こっちの世界の知栄砂空です。
なかなか続きが書けず、日々悩んでいたらいつの間にか別のシリーズを書いてしまっていて、二ヶ月前にやっと続きが思いついたので"よし、続き書こう!"とはなったものの、勉強だの他のことだのでなかなか時間がとれず、ちまちま書いていたらこんな時期になってしまいました。
見返してみたら、最後の更新からもう半年以上経っていて、自分でもびっくりしました。
たぶん、おそらく、もうこのシリーズを読んでいる人はいないでしょうが、あるときふと読み返してみたら……自分で言うのも難なんですが、意外と面白かったんです。
思えばこのシリーズも、もう一つのシリーズも、全て自己満で描き始めたものでした。
久しぶりに読んでみたら、意外と面白いな……これを未完で終わらせるのは、もったいないな……と思い、半年以上経った今、更新を再開することにしました。
もともと終わらせるつもりもなかったんですが……これだけ間が空くとは思わなかったので……。
僕の自己満で書いている本シリーズを、少しでも見てくださっている方……相変わらず不定期にはなりますが、今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。
【コンビニ】
楓「うーん……。」
モカ「相変わらず悩んでますなー。」
リサ「まさか、あれからほんとに毎日通ってくれるなんてね〜。それだけ、このコンビニを気に入ってくれたってことかな〜♪」
モカ「お弁当で悩む空見先輩、もはや名物と化してきそうですねー。」
なんかコソコソ聞こえるけど……気づかないふりしとこ。
しっかしどうしたもんかな〜?
お弁当の種類が豊富すぎて、毎回毎回悩んじゃうよ……。
……クロの件から三日、僕は毎日こうしてこのコンビニに通っている。
たぶん、夏休み中ずっと通うことになりそう……。
だって、本当に商品の種類が豊富で、どれも美味しそうなんだもん。
しかも、今井さん情報によると中旬頃には新商品や期間限定商品が出るらしいから、それも気になるし……。
って、それよりも今は、今日の昼ごはん選ばないとだよな。
うぅ……迷うなぁ……。
『ピロリン♪』
ん?
今のはメッセージの……。
いったい誰から……。
……いや、長っ……。
えーっと……。
……え?
えぇぇぇ!!??
モカ「? 空見先輩、なんかスマホ見て驚いてるような……。」
リサ「ほんとだ。どうしたんだろう……って、え!こっち来る!?」
モカ「さっきまであんなに迷ってたのに……。」
楓「……お、お会計、お願いします……。」
リサ「お、OK〜。モカ、袋詰めお願い。」
モカ「分かりましたー。」
リサ「はい。300円のお釣りだよ。」
楓「ありがとう。えーっと……」
リサ「……さっきからそんなに急いで、何かあったの?」
楓「う、うん、まぁね。ちょっと、友達に呼ばれちゃって……。」
リサ「友達……。! 分かった!花音だ!」
楓「ま、まぁそんなとこ。あ、じゃあ僕行くね!今日もありがとう!タッ」
リサ「! う、うん。」
モカ「またのお越しをー。」
リサ「……花音、じゃないのかな?」
モカ「気になりますー?」
リサ「うん……まぁ、ちょっとね。でも、今は仕事中だし。明日にでも聞いてみよっかな〜。」
モカ「お、それはいいですねー。」
【公園】
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、……。
つ、着いた……。
ど、どれくらい待たせちゃったんだろう……。
ていうか、ほんとにいるのか……あ。
普通にいたわ。
友希那「……」
ベンチに座り、何やらスマホを見ているようだ。
こっちにはまだ気づいてない……。
となると、気づかれないように背後に回るべきか、素直に正面からいくか。
……いや、断然後者だろ。
知らなかったとは言え、人を待たせてるんだから……。
……行くか。
友希那「……ふふ♪…「あのー……。」!? あ、あなた、いつからそこに……?」
楓「いや、今来たばっかですよ。」
友希那「……そ、そう。」
楓「……あ、お、遅くなってすみません……。ちょっとコンビニで買い物してたもので……。」
友希那「いえ、そんなに待ってないから大丈夫よ。」
楓「そ、そうですか……。」
なら、いいか……。
しかし、こうして会うのは三日ぶりか。
久しぶりのような、そうでもないような……。
友希那「……いつまでそこに突っ立ってるのよ。」
楓「え?」
友希那「座りなさいよ。ここに。」ポンポン
楓「あ……じゃあ、はい。」
端の方に座ってたのはそういうことだったのか……。
楓「よっ、と。」
友希那「……また、何か買ってきたの?」
楓「あ、はい。今日の昼ごはんを……あ。」
友希那「どうしたの?」
楓「……友希那さんの分、買ってくるの忘れてました……。」
友希那「べ、別にいいわよそんなの……。だいたい、あなたは私に呼び出されてここに来たんでしょう?だったら、私に何か礼をする、なんて義理はあなたにはないはずよ。」
楓「……まぁ、それはそうですけど……」
コンビニで昼ごはんを選んでるときにきたメッセージ。
それは友希那さんからで、こんな長文だった。
友希那『突然でごめんなさい。今私は、あの公園にいるの。一人ベンチに座りながら、クロの写真を見たり、あの日のことを思い出したりしながら……。そのとき、ふと思ったの。そういえば楓は、"猫を飼っている"と言っていた、と。……私が何を言いたいか、あとは分かるわよね?もしあなたの都合が良ければ、あの公園に来て。』
……まぁ、長文だよな。
普通に一言二言でいいのに……。
……言われてみれば確かに、急いでて友希那さんの分を選ぶ暇なんてなかったな。
この人が食べたのかどうかってのも、改めて考えたら分からないし。
……余計なお世話だったかもしれん。
楓「……」
友希那「……クロ、元気にしているかしらね。」
楓「! ……きっと、あの人達と楽しく暮らしてますよ。」
友希那「そう、願いたいわね。」
……今思えば、不思議な出会いだったなぁ。
補習初日、学校に向かってる途中で会って……補習が終わった後その場所に向かったら、友希那さんと会って……それから四日間、クロと遊んだり、クロの写真を撮ったり、クロの飼い主が現れたり……。
……貴重な経験だったかもなぁ。
友希那「……さて、そろそろ行きましょうか。」
楓「? 行くって、どこへ……?」
友希那「何を言っているの?メッセージ、送ったでしょう?」
楓「メッセージ……。あ。」
『そういえば楓は、"猫を飼っている"と言っていた、と。……私が何を言いたいか、あとは分かるわよね?』
あー……あれ、本気だったんだ。
いや、でも……。
楓「で、でも、それはちょっと、まずいんじゃ……」
友希那「何がまずいのよ。私はただ、あなたが飼っているというにゃーんちゃ……猫に会いたいだけよ。」
楓「いや、だからそのための過程がまずいんですって……」
この人、気づいてないのか?
いや、気づいてるけど、それに関して何も思ってないのか……。
友希那「ほら、さっさと行くわよ。早くあなたの家に案内してちょうだい。」
楓「……はぁ。分かりましたよ……。」
腹をくくるしかないのか……。
幸い、今日は翔真はいないけど……。
楓「うーん……。」
友希那「……それと、もう一つ。」
楓「今度は何ですか……?」
友希那「あなたの家に行く前に、……コンビニ、寄ってちょうだい。」
楓「コンビニ?……って、僕がさっきも行ってたコンビニですか?」
友希那「コク」
楓「いいですけど……何で…「秘密よ。」そ、そうですか……。」
……仕方ない。
黙って友希那さんの案内役を全うするか。
【芸能事務所 スタジオ】
「はい!OKでーす!Pastel✽Palettesの皆さん、15分の休憩に入ってくださーい!」
日菜「いやー、面白かったー!」
麻弥「何も面白くないですよー!日菜さんのおかげで、恥かいちゃいましたよ〜!」
日菜「まぁまぁ。みんな笑ってたし、スタジオも大盛り上がりだったし、結果オーライだよ♪」
麻弥「全然良くないです〜!!」
イヴ「マヤさん!私、感動しました!マヤさんのアイス十段重ねチャレンジ、絶対に諦めないというブシドーの心を感じました!!私も見習って、いつか跳び箱十五段チャレンジに……」
麻弥「見習わなくていいですって〜!!」
日菜「あはは、何それ〜、すごく面白そう〜!」
千聖「……彩ちゃん。何?話って。」
彩「……」
千聖「さっきのミスなら、気にすることないわよ?いや、ミスというか、あれは……。……そう!彩ちゃんの真剣さが伝わってきて、とても良かった…「空見くんの、ことなんだけど……。」……楓の?」
彩「うん……。」
千聖「……楓と、何かあったの?」
彩「何かあった……わけじゃないんだけど……。ちょっと、気になることがあって……。」
千聖「……そういえば彩ちゃん、前まで補習に行ってたのよね。」
彩「うん。空見くんと、あと沙也加ちゃんもいたから、苦ではなかったけど……」
千聖「けど?」
彩「……」
千聖「……彩ちゃん。黙っているだけじゃ、何も伝わらないわよ?」
彩「ごめん……。実は私も、よく分からなくて……」
千聖「分からない……?……あなたは、自分でも分からないことを相談しようとしたの?」
彩「ち、違うの!空見くんのことで思うことがあるのは確かなの!でも……それが何なのか、はっきりしてなくて……。あーもう何なんだろ!このもやもやした気持ち!」
千聖「……ちなみにそのもやもやは、前の花音のときと同じもやもやなの?」
彩「え?」
千聖「花音が、たえちゃんにヤキモチをやいてたときよ。」
彩「……あー。……ううん、あのときとは、少し、違う気がする……。ヤキモチとかではないんだけど……うーん、何なんだろう……。」
千聖「……はぁ。分かったわ。じゃあ、あなたがそのもやもやした気持ちを感じるようになったきっかけを教えてちょうだい。」
彩「きっかけ……。」
千聖「話から読み取るに……彩ちゃんがそれを感じるようになったのは補習のときからだと思うの。だから、補習のときのことを詳しく話してくれれば、そのもやもやが何なのか。何がきっかけなのか。いっしょに考えることができるはずよ。」
彩「そっか……。うん、分かった!あ……話長くなって、休憩時間終わっちゃうかもしれないけど……」
千聖「構わないわ。休憩時間より、友達の悩みのほうが大切だもの。」
彩「千聖ちゃん……。……よし。じゃあ、一から話すね?」
千聖「ええ、お願い。」
【空見家】
友希那「……ここが、あなたの家……。」
楓「……」
ついに、着いてしまった……。
マリーに会うということは……すなわち、僕の家に入るということ。
そのことについてどう思ってるのか聞こうと思ったけど、なかなか聞けず、今に至ってしまった。
くそ……僕のいくじなし……。
友希那「"空見"……。……空見?」
楓「何ですか?」
友希那「……いえ、何でもないわ。(どこかで聞いたことあるような気がするのだけれど……きっと気のせいね。)」
楓「……あの、最後に確認なんですけど、ほんとに入る…「くどいわよ。」……すみません。」
たぶんこの人……分かってるな。
分かってるけど、猫に会いたい欲が優先されてるから、そういう気持ちは一切ないという……。
いや、猫パワー強っ……。
楓「……でも友希那さん。僕もこういうの初めてなので、ちょっと心の準備を…「そんなものいらないわ。ほら、早く入って。」いや、でも……」
友希那「楓!」
楓「!?」
友希那「……いくわよ。」
楓「……は、はい……。」
……もう、腹をくくろう。
……ほんと、翔真やお母さんがいなくて良かった……。
友希那「……」
ガチャ
楓「ただいまー。」
友希那「お邪魔します……。」
あ、ちゃんとあいさつはするのね。
???「みゃ〜ん!」
友希那「!?」
お、この声は。
タン……タン……タン……
マリー「……みゃ〜ん♪」
楓「ただいま、マリー。」
マリー「みゃ〜みゃ〜♪」
友希那「……」
楓「よ、っと。……友希那さん。こいつが家の愛猫、マリーです。」
マリー「みゃー?」
友希那「……」
楓「……?友希那さん?」
さっきまであんなに会いたがってたのに、全く応答がない……。
マリーじゃお気に召さなかったのか……?
……なんて、そんなことあるわけないよな。
うん、100%ありえない。
家の可愛い可愛いマリーがお気に召さないなんてことは、天池がひっくり返ってもありえない。
友希那「……な……」
楓「な?」
友希那「……撫でても……いいかしら……。」
楓「あ、はい。ほら、友希那さんに撫でてもらえ。」
マリー「みゃー!」
友希那「……ゴクリ……ソー……」
マリー「……」
楓「……」
……フサ
友希那「!!……ナデナデ」
マリー「みゃ〜ん♪」
楓「こいつ、撫でられるのが大好きなんですよ。」
友希那「そ、そうなのね……。……」ナデナデ……
……ゴロゴロゴロ
友希那「!!」
楓「お、ゴロゴロ言い出したな。」
友希那「……本当に、嬉しいのね……。」
マリー「みゃー……」
楓「って、うっとりし始めてるじゃねえかお前。」
友希那「ふふ、眠いのね。」
楓「そうみたいです……。僕、マリーをベッドに寝かせてきます。」
友希那「私も行くわ。」
楓「いやでも、寝かせに行くだけですし…「私もこの子の寝顔、みたいもの。」……そ、そうですか。」
やっぱり、家上がるんか……。
もしかしたら、玄関だけでやり過ごせるかもと思ったんだけど……。
楓「それじゃあ……どうぞ。」
友希那「ええ……。」
とうとう、僕の家に女子が……。
め、めちゃくちゃ緊張する……。
楓「……」
友希那「……」
周りから見たら(周り誰もいないけど)、マリーを抱いてる僕に、友希那さんが着いてくるという、至ってシンプルな光景だ。
しかし僕自身は、……めちゃくちゃ緊張してます。
大事なことだから二回言ったけど……ほんとそうなのよ……。
僕の部屋にあるマリーのベッドにマリーを置いてくる、ただそれだけなのに、後ろに友希那さんがいることを意識しちゃうと、どうも……。
しかも、お互い無言だから尚更……。
……ん?
ちょっと待てよ?
友希那「! ちょっと何よ、いきなり立ち止まらないで…「あの、友希那さん。」……何かしら?」
楓「……やっぱり、待っててもらえますか?」
友希那「嫌よ。ここまで来て、どうして今更…「僕の部屋にあるんですよ!マリーのベッド!」……楓の、部屋?」
楓「はい……。」
友希那「……」
楓「……流石に、僕の部屋に入れるわけにはいかないので……友希那さんには、ここで待っててもらえると…「構わないわ。」……へ?」
友希那「構わないって言っているの。あなたの部屋?そんなの関係ないわ。私はただ、マリーの寝顔が見たい…「僕が嫌なんですよ!」!」
楓「……女子を家にあげることすらも初めてだったのに……そのうえ自分の部屋にもなんて……。……緊張するどころの話じゃねえよ……。」
友希那「……はぁ、分かったわよ。」
楓「! ゆ、友希那さん……分かってくれ…「その代わり!」ビシッ! ! そ、その代わり……?」
友希那「マリーの寝顔を、しっかり写真に撮ってきなさい。それで今日のところは我慢してあげるわ。」
楓「マリーの写真……。はい、分かりました!友希那さんが満足できる写真を、いくつか撮ってきます!」
友希那「え、ええ、お願い。」
楓「それじゃあ友希那さんは……そこのリビングにでも座っててください。」
友希那「分かったわ。」
楓「よーし、いくぞマリー。」
マリー「みゃーん……。」
タンタンタンタン……
友希那「……はぁ。」
〜15分後〜
【空見家 リビング】
ガチャ
楓「すみません!遅くなりました!」
友希那「……いえ、大丈夫よ。それより、写真は?」
楓「それはもうバッチリ!ざっと30枚ぐらい撮ってきましたよ!」
友希那「さ、30枚!?……そんなに、撮ったの……?」
楓「いやぁ〜、なかなか納得いく写真が撮れなくて……。気づいたら、15分も経ってました。」
友希那「……ふふ。」
楓「え?」
友希那「あなた、相当の猫バカね。」
楓「……友希那さんに言われたくないですよ。」
友希那「わ、私は別に、そこまでじゃ…「猫のこと、"にゃーんちゃん"って呼んでるのにですか?」!! な、何のことかしら?私にはさっぱりよ。」
楓「毎回毎回言い直してますけど、あんなの誰だって気付きますよ……?」
友希那「っ!……しょ、証拠は?証拠はどこにあるのよ!」
楓「しょ、証拠……?」
友希那「そうよ!そこまで言うなら、ちゃんと証拠があるんでしょうね!」
楓「……」
友希那「……な、何黙ってるのよ。」
……スッ
楓「……」
友希那「……何で人のこと無視してスマホいじってるのよ……。」
楓「……サッ」
友希那「……何よ、これ。」
楓「見りゃ分かるでしょう?犬ですよ。」
友希那「……その写真と、今の話とどういう関係が…スッ !! にゃ、にゃーんちゃ……はっ!?」
楓「……」
友希那「……き、気のせいよ!私はそんな言葉、言った覚えない…スッ !! こ、このにゃーんちゃん、なんて可愛いの……?……!?」
楓「……今、言いましたね。」
友希那「……///!!」
楓「それが証拠です。……意外と早くボロが出ましたね。なんか、あっさりだった…「楓……?」はい?……!?」
友希那「……」ゴゴゴゴゴ……‼︎
楓「あ……あ、ああ……」
友希那「その記憶……消しなさい。……今すぐに!!」
楓「そ、そんな無茶言われても〜……。」
友希那「そう、消せないの……。だったら……
……私が消してあげるわ!!」
楓「!! ちょ、ちょっと友希那さん!!落ち着いてください!!」
友希那「待ちなさい楓!!すぐ楽にしてあげるから!!」
楓「うわっ!ちょ、どっから持ってきたんですかその木刀!?」
友希那「そこら辺に落ちてたわよ!!はっ!ヒュンッ!」
楓「そんなのあり〜!?うわっ!っぶねえ〜……。って友希那さん!!そんなの振り回さないでください〜!!」
友希那「安全に振り回してるから問題ないわよ!!ふんっ!ヒュンッ!」
楓「大ありですよ!!うおっ!?」
友希那「ちっ、ちょこまかと……」
楓「だ、誰か助けて〜〜!!」
友希那「待ちなさい!!楓〜〜!!」
『ピンポーン』
楓・友「「!」」
……い、今のって……。
翔真?じゃあ、ないよな。
あいつだったら、わざわざチャイムなんて鳴らさないだろうし……。
『……ピンポーン』
友希那「……出ないの?」
楓「え……出ても、いいんですか?」
友希那「何でそんなこと聞くのよ。あなたの家でしょ?」
……まぁ、それもそうか。
じゃあ……出てみるか。
楓「それじゃあ、ちょっと行ってきます。」
友希那「ええ。」
近所の人かな?
それとも、宅配便……?
でも、頼んだ覚えないしな……。
お母さんとお父さんも、この時期に物なんて頼むわけないし……。
ま、出でみりゃ分かるか。
『ピンポーン』
楓「はーい。」
ガチャ
???「よっ、楓!久しぶりだな!」
楓「……え?」
???「え?って……俺だよ俺!お前の大親友の!」
……僕の、大親友……。
……はて、そんなのいたっけ?
???「お、お前……マジで忘れたのかよ……?」
楓「……とりあえず、今日は帰ってくんない?」
???「いきなり!?俺、向こうからはるばると来たんだぞ!?一人で来るの大変だったけど、それでも頑張ってなんとか来たんだぞ!?それなのに帰れなんて言うのか!?大親友の名前も忘れてよ!!」
楓「うっ、近い近い……。いや、あの、今日はほんとに、無理なんだよ……。明日とかなら、また来ていいからさ……。」
???「何で無理なのかちゃんと話してくれるまで帰らねえからな!!」
楓「ま、マジかよ……。」
友希那「楓?騒がしいようだけれど、何かあったの?」
楓「!?」
???「ん?今の声、誰だ…「何でも!何でもねえよ!とにかく!頼むから今日は帰ってくれ!今すぐに!!」いや、そんなこと言われても、帰る場所が……」
楓「僕が金やるから、ホテルでもどこでも泊まりゃいいだろ!?ほんと頼む!頼むから今日は帰ってくれ!明日ならいくらでも話聞くからさ!な?牧人!」
牧人「!! お、お前……名前、やっぱ忘れてなかったんじゃねえかああああ!!」
楓「だあああうるせえええ!!そして抱きつくな気色悪い!!分かったらさっさとここから離れて…「あなた、何してるのよ……。」!!」
牧人「え……?……だ、誰……?」
友希那「? あなたこそ、誰よ。」
楓「お、終わった……。」ガクッ
友希那「……」
牧人「……って、お……おお……女ぁ!?お、お前……何で自分の家に女連れ込んで……ってか、彼女いた……」
楓「だから帰れって言ったんだこんちきしょおおおお!!!こうなることが分かってたからなああああ!!!こんのバカ牧人がああああ!!!」
牧人「おいてめえ楓!これはいったいどういうことだ!!おい楓!!」
友希那「……
……バカが増えたわね。」
"Band life with…"。
なんて神コンテンツなんだ……。
そしてガルパ5周年!
おめでとうございます!!