田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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こっちはめちゃくちゃ久しぶりの投稿ですね。

とりあえず二年生編は確実に終わらせますので、そこはご安心を。

と言ってもあとどれくらいかかるか分かりませんが……。




67話 親戚大集結

【おばあちゃん家 庭】

 

楓の祖母「今日は天気も良いし人数も多い。だから、今日のお昼は庭で。たまにはこういうのもいいだろ?楓。」

 

楓「うん。それに、流石に中でこの人数は狭いもんね……。」

 

今いる人数は、まず松原さん、白鷺さん、丸山さん、日菜さん、戸山さん、牛込さん、市ヶ谷さん、弦巻さん、奥沢さん、そして僕と翔真と牧人で、12人。

 

さらにおばあちゃんと、その他親戚が7人いて、8人。

 

よって、合計20人だ。

 

……うん、多いね。

 

学校の1クラス分くらいの人数だね、これ。

 

おばあちゃん家が広いから良かったけど、普通の一軒家とかだったらマジでぎゅうぎゅうだったな……。

 

千聖「庭も広いのね……。」

 

花音「こういうところでいっぱい人が集まってお昼を食べるのって、なんか素敵だよね。」

 

彩「うん!それにすごく美味しそう〜!」

 

おばあちゃん家に到着したとき、既に昼ご飯が食べれる状態になっていた。

 

僕達が着く時間に合わせて、おばあちゃんと他のみんなが、昼ご飯の準備をしてくれていたらしい。

 

しかし、急遽庭で食べることになったので、みんなで手分けしてご飯を運んだりテーブルや椅子を運んだりした。

 

15分程かかり、ようやく僕達は着席することができた。

 

今ここには5つの丸テーブルがあり、それぞれ4人ずつに分かれて座っている。

 

ちなみに組み合わせは、1つが僕、松原さん、白鷺さん、丸山さん、1つが日菜さん、戸山さん、弦巻さん、奥澤さん、1つが牛込さん、市ヶ谷さん、翔真、牧人で、もう2つがおばあちゃんとその他親戚だ。

 

基本1人に1つ、自分のご飯が並べられているが、その他のおかずやオードブル、寿司などは、別に長テーブルに置かれていて、いつでも自分で取りに行けるバイキング形式になっている。

 

香澄「この感じ、まるでキャンプみたいだよね!」

 

こころ「ええ!とても楽しいわ!」

 

日菜「分かるよ〜その気持ち。なんか、るるるるんっ♪てするよね!」

 

美咲「出た、日菜さん独特の言葉。」

 

なるほど、キャンプか。

 

……確かに、っぽいな。

 

翔真「久しぶりだな〜、おばあちゃんの手料理。」

 

有咲「ばあちゃんの手料理ほど、美味しいものはないからな〜。」

 

牧人「有咲ちゃんのばあちゃんも、料理するんだ。」

 

りみ「はい。有咲ちゃんの場合は、いつも朝に…「べ、別に今言わなくてもいいだろ!」えへへ、ごめんごめん。」

 

……そろそろ、腹減ったな〜。

 

いただきますのあいさつ、牧人にお願いし…「おい楓!」……嫌な予感。

 

楓「何だよ、牧人。」

 

牧人「乾杯のあいさつ、お前に任せ…「絶対に嫌だ。」何でだよ!?」

 

楓「何でも何も、僕はもとから大勢の前に立って何かをするってのが苦手なんだよ!」

 

楓の祖母「まぁまぁそんなこと言わずに。今日の主役は楓とそのお友達なんだからさ。代表して楓がやるべきだよ。」

 

楓「ちょ、おばあちゃんまで!?」

 

???「そうだぞ楓ー!」

 

???「男見せろー!」

 

???「頑張って〜!」

 

???「バシッとカッコよく決めちゃいなさい!」

 

???「お友達に良いとこ見せろよー!」

 

???「行けー楓ー!」

 

???「……」

 

千聖「……だそうよ。どうする?楓。」

 

楓「……」

 

花音「頑張って、空見くん!」

 

彩「駅でのやつを思い出して!」

 

楓「……はぁ。分かったよ……。牧人、後で覚えてろよ……?」

 

牧人「流石は俺の親友だ!」

 

それは別に関係ないだろ……。

 

あいつ、今度一回ぶん殴ってやろうかな。

 

……てか、乾杯のあいさつって何すりゃいいの?

 

普通に、かんぱーいでいいのか?

 

楓「……え、えっとー……」スクッ

 

『……』

 

楓「……か、乾ぱ…「の前に何か一言言えよー!」うるっせえな!調子のんなよ牧人殴んぞ!!」

 

翔真「めちゃくちゃキレられてんじゃねえか。」

 

牧人「大丈夫だってこれくらい。」

 

……よし決めた。

 

あいつ後で一発殴る。

 

楓「……一言、一言か……。」

 

牧人「(でもなんだかんだ言って、考えてはくれるんだよなぁ。)」

 

……全然思いつかん……。

 

何だよ乾杯のあいさつって……。

 

結婚式とかの披露宴じゃあるまえし……。

 

……もう、普通に乾杯だけでい…「スクッ」え?」

 

千聖「皆さん、今日は空見さん達だけでなく、私達まで呼んでくださって、本当にありがとうございます。今日から四日間お世話になるにあたり、皆さんと素晴らしい時間を共有できるよう、日々過ごしていきたいと考えております。短い滞在期間ではありますが、少しでも早く皆さんのことやこの町のことを知っていけたらと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。」

 

『……』

 

白鷺さん……。

 

……ん?

 

 

パチ、パチ、パチ……。

 

 

 

 

 

パチパチパチパチ‼︎

 

パチパチパチパチ‼︎

 

パチパチパチパチ‼︎

 

す、すげえ……。

 

千聖「楓。」ボソッ

 

楓「え?……あ。スッ ……そ、それでは……。

 

 

 

 

 

……か、かんぱーい!!」

 

『かんぱーい!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなで乾杯をした後、まずは普通に昼ご飯を食べた。

 

もちろん普通に食べるのではなく、団欒しながらの昼ご飯だ。

 

そしてある程度食べ終わった後、親戚達の自己紹介が始まった。

 

三郎「じゃあまずは俺から。こほんっ!……俺は高木三郎。楓の父ちゃんの兄だ。まぁ、気軽に三郎おじさんとでも呼んでくれ。」

 

恵美「私はこの人の妻の恵美よ。そしてこっちの大きいのが息子の裕也。」

 

裕也「大きいって……。まぁ間違ってはないけど……。」

 

楓「裕也さんは、柔道をやってるんだよ。」

 

彩「柔道……。そっか、だからさっき翔真くん、腕相撲で負けてたんだ。」

 

裕也「それに柔道が関係あるかは分からないけどな……。」

 

 

 

 

 

陽子「じゃあ次は私達ね。私は楓くんのお母さんの妹の、大原陽子。そしてこっちが夫の拓海で、この子が息子の空。」

 

拓海「よろしくな、みんな。」

 

空「……」

 

陽子「どうしたの?空。後ろに隠れたりして。」

 

拓海「女の子がいっぱいいるから、恥ずかしがってんじゃねえか?」

 

空「そ、そんなこと!……ねぇよ。」

 

香澄「か、可愛い〜!空く〜ん!」ダキッ!

 

空「!? ちょ、やめろって///!」

 

有咲「だから香澄!お前誰にでも抱きつく癖やめろって!」

 

拓海「お、空モテモテだな〜。」

 

陽子「からかわないの。バシッ」

 

拓海「いてっ。」

 

 

 

 

 

???「……」

 

こころ「どうしてあなたは、笑顔じゃないの?」

 

???「!?」ビクッ!

 

美咲「ちょっとこころ!いきなりはびっくりするって!」

 

???「……な、何ですか?」

 

こころ「今はこーんなに楽しい時間なのに、あなただけ笑顔じゃないから、声をかけたの。何か、理由があるのかしら?」

 

???「……部外者には、関係ないです。」

 

美咲「ぶ、部外……。」

 

こころ「関係なくないわ。同じ場所にいるってことは、もうその時点で部外者ではないもの!みーんなが同じ場所で、同じ瞬間を分かち合う、とても素敵な関係なのよ!」

 

美咲「理屈は分かんないけど……良いことは言ってる……のかな?」

 

???「……何それ。ガタンッ」

 

香澄「!」

 

???「もう話しかけて来ないで。スタスタスタ……」

 

楓の祖母「あ、早希ちゃん!」

 

香澄「……早希、ちゃん……。」

 

こころ「……」

 

美咲「……ど、ドンマイ、ここ…「あたし、絶対にあの子を笑顔にしてみせるわ!」! ぜ、全然折れてない……。まぁ、そっちのほうがこころらしいか。」

 

 

 

 

 

楓「……あ、そういえば白鷺さん。」

 

千聖「何かしら?」

 

楓「さっきは……ありがとう。僕、何も言葉が出てこなくて……」

 

千聖「いいのよ。私もみんなにお礼を言う機会が欲しかったから、丁度良かったわ。」

 

楓「……そっか。」

 

香澄「あの、空見先輩。」

 

楓「! 戸山さん、どうかしたの?」

 

香澄「えっと……早希ちゃん?のことなんですけど……。」

 

楓「あ……。」

 

香澄「……あの子、どうして一人でいるのかなぁって。こころんと喋ってたみたいなんですけど、気づいたら、あっちのほうに、走って行っちゃって……。」

 

楓「……分かった。僕が連れ戻してくるよ。」

 

香澄「! ち、違うんです!連れ戻してほしいわけじゃなくて、あの子のことを、教えてほしいなぁって…「僕も、ちょっと話したいことがあるから。あいつのことは、後で話すよ。」……わ、分かりました。」

 

楓「じゃあ、ちょっと行ってくるね。タッタッタッタ」

 

千聖「……あいつ……?」

 

 

 

 

 

花音「……空見くん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸山さんの話だと、こっちのほうに走って来たらしいけど……。

 

……あ、いた。

 

早希「……」

 

あいつ、いつもどっか行ったっと思ったら花見てるんだよな……。

 

楓「……おい。」

 

早希「! な、何?」

 

楓「何、じゃねえだろ。聞いたぞ、弦巻さんから逃げたって。感じ悪いだろ。ほら、戻れよ。」

 

早希「……やだ。」

 

楓「はぁ、言うと思ったよ……。」

 

早希「……何で。」

 

楓「ん?」

 

早希「何でわざわざ追いかけてきたの。私とあんたは、ただの他人じゃん。」

 

楓「そうだけど……一応僕とお前は……」

 

 

 

 

 

花音「……ついてきちゃった……。悪いことだって分かってはいるけど……あの子のことも、気になるし……。」

 

 

 

 

 

楓「兄妹だろ。」

 

 

 

 

 

花音「……え?」

 

 

 

 

 

早希「……はぁ。何で私、あんたなんかと兄妹になっちゃったんだろう。」

 

楓「仕方ねえだろ。僕も当時はびっくりしたけど……。」

 

 

 

 

 

花音「……きょ、兄妹?あの子と、空見くんが……?……でも、空見くんの兄弟は、翔真くんだけじゃ……」

 

 

 

 

 

楓「……とりあえず、戻れよ。おばあちゃん達もきっと心配してるし。」

 

早希「……分かった。……でも、あんたに言われたからじゃないから。おばあちゃんのために…「あぁ分かった分かった。」……そういうとこ、ほんとムカつく。」

 

楓「僕も、お前の態度にはたびたびイライラしてるよ。」

 

早希「……最後に一つだけ。」

 

楓「あ?何だよ。」

 

早希「……あの女達は、あんたの何なの?」

 

 

 

 

 

花音「!」

 

 

 

 

 

楓「お前……もうちょい言い方ってもんを…「さっさと答えて。何なの?」……別に、ただの友達だよ。」

 

 

 

 

 

花音「……」

 

 

 

 

 

早希「ほんとに?」

 

楓「ほんとだよ。……てか、何でお前がそんなこと気にすんだよ。」

 

早希「……別に。スタスタスタ」

 

楓「……はぁ〜。ほんっと分からんやつ……。」スタスタスタ

 

 

 

 

 

花音「……空見くんとあの子が、兄妹……。みんなには、黙っておいたほうがいいかな……。……ううん、迷う必要なんてないよね。もともと盗み聞きなんてよくないことだし……このことは、自分の心の中だけに留めておこう。……!って、早く戻らないと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓の祖母「……あ、早希ちゃん!心配したんだよ?」

 

早希「ごめん……。」

 

楓「……」

 

千聖「お帰り楓。ねぇ、花音を見なかった?」

 

楓「え、松原さん?さぁ……僕ずっとこいつといたから……」

 

香澄「あ、あの……早希ちゃん。」

 

楓「!」

 

早希「何ですか?」

 

香澄「早希ちゃんのこと、おばあちゃんから聞いたの。……まだ、中学生なんだね。」

 

早希「……悪い?」

 

香澄「違う違う!そういうんじゃなくて!……私達と、少し話さない?」

 

早希「話すことなんて、何もな…「私達にはあるの!早希ちゃんと仲良くなりたい!」……仲良くって……」

 

こころ「香澄!あたしもこの子と仲良くなりたいわ!あたし達も入れてちょうだい!」

 

香澄「こころん……!うん、もちろん!」

 

早希「! ま、また出てきた……。」

 

有咲「こいつは、一度言い出したらもう止められねえぞ?」

 

美咲「同じく、こころもね。……って、あたし"達"!?」

 

こころ「ええ、美咲もよ!」

 

有咲「……ソ~……」

 

香澄「どこ行くの?有咲。」ガシッ

 

有咲「うっ……やっぱ私もか……。」

 

早希「……」

 

香澄「早希ちゃんお願い!少しだけ、少しだけでもいいから!」

 

こころ「絶ーー対に!あなたを笑顔にしてみせるわ!」

 

早希「……はぁ、もう勝手にして。」

 

 

 

 

 

千聖「……離れて、良かったの?」

 

楓「うん。そのほうがいいと思う。……しかし、あいつが折れるとは。流石戸山さんと弦巻さんだな……。」

 

千聖「……さっき、私もおばあさんの話を聞いていたのだけれど……。昔はあんな性格じゃなかったみたいね。」

 

楓「まぁね。」

 

千聖「……あの子と楓は、どういう関係なの?」

 

楓「……ただの親戚だよ。」

 

千聖「もっと具体的によ。三郎さんは、楓のお父さんのお兄さんである、というようにら具体的に説明してちょうだい。」

 

楓「……あいつは…「空見くーん!千聖ちゃーん!」え?」

 

千聖「花音!あなた、さっきまでどこに行ってたのよ!」

 

花音「ごめんね。ちょっとお手洗いに……。」

 

千聖「そ、そうだったの……。心配するから、事前に言っておいてちょうだいね。」

 

花音「うん、次から気をつけるよ。」

 

千聖「……というわけで楓、さっきの話の続き…「みんなー!デザートができたよー!」!?」

 

楓「あ!松原さん、白鷺さん、デザートが来たって!食べに行こう!」

 

千聖「あ、ちょっと楓!……全く。」

 

花音「何の話をしてたの?」

 

千聖「……楓に、あの子のことを詳しく教えてもらおうと思ったのだけれど、流されたわ。」

 

花音「! そ、そうなんだ……。」

 

千聖「まぁいいわ。後でまた聞くから。……花音、私達も行きましょう。」

 

花音「う、うん。(……ごめんね、千聖ちゃん。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三郎「へぇ〜、君達はバンドをやっているのか。」

 

日菜「そうなんだよ〜。バンドはバンドでもアイドルバンドで、彩ちゃんと千聖ちゃんと……今日はいないけど麻弥ちゃんとイヴちゃんって子と5人で、Pastel*Palettesとして活動してるんだー。」

 

恵美「まぁ、アイドルなの〜。裕也、アイドルだって。あなた、アイドル好きでしょ?」

 

裕也「まぁ、好きだけど……」

 

彩「そうなんですね!裕也さんは、誰が好きなんですか?」

 

裕也「今は、『Lights』が好きだな。前は、『Marmalade』のあゆみ…「あゆみさん!?」!?」

 

彩「そ、それ本当ですか!?」

 

裕也「ほ、本当だよ……。びっくりしたなぁ。」

 

彩「そ、そっかぁ……。裕也さんも、あゆみさんが……。」

 

裕也「?」

 

千聖「あゆみさんは、彩ちゃんの憧れのアイドルだったんです。でも、Marmaladeが解散するというニュースを知って……。」

 

裕也「あぁ……。」

 

彩「でも私、あゆみさんと約束したから!あゆみさんを超えるアイドルになるって!」

 

裕也「あのあゆみさんを、超える……。」

 

千聖「ふふっ、そうね。」

 

裕也「……?待てよ?約束したってことは……お前あゆみさんに会ったのか!?」

 

彩「え?あ、はい。Marmaladeの解散ライブのときに、楽屋で…「しかも解散ライブで!?う、羨ましすぎんだろぉぉぉ!!」あ、あはは……。」

 

千聖「……」

 

日菜「あはは、裕也さん泣いちゃってるじゃーん。」

 

恵美「相変わらずね、この子は。」

 

三郎「だな。」

 

 

 

 

 

空「バンド?」

 

こころ「そうよ!あたしと花音と美咲、あとここにはいないけれど、ミッシェルとはぐみと薫の6人で、ハロー!ハッピーワールド!として、世界を笑顔にするために日々活動しているのよ!」

 

空「世界を笑顔に……。」

 

拓海「それはまた大きく出たな〜。」

 

陽子「その……話の中に出てきた、ミッシェルって?」

 

こころ「DJをやってくれている、クマよ!」

 

陽子「く、クマ……?」

 

空「すげぇ、クマがバンドやってるんだ。」

 

こころ「そう、すごいの!それからミッシェルはね……」

 

美咲「……えっと、クマはクマでも、着ぐるみです。中には、あたしが入ってて……」

 

陽子「え?……あ、そういうことね。」

 

拓海「でも着ぐるみなら、いつかバレるんじゃ……」

 

美咲「それがバレないんですよね……。恐ろしいほどに……。」

 

花音「一回美咲ちゃんがミッシェルの着ぐるみを脱いだ時があったけど、そのときもバレなかったもんね。それどころか、美咲ちゃんとミッシェルが入れ替わっちゃった〜って、パニックになっちゃって……。」

 

拓海「ま、マジか……。」

 

陽子「ふふっ、面白い子達なのね。」

 

美咲「はは、ははは……。」

 

こころ「決めたわ!今からあなたに、あたし達のライブを見せてあげる!それで、今以上にあなたを笑顔にしてあげるわ!」

 

空「マジ!?うわ〜楽しみ〜!」

 

美咲「って、いつの間にかすごい話になってるんですけど!?」

 

花音「こ、こころちゃ〜ん、今ライブをするのは流石に……。」

 

こころ「あらそう?だったら、あたし達が帰るまでには必ずやるわ!」

 

美咲「まぁ、それなら……って良くないから!」

 

陽子「ふふっ♪本当に面白い子達ね♪」

 

拓海「ああ、そうだな。」

 

 

 

 

 

早希「Poppin'Party?」

 

香澄「そう!略してポピパ!可愛いでしょ?」

 

早希「変なの。」

 

香澄「ガーン……!」

 

りみ「か、香澄ちゃん、しっかり!」

 

有咲「思った以上に直球だな……。」

 

楓「こら早希!戸山さんに謝れ!」

 

早希「ふんっ!」

 

楓「はぁ……。ごめん戸山さん、大切なバンド名に……。」

 

香澄「だ、大丈夫ですよ。空見先輩が謝ることじゃ……。」

 

早希「……」

 

有咲「あー……早希ちゃん、だっけ?空見先輩とはどういう関係なんだ?」

 

早希「赤の他人。」

 

有咲「え?……そうなの…「親戚親戚!ただの親戚だよ!」は、はぁ。」

 

りみ「えーっと……早希ちゃんは、私達といっしょにいるの、嫌?」

 

早希「……別に、そういうわけじゃ…「嫌じゃないの!?」!」

 

有咲「おわっ、香澄復活した……。」

 

早希「あ、あんたは嫌い!しつこい!」

 

香澄「そ、そんな〜!」

 

有咲「ストレートだな……。」

 

香澄「私、嫌われた……。しつこいって……。」

 

りみ「香澄ちゃん……。」

 

楓「……おい早希、いい加減に…「空見先輩。」え?」

 

有咲「……なぁ、早希ちゃん。」

 

早希「……何。」

 

有咲「私さ、早希ちゃんの気持ち、分かるよ。」

 

早希「……」

 

有咲「自分のテリトリーに入られるのが嫌ってことだろ?その気持ち、すっげー分かる。私も昔はそうだったからさ。」

 

楓「……」

 

有咲「蔵で香澄に会って、それからランダムスター目的でいろいろ……。人ん家で飯は食うし、勝手にバンドに誘うし、勝手に付き纏うし……めちゃくちゃうぜーって思ってた。」

 

りみ「……」

 

有咲「でも……いつからか、気にならなくなった。気づけば、それが日常になっててさ。バンドを組んで、ライブして、文化祭のライブでそれが5人になって……みんなでお昼食べたり、お花見したり、練習したり、バイトしたり、ライブハウスでオーディション受けたり、それに合格してみんなで喜んだり、おたえの家に泊まったり……。SPACEで最初で最後のライブをしたときも、すっげー楽しくてさ。昔は一人でいるのが気楽だった私が、ポピパの5人でいることに楽しさや嬉しさを覚えて……。はっ!」

 

香・り「「へぇー……。」」ニヤニヤ

 

有咲「ち、違っ……今のはその……テンションが、何というか、おかしくなって///……」

 

香澄「有咲ーーー!!!」

 

有咲「だーー引っ付くなーー!!ただでさえ熱いんだから離れろ!!香澄ーー!!」

 

早希「……何やってんの。」

 

りみ「ふふっ♪」

 

香澄「有咲〜♪大好き〜♪」

 

有咲「あーもう離れろ〜!!離れろって〜〜///!!」

 

楓「……要はお前も、いつまでも意地張ってないでちゃんと会話しろってことだよ。」

 

早希「何であんたが偉そうに……」

 

楓「僕もちゃんと会話してきたから、今みたいに友達がいっぱいいるんだよ!」

 

早希「どうせ向こうがグイグイ来る系だったから、仕方なくそうなったんでしょ?」

 

楓「お、お前なー…「違うよ。」! 牛込さん。」

 

早希「え?」

 

りみ「空見先輩は、ちゃんと努力してきたんだよ。楽しむ時は楽しんで、困ったときは支え合って。些細なことがきっかけで喧嘩しちゃうこともあったけど、話し合って、意見をぶつけ合って、最後には仲直りして。そうやって頑張ってきたから、今の空見先輩があるんだよ。」

 

早希「……」

 

りみ「花音先輩や千聖先輩よりは、いっしょにいた時間は短いけど……それでも、短いなりに空見先輩のことは分かっているつもり。だから……

 

 

 

 

 

……だから、私の好きな空見先輩のことを、そんな風に言うのはやめて。」

 

早希「!?」

 

香澄「……ん?」

 

有咲「……は?」

 

楓「……え?」

 

楓・香・有「「「……えええええ!!??」」」

 

りみ「……」

 

早希「……」

 

 

 

 

 

楓の祖母「みんな、仲良しだね〜。」

 

牧人「早希だけは相変わらずだけどな……。」

 

翔真「(楓のやつ、マジか……。)」




リアルだと来年の三月に大学行くかもしれないキャラがいるというのにこの時空ではまだ最高が高二と……。

いろいろとヤバいですがまだ当分この時空は続きます。
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