一話におさまりませんでした……w。
なので一期編最終回は二つに分けます。
楽しみにしてくださっていた方々、本当にすみません……。
次回は、本当の本っっっ当に一期編最終回です!
【空見家】
〜AM 7:30〜
楓の母「楓ー!そろそろ起きなさーい!かえ…「起きてるよ。」え?クルッ」
楓「おはよう。」
楓の母「お、おはよう……。」
楓「? じゃあ僕着替えてくるから、その袋に入ってるパン出しといて。」
楓の母「う、うん、分かった。」
翔真「……珍しいな。楓が俺より先に起きるなんて。」
楓の母「ええ……。」
……なんか今日は、いつもより早く目が覚めた。
理由は特にないが……しいて言うなら、今日が終業式だから、かな。
でも変だなー。
今までは、終業式だから早起き、みたいな習慣はなかったのに。
……ま、いっか。
とりあえず着替え終わったし、下行ってご飯たべよ。
???「にゃ〜。」
楓「! あ、マリー!おはよう!」
マリー「にゃ〜ん♪」スリスリ
楓「あぁ分かった分かった。すぐ下降りるから。」
マリー「にゃん♪トコトコ」
楓「……はぁ、やっぱマリーは可愛いな〜。……猫好き同士、気軽に話せる人はいないもんかね〜。……なんてね。」
楓「いってきまーす。」
楓の母「いってらっしゃい、気をつけてねー。」
【空見家 玄関前】
楓「ふわぁ〜……。」
そういや昨日、猫動画見てたら寝落ちしたんだっけ。
あ、今日早く目が覚めたのはそのせいかもな。
……眠い。
けど、放課後までには眠気をなくしておきたいな。
なんてったって今日の放課後は……
ん?
花音「……」
……松原さんだ。
こんなところで珍しいな。
誰か待ってんのかな?
花音「……!」
あ、こっちに気づいた。
そしてこっちに向かってくる。
……え、こっち?
花音「空見くん、おはよう。」
楓「お、おはよう……。珍しいね、こんなところで。」
花音「う、うん。……ちょっと、空見くんと話したいことがあって。」
楓「僕と?……あ、もしかして……」
花音「! そう!」
楓・花「「今日の放課後のことでしょ?(昨日のパーティーのことで話したくて……。)……え?」」
楓「……昨日の、パーティー?」
花音「う、うん。」
てっきり、あのことについて話したいんだなって思ったけど、違うのか。
昨日か……。
あの後は確か市ヶ谷さんの蔵に行って、みんなでオーディション合格パーティーをして、ポピパのミニライブを見て……。
松原さんも普通に楽しんでたし、話すことなんてなさそうだけど。
あ、もしかして……本当は気まずかった、とか?
……そんなことないか。
これまでも松原さんとポピパのみんなはたびたび交流あったし。
うーん……予想つかんなー。
花音「……くん。……空見くん!」
楓「! あ、ご、ごめん。ちょっと考え事してた……。」
花音「……それって……ポピパのみんなのこと?」
楓「へ?」
花音「……」
楓「……いや、別に。」
花音「……そう。」
……もしかして僕、また知らないうちに、松原さん怒らせちゃった?
花音「大丈夫だよ。別に怒ってるわけじゃないから。」
楓「! そ、そう……。」
ヤベぇ……僕の考えてることを読まれてることに、もう何も思わなくなってきてる……。
これは慣れなのか、僕の頭がバグってるのか、はたまた……。
花音「……そ、それでね?空見くん。」
楓「……え?あ、うん。」
花音「わ、私が空見くんに話したいことっていうのは……そ、空見くんは、ポピパのみんなのこと、どう…『プルルルルル!』え?」
楓「あ、電話だ……。ごめん松原さん、たぶんすぐ終わるから、ここで待っててくれる?」
花音「……」
楓「えーっと……あ、花園さんか。もしもし?」タッタッタ……
花音「……」
〜五分後〜
楓「うん、分かってる。……うん、じゃあまた後で。じゃーね。……ふぅ。」
結構長電話だったな……。
もう、花園さんってば、今日のこと忘れてなんかないって。
にしても、あんなに楽しそうに話すなんて……ほんとに嬉しかったんだな、オーディション合格。
……っていけねいけね、五分も松原さん待たせちゃってるよ。
怒ってないといいけど……。
花音「……」
楓「お待たせー松原さん。ごめんね、長電話しちゃって。」
花音「……」
楓「それじゃあ、そろそろ学校行こうか。ん?でも、何か忘れてるような……」
花音「……」
楓「……!!そうだ話!松原さんの話したいこと、ちゃんと聞いてなかったね。……あ、そうだ。それなら学校まで歩きながら聞くよ。それなら話も聞けて学校にも向かえて、一石二…「いい。」え?」
花音「もういいよ、話なんて。」
楓「え?……え、ちょ、松原さん?」
花音「……」スタスタスタ……
楓「ちょ、ちょっとどうしたの?松原さん。いいって……さっきあんなに話したがって…「たえちゃんとの話のほうが楽しいんでしょ?ならずっと話してれば?」な、何でそこで花園さんが……」
……!ま、まさか……。
…‥そっか、だから松原さん、怒ってるんだ。
ここは、しっかり謝らないと……。
楓「……ごめん松原さん!」
花音「……」
楓「僕、松原さんの気持ち、ちゃんと考えてなかった……。」
花音「! ……空見くん……。」
楓「そうだよね。ちゃんと言わなきゃ、伝わらないもんね。」
花音「!! そ、空見くん、それって……」
楓「うん。僕……
……花園さんと長電話して松原さんを待たせちゃったこと、しっかり謝ってなかった。」
花音「……ふぇ?」
楓「そうだよね。五分も待たせてたのに、あんな軽い謝り方されたら、怒るのは当たり前だよ。」
花音「……」
楓「本当にごめん!これからはなるべく、長電話しないように心がけるから!もう長い時間待たせたりしないから!」
花音「……空見くんの……」
楓「え?」
花音「空見くんの……空見くんの……
……空見くんのバカーーーーー!!!!!」
ダッ!
タタタタタ……
楓「……え?」
……何で、謝ってるのに、怒られたの……?
しかも、僕にバカって……。
……なんか松原さんにバカって言われんの、すげえ傷つくな……。
……はぁ、学校行くか。
【花咲川女子学園 2-A】
千聖「……」
楓「……」ズーン
千聖「どうしたのよ楓、さっきから元気ないじゃない。花音も、隣のクラスに行ってしまったみたいだし。」
楓「……別に、何も……」
千聖「何もないわけないでしょ。あなたはともかく、花音が私にあいさつしてすぐ隣のクラスに、しかも逃げるようにして向かうなんて、今までなかったもの。」
流石、よく見てんな……。
千聖「……ちょっと耳かして。」
楓「へ?」
千聖「いいから!」グイッ
楓「うわっ///!」
ち、近い近い///!!
千聖「何があったのかは知らないけれど、早めに仲直りしたほうがいいわよ。あの子もあなたも、いつまでもこのままは嫌だろうし、今日の放課後には例のこともある。喧嘩したまま行きたくはないでしょ?」
楓「ま、まぁ……それは、ご最も……」
千聖「……忠告はしておいたからね。後はあなた達次第よ。」
楓「あ、し、白鷺さん……。」
自分の席に戻っちゃった。
……仲直りも何も、別に喧嘩してるわけじゃないんだけどなぁ。
言ってしまえば僕は被害者で、松原さんから一方的にバカって言われただけで……。
……とりあえず、後でタイミング見つけて話してみるか。
【花咲川女子学園 2-B】
彩「たぶんそれ、ヤキモチだと思うよ?」
花音「や、ヤキモチ……?」
彩「うん。だって、花音ちゃんが何か話そうとしたらたえちゃんから空見くんの携帯に電話がかかってきて、それを聞いた途端に心がもやもやしたんでしょ?だったらきっとそうだよ!」
花音「……で、でも私……空見くんに、ヤキモチなんて……」
燐子「私は、可愛いと思いますよ。犬……みたいで。」
花音「い、犬!?」
彩「犬かぁ……。花音ちゃんなら、猫も合いそうだよね!」
花音「もう!二人とも、こっちは真剣なんだよ!」
彩「あはは、ごめんごめん……。」
紗夜「……話を聞いていて思ったことが一つあるのですが、よろしいでしょうか?」
花音「? うん、いいよ。」
紗夜「松原さんは、空見さんのことが好きなんですか?」
花音「……ふぇ?」
紗夜「……」
花音「……え?……/////!!えぇ〜〜〜〜/////!!??」
『『『!?』』』
「な、何今の!?」
「松原さんの……悲鳴?」
紗夜「! ま、松原さん、皆さん見てますから!」
彩「と、とりあえず、一旦教室出よ!?ね?」
燐子「そ、そう……ですね。」
【花咲川女子学園 体育館】
〜終業式〜
楓「……」
〜終業式が始まる前〜
……ん?
花音「……」
! 松原さん!
……よ、よし。
楓「……あ、あの、松原さ…「! ピューッ!」あ……。」
に、逃げられた……。
……つ、次こそ……!
それからというもの、タイミング良く松原さんを見かけることが何度かあり、その度に話しかけようとしたのだが……。
楓「あ、松原さ…「ピューッ!」うっ……こ、今度こそ!」
花音「……「松原さーん!」!? キョロキョロ……!サッ!」
楓「え?」
「うわっ、どうしたの?松原さん。突然後ろに隠れたりなんかして。」
楓「(……や、やられた……。僕が初対面の人に話しかけられないのを良いことに……。)」
花音「……」
花音「……」
楓「……」ソー
今松原さんは一人、近くには誰もいない。
今が……絶好のチャンス!
楓「ま、松原さ…「空見くん。」ポン え?」
げっ、せ、先生〜?
美澤先生「ちょっと頼みたいことがあるんだけど、今時間いい?」
楓「い、今ですか?えっと〜……」
千聖「……!花音。」
花音「あ、千聖ちゃん。」
! ちょ、ちょっと〜!
白鷺さ〜ん!?
……ダメだ、全然こっちに気付いてない……。
はぁ……。
〜回想 終了〜
タイミングは何度かあったものの、運が悪くて終業式開始前に松原さんと話すことは出来なかった。
終業式が終わればHRで先生が話をし、連絡をして、それも終わったらすぐ帰り。
あれは16:00からだったはずだから、それまでには仲直りしておきたい。(別に喧嘩したわけじゃないけど)
前もって一時間前くらいに行くことを考えると……早めに話したほうがいいな。
となるとやはり……。
花音「……」
〜終業式が始まる前〜
ガチャ
彩「ん〜!気持ちいい〜!」
燐子「屋上なんて……初めて、来ました。」
紗夜「私もです。……さて。」
花音「……」
彩「……花音ちゃん、大丈夫?」
花音「ふぇ!?う、うん、大丈夫……大丈夫だよ。」
彩「……やっぱり、紗夜ちゃんがあんなこと言うから……」
紗夜「わ、私のせいですか!?」
燐子「……」
紗夜「っ!……た、確かに考えてみれば、あの発言は少々軽率だったかもしれません……。松原さん、すみませんでした。」
花音「! あ、謝らなくていいよ!ほんとに……ほんとに大丈夫だから……」
うん、そう。
本当に何ともない。
大丈夫。
大丈夫なはず……なのに……。
……何だろう、このもやもや……。
彩「でも私……空見くん好きだな。」
花・紗・燐「!?」
紗夜「ま、丸山、さん……?それはいったい、どういう……」
……何で、紗夜ちゃんが動揺してるんだろう?
彩「だって、楽しいんだもん、空見くんといると。」
紗夜「え?」
燐子「楽しい……ですか?」
彩「うん。何て言うんだろう……。面白くもあるし、可愛くもあるし……たまにカッコいいなーって思うところもあったり……。」
紗夜「は、はぁ……。」
彩「あとは……あ!優しい!えっとねー、それから……」
花・紗・燐「……」
彩「……と、とにかく!空見くんには良いところがいーっぱいあるんだよ!だから好きなんだ!」
紗夜「……なるほど、そういうことですか。」
花音「え?」
紗夜「そういう意味では、私も空見さんのことは好きですよ。」
花音「!?」
燐子「私も……同じです。」
花音「!!??」
彩「なーんだ、結局みんな空見くんのこと好きなんだね♪あ、千聖ちゃんもこの前、いつの間にか私は、空見くんのことを好きになっていたんだなって言ってたよ。」
花音「ち、千聖ちゃんまで!?……わ、わたし以外、みんな……」
紗夜「……」
そ、そうだったんだ。
みんな、空見くんのことを……。
……それなのに、私は……。
紗夜「……あの、松原さん。」
花音「……」
紗夜「誤解を招かねないので、一応言っておきますが、……私達はあくまで、"友達"として、空見さんのことを好きだと言っているだけですからね?」
花音「……ふぇ?……友達と、して……?」
紗夜「はい。ただの他人ではない友達。共に助け合い、支え合っている仲間。そして、互いに本音をぶつけ合ったり、自分の抱えている悩みや想いを、互いにさらけ出すことができる親友として、私達は空見さんのことが好きなのだと、そう言っているんです。それ以上でも、以下でもありません。松原さん、あなたの思っている好きとは意味が異なりますが、あなたも私達と同じ考えのはずです。」
花音「……親友として、好き……。」
紗夜「一番最初の話に戻りますね。……丸山さんの言う通り、あなたは空見さんにヤキモチを焼いているんだと思います。Poppin'Partyの皆さんに空見さんを取られたと……それが、あなたの心のモヤモヤの正体です。」
花音「……」
紗夜「ですがあなたは、一つ大事なことを忘れています。」
花音「? 大事な、こと?」
紗夜「はい。……あなたは、この場にいる誰よりも、そして、Poppin'Partyの皆さんの誰よりも長く、空見さんといっしょにいた時間が長いはずです。」
花音「! ……そ、そう、なのかな?」
紗夜「少なくとも、私はそう思いますよ。」
花音「……そっか。……えへへ♪なんかそう言われると、嬉しいな♪」
紗夜「……では、話を戻しますね?私、考えてみたんです。あなたと空見さんが仲直りするために、まず一つ、やらなくてはならないことを。それは……」
〜回想 終了〜
……二人きりで、話す。
……普通のことだけど、仲直りするなら、それが一番良いのかも。
バカって言っちゃったのは私だし、謝らなくちゃいけないのは分かってる。
分かってる、けど……話す勇気が……。
あれから空見くん、何度も私に話しかけようとしてくれてるのに、つい避けちゃって……。
……たぶん、避けちゃってる理由は……。
……。
終業式は30分くらいで終わった。
後はそれぞれのクラスのHRで先生が話をし、連絡し、それが終わったら帰りだ。
一学期が終わり、明日から夏休みに突入する。
……でもその前に、なんとかして松原さんと話をしなければ。
できれば帰る前に。
……ん?
花音「……」
! 松原さん!?
えーっと、HRが始まるまであと……15分か。
よし、チャンスだ。
話しかけて、どこか邪魔されないようなところに誘導して、それで話そう。
……大丈夫、大丈夫。
三度目の正直ならぬ、四度目の正直!
楓「……ま、松原さん!」
花音「! そ、空見、くん……。」
楓「あ、あの……実は、話が……あるんだけど……」
花音「……ダッ!」
楓「! 待って!」
花音「……」
楓「……お願いだから、話を聞いてよ。」
花音「……」
千聖「……楓、今度こそしっかりやりなさいよ。」ソー……
彩「……花音ちゃん、大丈夫かなぁ?」ソー……
燐子「心配……ですね。」ソー……
紗夜「……」ソー……
花音「……話?」
楓「うん……。僕、松原さんと話がしたくて。……朝のことで。」
花音「! ……」
花音「……教えてほしいんだ。朝、何で松原さん、あんなこと言ったのか。……僕、また怒らせて…「違うよ!!」え?」
花音「あれは……ただの、私の……」
楓「松原さんの?」
千聖「花音……あんな大きな声出すなんて……。」
彩「空見くんが、あんな積極的に……」
燐子「それに対して松原さんは……」
紗夜「……」
楓「松原さんの……何?」
花音「……ううん、何でもない。」
楓「何でも……なくないでしょ?だって、あんな大きな声出して。……松原さん、僕に何か言いたいことがあるんじゃないの?」
花音「!!」
楓「その反応……図星だね。」
千聖「……まるで、二人の立場が逆転したみたい……。」
彩「空見くんが、花音ちゃんに見えて……花音ちゃんが、空見くんに見える……。」
燐子「氷川さん、さっきから黙ってますけど……どうかしたんですか?」
紗夜「……いえ。何でもな…「でねー、そのとき音羽がー。」!?」
千聖「(あれは……りかちゃんに美菜ちゃんに、音羽ちゃん!)」
紗夜「(こっちに向かってくる……ということは……!)」
美菜「……あれ?空見じゃん。」
音羽「松原さんも……こんなところで何してるんですか?」
楓・花「え?」
りか「丁度いいや!二人とも、ちょっと付き合ってよ!」
楓・花「……え?」
千聖「(ま、まずいわ……恐れていたことが現実になろうとしている……。)」
紗夜「(このままじゃやっと二人きりになれた空見さんと松原さんのチャンスが……)」
千・紗「(ここは、なんとしても阻止しなければ!)」
楓「いや、ごめん、ちょっと今は……」
りか「? でも二人とも、さっきからそこでぼうっと突っ立ってるだけだよ?」
楓「うっ……ま、まぁそうなんだけど、でも……」
花音「いいよ。」
楓「!?」
花音「私達も丁度話し終えたところだから、りかちゃん達に付き合うよ。」
花音「ちょ、松原さん!?何言って……」
彩「空見くんの言う通りだよ!花音ちゃん、何で……」
燐子「い、いい……いったい……どうすれば……。ひ、氷川さん……?氷川、さん?」
彩「え?……!?燐子ちゃん、あれ!」
燐子「あれ?……!!ひ、氷川さん!?と……白鷺さんも!?」
りか「あれ、どうしたの?白鷺さん、氷川さん。」
千・紗「……」
楓「(え、氷川さん……?いったいどこから……。)」
花音「(千聖ちゃん……何で……?)」
千聖「ごめんなさい三人とも、二人は今、とても大事な話をしているの。」
紗夜「申し訳ありませんが、この二人への用ならまた後でにしてもらえませんか?」
美菜「(こ、この二人、いったいどこから出てきたの……?)」
音羽「(全く、出てくるところが見えなかったのですが……)」
りか「大事な話?いやでも、ここに突っ立ってるだけだった…「「お願い(します)!!」」!? ……」
彩・燐「紗夜ちゃん(氷川さん)……。」
りか「……頭下げてお願いなんて言われたら、断れるものも断れないよね。ま、別に断る気もなかったけど。」
千・紗「りかちゃん(橋山さん)……。」
りか「空見、松原さん!」
楓・花「!」
りか「みんな期待してんだからね!バッチリ決めちゃってよ!グッ!」
楓・花「……え?」
りか「ほら、行くよ。二人とも」
美・音「う、うん(は、はい)。」
楓・花「……決めるって、何を……?って、あれ?」
楓「(し、白鷺さん……?)」キョロキョロ
花音「(どこ行っちゃったの?紗夜ちゃん……。)」キョロキョロ
千聖「ふぅ、ひとまずはこれで安心ね。」
紗夜「ええ。あとは二人がしっかり話せるかどうか……。」
彩「……あのー、二人とも?」
燐子「もしかして……仕組んで、ました?」
千・紗「……?何を?」
彩・燐「(あ、これ、本当に何もなかった顔だ……。)」
楓「……な、何だったんだろうね、いったい……。」
花音「……」
千聖『ごめんなさい三人とも、二人は今、とても大事な話をしているの。』
紗夜『申し訳ありませんが、この二人への用ならまた後でにしてもらえませんか?』
千・紗『お願い(します)!!』
……私達のために、頭まで下げてくれた。
……ちゃんと話そう。
いつまでも逃げてないで、面と向かって。
空見くんと……話すんだ。
花音「……そ、空見くん。」
楓「!」
彩「! 花音ちゃんが、自分から……!」
千・紗「……」
花音「あ、あの……私……」
楓「……」
頑張れ……頑張れ私!
大丈夫、もう決めたんだもん。
空見くんから……話から逃げないって。
早く、早く言わなきゃ……。
……でも、何て言えば……。
楓「……」
言いたいことは分かってるのに、何て言えばいいのか分からない……。
言おうとしても、その直前で言葉を飲み込んじゃって……。
私が……私が言いたいのは……。
彩「頑張って!……頑張って花音ちゃん!」
燐子「あと……少し、です。」
千・紗「……」
楓「……」
早く言わなきゃ!
空見くんが待ってる!
でも、言葉が見つからない……。
私の言いたいこと、思ってること、それを空見くんに伝えなきゃ……。
私は……私は……。
千聖「……花音!」
彩・燐「!?」
紗夜「し、白鷺さん!?」
花音「! ち、千聖ちゃん……。」
千聖「今思ってることを、そのまま伝える。そんなことしなくてもいいのよ!」
花音「え……?」
千聖「言葉が見つからない。何て言えばいいのか分からない。何か言わなきゃ、相手をいつまでも待たせるわけにはいかない。……そんなことずっと考えていても、いろんな感情が混ざり合って、自分が辛くなるだけよ。それならいっそのこと、楽しいことだけを考えて、それを相手に伝えたほうが何倍もいいわ!」
花音「……楽しいことだけを……」
彩「千聖ちゃんの言ってること、分かるような、分からないような……」
燐子「私は……少し、分かる気がします。」
紗夜「……ふふ、白鷺さんったら。」
花音「……楽しいこと……楽しい……。……!!」
千聖「何か、思いついたようね。」
楓「……ねぇ松原さん。白鷺さん、さっきから何を…「空見くん!」!」
花音「……聞いてほしいことがあるの。」
楓「……う、うん。」
花音「……水族館。」
楓「……へ?」
花音「水族館行こ!夏休みに!」
楓「す、水族館?」
花音「うん!空見くんと、二人で行きたい!いいかな?」
楓「……う、うん。それは別に、構わないけ…「あとあと、夏祭りにも行きたい!」え……?」
花音「海にも行きたいし、キャンプも行きたいし、あとは……あ、夏休みの宿題もやらないとだね。いっしょにやろう!それから……」
楓「ちょ、ちょっと待って松原さん。いきなり何の話を…「私ね、この夏休み、空見くんといーっぱい楽しいことしたいの!」……」
花音「今言ったこと以外にも、いろんな楽しいことを……。もちろん、空見くんだけじゃないよ。千聖ちゃんや彩ちゃん、紗夜ちゃん、燐子ちゃん、ハロハピのみんなや、ポピパのみんな、いろんな人と、いろんなことをして、いーっぱい思い出を作りたいの!……それが、私の今考える、楽しいこと。」
楓「……」
花音「いいかな?千聖ちゃん。」
千聖「……ええ、もちろんよ。あ、でも、お仕事もきっとあるだろうから、スケジュールをしっかり確認して予定を立てなくちゃいけないわね……。」
花音「あ、そうだね。」
千聖「あなた達の意見は?」クルッ
楓・花「え?」
彩「……え、えへへ……」
紗・燐「……」
楓・花「ま、丸山さん(あ、彩ちゃん)に白金さん(燐子ちゃん)!?何で!?」
彩「ご、ごめん、覗き見するつもりなかったんだけど……」
紗夜「あなた達のことを、ずっと見守っていたんです。」
彩「ちょっと紗夜ちゃん!?」
楓「(む、矛盾が生じてる……。)」
燐子「し、心配だったんです……。空見さんと……松原さんが……。」
紗夜「覗き見するような真似をしてしまい、すみませんでした。」
彩「あのー……紗夜ちゃん……?」
花音「だ、大丈夫だよ紗夜ちゃん。それに、紗夜ちゃん達のおかげで、こうして話すことができたんだから。」
楓「(確かに。もしあのとき白鷺さんと氷川さんが来てなかったら、今頃橋山さん達と何かしてたはずだもんな。)」
彩「そ、それはそうと花音ちゃん、さっきの夏休みの話なんだけど……」
花音「?」
彩「……私も、すっっっごく楽しみだよ!!」
花音「! あ、彩ちゃん……。」
彩「夏休みだもん!思いっきり楽しんで、たっっくさん思い出作りたいよね!」
燐子「そう……ですね。」
紗夜「ですが、勉強の方も疎かになってはいけませんよ。」
千聖「もちろん、お仕事もね。」
彩「わ、分かってるよ〜。」
……これで、良かったんだ。
確かにさっきの私……心の中がこんがらがっちゃってて、辛かったのかも。
……また、千聖ちゃんに助けられちゃったな。
???「あら、あなた達。」
楓「! み、美澤先生!」
美澤先生「仲が良いのは微笑ましいことだけど、みんな時間大丈夫?」
花・千・彩・紗・燐「え?」
美澤先生「ほら。」ユビサシ
楓「……!?もうこんな時間だったの!?」
彩「えーっと……あと30秒くらいしかないよ!?」
紗夜「と、とにかく急ぎましょう!」
燐子「ひ、氷川さん……ま、待って……ください……。」
千聖「……何してるの?花音も早く…「千聖ちゃん。」え?」
花音「……私、いつか絶対、空見くんに伝えてみせるよ。私も……空見くんのことが好きだって。」
千聖「……ええ。そのときは、また応援するわ。」
花音「うん、ありがと。……よし!じゃあ教室戻ろう!最後のHRが始まっちゃう!」
千聖「ええ!」
タッタッタッタッタッタ……
美澤先生「……出来れば、廊下は走らないでねー。」
最近なんか覚醒して、フルコンできなかったHARDをバンバンフルコンできるようになりました。
EXPART?
……むずいんですもん。
まだ21か22しかフルコンできません……。
でもいつか、25とか26をクリアできるようにはなりたいなー。
てかSong I am.マジ楽しみ。