田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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あけましておめでとうございます。(遅えわ)

2024年初投稿です。

今年は何話投稿できるか分かりませんが……できるだけ多く投稿したいと思っています。

何年かかっても、絶対完結させるつもりですので。

というわけで、今年もよろしくお願いいたします。


70話 家族のカタチ

【???】

 

……着いた。

 

キョロキョロ……まぁ、流石にこんな朝っぱらから人はいないか。

 

えーっと、確か場所は……。

 

ああ行って、こう行って……いいや、とりあえず歩けば思い出すだろう。

 

 

 

 

 

えっと、確かここを目印にしてて……。

 

ここを曲がってそのまま真っ直ぐ行くと、左手に……。

 

……あった!

 

良かった、ちゃんと覚えてた……。

 

……いや、逆に忘れるほうがヤバいか。

 

……引っ越しした日以来か、ここに来るのは。

 

 

 

 

 

『空見家之墓』

 

 

 

 

 

楓「……久しぶり。最近来れなくてごめん。この町から引っ越したから、毎月来れなくなっちゃって……。でも、今後も来れるときはちゃんと来るから。……どうしようかな。朝だから誰もいないし……ちょっと話そうかな。主に、引っ越した後のことを。」

 

……やっぱ、翔真のやつを叩き起こしてでも連れてくるべきだったかも……。

 

あいつも、話したいこといっぱいあっただろうし。

 

楓「……翔真は、また後日連れてくるよ。……えっと、とりあえず何から話そうかな……。いろいろ話したいことはあるんだけど……まぁ、順番に話すか。今年の4月から、花咲川学園ってとこに転校したんだけど、これがまさかの女子高でさ。最初は僕もびっくりして、早くも学校行くの嫌になるかもって思ったんだけど、意外とそんなことなくてさ。実は初日からいろいろあって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……?あの子は……。」

 

 

 

 

 

楓「それでさ、お花見のはずがまさかの公民館でライブ!ってなっちゃってさ。もう漫画やアニメもびっくりの超展開でしょ?でも、みんなすごいやる気で……」

 

 

 

 

 

???「……そうか、あの子も私と同じように……。少し様子を見よう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜30分後〜

 

楓「文化祭の後のSPACEラストライブも、すごく盛り上がってさー。ちょっとアクシデントがあって、ある人のライブが観れなかったってのはあるんだけど……でも、それも最後のPoppin'Partyのライブで全部吹き飛んだかな。あの頃は、僕がバンドにハマるなんて……って思ってたけど……今では正直、ハマっちゃってるよ。……お父さんのバンド、しっかり見とけば良かったな……。……!ってもう30分も話してるの!?そろそろ、松原さん達も起きてる頃かな……。ごめんね、僕もう行くよ。まだ話途中だけど、また翔真を連れて来たときに、続き話すね。」

 

時間が経つのって、ほんとあっという間だよなぁ。

 

最後にちゃんとお参りして……。

 

楓「……」

 

…………よし、行くか。

 

楓「じゃあ、行くね。……また来るよ、お父さん、お母さん。」

 

 

 

 

 

うわっ、気づいたらめちゃくちゃ電話来てる!

 

松原さんからもだけど、白鷺さんからすごい数……。

 

急いで戻らないと……「やあ。」?

 

???「……」

 

楓「……え、っと……」

 

???「流石に覚えてないか。最後に会ったのは、お葬式のときだからね。」

 

楓「お葬式の……。あ、そういえばいたような……いなかったような……。」

 

???「大丈夫だよ、無理に思い出さなくても。」

 

楓「……すみません……。」

 

???「……私も、君のお父さんとお母さんのお墓参りに来たんだ。そしたら二人と話してる君を見つけたから、それが終わるまで待っていようと思って…「あ、あのときいたんですか!?」あ、ああ。……まずかったかな?」

 

楓「べ、別に、そういうわけじゃ……。ただ……独り言を、聞かれていたのが……」

 

???「独り言じゃないよ。」

 

楓「え?」

 

???「君はただ、お父さんとお母さんと話していただけだろう?だから、独り言ではないよ。」

 

楓「……ありがとう、ございます……。」

 

???「ははは、いやいや。……それにしても、大きくなったね。私にも君と同じくらいの歳の娘がいるんだが、娘よりも大きい気がするよ。」

 

楓「は、はぁ……。」

 

???「ごめん、帰るところだったんだよね。呼び止めて悪かったよ。」

 

楓「い、いえ!それは全然、大丈夫です……。あの、お墓参り、よろしくお願いします!」

 

???「……ああ。君も、気をつけて帰るんだよ。」

 

楓「は、はい!」

 

???「……本当に大きくなったね。空見、楓くん。お父さんも、きっと喜んでるよ。……そろそろ、私も会いに行くとするか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓達が伊那日にいる間、愛猫マリーのいる楓の家はどうなっているのか……。

 

時は、1日前に遡る……。

 

 

 

 

 

〜1日前 AM 8:15〜

 

【空見家 外】

 

楓「じゃーなーマリー!友希那さんの言うことちゃんと聞くんだぞー!」

 

翔真「マリー!絶対、絶っっ対帰ってくるから、良い子で待っててなー!」

 

牧人「お前、それフラグだぞ……?」

 

 

 

 

 

友希那「……いってらっしゃい、楓、翔真、牧人。」

 

マリー「にゃー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【空見家】

 

友希那「行っちゃったわね、マリー。」

 

マリー「にゃー……にゃっ!ピョン」

 

友希那「あ、マリー?」

 

スタッ

 

マリー「にゃ〜♪」

 

友希那「!?ズッキュウウウン‼︎ ど、どうしたのよ、足にスリスリなんてしちゃって……」

 

マリー「にゃー……にゃ〜ん♪」

 

か、可愛すぎる……。

 

可愛すぎて、歩けないわ……。

 

……今日はこのままずっと、その場で立っているしか……あ、でもそれは流石に無理だわ。

 

この後Roseliaの練習があるから……。

 

マリー「にゃー?にゃー……」

 

……マリーの言葉が分かれば、一歩を踏み出せるのに……。

 

ネコ語翻訳機みたいなの、早く発明されないかしら……。

 

……!

 

そうだわ、こういうときのためのメモじゃない。

 

マリーのお世話の仕方が書いてあるこのメモなら、このスリスリの意味も……。

 

……"ご飯のおねだり"か、"撫でて欲しい時"にするサイン……。

 

ご飯はさっきあげたって楓が言っていたから……きっとこれは後者ね。

 

逃げないように、そっと腰を下ろして……。

 

友希那「もしかして、ずっと撫でて欲しかったの?こんな風に……」ナデナデ

 

マリー「にゃ〜♪」

 

友希那「ふふっ、正解みたいね。」

 

……そういえばクロも、一回私の足にスリスリしてくたことがあったわね。

 

……元気にしているかしら……。

 

マリー「……にゃー?」

 

友希那「! ごめんなさい、撫でる力が弱まってたわね。ほら、これくらいでどう?」ナデナデ、ナデナデ

 

マリー「にゃ〜♪にゃー……♪」

 

友希那「ふふ、リラックスモードね。」

 

もう、可愛すぎてこのまま何時間でも撫で続けていられる気がするわ……。

 

まぁ、この後Roseliaの……(以下略)。

 

……それにしても……。キョロキョロ

 

……、……、……私が提案したこととは言え、本当に楓の家で留守番を任されることになるなんて……。

 

確かに、最初入ったときは少し緊張したけれど、2回目はそこまでではなかった。(何でも2回目のほうがやりやすいと言うものね。)

 

そして今日(と明日)、3回目で私は留守番を……。

 

……自分で提案しておいて言うのもあれだけど、段階を飛ばしすぎじゃないかしら……?

 

いや、でも案外そうでも……「zzz……。」! こ、この寝息は……!

 

マリー「zzz……。」

 

ね、寝ている!

 

マリーが寝ているわ!

 

しかも、私に撫でられたまま!

 

……もう段階とかどうでもよくなってきたわ。

 

今私がやるべきこと、それは……このままマリーを起こさないよう、しゃがみながら撫で続けてあげること。

 

そうすることで、リラックスしながら質の良い睡眠をとることができる……はず!

 

マリーのためなら、何分でも、何時間でも撫で続けてみせるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜AM 9:15〜

 

【CiRCLE】

 

紗夜「……何か言うことはありますか?」

 

友希那「……だ、誰にでもこういうことはあ…「それでいけるとお思いで?」……」

 

リサ「ま、まぁまぁ紗夜、友希那も悪気は…「あなたはいつもそう言って、湊さんを甘やかしているでしょうが、私はそうはいきませんよ。例え湊さんであろうと、守るべきことは守ってもらわなければ。」うっ、正論……。」

 

紗夜「湊さん。こういうときに言わなければいけないこと、ありますよね?」

 

友希那「……わ、悪かっ…「湊さん?」……ごめん、なさい……。」

 

あこ「紗夜さんに正座させられて叱られる友希那さん、初めて見た……。」

 

燐子「たぶん、そんなピンポイントな状況、後にも先にも今回だけだと思うよ……?」

 

紗夜「はい、言えましたね。そしたら次です。……どうして遅れたのですか?」

 

友希那「……い、言えないわ……。」

 

紗夜「言えない?なぜです?」

 

友希那「……」

 

言えない……言えるわけないわ……。

 

マリーを撫でていたら、練習の時間である9:00を過ぎてしまっていたなんて……。

 

完全に私のせいだということは認めるけど……マリーのことは、こんな状況でも、絶対に言えない……。

 

紗夜「……言いなさい、湊さん。」

 

友希那「嫌よ……。」

 

紗夜「あなたに嫌なんていう権利はありません。言いなさい!」

 

友希那「断固拒否するわ。」

 

紗夜「言い方を変えればいいってもんじゃ…「紗夜、ストップ。」い、今井さん!話はまだ……」

 

リサ「友希那がここまで言いたくないのには、何か理由があるんでしょ?」

 

友希那「! ええ、そうよ。」

 

リサ「じゃあ仕方ないや。この話はこれでおしま…「ちょっと待ってください今井さん!仕方ないで済む問題じゃ……」誰にでも一つや二つ、知られたくない秘密があるものだよ〜?それはもちろん、紗夜にも……ね?」

 

紗夜「うっ……。」

 

リサ「そもそも、友希那が練習に遅刻なんて、めったにないことだもんね。……一応聞くけど、野良猫と遊んでたからってことは…「そんなことは決してないわ!」……うん、分かった♪」

 

そう、野良のにゃーんちゃんと遊んでなんていない。

 

野良のにゃーんちゃんとは。

 

嘘は言ってないわ。

 

リサ「というわけだから紗夜、この話はおしまいにして、練習に入ろう。あ、その前に友希那は、一応みんなにもう一回謝ってね。」

 

紗夜「……分かりました。」

 

友希那「わ、分かったわ。……みんな、今日は遅れてしまって、ごめんなさい。」ペコリ

 

紗夜「……次は気をつけてくださいよ。」

 

あこ「あこは、全然気にしてないので大丈夫です!」

 

燐子「遅れてしまった分、練習……頑張りましょう。」

 

リサ「だってさ、友希那。」

 

友希那「……ありがとう、みんな。それじゃあさっそく、練習始めるわよ。みんな、位置について。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜PM 18:30〜

 

【空見家】

 

ガチャ

 

友希那「ふぅ。今日も、有意義な練習だったわ。」

 

 

 

 

 

???「にゃー!」

 

タタタタ……

 

 

 

 

 

友希那「! 今の声!そしてこの足音は……」

 

マリー「にゃ〜ん!」

 

やっぱりマリーね!

 

友希那「ふふ、ただいまマリー。お出迎えしてくれるなんて、とても良い子ね。」ナデナデ

 

マリー「にゃ〜♪」

 

……にゃーんちゃんにただいまと言え、お出迎えしてもらえる生活。

 

楓は、こんな幸せな生活を何日、何ヶ月と送っていたのね。

 

……そう思うと、だんだん妬けてくるわ。

 

友希那「さっきコンビニでお弁当買ってきたから、今日の夕飯はいっしょに食べましょうね。」

 

マリー「にゃーん!」スリスリ

 

友希那「ふふふ、こーら、歩けないわよ。」

 

……まるで、本当にマリーの飼い主になったみたい……。

 

でも、これも今日も明日でおしまい。

 

明後日としあさってはお手伝いさんが来るものね。

 

……ずっと思っていたけれど、お手伝いさんを呼べるなんて、楓の家は相当お金持ちよね。

 

この前だって、曽山さんにホテルのお金を渡そうとしていたみたいだし。

 

友希那「……楓、楽しんでいるかしらね。」

 

マリー「にゃー?」

 

帰省……。

 

どこに、誰と行くか、詳しくは聞いていないけど、確か親は出張で行けないって言ってたわよね……。

 

だから今いっしょに行っているのは、楓の弟と曽山さん。

 

それと、楓の友達……。

 

……そういえば、友達って曽山さん以外にどんな人がいるのかしら?

 

……思えば私、楓にそこのところ何も聞いていないわね。

 

どこから引っ越してきたのか、学校はどこなのか、どんな友達がいるのか、普段学校ではどうなのか……好きな食べ物や、好きなこと、好きな音楽など、そんな他愛もない話も、したことない。

 

……こうして思い返してみると、私、楓のこと何も知らないのね……。

 

何も知らないのに、家に上がってマリーの面倒を見るために留守番をしている……。

 

……ふっ、我ながらおかしな話ね。

 

マリー「にゃー、にゃー。」

 

友希那「! ご、ごめんなさいマリー。……そうね。少し早いけど、ご飯にしましょうか。待ってて、すぐ用意してあげるから。」

 

マリー「にゃ〜♪」

 

友希那「ふふ、分かってるわよ。」

 

おかしな話、おかしな関係……。

 

……やめましょう、こんなこと考えるの。

 

私は今日と明日、マリーの面倒を見がてら、留守番をする。

 

ただそれだけ。

 

それが、今の私の使命。

 

楓のため、そしてマリーのために、その使命を全うするのよ、湊友希那。

 

友希那「マリー。今夜、そして明日もよろしく。」

 

マリー「にゃー?……にゃん!」

 

友希那「ふふ、良い返事ね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、時は翌日、楓がお墓から帰ってきた時間へ……。

 

【楓のおばあちゃん家 居間】

 

花音「本当に心配したんだよ?起きたら空見くんがいなくて……。おばあちゃんに聞こうと思ったら、おばあちゃんもいなくて……。」

 

彩「もう家中探しちゃったよ!とにかく、無事で良かった〜!」

 

楓「いや、そんな大袈裟な…「あなたが連絡の一つでもしておかないから、そんな大袈裟なことになるのよ!」えぇ〜……。」

 

彩「でも、今のは千聖ちゃんに一理あるよ。黙っていなくなるなら、せめてメッセージくらいしてほしかったな。」

 

楓「……ご、ごめん……。」

 

日菜「あはは、朝からさっそく怒られてるねー空見くん。」

 

りみ「それにしても、空見先輩のおばあちゃんはいったいどこに……」

 

楓「うーん……もしかしたら、買い物に行ったのかも。」

 

有咲「か、買い物、ですか?こんな朝っぱらから?」

 

楓「うん。おばあちゃん、買い物は朝か昼に行く派だから。たぶん車乗って、スーパーか何かに行ってるんじゃないかな?」

 

香澄「しかも車で!?」

 

有咲「ほ、ほんとにアクティブだな空見先輩のばーちゃん……。」

 

 

 

 

 

早希「ふわぁ〜。朝から何の騒ぎ?眠れないんだけど……。」

 

 

 

 

 

楓「げっ、起きたのか……。」

 

早希「"げっ"て何?"げっ"て。私が起きてちゃ悪いの?」

 

楓「いや、別にそういうわけじゃ……」

 

こころ「おはよう早希!」

 

早希「! っくりしたぁ〜。まだ起きたばっかなんですから大きな声出さないでくださいよ。」

 

楓「おい早希!弦巻さんに失礼…「大丈夫よ楓!」え?そ、そう……?」

 

こころ「ねぇ早希。これからあたし達と、楽しいことしましょう!」

 

早希「楽しいこと?」

 

こころ「ええ!」

 

花音「こころちゃん……?」

 

千聖「何をする気なのかしら……。」

 

早希「……それ、断っても…「その名も、楓の町案内よ!」……え?」

 

楓「!? え、ちょ、弦巻さん!?僕聞いてないんだけど……!?」

 

こころ「楓にこの町を案内してもらいながら、みんなでいろんなところを散歩するの!どう?楽しそうでしょ?」

 

早希「……別に私、ここら辺は…「それ私も賛成!」え?」

 

香澄「ナイスアイデアだよこころん!みんなでいろいろお話ししながら歩けば、絶対楽しいし、距離も縮まるよね!」

 

こころ「ええ!きっと楽しい時間になるわ!」

 

美咲「あー、こころになんか火がついちゃった……。」

 

千聖「それなら、曽山さんと翔真くんも呼びましょうか。あの2人にも、町案内を頼んでいたところだから、丁度いいわ。」

 

楓「え、そうなの……?じゃあ僕は…「もちろん楓もやるのよ。」ニコッ ですよねー……。」

 

彩「町案内……つまり伊那日観光だよね!私も行きたい!」

 

りみ「私も、空見先輩が生まれ育った町にどんなものがあるのか、いろいろ見てみたいです!有咲ちゃんも行こう!」

 

有咲「……まぁ、これは間違いなく全員行く流れだからな……。」

 

日菜「じゃああたし、寝てる曽山くんと翔真くん起こしてくるねー!」

 

千聖「あ、ちょっと待っ……もう、日菜ちゃんったら。」

 

早希「ちょ、ちょっと待って!私はまだ行くなんて…「早希ちゃん!」!」

 

彩・千「「花音(ちゃん)……?」」

 

花音「……私、この町のこと、もっといろいろ知りたい。そして……空見くんや、早希ちゃんのことも。」

 

楓「!」

 

早希「……な、何言って…「早希ちゃんがどうしてみんなのことを嫌ってるのかは分からない……。でも、なんとなく早希ちゃんは……みんなと仲良くしたい、そう思ってる気がするの。」なっ……変なこと言わないで!私は別に……」

 

花音「引っ越した後の空見くんのこと、知りたくない?」

 

早希「え……?」

 

花音「私や……みんなと会って……本当にいろんなことがあったんだ。空見くんのあんな一面や、こんな一面も見れて……。すごく、思い出に残ってる。」

 

早希「……何、脅しのつもり?悪いけどそんなもの、私には何も…「じゃあ、空見くんが花咲川っていう女子校に転校してきた日のことも、知らなくていいんだね。」!? は?じょ、女子校!?転校!?」

 

楓「……松原さん、いったい何の話を……」

 

彩「……」

 

花音「……その反応、もしかして知らなかったの?」

 

早希「……何で……?どういうこと……?女子校に転校って、そんなの、許されるわけ……。」

 

花音「……ま、早希ちゃんにはどうでもいいことか。ごめんね、今の話は忘れて?」

 

早希「!」

 

花音「空見くん。早希ちゃんは行かないみたいだから、私達で…「待って。」……」

 

早希「……行く。」

 

花音「……何?聞こえない…「私も行くっつってんの!!……別に、あんたに唆されたからじゃないから!!ちょっと外の空気を吸いたくなっただけだから!!」……そっか。」

 

楓「え……お前、行くの…「だから行くってば!」……嫌なら無理に来なくても……」

 

早希「嫌じゃない!!行くったら行くの!!」

 

楓「えぇ〜……?」

 

彩「……花音ちゃん、どんな魔法使ったんだろう?」

 

香澄「……よく分かりませんけど、これで早希ちゃんを説得できました!よーし、頑張って話すぞー!」

 

有咲「ほどほどになー。」

 

日菜「2人呼んできたよー!」

 

牧人「うぅ、寒っ……。朝はやっぱ冷えるなぁ……。」

 

翔真「同感……。」

 

楓「……なんか、ドンマイ……。」

 

千聖「……そ、それじゃあ、10分後に出発しましょう。各自身支度の準備を整えたら、またこの居間に集合よ。」

 

『『『はーい!』』』

 

香澄「何待って行こうかなー?」

 

こころ「あたし、ミッシェルを呼んでくるわ!」

 

美咲「(ヤバ!)えーとえーっと…「ミッシェル、外の庭に準備しております。(小声)」……いつも本当にご苦労様です。」

 

日菜「ていうか2人とも、寝癖すごいよー!」

 

牧人「誰のせいだと思ってるんすか。」

 

翔真「寝てたい……。」

 

りみ「いろんな写真撮って、お姉ちゃんやおたえちゃんと沙綾ちゃんに送ってあげようよ。」

 

有咲「おぉ、いいんじゃね?」

 

彩「ねぇねぇ花音ちゃん。どうやって早希ちゃんを説得したの?」

 

花音「え?うーん……内緒♪」

 

彩「え〜!気になるよ〜!」

 

花音「ふふ、気が向いたら教えてあげるね……よし、それじゃあ私も…「ちょっと。」? なぁに?早希ちゃん。」

 

早希「……さっきので私、あんたのこと超嫌いになったから。」

 

花音「……それを言うためだけにわざわざ呼び止めたの?」

 

早希「っ!!あんた……ほ、ほんとに、このっ……!!」

 

千聖「(……花音と早希ちゃんだけ、みんなのとき以上にバチバチしてる気がするわ……。)」

 

花音「(やっぱり思ったとおり……。鎌をかけて正解だったな。……ちょっと心苦しいけど、でも……私は知りたい。空見くんと早希ちゃん、2人の本当の関係を。)」

 

 

 

 

 

早希『何でわざわざ追いかけてきたの。私とあんたは、ただの他人じゃん。』

 

楓『そうだけど……一応僕とお前は……兄妹だろ。』

 

 

 

 

 

早希『……はぁ。何で私、あんたなんかと兄妹になっちゃったんだろう。』

 

楓『仕方ねえだろ。僕も当時はびっくりしたけど……。』

 

 

 

 

 

 

花音「(そのためなら私は……例え、早希ちゃんに嫌われても……)」

 

楓「……松原さん?」




ドリフェスは安定のドブフェス……ではなく、持ってない星四が結構出ました。

個人的には初期星四の瑠維さんが一番嬉しかったですね。(あとつくしちゃんだけで初期星四モニカ揃う……。)
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