……ガシャ何回そう……。
ましろちゃんもいるし誕生日さよひなもいるし、なんてったって花音ちゃんがいるし。
……スターが足りん……。
美菜『こうして松原さんと空見カエデは、はれて恋人同士になったのでした。これからどんな困難が待ち受けていようと、2人の愛の力で、全てを乗り越えていくことでしょう……。』
2-A 演劇『他人と友達と親友と……』後編
終演
……パチ、パチ、パチ、パチ……。
……パチパチパチパチ!
パチパチパチパチパチパチパチ!!
パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!
楓「……」
花音「すごい数の……拍手……」
『2-Aの皆さん!前に出てきてください!』
楓・花「え?」
千聖「……ほら花音、行くわよ。」
花音「ち、千聖ちゃん!?わぁっ!」
橋山「空見も早く早く♪」
音羽「みんな待ってますよ?」
美菜「ほら、急いで急いで~。」
楓「わっ!ちょ、押さないでよ~。」
『それでは!素晴らしい演劇を見せてくれた2-Aの皆さんに、もう一度、華麗な拍手を!』
パチパチパチパチ!!
パチパチパチパチ!!
パチパチパチパチ!!
パチパチパチパチ!!
楓「……」
千聖「何ぼーっとしてるのよ、楓。」
楓「し、白鷺さん。……いや……なんかいまいち、実感がわかなくて……」
花音「私も……。」
橋山「どういうこと?」
楓「どういう……。うーん……何て言うんだろう……。」
花音「……本当に私達が、みんなに拍手されるくらいのものを披露できたのか、みたいな?」
楓「そう!それだ!」
音羽「……実際拍手されてるんだから、できたんじゃないですか?」
千聖「それに花音は、ハロハピとして何度もこういう場に立ち会っているでしょ?」
花音「うん……。それは、そうなんだけど……。」
美菜「……2人は、難しく考えすぎなんじゃないの?」
花音「難しく……。うん、そうなのかもしれない。……でも、いつもは演奏とかで拍手をもらったりしてるけど、今回は演劇っていう、今までになかったもので……」
楓「……本当に拍手されるくらいのことをやれたのか、自信が持てなくて……」
橋山「……自信、ねー……」
音羽「簡単といえば簡単、難しいといえば難しい問題ですね……。」
美菜「空見と松原さんらしい問題だねー。」
千聖「……2人とも。」
楓・花「? 白鷺さん(千聖ちゃん)?」
千聖「もっと、自分達を誇ってもいいのよ。あなた達は、普通ではやることのない、とてもレベルの高いものを、最後までやりきったのだから。」
花音「千聖ちゃん……。」
千聖「女優の仕事をしている私から見ても、あなた達の演技はとても素晴らしいものだった。特に楓、最初はダメダメの大根役者だったのに、私の厳しいスパルタ指導を乗り越えて、今では数多くの高度な演技を自分のものにしている。……もちろん花音もよ。他の人から見たら演技とは思えないくらい迫真な演技を、あなたはこの演劇の中で、何度も何度もやってのけた。そう、私も圧倒されるくらいね。」
橋・音・美「(自分の指導がスパルタで厳しいっていう自覚はあったんだ(あったんですね)……。)」
楓・花「……」
千聖「ほんとに、あなた達はよくやったわ。……頑張ったわね、楓、花音。」
花音「……うぅ、ち、千聖ちゃん……。」
楓「……」
花音「千聖ちゃーーーーん!!」ガバッ!
千聖「よしよし、よく頑張ったわね、花音。」ナデナデ
楓「……」
橋山「……?空見、もしかして、あんたも泣いてる?」
楓「っ!な、泣いてない!」
美菜「うっそだー♪涙目になってるよー?」
楓「み、見ないでよ!」ダッ!
音羽「あ!逃げました!」
橋山「こら待て空見ー!」
美菜「ほんと、空見は面白いねー。」
いつかの生徒A・B・C・D「……」
千聖「……あなた達も、ほんとにすごかったわ。あんな演技、たぶん私にはできないわ。」
いつかの生徒A・B・C・D「! そ、そんなこと……」
千聖「そんなことあるわよ。まるで、本物の不良みたいだったもの。……4人とも、本当にお疲れ様。」
いつかの生徒A・B・C・D「……あ、ありがとうございます!」
『あー……。これ、どうやって締めればいいんでしょう……?』
美菜「うーん……。ま、適当に締めとけばいいんじゃない?」
『て、適当って……』
……こうして、長いようで短かった、楓が転校してきてからの初めての文化祭は、終わりを迎えることとなった、
文化祭が開催されるまでの過程で、トラブルもいろいろあったけど、なんとか乗り越えて、こうして悔いなしに文化祭を終えられることになるというのは、嬉しいけれど、ちょっぴり寂しさもある。
でもそれは、私も含め、みんなの協力や助け合いがあったからこそ。
……こんなに文化祭が終わるのが名残惜しいと思ったのは、いつぶりだろうか。
……次の文化祭は来年。
果たして来年は、どんな出来事が待ち受けているのか。
まだ全然想像もつかないけど、それを今からとても楽しみにしている自分がいる。
……ふふ♪
ほんとに、いろいろあった文化祭だったわね。
~翌日~
【???】
美菜「それじゃあいくよー!!昨日の文化祭の成功を祝して、みんなでー……」
『『『『『かんぱーい!!!』』』』』
楓「か、かんぱーい……」
彩「これだけいると、乾杯の声も迫力あるねー……。」
花音「あはは……」
今日はみんなで、昨日の文化祭の打ち上げパーティーの日だ。
司会者は浅井さん。
こんな多くの人の前で緊張もせずまとめられるというのは、流石浅井さんといったところだ。
……めっちゃ上から目線な感じで言ってるのは許してくれ……。
燐子「……」プルプルプル
紗夜「大丈夫ですか?白金さん。やはり、来ないほうが良かったのでは……?」
燐子「い……いえ……。私も、2-Bの一員ですから……打ち上げには、絶対に来るべきだと……思いますから……。」
紗夜「それはいい心がけだと思いますが、……隠れてばかりでは意味がないような……」
……まぁ、白金さんが隠れて震えるのも無理はない。
今この場は、本当に人が多いのだ。
そうだなー。
……50人くらいはいるのかな?
……うん、普通に考えて打ち上げパーティーに来る人数じゃないよね。
それは最初僕も思った。
だいいち、そんなに多くの人が集まれる場所なんてあるわけない、数時間前の僕ならそう思っただろう。
でもそれが、……まさかのあったんだよ……。
それは…「楓ー!」ん?あ、この場所を提供してくれた人。
花音「あ、こころちゃん。」
こころ「すごいわね楓!あなた、こーんなにいっぱいの知り合いがいたのね!」
楓「いや、全員が全員知り合いってわけじゃ…「弦巻さーん!」あ、浅井さん。」
美菜「弦巻さん!この場所を提供してくれて、ほんとにありがとね!」
こころ「いえ、礼なんていいのよ。あたしも、みーんなが笑顔になれるこんな楽しいイベントを考えた美菜のこと、すごいと思ってるわ!」
美菜「大袈裟だよー。私はただ、みんなで文化祭の打ち上げパーティーがやりたかった、それだけだよ。」
千聖「……すごいわね美菜ちゃん。もうこころちゃんとあんなに仲良くなってる。」
楓「うん、そうだね……。」
そう、50人もの人が集まれるような広くて大きい場所、それは……。
……弦巻さんの家だ。
いや、これはもう家じゃない。
……豪邸だ。
漫画とかでよくお金持ちの人が住んでるような、めちゃくちゃでかい豪邸だ。
最初この豪邸を見て中に入ったときはびっくりしたよ。
いや、びっくりの上の上をいったね。
……まさか弦巻さんが、こんなお嬢様だったなんて……。
庭も言葉では言い表せないくらい広いし、外にはリムジン?ポルシェ?のような高級車が何台も停まってるし、メイドとか、執事とか、あと……あれは……黒のスーツ?を着た人が何人もいるし、今いるこの部屋も、ものすんっっっっっごい広いし。
……まぁ一言で言うと、ヤバい。
花音「ねぇ空見くん。」
楓「? 何?松原さん。」
花音「料理、いっしょに取りに行かない?」
楓「料理……。あ、そっか。うん、じゃあ……」
千聖「花音、楓、私もいっしょに行っていいかしら?」
花音「千聖ちゃん。うん、もちろん♪空見くんもいいよね?」
楓「ここでダメなんて言ったら、白鷺さんに何されるか分かったもんじゃないよ。」
千聖「あら、言うようになったじゃない。」
楓「まぁ、これぐらいはね……。」
花音「まぁまぁ2人とも……。ほら、早く料理取りに行こう。」
楓・千聖「うん(ええ)。」
楓「うわぁ……。すっげー……。」
驚きのあまり、そんな語彙力の欠片もないような言葉しか出てこんかった……。
打ち上げ“パーティー”と言うくらいだから、食べ物もそれなりに用意しているのだろう。
なんて思ったのもつかの間。
用意されていたのはそれなりの食べ物ではなく、まるでバイキングかのようにズラーっと並んだ、めちゃくちゃ旨そうな料理だった。
いったい何種類くらいあるのだろう。
……100?
いや、それ以上あるだろ……ってくらいの料理の数だった。
しかも全部高そうだし全部旨そうだし。
……ほんと何者なんだ、弦巻さんって……。
千聖「楓、取らないの?」
楓「え?あ……そ、そうだね。早く取ろう。えっと、何にしようかなー……。」
うーん……。
これだけあるとやっぱ迷うよなー。
まーた迷い症が出るよこれは。
……ん?
あれは……ポテトサラダ!
しかもめちゃくちゃ旨そう!
よし!
一発目はあれに決めた!
……、……ポテトサラダ、もーら…スカッ ……あれ?
おたまは……?
……ん?
あ!!
沙谷加「ん?」
楓「……」
沙谷加「……あ、ごめん。もしかして狙ってた?」
楓「……い、いや、いいよ。次来るのを待つから……。」
沙谷加「そう?なんかごめんね空見、じゃ。」
……まさか、菊地さんに先を越されるとは。
仕方ない、ポテトサラダは後にして今は他の…「空見様。」へ?……さ、様?
楓「……えーっとー……僕、ですか?」
「はい。ポテトサラダ、ご用意いたしました。」
楓「? いや、ポテトサラダはさっき菊地さんが取ってって……ってえぇ!?」
ドーン!!
ふ、復活してる……。
しかも、ドーンと山盛りで……。
いつの間に用意したんだよ……。
まさかこれも、弦巻家特有の何かなのか?
「あの、空見様。ポテトサラダは……」
楓「! あ、えっと……あ、ありがとうございます!」
「いえ、こちらこそ。では、また困ったことがありましたらいつでもお呼びください。」
スタスタスタ……
楓「……何だったんだ、今の……。」
???「今の、黒服の人ですよね?」
楓「うわぁっ!」
???「!? な、何かありました!?」
楓「……って何だ、奥沢さんか。」
美咲「え?……あ、あたしに対して驚いてたんですね。」
楓「う、うん。……ごめん。」
美咲「いえいえ、いきなり話しかけたあたしも悪いですし。」
楓「……あ、ねぇ奥沢さん。さっきの、黒服の人って?」
美咲「(ちゃんと聞こえてたんだ……。)さっきの人のことですよ。黒服だったでしょ?」
楓「まぁ、そうだけど……。スーツというか、黒服というか……」
美咲「あたし達はみんな、総称して黒服の人って呼んでるんです。」
楓「そ、そうなんだ。……みんな?」
美咲「あー、ハロハピのみんなのことですよ。」
楓「あ、なるほどね。……ん?」
美咲「? どうしたんですか?」
楓「い、いや、別に……」
ハロハピのみんなが総称して黒服の人と呼んでる……。
でも確か、ハロハピって松原さんと奥沢さんと北沢さんの3人だよな?
で、黒服の人ってたぶん、この家、弦巻さんの家の人なんだよな?
……ただハロハピのみんなと黒服の人が仲良いだけ?
……もしかして、弦巻さんって……。
いやでも、そんな偶然あるわけが……。
楓「……」ブツブツ
美咲「……「あ、美咲ちゃん。」! 花音さん。と、白鷺さんも。」
花音「空見くんといっしょだったんだね。……?空見くん、何してるの?」
美咲「さぁ……。何か考え事をしてるみたいですけど……。」
千聖「楓のことだから、どうせまたくだらない考え事なんでしょうね。」
美咲「は、ははは……。(相変わらず白鷺さんは空見先輩に当たり強いなー……。)」
楓「あー、ん。……!旨っ!」
花音「流石、こころちゃんの家の料理だね。」
美咲「超一流のシェフが作ってるって言ってましたからね。」
超一流のシェフか……。
そりゃあ旨いわけだな。
あむっ。
モグモグ……ヤバい、マジで旨すぎる……。
語彙力無くすわこれ。
あ、ちなみに白鷺さんは丸山さんを探しに行ったらしい。
???「……!いた!空見先ぱーい!」
楓「? あ、戸山さん。それに他のみんなも。」
香澄「いやぁやっと見つけたよ。ずっと探してたんですよ~。」
楓「え、そうなの?」
香澄「はい!ぜひ、昨日の演劇についていろいろ話を聞きたくて!」
楓「あぁ……そゆこと……。」
後から丸山さんに教えてもらって知ったけど、あの演劇、戸山さん達も見てくれてたんだっけ。
沙綾「すみません。香澄がどうしてもって聞かなくて……。」
楓「あ、ううん、大丈夫だよ。」
たえ「空見先輩、私のレタスと先輩のハンバーグ、交換しませんか?」
有咲「お前はもっと関心を持てよ……。てか!そんな交換絶対成立しねぇから!」
うーん、あの2人は平常運転だなー。
てかレタスとハンバーグを交換て……。
千聖「ただいま花音。」
あ、白鷺さん帰ってきた。
花音「あ、千聖ちゃん。……えっと……彩ちゃん、どうしたの?」
彩「うぅ、聞いてよ花音ちゃ~ん。デザート食べてたら、千聖ちゃんがすごく怖い顔して怒ってきて~……」
千聖「あなたが加減しないでバクバク食べてるからでしょ?私達はアイドルなの。ちゃんと健康には気を配らないと。」
彩「そうだけど~……。今日だけは見逃してくれたっていいじゃ~ん……。」
千聖「ダーメーよ。」
彩「うぅ、デザートぉ……。」
丸山さんは相変わらずだな……。
彩「……、! あ、香澄ちゃん!」
香澄「こんにちは、彩先輩!……!そうだ!彩先輩も聞きます?昨日の演劇についての話!」
彩「うん!聞きたい聞きたい!」
千聖「? 何かあったの?」
美咲「まぁ……はい。」
花音「えっと、実は……」
???「あ、あの!!」
楓・花・千・美「?」
香澄「あ、りみりん!」
たえ「やっと来た。」
あ、そっか。
誰かいないと思ったら牛込さんだったんだ。
沙綾「遅かったね、牛込さん。」
有咲「いったい何して…「そ、空見先輩!」え?」
楓「? 僕?」
りみ「……」
ガシッ!
楓「え?」
花・千・美・有・沙「!?」
りみ「それと……」
ガシッ!
沙綾「え、私!?」
香・た「!?」
りみ「二人とも、ちょっと来てください!」ダッ!
楓「わっ!ちょっと牛込さん!?いったいどこに……う、牛込さーーーん!!」
沙綾「な、何で私までー!?」
美咲「……い、行っちゃいましたね。」
千聖「どうしたのかしら、りみちゃん……。」
花音「さぁ……?」
彩「だ、大丈夫かな?」
香澄「りみりーん!?いきなりどこ行くのー!?」
たえ「沙綾も連れて、どうしたんだろう?」
有咲「もう、何が何だか……。」
【弦巻家 庭】
りみ「はぁ、はぁ、はぁ……つ、着いた……。」
楓「はぁ、はぁ、はぁ、……」
沙綾「……だ、大丈夫ですか?空見先輩。」
楓「う、うん、まぁ……。はぁ、はぁ、……」
ほんと、毎度毎度……こうやって腕掴まれながら走るってのは、体力が……す、すごい、持ってかれるよ……。
まぁ、普通はこんなこと……頻繁には、ないんだろうけど……。
なんか転校してきてからは……こういうことが多くなったよね、なぜか……。
……てか、何で山吹さんは全然息切れしてないの?
……楽器?
楽器やってる人は、みんなこれくらい走っただけじゃ息切れなんてしないってこと?
いやでも、それなら牛込さんとか松原さんだって楽器やってるし……。
……分からん。
りみ「お姉ちゃーん、連れてきたよー。」
? お姉ちゃん?
ってことはもしかして……。
ゆり「ありがとうりみ。呼んできてくれたのは嬉しいんだけど……わざわざ走らなくてもよかったじゃない……?」
りみ「つ、つい……。」
楓「……やっぱり、ゆりさん……。」
ゆり「ごめんね空見くん、疲れたでしょ?」
楓「はい、だいぶ……。」
りみ「ご、ごめんなさい空見先輩!私、急がないとって思って、つい走ってきちゃって……」
楓「いやいや、大丈夫だよこれくらい。」
ゆり「沙綾ちゃんもごめんね。」
沙綾「いえ、私も大丈夫ですよ。」
なるほど……。
話から察するに、ゆりさんが牛込さんに僕と山吹さんを呼んできてほしいと頼んだ、ということか……。
……用が何かは分かんないけど、わざわざ外に出なくてもよかったんじゃないかな?
ゆり「空見くん、沙綾ちゃん。二人を呼んだのは、お礼を言いたかったからなの。」
楓「お礼、ですか?」
沙綾「私達、お礼を言われるほどのことは何も……」
ゆり「ううん、そんなことない。二人がいなかったら、りみはきっと、自分の殻に閉じこもってばかりだった。二人のおかげで、りみは自分の中にあったもやもやした感情を整理することができた。姉として、私は二人に、ちゃんとお礼を言いたいの。だから、……ありがとう。」
沙綾「そ、そんな……」
楓「大袈裟ですよ、ゆりさ…「大袈裟じゃないです。」え?」
りみ「……お姉ちゃんの言うとおり、二人がいなかったら、昨日のライブは成功できなかった。……沙綾ちゃん、ライブ、来てくれて本当にありがとう。」
沙綾「……牛込さん……。」
りみ「そして空見先輩。……私の抱えてた気持ち、……自分でもよく分からなかった気持ちに気づかせてくれて、ありがとうございます。」
楓「……牛込さん……。」
ゆり「……本当に、二人には感謝してる。……これからも、りみをよろしくね。」
楓・沙「……はい!」
りみ「じゃあ私からも。……これからも、お姉ちゃんをよろしくね♪」
ゆり「!? ちょ、ちょっとりみぃ!?」
沙綾「ふふ♪うん、もちろん♪」
楓「分かってるよ、牛込さん。」
ゆり「うぅ、なんか恥ずかしいな~……。」
牛込さんとの、何日間かのギクシャクした関係。
これで、ひとまずは解決ってところか。
……これからは、何か言うときにちゃんと考えてしゃべるようにしなきゃな。
また今回のようなことが起こらないように……。
香澄「……!いた!りみりーん!さーやー!」
りみ「か、香澄ちゃん!?」
沙綾「わざわざ探しに来てくれたの?中で待っててもらってよかったのに。」
香澄「突然りみりんが空見先輩とさーやを連れていっちゃうから、私すっごく心配したんだよ?」
りみ「ごめんね、香澄ちゃん。」
香澄「ううん、もう大丈夫!二人とも、戻って打ち上げパーティーの続きやろ!黒服の人が、チョココロネいーっぱい用意してくれてたし!」
りみ「チョココロネ!?やったー!」
沙綾「あはは、良かったね、牛込さん。」
りみ「……ねぇ、沙綾ちゃん。」
沙綾「ん?」
りみ「私のこと、……名前で呼んでほしいな。そのほうが、もっと仲良くなれる気がするんだ。」
沙綾「……うん、分かった。じゃあ……りみりん♪」
りみ「! ……うん♪」
香澄「よーし!それじゃあみんなのところへ戻ろう!ゆりさんと空見先輩も、早く来てくださいねー!」
……仲良いんだなぁ、あの三人。
ゆり「……それじゃ、私達も行こっか、空見くん。」
楓「あ、はい。」
でもまぁ、今は僕にもいるか。
あれくらい……とまでいくのかは分かんないけど、仲の良い友達が。
……『プルルルル……』ん?電話?
……あ、松原さん。
楓「……もしもし?」
花音『あ、空見くん?もうすぐビンゴ大会が始まるんだって。だから、早く戻ってきて?』
楓「ビンゴ大会?うん、分かった。すぐ戻るよ。」
花音『うん、待ってるからね。』
『プツン、……ツー、ツー……』
……よし、行くか。
これでほんとのほんとに文化祭回終了です!
次回からはまた普通の日常回(のつもり)です!
文化祭が終了、ということは……?