いろいろ考えて、ここまでは書こう、と目処を立てたので、そこまでなんとか頑張りたいと思います。
今までの傾向からして何年かかるか分かりませんが……気長に温かい目で見守っていてください。
よろしくお願いします。
〜PM 08:10〜
【おばあちゃん家〜銭湯 道中】
日菜「見て見てこころちゃん!星がすっごく綺麗!」
こころ「ほんとね〜!満点の星空だわー!」
千聖「二人とも、夜遅いんだから、もう少し声のトーンを下げて。」
花音「でも、二人がはしゃぎたくなる気持ちも分かるよ。本当に綺麗な夜空だもん。」
千聖「それは……そうだけど……。」
星……。
確かに伊那日は、星がよく見える。
なんせ田舎なのだから。
……今のはだじゃれじゃないぞ。
名前が名前だから、そういう風に聞こえてしまうだけだ。
香澄「……」
有咲「香澄、さっきからなにぼうっとしてるんだよ?」
香澄「……星見てたら、有咲と出会ったときのこと、思い出しちゃって。」
美咲「市ヶ谷さん?」
有咲「なっ……!?」
彩「何何?どうしたのー?」
香澄「私、星のおかげで、有咲とランダムスターに出会えたんです!」
彩「星のおかげ……?」
香澄「はい!道歩いてたら、たまたま壁に貼ってある星のシールを見つけて…「ストップ香澄!」えぇ〜?これからがいいとこなのに〜。」
有咲「そんな話、恥ずかしいからしなくていいだろ!?それより今は、銭湯に…「私はその話、ロマンティックで好きだけどな〜。」り、りみまで……。」
彩「ロマンティック……。二人って、そんな素敵な出会いだったんだ!!」
美咲「あ、彩先輩にまで、火が……」
香澄「はい!私にとってはかけがえのない…「マジで恥ずかしいからやめろー///!香澄いい!!」え〜もったいないじゃ〜ん!」
彩「そうだよ有咲ちゃん!もったいないよ!」
有咲「うぅ……奥澤さん!なんとかしてくれ〜!」
美咲「えぇ!?え、あー……市ヶ谷さん嫌がってるし、その辺で…「美咲ちゃんも、香澄ちゃんと有咲ちゃんの馴れ初め話、気にならない!?」……まぁ、気にならないと言えば、嘘になりますけど……」
有咲「奥澤さん!?」
りみ「美咲ちゃんも、私達の味方だね!」
美咲「え?いや、あたしは……。(あ、ダメだもう遅い。市ヶ谷さんが裏切ったなって顔してる……。)」
千聖「……あなた達、それ以上は…「お、落ち着いて千聖ちゃん。今日くらいは大目に見てあげよ?ね?」……でも、近所迷惑に……」
楓「大丈夫だよ、白鷺さん。」
千聖「! 楓……?」
楓「銭湯に行くまでの道はだいたい田んぼばかりだから、人にはあまり会わないし、夜なら尚更。もし会ったとしても、賑やかだねーって言ってくれるような優しい人達ばかりだから、そこまで過敏にならなくても大丈夫だよ。じゃなきゃ、夜に花火なんてできな……。!!」
翔真「! おい楓……!」
千聖「……花火?」
楓「あ、いや……何でもないよ。」
千聖「……夜に花火をするのね?」
楓「い、いや……。きょ、今日じゃないよ?今日じゃないけど、おばあちゃんが、みんなのためにって花火を…「みんなで花火やるの!?」! ひ、日菜さん!」
翔真「あちゃー……。」
こころ「それは楽しそうね!楓、それはお風呂に行った後にするってことでいいのかしら?」
楓「いやいや、流石に違うよ。……違うと、思うけど……」
花音「みんなで花火かぁ。楽しそうだね、千聖ちゃん。」
千聖「ええ、そうね。」
しまった……。
おばあちゃんに、『みんなには内緒にしてて』って言われてたのに……。
翔真「……楓の馬鹿野郎。」
楓「し、仕方ねぇだろ。あそこまで勘付かれじゃ……」
日菜「ねぇねぇ空見くん!花火いつやるの!?やっぱりこころちゃんの言う通り、お風呂の後!?」キラキラシタメ
楓「だ、だからそれは、僕にも……」
花音「……私も花火、楽しみだなぁ。」ボソッ
楓「ま、松原さんまで!?だから今日やるかどうかは、僕にも分からないんだってば〜〜!!」
【銭湯】
楓「や、やっと着いた……。」
結局花火の話は、今日か明日のどちらかにやろうということで落ち着いた。
しかし、"やりたいね"とかじゃなく、"やろう"なので、確実にこちら側からおばあちゃんに花火の話を切り出さなくてはならなくなってしまった。
ごめんねおばあちゃん、みんなには内緒にしようって話だったのに、いつの間にかこんなことに……。
翔真「……落ち込みすぎじゃね?」
楓「だって……「空見くん。」ん?」
花音「銭湯の扉を開けるの、お願いできないかな?」
楓「? いや、電気ついてるし鍵も開いてるから、普通に入れば…「楓。」白鷺さん?」
千聖「私達は、無理言って銭湯を開けてもらっている身なの。あなたからしたら普通なのかもしれないけど、私達からしたら感謝より罪悪感が勝ってしまうの。」
楓「……いや、弦巻さんもかめちゃめちゃ後ろでワクワクした目を…「罪悪感が、勝ってしまうのよ。」ニコニコ ……はい。」
千聖「というわけで楓、あなたに先導をお願いするわ。」
楓「りょ、了解しました。」
翔真「……何で突然敬…「しっ、黙ってろ。」……弱みでも握られてんのか?お前。」
楓「はぁ……。」
ガラガラガラ
楓「……こんばんはー。」
???「よく来たね、楓くん。翔真くんも久しぶり!お、後ろの子達が、明美さんの言ってた、楓くんの友達だね。」
楓「はい、まぁ。」
翔真「久しぶりです。」
『『『(……わ、若い……!)』』』
???「……」ジー
楓「ど、どうしたんですか?」
???「……可愛い。」
『『『!』』』
楓「へ?」
???「こーんな可愛い子達が楓くんの友達なんて……楓くんやるじゃーん。このこの〜。」
楓「ちょ、やめてくださいよ。そういうんじゃないですって。」
彩「……てっきりおばあちゃんの友達って言うから、同じくらいの年齢なのかと思ったけど……佳子さんより、ちょっと歳上くらい、かな?」
千聖「に、見えるわよね。」
楓「っていうか晶さん、早くお風呂に……」
晶「あ、そうだったそうだった。……改めて、この銭湯を経営している、楓くんのおばあちゃんの友達の孫の晶(あきら)です!」
楓「……なんか、ややこしくない?」
晶「え、そう?」
翔真「めちゃくちゃややこしい。」
りみ「えーっと……空見先輩のおばあちゃんの友達っていうのは……」
晶「あ、私のおじいちゃんだよ。普段はおじいちゃんと私の二人で番台をしてるんだ。今は営業時間外だから、私が応対してるけどね。」
有・美「そ、それはほんとに、すみません……。」
晶「あーいいっていいって。私もどんな子が来るのか楽しみだったしね。さ、立ち話はここでおしまい!みんな、さっそくお風呂入っちゃって!」
花音「は、はい。えっと……あ、ありがとうございます。」
『『『ありがとうございます!』』』
晶「ん〜♪すごい礼儀正しいし可愛いし!こんな素敵な子達と友達なんて、羨ましすぎるぞ楓くん〜。」
楓「あ、晶さん……。流石にそろそろうざいです……。」
有咲「……なんか、香澄みたいだな。」
香澄「え?私?」
りみ「あはは……。」
晶「男湯はそっちで、女湯がこっちね。楓くん、覗いたりしたらダメだぞー?」
楓「そんなことしないよ!!」
翔真「大丈夫ですよ晶さん、こいつにそんな度胸ないですから。」
日菜「うわぁ、ほんとに貸し切りなんだねー。」
彩「なんか、ちょっと悪いことしてる気分になるね。」
花音「ふふ、そうだね♪」
こころ「ミッシェルも、連れて来てあげたかったわ。」
美咲「し、仕方ないって。この時間だと、たぶん寝てるだろうし。」
りみ「……それ以前にミッシェルって、お風呂入れるのかな?」ボソボソ
美咲「さ、さぁ……?」
晶「何かあったら、いつでも呼んで。私はここにいるからさ。」
香澄「はい!ありがとうございます!」
晶「お、君のその髪型、可愛いね。猫耳にしてるの?」
香澄「えへへ〜。実はこれ、星なんですよ♪」
晶「え、そうなんだ!?」
翔真「お、俺もずっと猫耳だと……。」
有咲「正直、星には見えませんよね?」
晶「……いや。言われてみれば、星にも見える……気がする!」
翔・有「「ま、マジ(ですか……。)……?」」
楓「……「何を見ているの?」! し、白鷺さん……。時計だよ。今から入って、何時頃出ようかなぁって考えてて。」
千聖「そうだったのね。……30分〜1時間の間、だと少し大雑把かしら。」
楓「うーん……。それなら、1時間にする?だいたい1時間を目安に、みんなあがるようにする。」
千聖「いいじゃない。ではそうしましょう。みんなにも、後でしっかり伝えておくわね。」
楓「うん。ありがとう、白鷺さん。」
彩「〜♪あ、そうだ、空見く…「そうだそうだ、ここの牛乳がすごく美味しいんだよ。普通の牛乳の他にも、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳があって……」「それは楽しみね。牛乳くらいなら、晶さんに頼めば売ってくれそうだし、後でみんなで飲んでみましょうか。」あ……。ズキッ」
花音「彩ちゃん、早くお風呂に……。? 彩ちゃん?」
彩「(……何で今、このもやもやが……。さっきまで、何ともなかったのに……。)」
花音「……彩、ちゃん?」
【銭湯 女湯】
こころ「日菜!美咲!露天風呂に行くわよー!」
日菜「お、いいねー!行こう行こう!」
美咲「二人とも!走ったら危ないって!」
香澄「有咲、洗ってあげるよ!」
有咲「いや、大丈夫。お前はお前の体洗…「えいっ!」わっ!お、おい香澄!大丈夫って言っただろ!!」
香澄「それじゃありみりんは、私の背中ね〜。」
りみ「OK♪」
有咲「り、りみまで……。って何なんだこの状況は〜〜!!」
花音「……有咲ちゃんの背中を香澄ちゃんが洗って、その背中をりみちゃんが洗ってる……。」
千聖「まるで電車ごっこね……。」
花音「電車ごっこ……。ふふ、可愛い表現だね。」
千聖「……バカにしてない?花音。」
花音「全然バカにしてないよ。可愛いよ。」
千聖「……そう。」
彩「……」ブクブクブク
千聖「ちょっと彩ちゃん、貸し切りだからってそんなはしたないことしないの。仮にもアイドルでしょ?あなた。」
彩「仮なんかじゃなく、私はれっきとしたアイドルだよ!」バシャーン!
千聖「!? あ、彩ちゃん!いきなり立ち上がらないの!」
花音「とりあえず座って、ね?」
彩「……もう。」
千聖「それはこっちのセリフよ。全く、あなたはもう少しアイドルであるという自覚を…「千聖ちゃん、ストップだよ。」か、花音?」
彩「……「ねぇ、彩ちゃん。何か、悩み事してたりしない?」!ギクッ!」
千聖「悩み事?……そうなの?彩ちゃん。」
彩「い、いやー……その……」
花音「彩ちゃん。」
彩「……な、悩み事とは言っても、いまだに自分でもよく分からないことだし……」
千聖「(自分でもよく分からないこと?)……もしかしてそれって、楓のこと?」
彩「!!」ギクギクッ!!
花音「え、空見くん?」
千聖「……図星みたいね。」
彩「……やっぱり、千聖ちゃんにはすぐバレちゃうな〜。」
千聖「あなたが分かりやすいヒントを出すからよ。」
花音「もしかして、空見くんと何かあったの?まさか喧嘩とか…「ううん!全然そういうのじゃないよ!空見くんとはずっと仲の良い友達のままだから、そこは問題なし!」そ、それならいいけど……。」
千聖「そういえば、花音にはこのこと話していなかったわね。」
彩「うーん……。花音ちゃんにも話したほうが、より早く、解決の糸口につながるかなぁ?」
花音「わ、私も、彩ちゃんの力になれるよう協力するよ!」
千聖「……だそうよ、彩ちゃん。」
彩「……分かった!じゃあ、花音ちゃんにも話すね。実は……」
【銭湯 男湯】
楓「……」
翔真「……」
……風呂に入り出して、10分くらい経ったか。
先に20分程で頭と体を洗ったため、残りは入浴タイムだ。
白鷺さんとの相談の末1時間を目安にあがることとしたため、それまではあと30分ある。
……暇だし、地味に長え……。
別に風呂は嫌いじゃないし、むしろこういう銭湯は好きな方だが……それと長風呂かどうかは別だ。
僕の場合、頭と体を洗う時間を含めないと、入浴タイムはだいたい10〜15分だ。
それは普通のお風呂と銭湯とで変わらない。
なので、あと5分くらいしたら丁度いいのだ。
……しかし、こいつと……翔真と入っているときはその丁度いい時間も無意味と化す。
普段こいつは眼鏡かコンタクトをしているのだが、当然風呂や銭湯のときははずしている。
それによって、目がいつもより見えにくくなっているのだ。
つまりそれだとどうなるか。
……銭湯だと、湯気だったり広かったりで尚更視界が悪くなる。
ある程度なら見えるが、壁の上のほうにある時計などだとほぼ見えない。
そこで、僕の出番というわけだ。
翔真は僕と違って長風呂だから、時間を気にせず入っている。(家だと1時間半〜2時間くらい)
それ故に、さっき白鷺さんと決めた目安の時間まで、あとどれくらい入っていられるか、の確認をする必要がある。
そのため僕が、ときおりこいつに時間を教える必要がある。
……つまり僕は、必然的に丁度いい入浴時間を超えて風呂に入ることになる。
……こいつと銭湯に来ると、いつも長風呂になるから、のぼせてきちゃうんだよな……。
そのため、最後の5分くらいは風呂から出て椅子にずっと座っていることも少なくない。
……今日も、そうなるのだろうか……。
翔真「……なぁ、楓。」
楓「! な、何?」
翔真「……あの人達に、あのことは言わないのか?」
楓「……何だよ、あのことって。」
翔真「あのことはあのことだよ。ほら……俺達家族の秘密……っていうか……」
楓「秘密って、お前なぁ……。まぁ、言いたいことは分かったけど。」
翔真「……それで、どうすんだよ?」
楓「もちろん言わねえよ。言うわけねえだろ。まずが、そう軽々しく人に話すことじゃないしな。」
翔真「……それもそうか。」
楓「てか、何で翔真は突然そんなこと聞いたんだよ。」
翔真「……別に。お前ならもしかして言うのかなーって。」
楓「? 何だよそれ。」
翔真「……とにかく、この話は終わり!俺もう出るから。」
楓「え、もう出んのか!?まだ時間あるぞ!?」
翔真「今日は早く上がりたい気分なんだよ。」
……あいつが、長風呂しないなんて……。
今日は雪が降るな……。
……しかし、翔真はどうしてあんなことを……。
あいつがいきなりあんな話するなんて、珍しいよな……。
……まぁいいか。
あいつが何考えてるか分からないなんてことは、長年兄やってればザラだし、なんとなく思い出したかなんかしたから、いきなりあんなことを聞いたんだろう。
そう勝手に解釈しておこう、うん。
……いつもならもう上がるけど、今日はもう少しだけ入ってるか。
【銭湯 女湯】
花音「……それってやっぱり、ヤキモチ、じゃなくて?」
彩「うん……ヤキモチとはちょっと、違う感じがする……。」
千聖「やはり、花音もそう思うわよね。でも、本人はそうじゃないと言っている。……なかなかに難しい問題ね。」
花音「……補習のときは、『いっしょに帰ろう』って言って誘ったけど、用事があるからと断られて、そのときに"もやっ"と……。そしてさっき、空見くんに話しかけようとしたときに他の子と喋っている空見くんを見て、"もやっ"と……。見事に、空見くん絡みだね……。」
彩「あはは……って、笑い事じゃないか……。」
千聖「……そもそも、事象がまた二つしかないというのが、問題なのかもしれないわね。」
彩「! ど、どういうこと?」
千聖「二回の出来事だけじゃ、これじゃないか、そういうことじゃないか、なんてはっきりとは言えないということよ。つまり……」
花・彩「「つまり……?」」
千聖「……言い方が少し悪いけど、その彩ちゃんが"もやっ"とする経験を、増やすしかない。」
彩「……経験を、増やす……。」
花音「で、でも、そんな簡単に増やせるものじゃないんじゃないかな……。これって、気持ちや感情に現れるものだから、増やそうと思って増やせるものじゃ…「もちろん、分かっているわ。だから……その逆をすればいい。」逆を……?」
千聖「彩ちゃん。この伊那日にいる間、あなたは他のみんなより楓と多く行動を共にしなさい。」
彩「え……?」
花音「!」
千聖「二つしかない事象、そのどちらにも当てはまるものとして、"楓が離れた場合に彩ちゃんの心がもやっとする"のだと、私は考えた。だったら、その逆の行動をとればいい。楓といっしょにいる機会を増やせば、あなたがもやっとする瞬間は減少する。そう思わない?」
彩「……まぁ、確かに……。」
千聖「それでも、何かのはずみで"もやっ"とすることがあったら、すぐに私に知らせなさい。いわば、これは検証よ。」
彩「検証……。」
千聖「私と花音も協力して、楓と彩ちゃんが二人になれる機会を作るわ。みんなで行動するときも、極力二人を近くにしたり、楓と彩ちゃん+誰々というふうに、三人だったり四人だったりで行動してもらったり、そのときそのときによって状況は変えるつもりよ。」
彩「……じゃあ私は、ずっと空見くんの近くにいるってことを意識して、残りの日数を過ごせばいいんだね?」
千聖「ええ。フォローは私達に任せて。ね、花音。」
花音「……」
彩「……花音ちゃん?」
花音「……え?あ……う、うん!頑張る!だから、彩ちゃんも頑張って!」
彩「あ、ありがとう……。でも私、ずっと空見くんと行動なんて、できるかな……。私、アイドルだし、もしかしたらってことも……」
千聖「大丈夫よ。その場合も、全力でフォローするから。それに……辛くなったら、いつでも言って。私達も、彩ちゃんに無理はさせたくないから。」
彩「……うん、分かった。でも、たぶん……ていうか絶対、辛くはないと思う。だって……空見くんだもん。空見くんといっしょにいて辛かったことなんて……今まで一度もないから!」
千聖「……そうね。あなたは楓と喧嘩したことないし、いざござを起こしたこともない……。彩ちゃんなら、心配いらないわよね。」
彩「う、うん!(喧嘩……に近しいことなら、したことあるけどね……。)」
千聖「それじゃあ彩ちゃん。明日から、作戦決行よ。」
彩「うん!私、頑張る!……じゃなくて、楽しむ!だって、せっかくの小旅行だもん!」
千聖「小旅行……。ふふっ♪ええ、そうね。」
花音「……「花音ちゃん!いっしょに背中流しっこしよう!」! あ、彩ちゃん……!」
千聖「行ってきたら?花音。私はここで待ってるから。」
彩「え〜?千聖ちゃんもいっしょにしようよ〜。」
千聖「私はもう少しあったまってから行くわ。」
花音「……あはは……。(……気のせい、だよね……。)」
チュンチュン
〜翌日 AM 7:30〜
【おばあちゃん家 楓達が寝ている寝室】
楓「……パチ」
……今、何時だ……?
……7:30……。
なんか、目早く覚めちゃったな……。
楓「……チラッ」
翔真「zzz……。」
花・彩「「zzz……。」」
り・有「「zzz……。」」
みんなはまだ、ぐっすり寝てるか……。
この状況と昨日銭湯から帰ってきた後の出来事を説明するのは後でにするとして、……せっかくだし、起きるか。
……ジャー……
……ガチャ
楓「ふわぁ〜……。」
やっぱまだ眠いかも……。
あと一時間くらい寝…「おや、楓。」!
楓「お、おばあちゃん!お、おはよう……。」
楓のおばあちゃん「おはよう。早起きだねぇ。」
楓「た、たまたま、目が覚めちゃって……。おばあちゃんも早いね。」
楓のおばあちゃん「私はいつも6:00起きだからね。これくらい普通だよ。」
楓「ろ、6:00……。」
そういやおばあちゃんって、いつも早起きしてたっけ……。
この家泊まるの五年ぶりぐらいだから、忘れてた……。
楓のおばあちゃん「……そういえば、もうあそこには行ったのかい?」
楓「え?」
楓のおばあちゃん「あそこだよあそこ。ほら……毎月このくらいの日付になると行ってただろ?」
楓「……!!そ、そうだった!」
楓のおばあちゃん「忘れてたのかい……。なら早く行ってあげな。楓が来てくれるのを待ってるよ。」
楓「……うん。」
そうだ……いつも僕、毎月中旬ぐらいになるといつもあそこに行ってたんだ……。
久しぶりに帰ってきてから、いろいろあって、すっかり忘れてた……。
……忘れてたって知ったら、怒るかな……。
……よし。
早起きしたし、そのことも思い出したし、さっそく行くか。
そうと決まったら、用意用意……。
楓「それじゃあおばあちゃん、行ってきます。」
楓のおばあちゃん「はい、いってらっしゃい。……?一人で行くのかい?」
楓「え、うん。」
楓のおばあちゃん「翔真も呼んであげたら?」
楓「……あいつはいいよ。ぐっすり寝てるとこ起こすと、機嫌悪いし。」
楓のおばあちゃん「そう。……じゃあ、私は朝ごはんの用意してるから、おばあちゃんも元気だよって言っといてくれ。」
楓「分かった。じゃ、行ってくるね。」
楓のおばあちゃん「気をつけてね。」
楓「はーい。」
うっ、今日も暑いなぁ……。
帰りにスーパーでも寄ってアイスかなんか買うか……。
えーっと、確かあそこへの道は……あ、こっちか。
……久しぶりに行くな。
……よし。
とりあえず100話目標にまず頑張ります。