詰まらせたことにも繋がってくるのだ。
まぁそれは、後々話すことにしよう。
【花咲川女子学園 2-C教室】
ガヤガヤガヤ
ガヤガヤガヤ
花音「お客さん、いっぱいいるね。」
千聖「そうね……。」
さて、そろそろ僕たちがここに来た理由を話すとするか。
そう、あれは、お昼を食べているときのことだった。
~30分前~
【花咲川女子学園 中庭】
花音「美味しいね、千聖ちゃん。」
千聖「ええ。」
花音「空見くんはどう?美味しい?」
楓「……え?あ、うん、美味しいよ。」
花音「そっか。……3人でお弁当食べるの、なんか久しぶりな気がするなぁ。」
千聖「確かに。”3人で“、食べるのは久しぶりね。」
そうだったかなぁ?
……あまり覚えてない……。
花音「えへへ♪……あれ?」
千聖「どうしたの?花音。」
花音「あそこにいるのって……美菜ちゃんたち、だよね?」
千聖「……あら、ほんとね。」
美菜「……!」
楓「あ、こっちに気づいた。」
美菜「空見ー!松原さんに白鷺さんもー!」タッタッタ……
千聖「やはりあなたたちは、3人で回ってたのね。」
橋山「まぁね。私たち、仲良いから。」
音羽「行動するとき私たちは、ほぼほぼいっしょです!」
花音「仲良いのは、とても良いことだよね。」
美菜「でもそれを言うなら、松原さんたちだって仲良いでしょ?」
花音「うん!それはもちろん♪ね、千聖ちゃん、空見くん。」
千聖「花音の言う通りよ。」
楓「……うん。僕も、そう思う。」
美菜「……あ、そうだ。松原さんたちさ、後で菊地のクラスに行ってみなよ。」
花音「沙谷加ちゃんの?」
美菜「そ。きっと驚くよ~?」
橋山「確かに、あれは驚くね。」
音羽「私たちもさっき行きましたけど、凄かったですよ!」
千聖「凄かった……。それは気になるわね。」
花音「それじゃあ、お昼ご飯食べたら沙谷加ちゃんのクラスに行ってみよっか。」
千聖「ええ、そうしましょうか。」
美菜「菊地のやつ、松原さんたちが来たらきっと喜ぶよ。」
橋山「うん、それは間違いない!」
音羽「実際、松原さんたちにも来てほしいと言ってましたもんね。」
美菜「あぁ、言ってた言ってた。……じゃあ、私たちはそろそろ行くね。」
花音「うん。ありがとね、美菜ちゃん。2人もありがとう。」
美菜「いえいえ。」
橋山「それじゃあ松原さん、白鷺さん、空見、菊地によろしく。」
音羽「次は、演劇で会いましょう。」
千聖「ええ。また後で。」
花音「……行っちゃったね。」
菊地さんのクラスかー。
どんな出し物なんだろう……。
千聖「さて、この後の予定も決まったことだし、急いでお昼を食べちゃいましょうか。」
花音「うん!」
……あれ?
もしかしてこのままのペースで食べ進めたら……僕が一番遅くなる?
……!
い、急いで食べないと!
千聖「……!ちょっと楓?そんなに急いで食べたら、喉に……」
楓「……ん!?んー!んーんー!!」
花音「空見くん!?」
千聖「はぁ、言ったそばから……」
楓「んー!んーんー!!んー!!」
花音「し、しっかりして空見くん!空見くーーん!!」
~回想終了~
……と、こんなことがあったのだ。
花音「沙谷加ちゃんはどこにいるのかな?」
千聖「近くにいる人に聞いてみましょうか。えーっとー……」
???「……!空見!」
花・千聖「!」
楓「え?……!き、菊地さん!」
沙谷加「来てくれたんだ!松原さんと白鷺さんもいっしょなんだね。」
花音「うん!美菜ちゃんたちに、沙谷加ちゃんのクラスが凄かったって聞いて、気になって来ちゃった♪」
沙谷加「そうだったんだ。ありがとう、松原さん。」
千聖「こんなにたくさんのお客さんがいるということは、それだけあなたのクラスの出し物が盛り上がってるということよね。」
沙谷加「あー、……まぁ、確かに盛り上がってはいたんだけど……」
花音「盛り上がってはいた?」
楓「どうして、過去形?」
沙谷加「実は……ちょっとトラブルが、ね?」
千聖「トラブル?」
沙谷加「……」
ガシッ!
花・千「え?」
沙谷加「お願い2人共!力を貸して!」
花音「え?……ええええ!?」
千聖「力を貸してって……。ど、どういうことよ。」
沙谷加「わけは後で説明するから!早くこっちへ!」
花音「ふぇぇ!?」
千聖「ちょっと、沙谷加ちゃん!」
楓「……」
沙谷加「ごめん空見、このクラスへは、また後で来てよ。今はちょっと準備で忙しいからさ。じゃ、そういうことでお願いね!」
楓「……」
……よく分からん間に、僕は1人になってしまった。
……これからどうしよう。
楓「ふぅー。」
菊地さんのクラスにいた人たちが言うには、30分後ぐらいに次の出し物が始まるらしい。
それまで何をしているか。
……まぁ妥当なのは他のクラスの出し物を見に行くことなんだけど……、1人で行くのは、ちょっとな……。
……あれ?
そういえばここ、C組だよな?
ということは、隣は…「あ!空見くんだ!タタタ……」え?
彩「もしかして、私たちのクラスを見に来てくれたの!?」ズイッ
楓「ま、丸山さん!?い、いや、その、えっと……」
やっぱり、B組だったか。
ていうか、丸山さんの圧がすごい……。
紗夜「何をしているんですか丸山さん。空見さんが困っているでしょう?」
あ、氷川さん。
彩「さ、紗夜ちゃん!?え、えっと、これはその、サボってるんじゃなくて……」
紗夜「こんにちは、空見さん。どうですか?文化祭巡りのほうは。」
彩「え、無視……?」
楓「あ、はい。午前中に1年生のところに行って、たった今菊地さんのクラスに行ったばかりです。まぁ、菊地さんのクラスは何かトラブルが起きちゃったみたいなので、30分後ぐらいにまた行く予定ですけど。」
紗夜「そうだったんですか。ところで、松原さんと白鷺さんはいっしょではなかったんですか?」
楓「それが、菊地さんに手伝ってほしいって連れていかれて、そのまま……」
紗夜「は、はぁ……。」
彩「じゃあ、2人とはまた後で合流だね。」
楓「そ、そうだね。」
紗夜「分かりました。……あの、空見さん、もしよかったら、今から私たちのクラスのほうを見て行きませんか?」
楓「確か氷川さんたちのクラスは……屋台、でしたっけ?」
彩「惜しいよ空見くん!正解は模擬店!射的とかボールすくいとか、お祭りであるような屋台がいっぱいあるんだよ!」
……いや、屋台じゃん。
っていうツッコミはしないほうがいいのかな?
紗夜「丸山さん、屋台って言っていますよ?」
彩「あれ?」
と思ったら氷川さんが言った……。
彩「まぁいっか♪というわけで空見くん!私たちのクラスに遊びに来てよ!絶対楽しいから!」
楓「うん……。じゃあ、そうしようかな。」
彩「やったー♪そうと決まったら早く行こう!ガシッ!」
楓「ちょ、腕を掴まなくても自分で行くって!」
紗夜「ふふ、丸山さんったら。」
ま、他のクラスが無理でも……。
丸山さんのクラスなら、1人でも大丈夫だよな。
松原さんと白鷺さんには悪いけど、B組の模擬店、楽しんでくるか。
【花咲川女子学園 2-B】
燐子「あ、ありがとう……ございました。……ふぅ。……「燐子ちゃーん!お待たせー!」! 丸山さん!」
紗夜「すみません白金さん、しばらく1人で任せてしまって。」
燐子「い、いえ、大丈夫……です。あ、空見さん。」
楓「こんにちは、白金さん。」
燐子「こ、こんにちは……。あの、松原さんと白鷺さんは、いっしょでは、ないんですか?」
彩「そのことは、後で私から話すよ。とりあえず今は、空見くんに私たちの模擬店を楽しんでもらおう!」
燐子「丸山さん……。わ、分かりました。」
紗夜「では改めて。こほんっ。……空見さん、私たちB組の模擬店へ、ようこそ。」
彩「あ~!紗夜ちゃん、それ私のセリフ~!」
紗夜「ふふ、早い者勝ちですよ。」
意外と、氷川さんもノリノリだな……。
てか今更だけど、このクラスの人たちはみんな法被を着てるんだな。
中には丸山さんみたいに、はちまきをしてる人もいるし。
ほんとのお祭りって感じだな。
彩「! あ、空見くん気づいた?この法被!」ジャーン
楓「! う、うん、まぁ。」
彩「クラスみんなで話し合って、これを手作りしてみんなで着ようってことになったんだ!ほら、後ろには名前も書いてあるんだよ!」
楓「名前?あ、ほんとだ。……!」
名前の他にもいろいろ書いてある……。
これはおそらく……、クラスのみんなからのメッセージ。
“文化祭頑張ろう”とか、“精一杯楽しもう”とかのメッセージを、クラスで手作りした服とかに手書きで書くという、運動会や文化祭でよくあるやつだ。
楓「……」
紗夜「……?どうしたんですか?空見さん。」
楓「! い、いえ、何でも、ありません……。」
紗夜「そう、ですか……?」
彩「それじゃあ空見くん、さっそく、私たちの屋台の遊んでってよ!」
楓「あ、そ、そうだね。えっと、これって、全部無料でできるの?」
彩「ううん?1回10円だよ。」
楓「え?」
彩「うん?」
紗夜「?」
楓「……1回、10円?」
彩「? うん。」
紗夜「……あの、まさかとは思いますが、空見さん……。」
楓「……」
彩「え……?そ、空見、くん……?」
楓「……今日お金、持ってきてない……。」
彩「……え……」
紗夜「はぁ、やっぱり……。」
彩「ええええええ!!??」
楓「ご、ごめん……。」
お昼のときは弁当があったから良かったけど、まさかここでお金が必要になるとは……。
はぁ……。
燐子「……」
楓「丸山さん、氷川さん、白金さん、ほんとにごめん……。」
彩「もういいって空見くん。えっと……来年!そう、来年ちゃんと持ってくればいいんだよ!」
楓「来年……。」
紗夜「それは流石に、気が早すぎるのでは……?」
燐子「来年……。どうなってるのか、全く想像……つきませんね。」
現在僕と丸山さんと氷川さんと白金は、ある場所に向かっている。
3人とも、あとの仕事は任せて、とクラスの人たちに言われたため、今は休憩時間となっている。
そして、僕たちが向かっているある場所というのは…「着いた!図書館!」……そう、図書館だ。
紗夜「この学校の図書館、久しぶりに来るわね。」
彩「私は初めてかな。」
燐子「……あ、あの……。やっぱり、図書館はあとにしたほうが…「ダーメ、今見るの♪」うぅ……。」
楓「だ、大丈夫?白金さん。」
燐子「大丈夫じゃ……ないです……。わ、私たちの本の紹介、本当に、……う、上手く、できたでしょうか……。」
楓「……う、うん、たぶん。」
紗夜「……白金さ…「あ、これじゃない?紗夜ちゃん!」!」
楓・燐「!」
丸山さん見つけんの早っ!
彩「へぇー、これが2人の選んだ本……。」
紗夜「……なるほど。そうきましたか。」
楓・燐「……」
僕と白金さんが最終的に選んだのは、猫が好きな主人公が登場する本でも、ゲームが好きな主人公が登場する本でもない。
純粋な、ごく普通の恋愛小説だ。
まぁ、一部分を除いてはだけど。
彩「タイムトラベルして過去に飛んじゃった女の子が、そこで出会った男の子に恋しちゃうお話かー。……すっっっごく面白そう!」
紗夜「猫でもゲームでもなく、タイムトラベルものでくるとは……。予想外でした。」
燐子「す、すみません氷川さん……。せっかく……おすすめして、もらったのに……。」
紗夜「謝る必要なんてありませんよ。あなたたち自身が決めた、あなたたちのこの本の紹介、とても良いと思います。」
彩「うん!私も良いと思った!」
楓「氷川さん、丸山さん……。」
紗夜「人から薦めてもらったものをそのまま紹介するのもいいですが、それに頼らずに自分たち自身で決めたものを紹介するほうが、よりそのものの良さが伝わってくるものです。あなたたちのこの選択は、素晴らしかったと思いますよ。」
燐子「あ、ありがとう……ございます。」
彩「私、今度この本、借りて読んでみようかな~。」
紗夜「私も、この本に興味が出てきました。」
楓「……上手くいったね、白金さん。」
燐子「は、はい。」
本の紹介。
大変だったけど、なんとか第1関門クリアって感じか。
あとは……。
彩「……!みんな、そろそろ30分だよ!沙谷加ちゃんのクラスに行こう!」
楓「え?……でも、他の人たちの紹介見てな…「あ、そうだった!う~、……あ、後で見に来よう!だから今は、とりあえず沙谷加ちゃんのとこに行かないと!」……う、うん。」
紗夜「ちょっと丸山さん!校内を走らないでください!丸山さん!」
楓「……」
燐子「わ、私たちも……行きましょうか。」
楓「そ、そうだね。」
【花咲川女子学園 2-C】
彩「はぁ、はぁ、……ぎ、ギリギリ間に合った~。」
紗夜「はぁ、はぁ、……ま、丸山さん、本来ならあなた、生徒指導の対象になっているんですからね。」
彩「あ、あはは……。ごめんね、今回だけだから。」
紗夜「笑い事じゃありませんよ全く……。」
生徒指導……?
……あ、そういやこの人、風紀委員だったわ。
燐子「はぁ、はぁ、はぁ……」
楓「だ、大丈夫?白金さん。」
燐子「……そういう空見さんこそ、大丈夫……ですか?」
楓「ぼ、僕は全然、大丈……夫……」フラッ
紗夜「!ガシッ 空見さん、しっかりしてください!」
楓「氷川さん……、す、すみません……。」
紗夜「いえ、大丈夫ですよ。始まるまでまだ少し時間があると思うので、近くの壁に寄りかかっているといいかもしれません。そうするだけでも、だいぶ違うと思うので。」
楓「そうですか……。じゃあ、そうさせてもらいます……。」ヨロヨロ
燐子「空見さん、私より……疲れてる……。」
彩「……私のせい、だよね?」
紗夜「そう思うなら、後で謝っておいたほうがいいですよ。」
彩「……うん。」
はぁ、はぁ、はぁ……。
ここなら奥の方だし、人の邪魔にもならないな。
ふぅー、マジで疲れた……。
4人の中で一番体力ないよな僕って……。
???「あれ?空見くん?」
楓「え?」
花音「……」
楓「ま、松原さん!?と、白鷺さんも……」
千聖「あなた、こんなところで何してるの?」
楓「あー、……まぁ、いろいろありまして……」
千聖「いろいろ、ねぇ。」
そういや松原さんと白鷺さん、ここで手伝ってるんだっけ。
花音「空見くん、ちゃんと来てくれたんだね。」
楓「もちろん。あ、丸山さん達もいるよ。」
花音「ほんと!?嬉しいなぁ。……でも、ちょっと恥ずかしいかも……」
楓「? 恥ずかしいって、何が?」
千聖「そのうち分かるわ。」
楓「え?」
花音「……」
千聖「……」
楓「……?」
千聖「……それじゃあ、私たちはまだ準備があるから行くわね。」
楓「え?あ、あの……」
花音「また後でね、空見くん。」
楓「あ、えっと……、う、うん。」
……いや、今の謎の間は何だったの?
それに恥ずかしいって、いったい何が……。
ていうか、……帰るの早すぎない?
あ、でもそれは、手伝いがあるからしょうがないのか。
……なんかもう、疲れ取れたわ。
丸山さんたちのとこ戻ろ。
今後の3章はマジで期待しかない。
あともしモニカがクリスマスイベでかつましろちゃんが星4で来たら僕死ぬよ?
もちろん、超絶最高的な意味で。