石がないので、とりあえずピンズ欲しさに紗夜さんガチャと日菜ちゃんガチャそれぞれ10連ずつ引きました。
まぁ……10連じゃ出ないわなw。
よし、花音ちゃんガチャまで石貯めるか。
【空見家 楓の部屋】
……ガチャ
???「……」
楓「zzz……。」
???「……」
ピョンッ
???「……にゃ~。」
楓「zzz……。」
???「……にゃ~。にゃ~。にゃ~。」
楓「うーん……?うるさいなぁ、朝っぱらから……」
???「! にゃー!にゃっ、にゃっ、にゃっ……」フミフミ
楓「……って、マリーじゃねえか。」
マリー「にゃ~ん?」
楓「……あぁ、僕のことを起こしに来てくれたのか。ありがと、マリー。」
マリー「にゃ~♪」
楓「はいはい。起きるからちょっとどいててねー。」
……なんだよ、まだ7:30じゃんか。
……まぁいいか。
たまには早起きしよ。
と、今日の一日はマリーに起こされる形で始まった。
いつもは目覚ましで起きるのだが、たまにマリーが起こしに来てくれることがあるのだ。
その日はいつも、今日は何か良いことがありそうだ、と思いながら起きている。
なんせ愛猫が起こしに来てくれるんだ。
良いことないわけがないだろ?
……という話は置いといて。
今日の朝の過ごし方もいつも通りだ。
起きて、トイレ行って、顔洗って、ご飯食べて、歯磨いて、部屋戻って、着替えて……あ。
楓「あっぶね、そういや今日から夏服だった。えーっと、夏服夏服……どこにしまったっけな~?」
ガサゴソ……
楓「……!あった!こんな奥にしまってたのか。」
そう、今日から冬服から夏服になるのだ。
……と言っても、だから何だ?って話なんだけど。
僕にとっては、初の花咲川の夏服での登校なんだよな。
……いざ着てみると、いつもとちょっと感じ変わるもんだなぁ。
まだ若干肌寒いけど、もう7月だし、じきに暑くなって丁度よくなるだろう。
よし、それじゃ学校行きますか。
8:05、僕は家を出て学校に向かって歩き始めた。
~20分後~
【花咲川女子学園】
ふぅ、着いたー。
やっぱ音楽聞きながらだと、歩くのも早く感じるなー。
……当たり前だけど、みーんな夏服なんだな。
まぁだから何だって話なんだけど。
……周りが全員女子なこの状況に慣れてしまった自分が怖いわ。
よし、教室行こ。
【花咲川女子学園 2-A教室】
ガラガラガラ
楓「……」
彩「あ、空見くん!」
楓「! ま、丸山さん……。」
彩「おはよう!」
楓「お、おはよう……。」
彩「? 空見くん、なんか元気ない?」
楓「いや、元気なくはないけど……。丸山さん、最近いつもこの教室にいるなーって思って。」
彩「そりゃあ、ここは私の第二の教室だもん♪」
楓「だ、第二の……?」
彩「うん!」
……あいつも、似たようなこと言ってたっけな。
ここは俺の第二の家だーって。
……あ。
花音「あはは……。……!」
楓「あ、松原さん、おはよう……。」
花音「うん、おはよう。」
目が合ったら、あいさつしないとだよな。
彩「空見くん!」
楓「ん?」
クルンッ♪
彩「……どう?」
楓「……どう、って?」
彩「だ、だから、これだよ。」
クルンッ♪
彩「……これ!」
楓「……いや、これって言われても、何が……ん?」
待てよ?
丸山さんが指差してるのは……、……!!
あ!
あ~!!
楓「夏服!」
彩「そう!もう、もっと早く気づいてよ~。」
楓「ごめんごめん。」
さっきまで夏服のこと考えてたのに、何でここに来たとたん忘れるのか……。
楓「……で、夏服が何?」
花・彩「え……?」
楓「ん?……え?」
……僕、何か変なこと言いました?
???「彩ちゃんは、夏服が似合ってるかどうかというのを聞きたかったのよ。」
楓「!?」
花音「あ、千聖ちゃん。おはよう。」
千聖「おはよう、花音。」
び、びっくりした~。
白鷺さんだったのか……。
千聖「楓、あなたは本当に鈍感ね。」
楓「ご、ごめん……。」
千聖「謝るのは私じゃなくて、彩ちゃんでしょ?」
彩「え!?」
楓「そ、そっか。……丸山さん、ごめ…「い、いいよ別に謝らなくても~!」そ、そう?」
千聖「そういうわけにはいかないでしょ。あなた、似合ってるって言ってほしかったんじゃないの?」
え、そうなの?
彩「そ、そうだけど~。……でも、もうい…「似合ってる。」……え?」
花・千「え?」
楓「……に、似合ってると思うよ?……夏服。」
花・千「……」
彩「……そ、そう?……えへへ♪ありがとう、空見くん。」
楓「う、うん。」
これで良かった、のか?
……私服ならまぁ分かるけど、制服って似合ってるって言われて嬉しいものなのか?
彩「……あ、そうだ空見くん。さっき、花音ちゃんと話してたことなんだけどね?」
楓「え? う、うん。」
急に話変わったな。
彩「千聖ちゃんもいるなら、丁度いいや。今日ね、商店街のところで七夕祭りがあるんだ!」
楓「七夕祭り?」
彩「うん!今日は7月7日、七夕でしょ?」
楓「……あ、そっか。」
忘れてた。
そういや今日、七夕だった。
そっか、だから翔真のやつ、今日は限定イベントをクリアして限定アイテムゲットするぞーって張り切ってたのか。
……七夕の限定アイテムって、あまり強そうな感じしないけど。
まぁ、七夕限定だから取っておきたいってのもあるんかな。
彩「……くん。……くん、聞いてる?」
楓「え?あ、ごめん。ちょっと考え事してた。」
彩「もうー。……じゃあ、話を戻すね。今日、七夕祭りがある、ってとこまでは話したよね?」
楓「うん。」
彩「そこで、空見くんに提案があるんだ。」
楓「提案?」
彩「そ!提案!」
花音「簡単に言うとね?みんなでいっしょに、七夕祭りに行かない?って誘おうとしてたんだ。」
彩「ちょ、ちょっと花音ちゃん!何で先言っちゃうの~!?」
花音「ごめん、なんか長くなりそうだったから……。」
まぁ、それは僕も思った。
……しかし、七夕祭りかー。
彩「んー……、まぁいいや。というわけで空見くん、七夕祭り、私達といっしょに行かない?」
……これで行かないって行ったら、悲しむんだろうなー。
まぁ断る理由も、行けない理由もないからそんなこと言わないけど。
せっかく誘ってくれてるんだから、その厚意に甘えさせてもらう他ないよね。
楓「うん、僕で良ければ。」
彩「ほんとに!?やったー!やったね花音ちゃん!空見くん、いっしょに行ってくれるって!」
花音「ふふ♪良かったね、彩ちゃん。」
彩「うん!はぁ、もしかしたら断られるんじゃないかって思ってたから、これで一安心だよ~。」
楓「そ、そんなに……?」
花音「……彩ちゃん、文化祭が終わってから張り切ってるんだよ。これから先も、みんなでたくさん、いろんな思い出作るんだって。」ヒソヒソ
楓「思い出……。」
……そういやスイーツバイキングに行ったときも、同じこと言ってたっけ。
千聖「喜んでいるところ悪いけど、私は行けないわよ。」
え?
彩「えぇ!?何で~!?」
千聖「お仕事があるのよ、放課後に。だから、七夕祭りへは彩ちゃんと花音と楓の三人で行ってきて?」
花音「お仕事かぁ。……なら、仕方ないよ。ね、彩ちゃん。」
彩「……う、うん。」
……丸山さん……。
千聖「……気を落とさないの。七夕祭りで、思い出たくさん作るんでしょ?」
彩「! ……う、うん!」
楓・花「……」
千聖「彩ちゃん。私の分まで、きっちり楽しんでくるのよ。……明日なら、七夕祭りの話、いくらでも聞いてあげるから。」
彩「ほんと!?……うん、分かった!楽しんでくる!」
千聖「あ、それともう二つ。」
彩「? 二つ?」
千聖「紗夜ちゃんと燐子ちゃんも、それぞれ日菜ちゃん、あこちゃんと行くらしいから、いっしょには行けないみたいよ。」
彩「あ、そうなんだ。分かった。ありがとね、千聖ちゃん。」
千聖「そしてもう一つ。……もうすぐHR始まるわよ?」
彩「え?……!あーほんとだ!!急いで戻らなきゃっ!!じゃーね空見くん、花音ちゃん。また後で!」ダッ!
楓・花「……う、うん。」
千聖「……二人も、早く席についたほうがいいわよ。」
花「! そ、そうだね。行こっか、空見くん。」
楓「う、うん。」
流石白鷺さん、よく観察してるな~。
花・千「……」
……ん?
二人とも、何で止まってるんだ?
早く座らないとHRが…「空見くん(楓)。」え?
花・千「……」
……えーっとー、もしかして……。
楓「……ふ、二人も似合ってるよ。その、夏服。」
花・千「! ……」
……あれ?
違った?
花音「……ありがと、空見くん♪」
千聖「ありがとう、楓。」
……違っては、なかったみたい。
……女子って、よー分からんなー……。
~放課後~
【花咲川女子学園 図書室】
「これで、本日の図書委員会を終わります。ありがとうございました。」
『ありがとうございました!!』
楓「ふぅ、終わったー。」
燐子「今日は……いつもより、お話が……長かった……ですね。」
楓「うん……。まぁ、文化祭が終わったり、夏休みにも図書委員の仕事があったりで、連絡も多かったのは分かるけど……もう少しゆっくり、手短に話してくれてもよかったんじゃないかなぁ?」
燐子「そうですね。……流石に今日は……私も……少し、疲れました……。」
僕と白金さんが話している通り、今日の図書委員会はいつもより話が多く、時間も長かった。
いつもはだいたい10分もかからず終わるのだが、今日はなんと30分。
……いや長すぎん?
いつもより20分オーバーて……。
燐子「……あの……」
楓「? 何?白金さん。」
燐子「丸山さんから聞いたんですけど……空見さんも……七夕祭り……行くんですよね?」
楓「あぁ、うん、そうだよ。丸山さんに誘われて、僕と松原さんの三人で。……それがどうかした?」
燐子「い、いえ。どう、というわけではないんですけど……その……えっと……」
楓「……あ、そういえば白金さんも行くんでしょ?七夕祭り。えーっとー……誰だっけ……。」
燐子「! あ、あこちゃん……です。」
楓「そうそうその人!……その、あこちゃん?って、白金さんの友達?」
燐子「は、はい。あこちゃんは、とても優しくて、可愛くて、……私といっしょで、ゲームが好きで……。」
楓「ゲーム……。あ、そういやゲームセンターに行ったとき、クレーンゲームとかシューティングゲームとか、すごい上手だったね。そっか、白金さんはゲームセンターが好きってわけじゃなくて、ゲームそのものが好きなのか。」
燐子「は、はい……。」
楓「なんか、意外だなぁ。」
燐子「! い、意外……ですか……?」
楓「! ち、違う違う!そういう意味じゃなくてね!なんというか……その……人は見かけによらないんだなっていうか、意外な特技を持ってるっていうか……ってあれ?これさっきも言ったっけ?」
燐子「……ふふ♪」
楓「え?」
燐子「大丈夫……ですよ。空見さんの言いたいことは、……ちゃんと……分かってますから。」
楓「……そ、そう?」
燐子「はい。」
……今は白金さんだから良いけど、テンパったら自分で何言ってるか分からなくなる癖、早く直さないとな。
てか、これ癖なのか?
燐子「では、私はそろそろ……行きますね。」
楓「え?あ、うん。」
燐子「七夕祭り……お互い楽しみましょうね。」
楓「そ、そうだね。……あ、もし会ったら、そのときはまぁ……よろしく。」
燐子「ペコリ……」
……さてと、僕も教室に置いてきた荷物取りに行くか。
はぁ、HR終わった直後に先生に呼ばれなきゃ、二度手間にならずに済んだのに……。
あのとき教務室まで荷物持って行けばよかった……。
まぁ委員会が始まる時間を5分遅く勘違いしてた僕も僕だけど。
楓「はぁ……。」
荷物取りに行ったまではよかったけど、まさかそこで先生に会って手伝わされるとは……。
まぁ別に手伝わされるのはいいんだけどさ。
……教室から教務室まで四往復って何よ……。
腰がイカれると思ったわ……。
あーいててて……。
???「あ、空見先輩!」
楓「ん?あ。」
タタタタ……
楓「牛込さん。珍しいね、こんな時間に。って、僕が言えることじゃな…「やっと見つけました……。はぁ、はぁ……。」え?」
やっと見つけた……って、僕を?
りみ「空見先輩……。いったい、どこに行ってたんですか……。」
楓「どこ、って言われても……まぁ、いろいろ?」
りみ「いろいろ……ですか。」
楓「う、うん。」
りみ「……」
な、なんか牛込さん、顔怖くない?
もしかして……怒ってたり、する?
りみ「……空見先輩。」
楓「は、はい!」
りみ「図書室へは、行きましたか?」
楓「え?……と、図書し…「行きました?」い、行った行った!行きました!」
やっぱり牛込さん怒ってんじゃねーか!!
何で??
僕また何かしたの??
りみ「……じゃあ次、教室には行きましたか?」
楓「教室……って、どこの…「空見先輩のです。」あ、はい、行きました。」
りみ「では次、……教務室には行きました?」
楓「あ、はい。先ほど行ってまいりました。」
りみ「……」
楓「……」
僕、いったい牛込さんに何をしたのでしょう……。
記憶にないけど、怒ってるってことは……たぶん、無意識に何かしたんでしょーね……。
りみ「そして最後、……再び教室に行き…「行きました。そして今丁度帰るところでございます。」……」
楓「……」
りみ「……あの。」
楓「はい、何でございましょう。」
りみ「……早くその変な口調をやめないと、そろそろ怒りますよ?」
楓「……え?」
りみ「? 何ですか?え?って……」
楓「い、いや、……牛込さん、もうとっくに怒ってんじゃないの?」
りみ「? 何で私が空見先輩を怒らきゃいけないんですか?」
楓「……あれ?」
りみ「え?」
……どうやらまた、僕の勘違いだったようだ。
……でもさ、誰だっていきなりあの声のトーンであんなこと聞かれたら、怒ってるんじゃないかって思うよね?
え、思わない?
……あ、そ……。
楓「……ごめん、何でもない。僕が勝手な思い込みしちゃっただけだから、今のは忘れて。」
りみ「は、はぁ……。」
楓「にしても、……さっきのはいったい何だったの?」
りみ「……少し、確認をしたくて……」
楓「確認?って何の……」
りみ「私が、空見先輩とすれ違いになってることのです。」
楓「すれ違い……?……も、もしかして……僕のこと、ずっと探してた?」
りみ「……」コク
……うん、なるほどそういうことか。
やっと今の状況が読めたぞ。
りみ「空見先輩に用事があったので教室のほうへ行ったら、文化祭で演劇のナレーションをしていた人に空見先輩は図書室へ行ったと言われて……」
浅井さんか。
りみ「次に図書室に行ったら、燐子先輩に空見先輩は教室へ行ったと言われて……」
白金さんまだいたんだ。
りみ「なので教室に行ったら、今度は四人いた中の一人に先生といっしょに教務室に行ったと……」
四人……?
……あ、文化祭準備最終日に僕と松原さんと白鷺さんを除いて最後に帰ったあの四人か。
あの人達の不良の演技、マジでヤバかったな~。
りみ「で、教務室に行ったら先生にまた教室へ行ったって……。それから数回教室と教務室とを行き来するはめに……」
あぁ……。
牛込さん、ドンマイすぎる……。
りみ「何回目かの教務室に行ったら空見先輩の担任らしき先生がいたので聞いてみたら、また教室に行ったって……。……はぁ。」
あ、とうとうため息つかれた。
りみ「……で、仕方なくまた教室に向かおうとしたら、……やっと、やっとタイミング良く空見先輩と会えたと、そういうわけです。」
楓「……なんか、いろいろお疲れ様。」
りみ「まさか、こんなに空見先輩に会うのに苦労するとは思いませんでした……。」
うん、そんな話、アニメや漫画でもなけりゃ確率は全然低いはずなのに、まさか現実で聞くとは思わなかったから、すごいびっくりだよ。
もう奇跡的な確率でしょこれ。
楓「……それで、どうして僕を探してたの?」
りみ「あ、そうだ。えっと……その……」
楓「?」
りみ「……そ、空見先輩!」
楓「! う、うん。」
りみ「わ……私といっしょに、……七夕祭りに、行きませんか!?」
楓「……七夕祭り?」
りみ「は、はい!」
楓「……」
りみ「……」
楓「……どうしよう……。」
りみ「!! ……そ、そうですよね。いきなり言われても、予定とかあったりするだろうし……。すみません、このことは忘れて…「ねぇ牛込さん。」……はい。」
楓「丸山さん達もいっしょじゃダメかな?」
りみ「え……?……どうして、彩先輩が……」
楓「実は朝、丸山さんと松原さんにも誘われてるんだよ、七夕祭り。だから、牛込さんが良ければ、みんなでいっしょに行くってのもアリだと思うんだけど……」
りみ「……」
楓「牛込さん?」
りみ「! は、はい!全然大丈夫です!……でも、二人ともOKしてくれるかどうか……」
楓「大丈夫。あの二人なら絶対良いって言ってくれるよ。ちょっと待ってて、今二人にメールするから。」
りみ「はい、お願いします!」
【丸山家 彩の部屋】
彩「~♪~~♪」
『ピロリン♪』
彩「? メール?あ、空見くんからだ!えーっと何々~?……わぁ、そうなんだ♪ふふっ♪もちろん返事は……」
【松原家 花音の部屋】
花音「うーん、うーん……」
花音の母「さっきから何を探してるの?」
花音「うん、実は…『ピロリン♪』!」
花音の母「あら、メールが来たみたいよ。相手は……、! ……空見…「ひ、人のスマホ勝手に見ないでよ~!」えぇ~?冷たいわね~。」
花音「もう、お母さんったら。……なるほど、そういうことか。うん、私もいっしょに行きたいな。」
【花咲川女子学園】
楓「……!もう来た!えーっと……」
りみ「ど、どうでした?空見先輩。」
楓「……うん。二人とも、大歓迎だってさ。」
りみ「ほ、ほんとですか!?あ、ありがとうございます空見先輩!」
楓「いやいや、礼なら、後で二人に言ってよ。」
りみ「あ、そうですね。えへへ……。」
これで七夕祭りへは、松原さん、丸山さん、牛込さんと行くことになるのか。
……。
楓「ねぇ、牛込さん。」
りみ「何ですか?」
楓「一年生が牛込さんだけって、ちょっと心細くない?」
りみ「……心細くない、って言ったら、嘘になります。……でも、空見先輩がいるので大丈夫です。」
楓「え?僕?」
りみ「それに、一年生が私だけっていっても、花音先輩と彩先輩ですから、何も心配することはありませんし。」
楓「あぁ、まぁ、そうだね。」
りみ「だから、全然大丈夫です!……では私、早く家に帰って準備しなきゃなので、お先に失礼します。」
楓「あ、う、うん。気をつけて……あ。」
りみ「? どうしました?」
……これ、言ったほうがいいのかな?
いやでも、あのときは二人から視線を感じたからあぁ言っただけだし……。
うーん……。
りみ「……空見先輩?」
楓「……牛込さん。」
りみ「! は、はい。」
楓「……その夏服、似合ってるよ。」
りみ「え!?」
! その反応は……!
やっぱり、まずかったか……。
りみ「……あ、ありがとうございます!」
楓「え?」
りみ「空見先輩の夏服も、カッコいいですよ!……では、私はお先に失礼します。」
タッタッタ……
楓「あ……。」
行っちゃった。
……僕の夏服もカッコいい、か。
……そうかなぁ?
『ピロリン♪』
ん?メールだ。
……あれ、松原さんと丸山さんからだ。
いったいどうしたんだろう?
『そういえば空見くんの夏服も、とても似合っててカッコよかったよ!あとね、空見くんと初めての七夕祭り、今からすっっっごく楽しみなんだ!!楽しい思い出、いーーーっぱい作ろうね!! 彩』
『言い忘れてたことがあったから、メールで伝えるね?
……空見くんも似合ってたよ、夏服。ごめんね、これだけは伝えておきたくて。さっきは似合ってるって言ってくれてありがとう。七夕祭り、楽しみだね♪ 花音』
……どっちも似たようなメール……。
え、そんなに僕の夏服似合ってるかな?
ていうか、みんな制服に敏感なんだなぁ。
……まぁ、僕も七夕祭りは楽しみだから、早く家帰って準備しよっかな。
やっと来週携帯を変えられる……。
これで快適にガルパができるようになってくれればいいんだけど……。(そういや今回のドリフェスは麻弥さん祭りだったなー。)