田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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今日からローソンとバンドリのキャンペーンが始まりますね!

とうとうRASとモニカが登場ということで、とりあえずうちはましろちゃんをゲットかな。

あとはラングドシャが買えるかどうか……。


52話 テスト終了!果たして結果は……。

〜そして、放課後〜

 

【花咲川女子学園 2-A】

 

花音「終わった〜。空見くん、どうだっ……」

 

楓「……」ドヨーン

 

花音「って空見くん!?大丈夫!?」

 

楓「……テスト……疲れた……。」

 

たぶん、いや、おそらく今まで生きてきた中でいっっっっっっちばん体力使ったわ。

 

マジ、頭の全神経使ったもん。

 

あ、ヤバい、テストのこと考え出したらまた疲労が……。

 

花音「空見くん!起きてよ空見くん!空見くーーん!!「さっきから何騒いでるのよ。」! 千聖ちゃん!」

 

千聖「……何してるの?あなた。」

 

楓「あ、いや……ちょっと休憩を……」

 

花音「空見くん!大丈夫なの!?」

 

楓「え?あ、うん……。」

 

別に死んだわけでも怪我したわけでもないしね……。

 

ただマジですっごい疲れてただけで…「それじゃあ、行きましょうか。」ん?

 

楓「白鷺さん、行くってどこへ?」

 

千聖「決まってるじゃない。花美ヶ丘公民館よ。」

 

楓「……何で?」

 

花音「! 空見くん、それは…「へぇ〜……。」ひぃっ!」

 

!? な、何だ……?

 

急に雲行きが怪しく……。

 

千聖「本当に覚えていないのかしら?楓。」

 

楓「覚えて……って、いったい何を…「そ、空見くん!」え?」

 

花音「は、早く、思い出したほうがいいよ……。ほら、あれだよ……。」

 

楓「あれ?そんなこと言われても、何がなんだか……」

 

花音「頑張って思い出してよ!ほら、昨日帰るときに、千聖ちゃんが言ってとでしょ!?」

 

楓「白鷺さんが?……昨日帰るとき……」

 

昨日は確か、勉強会最終日……。

 

朝から夕方ぐらいまでやって、帰りはみんなでファミレス行って……。

 

……ん?

 

そういや帰りに、白鷺さん何か言ってたような……。

 

何だったっけ……。

 

花音「は、早くしないと……千聖ちゃんが……。」オロオロ

 

千聖「……」ゴゴゴゴゴ

 

何だっけ……何を言ってたんだって……。

 

うーん……うーーーん……。

 

 

 

 

 

彩「空見くん、花音ちゃん、千聖ちゃん!早くお礼言いに行こう!」

 

 

 

 

 

楓「!! お礼だ!!」ガタッ!

 

花・千「!」

 

彩「え?」

 

紗・燐「そ、空見さん?」

 

クラス全員「……」

 

楓「……あ。……す、すみません///。」

 

恥っっっっず///!!!

 

バカか!?

 

僕はバカなのか!?

 

……うん、バカだな。

 

……ああああああ!!!アタマカカエコミ

 

花音「……そ、空見くん……。」

 

千聖「ちゃんと思い出したようね。」

 

彩「えっとー……何があったの?」

 

千聖「何もないわよ。」

 

紗夜「空見さん、クラス全員から注目を浴びていましたね。」

 

燐子「私だったら……恥ずかしすぎて、に……逃げちゃうかも……。」

 

千聖「……はぁ、自業自得よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜30分後〜

 

【花美ヶ丘公民館】

 

篤司「おー、来たなお前ら!」

 

彩「川浪さん、こんにちは!」

 

篤司「おう!みんな、ゆっくりしていけよー。」

 

紗夜「まぁ、はい、ほどほどに……。」

 

篤司「ところで……楓はいったいどうしたんだ?」

 

楓「うぅ……ううう……」アタマカカエコミ

  

千聖「気にしないでください。それより、佳子さんはいますか?」

 

篤司「え?あ、あぁ、向こうで仕事を…「呼んできてもらう事はできますか?」……まぁ、大丈夫だとは思うが…「ではお願いします。」あ、あぁ、構わないけど……楓は…「お願いします。」……わ、分かった。」

 

花音「……空見くん、まだ思い出しちゃう、かな?」

 

燐子「……!あ、あの、空見さん。」

 

楓「……ん?」

 

燐子「この前、本屋さんに行ったら……空見さんが好きそうな本が、売ってたんです。なので、その……もしだったら今度、いっしょに……行ってみませんか?」

 

楓「本屋さん……?」

 

燐子「はい。……空見さんが良ければ、ですけど。」

 

楓「! う、うん、僕なら全然大丈夫だよ。じゃあ今度、いっしょに行こっか、本屋さん。」

 

燐子「は、はい!あ、ありがとう……ございます。」

 

楓「ううん、こちらこそ。」

 

楓「……千聖ちゃん。空見くん、もう大丈夫みたいだよ。」

 

千聖「……ええ、そのようね。」

 

僕が好きそうな本かー。

 

どんなのなんだろう?

 

やっぱミステリー系かな?いや、もしかしたら猫関連かも……。

 

 

 

 

 

佳子「みんなお待たせー。」

 

! あ、大塚さん。

 

そういや白鷺さんが川浪さんに呼びに行けみたいなこと言ってたっけ。

 

彩「佳子さん!こんにちは!」

 

佳子「こんにちは。みんな、テストはもう終わったの?」

 

花音「はい、なんとか。」

 

千聖「私達、今日は佳子さんにお礼を言いに来たんです。」

 

佳子「え?お、お礼?」

 

千聖「はい。……佳子さん。この一週間、この公民館を勉強会のために使わせてくださって、ありがとうございました。」

 

楓・花・彩・紗・燐「ありがとうございました!」

 

佳子「! そ、そんな……いいのにお礼なんて……。」

 

千聖「いえ。毎日遅くまで使わせていただいたので、佳子さんにはとても感謝してるんです。おかげで充実した勉強会になりましたし、みんな以前よりも様々な知識を得ることができましたから。」

 

紗夜「勉強会、とても良い経験でした。……もし、大塚さん達が迷惑でないのなら、今後もこういう機会のときにこの公民館を使わせていただきたいのですが…「全然全然!迷惑なんて、そんなの気にしないで!」い、いえ、気にはします……。」

 

佳子「こほんっ!……これからも、好きなときにこの公民館を使ってくれて構わないわよ。なんなら、休みとかならここで泊まることも…「そ、そこまでは流石にいいです。」そ、そう?」

 

花音「へぇ、この公民館、宿泊施設も兼ねてるんだ。」

 

篤司「あぁ。夏休みなんかは、週に4組くらい、宿泊者が来ることもあるんだぜ。」

 

……宿泊施設にお風呂、中もこんなに広くて別の棟にはホールもある。

 

本当汎用性高いなこの公民館……。

 

千聖「……そ、それで佳子さん。さっそくで悪いんですけど、今からここで自己採点をしたいのですが……。」

 

彩「!?」

 

え、自己採点……?

 

佳子「ええ、もちろん構わないわよ。いつもの席を使って。川浪くん。」

 

篤司「は、はい!」

 

彩「……あ、あの、千聖ちゃん?」

 

千聖「何?彩ちゃん。」

 

彩「自己採点って……私聞いてないんだけど……。今日はお礼を言いに来るだけじゃなかったの?」

 

千聖「誰もそんなこと言ってないわよ。私はただ、お礼を言いに行くと言っただけだもの。」

 

彩「……そ、そんな〜!」

 

楓「ま、マジかよ……。」

 

紗夜「……あなた達は、本当に勉強が嫌いなんですね。」

 

彩「ち、違うよ!別に、勉強が嫌いってわけじゃ……ないんだけど……。」

 

楓「……好きってわけでも、ない?」

 

彩「そう!それだよ!ねぇ、空見くんは?」

 

楓「僕は……どちらかと言うと、嫌い、かな……。」

 

彩「あー、まぁそれが普通だよね……。」

 

花音「……あ、あのー、二人とも?」

 

燐子「し、白鷺さんが……。」

 

楓・彩「? 白鷺さん(千聖ちゃん)がどうかした……!?」

 

千聖「……」ゴゴゴゴゴ

 

あ、ああ……あああ……。

 

彩「ち、ち、ち、ちさ、千聖、ちゃん……?」

 

千聖「あなた達?」

 

楓・彩「ひぃっ!!」

 

千聖「つべこべ言ってないで……さっさと始めるわよ?」

 

楓・彩「は、はい〜!!すみませんでした〜!!」

 

 

 

 

 

篤司「……おーしみんなー、お茶とお菓子持ってきたぞー……って、……え?これ、どういう状況?」

 

千聖「いい!?二人とも!……」ガミガミガミ

 

楓・彩「はい……はい……。」セイザ

 

花音「あ、あはは……。」

 

燐子「……」プルプルプル

 

紗夜「はぁ……。」

 

佳子「……川浪くん、悪いけど、お茶とお菓子はまた後で持ってきてもらえる?」

 

篤司「え……あ、はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「……ふぅ。花音、どうだった?」

 

花音「うん……あ、上がってる!千聖ちゃん!前より点数上がってるよ!」

 

千聖「まぁ!すごいじゃない花音。」

 

花音「これも、勉強会のおかげだね♪」

 

千聖「……やっぱり、やって良かったわね。」

 

花音「うん!」

 

 

 

 

 

燐子「……はぁ。」

 

紗夜「どうしました?白金さん。」

 

燐子「自己採点……してみたんですけど……あ、あまり、前と変わってなくて……」

 

紗夜「そうですか……。しかし、今回のテストは前より難しくなっていました。そんな中で前と同じくらいの点数をキープできたことは、素直に喜んでいいと思いますよ。」

 

燐子「……そう、なんですか……?」

 

紗夜「ええ。もちろん、より高い点数をとれたほうが、モチベーションとしては上がるでしょう。でも、高い点数をとることにこだわる必要はありません。自分がどれくらい理解できたのか。どこが分かって、どこが分からなかったのか。テストを見直した上で、それらを重要視して考えることも、とても大切なことだと、私は思います。」

 

燐子「……」

 

紗夜「白金さん。私で良ければ、分からなかったところや間違えてしまったところ、教えますよ?」

 

燐子「! ……お、お願いします!」

 

紗夜「ふふ、喜んで。」

 

 

 

 

 

千聖「……それで?問題のあなた達はどうだったのかしら?」

 

彩「も、問題って……」

 

楓「あー……まぁまぁ?」

 

千聖「もっと具体的に言いなさい。」

 

楓「ぐ、具体的に……」

 

い、言いたくねぇ……。

 

言うと怒られるから言いたくねぇ……。

 

紗夜「? 丸山さん、どうしてその問題用紙、裏なんですか?」

 

彩「え?あ、いや、これは……」

 

楓「ほ、ほら、あれだよ!自己採点終わって、よし終わったーってなって、裏にしたんだよ。ね、丸山さん。」

 

彩「そ、そうそう!」

 

燐子「でも……わざわざ裏にする必要、ないと思うんですけど……」

 

彩「! そ、そう?別にそういう人、普通にいると思うよ?」

 

千聖「……ペンは?」

 

楓・彩「え?」

 

千聖「あなた達、どうしてペンを出してないの?」

 

楓「……ぺ、ペンなら出してるよ?ほら…「シャーペンじゃなくて、ボールペンよ。色つきのボールペン。」……」

 

花音「……もしかして二人とも……出さないんじゃなくて、出せないの?」

 

楓・彩「!!」ギクッ!!

 

紗夜「……なるほど、そういうことですか。それなら問題用紙を裏にしていることも、ボールペンを出していないことにもつじつまが合います。」

 

彩「つ、つじつまって、何の…「あなた達。……問題用紙に答え、書いてないんでしょ。」!!」ギクギクッ!!

 

紗夜「……図星、ですね。」

 

彩「……だ、だって〜!」

 

千聖「はぁ。そりゃあ自己採点出来ないわけよね。」

 

楓「だ、だいたい、白鷺さんが事前に自己採点するって言ってくれれば、問題用紙にも答え書いたのに……」

 

千聖「言わなくても普通書くでしょ!?テストの後は自己採点するというのが普通なのよ!」

 

楓「自己採点なんて先生に言われたときにしかやってないよ!」

 

千聖「何の自慢よ!」

 

花音「お、落ち着いてよ二人とも〜。」

 

燐子「こんなところで、喧嘩は……」

 

紗夜「……確かに、空見さんの言うことも一里あるわ。」

 

楓・彩・花・燐「!」

 

千聖「さ、紗夜ちゃん……?」

 

紗夜「白鷺さん。空見さんと丸山さんには、今日ここへお礼を言いに来るということしか言ってませんでしたよね。」

 

千聖「……え、ええ。」

 

紗夜「そのため、二人はその後テストの自己採点をすることを知らず、そもそも自己採点すらしていなかった。……こうなることを、あなたなら少しは予測できたはずです。」

 

千聖「っ!……」

 

花音「千聖ちゃん……。」

 

紗夜「……ですが空見さん、丸山さん。あなた達も、今から言うことをよく覚えておいてください。」

 

楓・彩「……」

 

紗夜「自己採点を、あなたは先生に言われたときにしかやってないと言っていましたが、それは間違いです。テストの後に自己採点をすることで、自分がどういう問題が分からなかったのか、どうしてその答えになるのかを、先生から返される前に自分で確認して調べたりすることができるんです。テストがいつ返ってくるかなんて、先生次第ですから分かりませんしね。」

 

楓・彩「……」

 

紗夜「そうすることによって、自分の考える力、調べる力が身に付いていくんです。なので、自己採点をするというのはとても大事なことなんですよ。」

 

楓・彩「……は、はい(う、うん)。」

 

紗夜「……白鷺さんも空見さんも、合っているようでどこか間違えているところがある。互いにそれを分かりあったうえで、それそれの正解、間違いを共有し、どちらにも属さないような難しいことは、互いに助け合いながら答えを見つける。それが、友達というものなのだと、私は思います。……この意味が、分かりますよね?」

 

楓・千「……」

 

燐子「氷川……さん……。」

 

紗夜「……もう、あんな些細なことで仲違いするのは嫌だから。」ボソッ

 

花音「? 紗夜ちゃん?……あ!」

 

楓「……あ、あの、白鷺……さん。」

 

千聖「……何?」

 

花音「そっか。きっと空見くんと千聖ちゃんを、前の自分と重ねてるんだ。オリエンテーションのときの、自分に。」

 

楓「……ご、ごめん。……その、さっき僕が言ったこと…「いいわよ。」……え?」

 

千聖「紗夜ちゃんの言った通り、私にも非があるもの。だから、……ごめんなさい。」ペコリ

 

楓「! い、いや、別に頭まで下げなくても……」

 

彩「……紗夜ちゃん、ありがとう。」

 

紗夜「? どうして丸山さんが、お礼を……?」

 

花音「私からもお礼言わせて?ありがとう、紗夜ちゃん。」

 

燐子「な、なら……私も……。あ、ありがとう、ございます。」

 

紗夜「///。も、もういいですよ。それ以上は……は、恥ずかしいですから///。」

 

花・彩・燐「ふふっ♪」

 

 

 

 

 

篤司「おーい。お茶とお菓子、持ってきたぞー……って、ん?……なんか、さっきより雰囲気良くなった?」

 

彩「はい!さっき以上に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜同日〜

 

【市ヶ谷家 蔵】

 

香澄「!! ……よし!」

 

りみ「出来た……。香澄ちゃん!今の!」

 

香澄「りみりんも……りみりんも感じた!?」

 

りみ「もちろんだよ!みんなもだよね!」

 

たえ「うん!最後の合わせ、すごく上手くいった!」

 

沙綾「今の、今日一凄かったよね。有咲もそう思うでしょ?」

 

有咲「あ、ああ……。」

 

香澄「? どうしたの?有咲。」

 

有咲「あ、いや。……これなら、ワンチャンいけるのか……?」

 

香澄「え?」

 

有咲「今の演奏なら……オーディション合格、ワンチャンあるんじゃねーか……?いや、これはマジでいけるぞ!」

 

りみ「あ、有咲ちゃん、なんか燃えてる……。」

 

沙綾「あはは、確かに。有咲の言う通りかもね。……でも、オーディションはそんなに甘くない。だよね、おたえ。」

 

たえ「うん……。」

 

香澄「……もう一回やろう!」

 

た・り・沙・有「!」

 

香澄「私達が納得いくまで、何度も、何度でも!明日のために、SPACEのために、そして……みんなのために!弾いて弾いて弾いて、どんどん弾こう!」

 

有咲「おいおい香澄、そんなにやったら体ぶっ壊れるぞ。」

 

香澄「だから、それくらいの気持ちでやろうってこと!……空見先輩にも聞かせたいもんね、私達の演奏。」

 

り・沙・有「! ……」

 

たえ「……うん。だって、約束したから。」

 

沙綾「……よし!じゃあもう一回、みんなで合わせようか。ううん、みんなの納得がいくまで!」

 

有咲「こりゃー、いつ寝れるか分かったもんじゃねえなー。……よーし、やってやろうじゃねえか!」

 

りみ「私も!……もっと頑張る!」

 

香澄「みんな……。……よーし!じゃあ行くよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌日〜

 

【花咲川女子学園 2-A】

 

今日の僕は憂鬱だ。

 

なぜなら……

 

 

 

 

 

……この後、テストが返ってくるからだ、

 

てか、テストやった次の日にもう返却って、めちゃくちゃ早くない?

 

前の学校では、ニ週間返されなかったことだってあったのに。

 

しかも全教科一気に返ってくるんでしょ?

 

はぁ……。

 

憂鬱だ……。

 

花音「おはよう、空見くん。」

 

楓「あ、松原さん、おはよう……。」

 

花音「? なんか、元気ない?」

 

楓「テストが返ってくるんだもん……。元気なんて出ないよ……。」

 

花音「あー……。で、でも、きっと大丈夫だよ。あんなに勉強したんだし!」

 

楓「……まぁ、そうだけど……」

 

勉強した……けど……。

 

まぁ数学と英語はいいとして……残りの三教科だよなー……。

 

国語はめちゃくちゃ苦手な古文あるし、理科は化学とか生物……社会は……あー考えたくない……。

 

花音「……空見くん。」

 

楓「ん?」

 

花音「大丈夫だよ。……きっと大丈夫。だって、あんなに頑張ってたもん。その頑張りは、絶対良い方向へ繋がるよ。」

 

楓「……松原さん。」

 

花音「……なんてね。えへへ……自分で言っておいて言うのもなんだけど、ちょっと恥ずかしいね///。」

 

楓「……ありがとう、松原さん。ちょっと、元気出たかも。」

 

花音「ほんと?良かったぁ。」

 

……なんか僕、いっつも松原さんに元気づけられてる気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜昼休み〜

 

【花咲川女子学園 中庭】

 

千聖「……さて、みんな集まったわね。」

 

楓・花・彩・紗・燐「……」

 

千聖「それじゃあさっそくだけど……花音から時計回りに発表していきましょう。」

 

花音「うん……。えっと、私は……」

 

松原さんから時計回りか……。

 

あ、ちなみに座ってる位置はこんな感じだ。↓

 

 

 

 

 

    千聖  紗夜

 

花音          燐子

 

楓 彩

 

 

 

 

 

……はぁ、僕が最後か……。

 

花音「……はい。」

 

千聖「……!前より上がってるじゃない花音!」

 

花音「えへへ……そうなんだ。やっぱり、みんなで勉強会をしたおかげかな?」

 

前より上がった、か。

 

流石松原さんだな。

 

千聖「それじゃ、次は私ね。私は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「やっぱり私は……変わらず、でした。」

 

紗夜「気を落とさないでください、白金さん。次、またいっしょに頑張りましょう。」

 

燐子「は、はい。お願い……します。」

 

松原さん、白鷺さん、氷川さん、白金さんと、四人の発表が終わった。

 

残るは二人、……僕と丸山さんだ。

 

千聖「さてと、次は問題の二人だけど……」

 

楓・彩「……」ズーン

 

千聖「……これは、見るからに問題ありね……。」

 

花音「そ、空見くん、彩ちゃん。元気出して、ね?」

 

彩「……元気なんか出ないよ……。」

 

花音「え?」

 

楓「……同じく……。」

 

紗夜「そ、空見さん……?」

 

どうやら僕も丸山さんも、同じ問題を抱えているらしい。

 

こうなったら、……正直に言うしかない。

 

どうせ言わなくてもバレるんだ。

 

燐子「あ、あの……二人と…「「すみません。」」!?」

 

楓「……僕は……」

 

彩「私は……」

 

花・千・紗・燐「……」

 

楓・彩「……

 

 

 

 

 

……赤点をとっちゃいましたーー!!!」

 

花・紗・燐「……え?」

 

千聖「やっぱり……。」

 

彩「うぅ……ごめんみんな〜……。私、頑張ったんだけど……。」

 

楓「国語だけ……しかもあと二点とれてたら……。」

 

楓・彩「……はぁ〜。」

 

花・紗・燐「……あ〜……。そういうこと(です)か……。」

 

彩「そういうことって……何を想像してたの?」

 

花音「い、いやー……」

 

紗夜「私はもっと……重大なことかと……」

 

燐子「深く考えすぎました……。」

 

彩「い、いやいや!私達からしたら十分重大なことだよ!ね、空見くん!」

 

楓「う、うん!」

 

千聖「とーにーかーく!」

 

楓・彩「!」

 

千聖「これからあなた達がやらなくてはいけないことはただ一つ。」

 

楓・彩「……」

 

千聖「……夏休み、きちんと補習に行って追試で必ず合格しなさい!次のテストのための勉強はそれからよ!」

 

楓・彩「は、はーい……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜放課後〜

 

【花咲川女子学園 2-A】

 

千聖「それじゃあね、楓、花音。また明日。」

 

花音「うん、また明日。」

 

楓「じゃーねー。」

 

花音「……それじゃ、私達も帰ろっか。」

 

楓「そうだね。……『プルルルルル!プルルルルル!』!!」

 

花音「これって……空見くんのスマホ?」

 

『プルルルルル!プルルルルル!』

 

楓「うん、そうみたい。ちょっと向こう行って電話して…「あ、別にいいよ。ここで電話しても。」え、そ、そう?」

 

花音「うん!」

 

楓「……じゃあ、そうするよ。えっと……もしもし…『あ、空見くん!今どこ!?』え……ゆ、ゆりさん?」

 

花音「!」

 

楓「今は……まだ教室ですけど…『何してるの!?早く行かないと始まっちゃうよ!』え?始まるって、何がですか?」

 

ゆら『何って……ポピパのオーディションに決まってるでしょ!』

 

楓「ぽ、ポピパのオーディション?」

 

ゆら『……その反応ってことはもしかして……りみから聞かされてない?』

 

楓「いや、まぁ、オーディションがあるってことは聞いたんですけど……」

 

ゆり『じゃあそれが今日だってことは知らないんだ。』

 

楓「え、今日?……今日!?え、きょ、今日ポピパのオーディションがあるんですか!?」

 

ゆり『そ。今日のオーディションでSPACEのライブに出れるかが決まるの。』

 

楓「……」

 

花音「ね、ねぇ、ポピパのオーディションって、もしかして……」

 

楓「……うん。今日あるみたい。しかも、早く行かないと始まっちゃうって言ってるから、たぶん……もうすぐ始まる……。」

 

花音「そう、なんだ……。」

 

ゆり『もしかして、松原さんもいっしょなの?」

 

楓「はい、まぁ。」

 

花音「……空見くん、行こう。」

 

楓「え?」

 

花音「……」

 

楓「……うん、そうだね。……ゆりさん、今どこにいますか?今から僕と松原さんも、そこに行きます。」

 

ゆり『! うん、分かった。私達は今、商店街の隣にある小さな公園にいるよ。』

 

楓「公園……。分かりました。じゃあ今から、松原さんとそこに…「空見くん。」ん?」

 

花音「もうすぐオーディションが始まっちゃうんでしょ?だったら、もうお互いSPACEに向かったほうがいいと思うんだけど……。」

 

楓「あ……確かに。よし、じゃあゆりさんにそれでもいいか聞…『聞こえたよ。』! それじゃあ……」

 

ゆり『うん。私達はこれからSPACEに向かう。だから二人も、できるだけ早く来てね。』

 

楓「わ、分かりました!」

 

ゆり『ふふっ。……じゃあ、後でね。プツン』

 

楓「……」

 

花音「空見くん!」

 

楓「……うん、行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SPACE】

 

カランカラン

 

「あ、いらっしゃい……って、ゆりちゃん!?みんなも!」

 

ゆり「はぁ、はぁ……お、オーディションは……」

 

「え?……あぁ、ポピパちゃん達のね。それなら……ほら。」

 

ゆり「……!」

 

七菜「もう、始まってる……。」

 

ゆり「……りみ、みんな、頑張って……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SPACE オーディション会場】

 

香澄「きょ、今日は、よろしくお願いします!」

 

た・り・沙・有「よろしくお願いします!」

 

オーナー「……」

 

有咲「……や、ヤベえな、この緊張感……。」

 

りみ「何か甘いもの食べたい……。」

 

たえ「食べよ、いっぱい。空見先輩もいっしょに。」

 

有咲「全部終わったらな。」

 

香澄「……」

 

オーナー「……」

 

沙綾「……香澄。」

 

香澄「……よし。みんな、円陣やろ!」

 

有咲「お、おう。」

 

たえ「有咲、頑張ろ。」

 

りみ「大丈夫……大丈夫……。」

 

沙綾「ここにきて、私も緊張してきた〜……。」

 

香澄「……頑張ろうね、さーや、みんな。」

 

た・り・有・沙「……うん(おう)!」

 

香澄「いくよ!ポピパ〜〜〜〜!!!!」

 

Poppin'Party「オーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SPACE】

 

……カランカラン‼︎

 

楓「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

花音「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

や……やっと、着いた……。

 

はぁ、はぁ……と、途中の道でおばあさんの荷物持ちを手伝ってたら……はぁ、はぁ、お……遅く、なっちゃった……。

 

花音「はぁ、はぁ、……!そ、空見くん、あれ!」

 

楓「え?……!」

 

ゆりさん達が座っているところの上辺りに、一つのモニターがある。

 

そこには、オーディションを受けているポピパのみんなの姿があった。

 

ん?

 

あれは……もしかして、終わったのか?

 

楓「あ、あの、ゆりさん。……オーディション、どうなったんですか?」

 

恐る恐る聞いてみたが、ゆりさんの反応は……。

 

……!?

 

ゆり「……」

 

な、泣いてる……!?

 

え……いや、まさか……。

 

花音「……じゃ、じゃあ、みんなは……」

 

……オーディション……ダメ、だったのか……?

 

……そんな……。

 

……。

 

楓「……スッ」

 

花音「……空見くん、それは……」

 

楓「みんなで七夕祭りに行った日からずっと、花園さん、僕にみんなの練習風景を写真で送ってきてたんだ。毎日毎日、同じような時間に何枚も。たまに動画も送られてきたりしてさ。」

 

花音「……」

 

楓「これ見ただけでも、相当頑張ってたんだなってのが分かる。実際に見なくても、この写真や動画から、みんながどれだけ熱心に練習して努力してきたのか。……すごく、伝わってくる。」

 

花音「……うん。私も、伝わる。」

 

楓「なのに……なのに……。」

 

……SPACEに立ったポピパのライブ、……見てみたかったな……。

 

 

 

 

 

バタンッ!!

 

楓・花「!?」

 

香澄「! そ、空見先輩?何で……」

 

た・り・有・沙「……」

 

楓「……みんな……」

 

オーナー「……」

 

楓「……えっと、その……。……お、オーディション、……ほんとに、残念……

 

 

 

 

 

タッタッタッタ……

 

ガバッ!!

 

楓「……え?」

 

たえ「……やりましたよ、空見先輩。」

 

 

 

 

 

うわっ!ドサッ

 

いてててて……は、花園さん……?

 

たえ「オーディション……合格しました……。」

 

楓「え?……ご、合格?……え?」

 

花音「? え……ダメだったんじゃ、なかったの……?」

 

ゆり「誰もダメだったなんて言ってないでしょ?」

 

花音「そ、それはそうですけど……。! じゃあ、さっき泣いてたのって……」

 

ゆり「嬉し泣きだよ、嬉し泣き♪」

 

楓「嬉し泣き……。そういうことだったのか……。」

 

沙綾「それにしても、どうして空見先輩がここに?私達、空見先輩にオーディションの日は教えてなかったはずじゃ……」

 

ゆり「私が教えたんだよ。」

 

七菜「本当はみんな、空見くんにも応援してほしかったんでしょ?」

 

香・り・沙・有「……」

 

たえ「……空見先輩には、SPACEのステージに立った私達を、見て欲しかったから……」

 

花園さん、あのときの約束を、そんなに大事に……。

 

楓「……花園さん。」

 

たえ「?」

 

楓「オーディション合格、本当におめでとう。もちろん、みんなも。」

 

香澄「……う、うぅ……」

 

楓「え?ちょ、戸山さ…「空見先ぱーーーーい!!」ガバッ!! うわっ!」

 

花音「そ、空見くん!?大丈夫!?」

 

楓「いてててて……」

 

……ギュッ

 

楓「え?」

 

りみ「……う、うぅ……」

 

楓「……う、牛込さん?」

 

ゆり「もうちょっとだけ、そうさせてあげなよ。」

 

楓「ゆ、ゆりさん……。」

 

ゆり「きっとみんな、心の中で空見くんを支えにして頑張ってたんだと思う。だから、ね?もうちょっとだけ。」

 

楓「……まぁ、それはいいんですけど……」

 

香・た・り「……」ギュ~‼︎

 

楓「……流石に、三人は苦しい……。」

 

有咲「……」

 

沙綾「有咲も、羨ましかったら入って行っていいんだよ?」

 

有咲「はぁ!?べ、別に、羨ましくなんかねーし……。」

 

沙綾「顔、赤いよ?」

 

有咲「こ、これは、オーディションに合格したから、嬉しくて……。あぁもう見るなーー///!!」

 

沙綾「ふふっ、素直じゃないんだから♪」

 

オーナー「お前達、イチャイチャするんならどっか他のとこでやんな。

 

楓「い、イチャイチャって……そんなんじゃないですよ!」

 

オーナー「分かってるよ。」

 

楓「へ?」

 

オーナー「だから……今回だけは許してやる。」

 

楓「……」

 

まぁ、悪い人ではないんだよな、この人。

 

……でも……ちょっと視線が痛いから、そろそろ離れてくれないかなぁ?

 

たえ「……空見先輩。」

 

楓「ん?」

 

たえ「ライブ、楽しみにしててください,。」

 

楓「……うん。楽しみにしてるよ。」

 

香澄「よーし!次はいよいよSPACEでライブだー!」

 

りみ「楽しみだね!香澄ちゃん、おたえちゃん。」

 

沙綾「……私達も、いっしょに抱きついとく?」

 

有咲「!? わ、私は絶対行かねーからな///!?」

 

沙綾「あはは……冗談だって。」

 

花音「……」

 

……とりあえず、良かった……のかな。

 

……それはそうと、そろそろ離れてほしいんだけどなぁ……。

 

香澄「そうだみんな!これからお祝いパーティーしようよ!」

 

たえ「いいねそれ!賛成!」

 

りみ「空見先輩も、いいですよね?」

 

楓「え?あぁ……まぁ、うん。」

 

有咲「おいおい、空見先輩困ってんぞ?」

 

沙綾「花音先輩もいっしょにしますよね?お祝いパーティー。」

 

花音「……え?あ、う、うん!」

 

たえ「よっ……と。じゃあ行きましょう、空見先輩。」

 

りみ「お祝いパーティー、どこでしようか?」

 

香澄「やっぱり蔵じゃない!?」

 

有咲「まぁ、そうなるよな。」

 

沙綾「嬉しそうだね、有咲。」

 

有咲「ち、違っ!別に、そんなんじゃ、ねえし///……」

 

……あ、歩きにくい……。

 

やっと離れてくれたと思ったら、右腕を花園さんが、左腕を牛込さんが組んで歩き出したから、あまり変わらず……。

 

……まぁ、今日くらいはいっか。

 

花音「……」

 

楓「? 松原さん、どうしたの?」

 

花音「……何でも?」

 

楓「え……?」

 

……僕、何か怒られるようなことした?

 

た・り「〜♪」

 

花音「……」




おそらく、いやたぶん絶対、次回で一期編終了です!

と言っても一期編とかそういうのはないんですが、ちょいちょいアニメ一期の話が入ってるということで、くくりとしてはまぁ一期編です。

これまで長かった、いや長すぎた。

全てほ僕の責任です、はい。

というわけで、次回は一期編最終回です!(物語自体はまだ終わりません。もうちょっと、ほんのちょびーっとだけ続きます。[ドラ○ンボール風])
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