田舎から引っ越してきた僕と個性的な人達   作:知栄 砂空

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どうも、知栄砂空です。

これも前回の7話同様、以前投稿したものを消し、それのタイトルを変えて再び投稿したものです。

詳しい理由は前回の前書きに書いてあるので、知りたい方はそちらをご覧ください。

という話はおいといて。

TwitterでガルパとJINSの書き下ろしコラボイラストが公開されましたね。

……はぁ。

やっぱあのシルエットは花音ちゃんだったか。

まぁTwitterでみんな予想してたから、そうなのかなとは思ってたけど。

……運営さん。

あのめちゃくちゃ超絶可愛すぎるメガネ花音ちゃん。

……ちゃんとカード配布してくれるんですよね!?

WEGOコラボのときは2回とも配布してくれたから、今回ももちろん配布してくれますよね!?

信じてますよ!?運営さん!

てか、紗夜さんも来るとは予想してなかったw。

メガネ花音ちゃんとメガネ紗夜さん……いいなw。


8話 全てはこの一瞬の出来事から始まった

【花咲川女子学園 廊下】

 

楓「……」

 

紗夜「……」

 

燐子「……」

 

……どうしよう。

 

……気まずすぎる……。

 

現在僕と氷川さんと白金さんは、右に氷川さん、真ん中に白金さん、左に僕、という感じで横に並んで歩いている。

 

昨日のあの1件があってから、僕と氷川さんの間には不穏な空気が流れている。

 

そのことは、今ここにいる白金さんはもちろん、松原さんや白鷺さん、丸山さんも薄々感じ取っているはずだ。

 

燐子「……ひ、氷川さん。そろそろ、空…「雨、降らないといいわね、白金さん。」え?は、はぁ……。」

 

紗夜「……」

 

燐子「……そ……空見さんも、氷…「いざお花見するぞっていうときは、晴れてるといいんだけど……。」……そ、そうですね。」

 

楓「……」

 

燐子「(……はぁ。こんなとき、あの人だったら……。)」

 

……てか氷川さん、さっきは圧までかけて待ってろって言ったくせに、いまだに何も言ってこないんだが?

 

それどころか、氷川さんと白金さんが用事終わって教務室から出てから今まで、僕も目も合わせようとしないんだが??

 

何なの?

 

じゃあ何のための『用事が終わるまで、そこで待っていてください。』だったの?

 

もしかしなくても僕、ただたぶらかされただけ?

 

……そう思ったら、なんかだんだん腹立ってきた……。

 

……あぁもうやめよやめよこんなこと考えるの。

 

はぁ……。

 

……お、いろいろ考え事してたら2-A見えてきた……ってあれ?

 

教室、電気ついてない……。

 

あ、よく見たら隣の2-Bも……。

 

……みんな、もう行ったのか。

 

あれ?でもそしたら、松原さんと白鷺さんと丸山さんは……。

 

 

 

 

 

???「あ、帰ってきたよ!」

 

 

 

 

 

楓「!」

 

花音「あ、お帰り。空見くん、紗夜ちゃん、燐子ちゃん。」

 

千聖「3人とも、お疲れ様。」

 

2人ともいないと思ったら、電気が消えた2-Aの教室から出てきた……。

 

楓「あ、あれ?……まだ、教室にいたの……?」

 

花音「? うん、もちろん。何で?」

 

楓「いや、だって……電気、消えてたから……」

 

千聖「わざと消したのよ。教室に3人しかいないのに、ずっと電気点けてたらもったいないでしょ?」

 

楓「あ……確かに……。ん?3人?」

 

彩「ちょっと空見くん!私もいること忘れないでよ〜!」

 

楓「丸山さん!い、いや、別に忘れてたわけじゃ……」

 

紗夜「……丸山さんは隣の教室にいると思った。」

 

楓・彩「「!」」

 

紗夜「そんなところですか?」

 

楓「……はい。」

 

そんなところも何も、一字一句合ってる……。

 

彩「え……そうなの?」

 

楓「うん……。」

 

彩「……っ〜〜///!!ご、ごめん空見くん!私早とちりしちゃった〜///!」

 

楓「だ、大丈夫だよ丸山さん。大丈夫だから落ち着いて……」

 

燐子「氷川さん……。」

 

紗夜「……何ですか?白金さん。」

 

燐子「ふふっ……いえ、何でも。」

 

紗夜「?」

 

花音「日誌、先生に渡せた?」

 

楓「う、うん、バッチリだよ。」

 

花音「ふふ、そっか。」

 

彩「……よ、よーし!それじゃあみんな集まったというわけで、私達も花美ヶ丘公園に向かってしゅっぱーつ!」

 

千聖「あら、復活したわね、彩ちゃん。」

 

燐子「は、張り切ってますね……丸山さん。」

 

紗夜「よほど楽しみだったんですね、お花見が。」

 

彩「えへへ……。それもあるけど、みんなでいっしょに歩いてお花見会場に行くのが楽しみだから、ってのもあるんだよ。もちろん、その後のお花見をみんなでするのも、すごく楽しみ!」

 

花音「"みんなと"っていう部分が重要ってことだね。」

 

彩「そう!まさにそういうことだよ花音ちゃん!」

 

紗夜「……ふふっ。そんなふうに言ってもらえるなんて……嬉しい限りです。」

 

燐子「はい、ほんとに……。」

 

千聖「彩ちゃんらしいわね。」

 

丸山さん、なんとか元気出たみたい。

 

このままのテンションで、お花見までいければいいけど……。

 

……あぁ!

 

楓「いけね!荷物、教室に置いたままだっ…「これのこと?」え?あ……。」

 

千聖「そうなるだろうと思って、準備しておいてあげたわよ。」

 

楓「あ、ありがとうございます……。」

 

千聖「紗夜ちゃんと燐子ちゃんみたいに、荷物を持って行けば手間が省けたのよ。まぁもう今更だけど。」

 

楓「あ、確かに……。」

 

花音「まぁまぁ千聖ちゃん……。」

 

千聖「さっ、私達も早く行くわよ。……それとドア、ちゃんと閉めなさいよ。」

 

楓「あ、はい。……ガラガラガラ」

 

花音「……ガラガラガラ」

 

楓「あ、ありがとう松原さん。」

 

花音「ううん、いいよ。」

 

楓「……今日、ちゃんと花見できるかな?」

 

花音「うーん、どうだろ……。でも、天気予報は外れることもあるから、もしかしたら、ね?」

 

楓「あぁ、そっか。……外れるといいね。」

 

花音「うん……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校を出て歩き始めてから、20分ぐらいが経った。

 

現在の時刻は11:00過ぎくらい。

 

今僕達は、大きな橋を渡っている。

 

橋の下には大きな川が流れており、川沿いで釣りをしている人もいれば、川の向こうでボートに乗っている人もいる。

 

彩「うわ~!綺麗な川だね~!」

 

千聖「彩ちゃん、そんなに身を乗り出したら危ないわよ。」

 

彩「大丈夫だよー。あ、見て!魚がいたよ!」

 

燐子「魚……。いっぱい……いますね、氷川さん。」

 

紗夜「ええ、そうね。こんなところに、このような場所があったなんて、知らなかったわ。」

 

彩「あ、釣りをしてるおじさんが手振ってくれた!おーい!」

 

千聖「ちょっと彩ちゃん!……はぁ、全くもう。」

 

彩「あ!今度は魚が跳ねた!あ、こっちにも!……!そうだ!この光景を写真に撮って、あとでSNSにあげよっと♪」

 

丸山さんは、教室を出てからずっと、こんな風にしゃべりっぱなしだ。

 

他の3人は、丸山さんの話に相づちを打ったり、何かコメントしてあげたりしている。

 

たまに3人のほうから話題を出したりもしているようだ。

 

ちなみに僕と松原さんは、4人の後ろをついていくような形で歩いている。

 

もちろん僕達も話したりするが、松原さんはほぼ話しかけてくれる側で、僕はほぼ話しかけられる側だ。

 

花音「ふふ。楽しそうだね、彩ちゃん。」

 

楓「うん。」

 

……はい、これで1つの会話終わり。

 

ご覧の通り、丸山さん達と比べて僕と松原さんの会話は極端に短い。

 

なぜかって?

 

……だって、話すことがないんだもん。

 

まぁ、ショッピングモールに行ったときはいろいろあったけど。

 

こういう場だと、話すことが何にもないんだよ。

 

さっき、話す内容を頑張って考えて話しかけてみたんだけど。

 

 

 

 

 

楓『……まだ、曇ってるね。』

 

花音『そう、だね。』

 

楓『……』

 

花音『……』

 

 

 

 

 

こんなんで会話終了だもん。

 

……丸山さんて、すごいね。

 

 

 

 

 

……ポタ

 

ん?

 

今なんか、水が落ちてきたような……。

 

 

 

 

 

ポタ……ポタ……

 

 

 

 

 

……ザー……!!!!

 

あ、降ってきちゃった……。

 

彩「わぁ~!雨が降ってきた~!」アタフタ

 

千聖「彩ちゃん、雨が降ったぐらいで騒がないの。ほら、私の傘に入りなさい。」バサッ!

 

彩「あ、ありがとう千聖ちゃん!」サッ

 

紗夜「雨、やっぱり降ってきてしまいましたね。」バサッ!

 

燐子「……す、すみません、氷川さん……。」

 

紗夜「? 白金さん、傘は……あ……。」

 

燐子「傘……入れてもらえませんか?……教室に、忘れてきて……しまって。」

 

紗夜「ふふっ。ええ、もちろん。……白金さんでも、忘れ物をするなんてことがあるのね。」

 

楓「よっ、と。」バサッ!

 

傘持ってきといて良かった~。

 

……あれ?

 

楓「ふぇぇ~。」

 

楓「……松原さん、傘は?」

 

花音「え?あ、えっと……実は、家に忘れてきちゃって……。」

 

楓「そ、そうなんだ……。」

 

花音「も、もし迷惑じゃなかったら……空見くんの傘に、入れてもらえないかな?」

 

松原さんは、少し目をそらしながらそう僕に言った。

 

そう言ったときの松原さんは少し顔を赤らめているようにも見えて……。

 

なぜ松原さんがこんな反応をしているのか、僕にはすぐに分かった。

 

楓「も、もちろん!はい。」サッ

 

花音「あ、ありがとう。」

 

そして松原さんは、僕の右隣に入った。

 

花音「……なんかこういうの、緊張、するね。」

 

楓「う、うん。」

 

楓・花「「……///。」」

 

やっぱり、慣れない……。

 

相合い傘状態は、この前の白鷺さんに続いて2回目だけど……。

 

気のせいか、前より緊張感が増している気がする……。

 

花音「……///。」

 

松原さん、さっきからずっと黙ったままだな……。

 

……他のみんなは、どうしてる……。チラッ

 

彩・千・紗・燐『『『……』』』ジー

 

……気のせいかな?

 

なんかみんなの視線が、冷たい気がする……。

 

僕、何もしてないよ?

 

彩「(空見くんと相合い傘……。私もあれをすれば、もっと空見くんと仲良くなれるかな?)」

 

千聖「(楓はやっぱり、こういうシチュエーションに弱いのね。ま、それは花音も同じみたいだけど。)」

 

紗夜「……」

 

燐子「(松原さん……。だ、大胆……です///。)」

 

それにしても、雨降るの早かったなー。

 

予報では午後からって言ってたのに……。

 

……もう、会場に着いてる人いるのかな?

 

お花見の会場である、花美ヶ丘公園に。

 

千聖「えーっと、次はこの道を……」ピラッ

 

そういえば、さっきから白鷺さんが見てるあれって……。

 

花音「どうしたの?空見くん。」

 

楓「あ、いや……今白鷺さんが見てるあれってさ……」

 

花音「あれは、地図だよ?」

 

楓「地図?」

 

千聖「うん。今私達が向かってる、花美ヶ丘公園までの地図。ガサゴソ……ほら、これ。今朝みんなに配られて……。空見くんも持ってるよね?」

 

楓「……アセダラダラ」

 

花音「え、空見くん?……もしかして……」

 

千聖「花音、どうしたの?何かあった?」

 

花音「あ、ううん、私じゃなくて……チラッ」

 

千聖「? 楓?」

 

楓「……あの、僕……地図……」

 

千聖「地図?……まさかあなた……。」

 

楓「……教室に、忘れてきちゃいました……。」

 

千聖「……はぁ、やっぱり……。全く、普段からきちんとしていない証拠よ。」

 

楓「すみません……。」

 

花音「……あれ?でも確か、空見くんの荷物って……」

 

楓「え?……あ、そういえば……」

 

彩「何々?どうしたの?」

 

 

 

 

 

楓『いけね!荷物、教室に置いたままだっ…『これのこと?』え?あ……。』

 

千聖『そうなるだろうと思って、準備しておいてあげたわよ。』

 

楓『あ、ありがとうございます……。』

 

 

 

 

 

楓「……僕の荷物って、白鷺さんが準備してくれたんじゃ……チラッ」

 

千聖「……」

 

紗夜「そうなんですか?」

 

燐子「優しい、ですね……。」

 

花音「……千聖ちゃん……。」

 

千聖「……コホンッ。ま、まぁ、誰にでも失敗はあるわよね……。」

 

楓・花「「……」」

 

千聖「……み、みんなはちゃんと持ってきているわよね?この地図。」ピラッ

 

楓・花「「逃げた(ね)……。」」

 

紗夜「はい、もちろんです。」スッ

 

燐子「私も……ちゃんと、あります。」サッ

 

彩「……」

 

千聖「……彩ちゃんは?」

 

彩「あ、あはは……忘れてきちゃった……。」

 

千聖「……」

 

彩「あ……ご、ごめ…「つ、次は気をつけましょうね、彩ちゃん。」!? う、うん……。」

 

楓「こういうパターンもあるんだ……。」

 

花音「まぁ、今回は流石に……ね?」

 

今回は自分にも落ち度があったため、同じく地図を忘れてきてしまった丸山さんを責められない白鷺さんであった。

 

珍しいこともあるもんだ……。

 

千聖「さ、さぁ、気を取り直して進みましょう。集合時間も遅くても12:00までと決められているのだから、のんびりはしていられないわよ。」

 

12:00まで……。

 

まだ50分以上あるし、流石にそれまでには着くだろう。

 

……よほどのことがない限りは。

 

 

 

 

 

……が、今思えば、この言葉はフラグだった。

 

 

 

 

 

ビュッーーー!!!

 

千聖「きゃっ!な、何よいきなり!」

 

紗夜「くっ……!?きゃっ!」

 

彩「……うわっ!」

 

突然とてつもない強風が吹き、そのせいでこの場にいる6人が一斉に目をつぶった。

 

ビュッーーー!!!

 

……ヒュ--!!

 

……ヒュ~!

 

……ヒュ~。

 

……。

 

……全て、ほんの一瞬の出来事だった。

 

強風が去り、僕達は目を開けた。

 

その目には、吹き飛ばされてぼろぼろになって落ちている3つの傘と、吹き飛ばされたうえに雨に濡れてぐしゃぐしゃになって落ちている4枚の地図が映っていた。

 

彩「……ど、どうしよう……。」

 

千聖「嘘、でしょ?」

 

花音「そ、そんな……地図が……。」

 

燐子「こんな……ぐしゃぐしゃに……。」

 

紗夜「……」

 

みんなが口々に、自分の思ったことを告げた。

 

花音「……」

 

僕も何か言おうと思ったが、あまりに突然の出来事に、言葉が出なかった。

 

花音「……空見くん。」

 

楓「……!」

 

花音「どうしよう……。」

 

松原さんは、目に涙を浮かべながら、僕のほうを見た。

 

その瞬間、僕の胸が急に痛くなった。

 

……こんなことになるなんて、誰も予想できないよ……。

 

楓・花・千・彩・紗・燐『『『……』』』

 

その後は、誰も言葉を発さなかった。

 

いや、発せなかったというべきか。

 

……僕達は、ぼろぼろ、ぐしゃぐしゃになって落ちている傘と地図を、ただ雨に濡れながら見つめることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その頃、花美ヶ丘公園では~

 

ザーー!!

 

ザーー!!

 

ザーー!!

 

橋山「……はぁ。全然止む気配ないなー。」

 

音羽「そうですねー。」

 

現在私と橋山と宮村は、公園内のテラスにいる。

 

もうここへは何班か到着しているが、外はこの通り大雨が降っている。

 

今、既に公園に到着している班は、みんなこのテラスに入って待機中だ。

 

橋山「てか雨、さっきより強くなってね?」

 

音羽「確かに。これじゃ雨というより、大雨ですね。」

 

生徒A「お待たせー。」

 

生徒B「みんなの分の飲み物も、買ってきたよー。」

 

橋山「お、サンキュー。」

 

この2人は、私達と同じ班の子だ。

 

どうやら、トイレに行ったついでに私達の分の飲み物もいっしょに買ってきてくれたらしい。

 

生徒A「橋山さんはコンポタ、宮村さんはコーヒー、浅井さんはココアでいいんだよね。」

 

橋山「うん。ありがとね、2人とも。」

 

生徒B「いいっていいって。」

 

生徒A「ねぇ、いろいろ話そうよ。せっかく同じ班になったんだから、仲良くなりたいし。」

 

橋山「おー、賛成!」

 

音羽「私もです!」

 

美菜「……」

 

生徒A「……浅井さん。さっきから何も喋んないけど、どうかしたの?」

 

美菜「え?あ、いや、別に。」

 

橋山「浅井~、さては、空見のこと考えてたな~?」

 

美菜「うん、考えてた。」

 

音羽「即答、ですか……。」

 

生徒B「ねぇねぇ。……浅井さんってもしかしてさ、……空見さんと、これ、なんじゃないの?」

 

ハートマーク……。

 

美菜「んなわけないでしょ。空見はただの友達だよ。」

 

生徒B「え~、ほんとに~?」

 

美菜「……はぁ、携帯で連絡がとれればなー。」

 

生徒B「無視!?」

 

橋山「あ、それな~。ったく何だよ先生、お花見を楽しむために、今日1日は先生達が携帯を預かりますって。」

 

音羽「ご最もです!この世の中、携帯がないといろいろ不便ですもんね。私が先生に聞いてみたところ、今日1日携帯は、職員室の金庫の中にしまっておくそうですよ。」

 

橋山「マジ!?うわー、ないわー。」

 

美菜「……それとこの公園までの道、めちゃくちゃ複雑だったよね。」

 

生徒A「そうそう!私も浅井さんと同じこと思ってた!だって見てよこれ!」バッ!

 

橋山「おー、めちゃくちゃ書き込んでるじゃん。」

 

生徒A「まずが分かりにくいんだよね、この地図。1つの道がめっちゃ細いし、建物や道の名前とかめちゃくちゃ細かく書いてあるけど、小さくて読みづらいし。ほんと、誰が作ったんだよこんな地図、って感じ。」

 

生徒B「先生なら、学校から公園までの道に矢印でも引いといてくれりゃいいのに、道は先生の言ったことをメモしとけ、なんてさ。ひどいにもほどがあるよね。」

 

生徒A「私はなんとか聞き取って矢印書き込んだから大丈夫だったけどさ。さっきいろんなやつに聞いてみたら、やっぱり聞き取れなかったやつが多かったみたいだよ。」

 

生徒B「だって道順言ったの、あのじじいだよ?もう60過ぎの。声はちっちゃいし、言葉は途切れ途切れだし。授業中ちょっとしゃべったぐらいで怒鳴るし、授業中じゃなくても廊下をちょっと走ったぐらいでめちゃくちゃ怒鳴るし。」

 

生徒A「ほんとあのじじい、みんなからの嫌われ者だよね。私もあいつ、大っ嫌い!」

 

あの先生、ボロくそ言われてるじゃん。

 

まぁ私も、聞きりにくかったってのだけは、否定しないけど。

 

橋山「てか、いきなりどうしたん?浅井。」

 

美菜「いや、別に。」

 

ただ、ちょっとだけ嫌な予感がしたんだよね。

 

……私の気のせいかもしれないけど。

 

……さっ、ココア飲も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「はぁ……はぁ……ひとまず、あそこで雨宿りさせてもらいましょ。」

 

そう言って白鷺さんが指差したのは、何かの建物の屋根。

 

それを見た僕達は、すぐにその屋根の下へ走っていった。

 

彩「……あ~あ、すごい濡れちゃったよ……。」

 

紗夜「でも、これでなんとか、雨宿りする場所は確保できたわね。」

 

燐子「……くしゅんっ!はっ!す、すみません///。」

 

千聖「いいのよ。それより大丈夫?燐子ちゃん。」

 

燐子「は、はい。少し、冷えるだけですので……。」

 

千聖「少し冷えるだけって……それ全然大丈夫じゃないじゃない。」

 

花音「……くしゅんっ!」

 

紗夜「! ま、松原さんまで……!」

 

花音「わ、私も、大丈夫だから。……くしゅんっ!さ、寒い……。」

 

楓「……」

 

どうやら松原さんも、大丈夫ではないようだ。

 

まぁ、それもそのはずだ。

 

さっきまで普通の雨だったものが、今では大雨。

 

そのせいでみんな、上から下まで全部びしょ濡れだ。

 

しかも運が悪いことに、今は冷風が吹いている。

 

雨に濡れているうえに、冷風が当たる。

 

春にも関わらず、驚異的な寒さだ。

 

……地獄と言ってもいいぐらいの。

 

彩「うぅ、手袋欲しいよぉ……。」プルプルプル

 

紗夜「我慢してください、丸山さん。寒いのは、みんな同じなんですから。」プルプルプル

 

彩「そ、そんなこと言ったって~。」プルプルプル

 

燐子「か、カイロが、欲しい……です。」プルプルプル

 

千聖「ごめんなさい。あいにく、カイロは持ってないのよ。」プルプルプル

 

燐子「! べ、別に、白鷺さんが謝ることじゃ……。」プルプルプル

 

花音「さ、寒いよ……。空見くん……。」プルプルプル

 

楓「う、うん……うっ、寒っ!」プルプルプル

 

だ、ダメだ……。

 

このままじゃ、マジでヤバイかも……。

 

何か……何か、ないか……、あ!

 

楓「そうだ!ゴソゴソ……」

 

花音「? 空見くん、ど、どうしたの?」プルプルプル

 

楓「……!あった!」サッ!

 

彩「空見くん、それは?」

 

楓「あったかいお茶だよ。朝お母さんが、弁当といっしょに置いといてくれたんだ。いらないと思ったけど、持ってきて正解だったよ。」

 

僕がカバンから取り出したのは、ごく普通の黒い水筒だ。

 

さっきも言った通り、実は今日の朝、お母さんが弁当といっしょに置いといてくれたのだ。

 

いらないとは思ったが、せっかく用意してくれたので弁当といっしょにカバンに入れて持ってきていた。

 

その結果、今まさにお母さんが用意してくれた水筒が役に立つときがきたということだ。

 

楓「松原さん。これ、みんなで回し飲みしようよ。」

 

花音「え?……でも、いいの?」

 

楓「もちろん。あったかいお茶でも飲めば、少しは寒くなくなると思うし。どうですか?白鷺さん。」

 

千聖「……確かに、楓の言う通りね。じゃあ最初に楓が飲んで、次は花音、その次は私、というふうに、順番に飲むことにしましょう。」

 

楓「あ、僕は一番最後でいいですよ。」

 

紗夜「!?」

 

花音「? どうしたの?紗夜ちゃん。」

 

紗夜「へ?あ、いや、別に……。」

 

燐子「(氷川、さん?)」

 

千聖「え?いや、でも…「僕は一番最後でいいですから。先にみんなで、好きなだけ飲んでください。」……そ、そう?」

 

楓「はい。あ、でも、僕の分ちゃんと残しといてくださいよ?」

 

千聖「ええ、それはもちろん。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかしら。ね、花音。」

 

花音「ふぇ?あ、う、うん、そうだね。」

 

楓「じゃあ、はい。松原さん。」

 

花音「あ、うん。ありがとう。」

 

紗夜「(……みんな、今の空見さんの言葉で、何にも気づいてないのかしら?)」

 

千聖「……」

 

燐子「……」

 

彩「……花音ちゃん、飲まないの?」

 

花音「え?あ、う、ううん、飲むよ?……じゃ、じゃあ空見くん、いただきます。」

 

楓「? うん。」

 

花音「……ゴクゴクゴク……」

 

楓「……」

 

花音「……はぁ、美味しかった。」

 

千聖「どう?花音。少しはあったまった?」

 

花音「うん。じゃあはい。次、千聖ちゃん。」

 

千聖「ありがとう、花音。それじゃあ、頂くわね、楓。」

 

楓「は、はい。(松原さんも白鷺さんも、いちいち断りなんか入れないでそのまま飲めばいいのに。)」

 

千聖「……」ゴクゴクゴク……

 

楓「……」

 

千聖「……ふぅ、やっぱり暖かいものを飲むと、体があったまるわね。はい、燐子ちゃん。」

 

燐子「あ、ありがとうございます。……ゴクゴクゴク……」

 

紗夜「(……白金さんも、気づいていないみたいね……。どうしてみんな、気づかないのかしら。)」

 

燐子「……ふぅ、あったまりました。では次は、丸山さん、ですね。」

 

彩「ありがとう、燐子ちゃん♪いただきまーす♪ゴクゴクゴク……」

 

燐子「……」

 

ゴクゴクゴク……

 

紗夜「……」

 

ゴクゴクゴク……

 

……ん?

 

花・千「「(……彩ちゃん、ちょっと飲みすぎじゃない(かな?)かしら。)」」

 

彩「……ぷはぁ!美味しかった!はい、紗夜ちゃん。」

 

紗夜「! え、ええ。」

 

彩「紗夜ちゃん。ゴクッていっちゃっていいよ、ゴクッて。」

 

紗夜「ご、ゴクッ、ですか?」

 

千聖「紗夜ちゃん。彩ちゃんの言うことは聞かなくてけっこうよ。」

 

彩「え~!千聖ちゃんひどいよ~!」

 

その前に、ゴクッていったら僕の分がなくなっちゃうような……。

 

まぁ、氷川さんだから大丈夫か。

 

紗夜「(ご、ゴクッ……。! だ、ダメですダメです!この後、空見さんがこれを飲むんですから。……かと言って、ここで飲まなかったら……。)」

 

楓「……氷川さん、飲まないんですか?」

 

紗夜「! い、いえ、もちろん飲みます。」

 

楓「そ、そう、ですか。」

 

紗夜「(は、早く飲まないと……。で、でも、これを飲んだら……空見さんと、か……か……関、接…「あら?あなた達、ここで何してるの?」!!)ゴクゴクゴク……!!」

 

千聖「! も、もしかして、この建物の中の人ですか?」

 

???「え、ええ、そうだけど……。」

 

紗夜「……ぷはぁ!はぁ、はぁ、はぁ……。」

 

彩「おぉ……。紗夜ちゃん、ゴクッっていったね~。」

 

スッ

 

彩「あ、空見くんに渡してってこと?はい、空見くん。」

 

楓「あ、わざわざありがとう、丸山さん。……あれ?」

 

花音「? どうしたの?空見くん。」

 

僕は渡された水筒に違和感を感じ、ふたが開いた状態で水筒を逆さまにしてみた。

 

が……。

 

花音「!? そ、空見くん!?何を…「ない。」……え?」

 

楓「お茶が……ない。」

 

花音「え?」

 

花・彩「「えぇぇぇ~~~!?」」

 

燐子「……チラッ」

 

千聖「……紗夜ちゃん。まさかとはおもうけど……。」

 

紗夜「し、知らないわ///。」プイッ

 

???「……!もしかしてあなた達、ここで雨宿りしてるの?」

 

千聖「まぁ、はい……。……!す、すみません!勝手に、雨宿りなんかして……。」

 

???「あぁいや、別にいいのよ。……それより、雨宿りするなら、中に入らない?」

 

千聖「え?」

 

僕の分の、お茶が……。

 

飲みたかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【建物の中】

 

彩「う~、あったか~い!」

 

???「今エアコンつけたからね。あ、カバンはそこら辺の机に置いといて大丈夫よ。」

 

千聖「ありがとうございます。」

 

佳子「いいわよ、礼なんて。あ、私はこの公民館の館長をしている、大塚(おおつか)佳子。気安く佳子って呼んでいいからね。」

 

僕達が雨宿りさせてもらっていた何かの建物の正体は、この地域の公民館だった。

 

これはさっき、大塚さんが教えてくれたことだが、実は屋根の上とか建物の外壁に、大きく“公民館”と書いてあったらしい。

 

雨宿りに夢中で全っ然気づかなかったよ……。

 

佳子「その制服ってことは、あなた達、花咲川女子学園の生徒ね?」

 

千聖「はい。私達、これからお花見に行くところだったんです。」

 

佳子「お花見?こんな大雨の中?」

 

千聖「あ、えっとそれは……「お、お花見の会場である花美ヶ丘に公園向かってる途中に……雨が、降ってきてしまって。」! あ、ありがとう、燐子ちゃん。」ボソッ

 

燐子「い、いえ。」ボソッ

 

佳子「そうだったの。花美ヶ丘公園に……。あ、でも、傘をさせば良かったんじゃ……」

 

千聖「それが、無理なんです。」

 

佳子「無理?どうして?」

 

千聖「あれ、見てください。」

 

佳子「? ……あ……。」

 

千聖「突然の強風で、3本もあった傘が3本とも一瞬でぼろぼろになってしまって……。」

 

彩「先生達に連絡を取ろうにも、携帯は今学校にあるので、それも無理だし……。」

 

紗夜「花美ヶ丘公園までの地図があったのですが、それもぐしゃぐしゃになってしまって。道を覚えておけばよかったのですが、それも難しいような複雑な地図だったもので……。」

 

佳子「絶体絶命、ってわけね。」

 

彩・千・紗・燐『『『はい……。』』』

 

花音「……くしゅんっ!」

 

楓「! 大丈夫?松原さん。」

 

花音「う、うん。中に入って、少しあったかくなったのはいいけど、制服とか髪は濡れたままだから……。」

 

楓「あ、そっか……。」

 

佳子「……よし!」

 

紗夜「! な、何ですか、突然……。」

 

佳子「あなた達、お風呂、入りたくない?」

 

彩「え?……まぁ、入れれば、入りたいですけど。」

 

佳子「この公民館ね、お風呂があるのよ。もちろんお金はかかるんだけど。……でも、今日はサービス♪ただでお風呂に入れてあげるわ♪」

 

彩「! ほ、ほんとですか!?」

 

佳子「ほんとほんと♪あ、でも、このことは、みんな以外には内緒にね。」

 

彩「はーい!」

 

紗夜「大塚さん。お風呂に入れてもらえるというのはすごくありがたいのですが、本来お金のかかるものをただで、というのは…「いいのいいの。もしばれても、私が怒られるだけだから。」そ、それなら尚更…「そんな固いこと言わずに。お風呂に入ればさっぱりするわよ~。」……」

 

彩「ほら、紗夜ちゃん、佳子さんもそう言ってるんだし。」

 

紗夜「……しかし……。」

 

花音「紗夜ちゃん。」ガシッ!

 

紗夜「? 松原、さん?」

 

花音「入ろう!」キラキラシタメ。

 

紗夜「うっ……わ、分かったわよ……。」

 

花音「ほんと!?ありがとう紗夜ちゃん!」

 

彩「やったね、花音ちゃん!」

 

花音「うん!」

 

千聖「紗夜ちゃん……。」

 

燐子「だ、大丈夫、ですか?」

 

紗夜「え、ええ……。(松原さんにあんなキラキラした目で頼まれたら、断りたくても断れないわ……。)ハァ」

 

……松原さんって、そんなにお風呂好きだったの?

 

佳子「決まりね。じゃあさっそく、お風呂に案内するわね。」

 

彩「ありがとうございます!花音ちゃん、千聖ちゃん、行こ!」

 

花音「うん!」

 

千聖「ええ。」

 

彩「ほら、紗夜ちゃんと燐子ちゃんも早く!」

 

紗夜「え、ええ。……では白金さん、行きましょうか。」

 

燐子「は、はい。」

 

……僕、どうすればいいんだろ?

 

このまま、ここで待ってりゃいいのか…「空見くんも早くー!」「あ、今行くー!」……行っていいんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【公民館 お風呂前】

 

佳子「ほら、ここよ。」

 

彩「うわ~、なんか本格的!」

 

僕達は階段を上り、2階にあるお風呂に案内された。

 

入口が2つに分かれていて、それぞれ“男湯”、“女湯”と書かれたのれんがついている。

 

ちなみに男湯は青、女湯は赤ののれんだ。

 

千聖「でも、公民館にお風呂があるなんて、珍しいわね。」

 

彩「あ、確かに。」

 

佳子「実は去年まで、この公民館にお風呂なんてなかったのよ。」

 

紗夜「そうだったんですか?」

 

佳子「ええ。でもある日、公民館の隣の工事現場で工事をしてた人達が、偶然温泉を掘り当ててね。」

 

彩「温泉を堀り当てた!?」

 

千聖「しかも偶然!?」

 

花音「し、信じられない……。」

 

佳子「ほんとの話よ。で、工事の人がこの温泉どうしようって言ってたところを、私が頼んで、この公民館のお風呂に使わせてくださいって頼んだわけ。」

 

紗夜「そうだったんですか……。でも、工事の人達は、よくOKしてくれましたね。」

 

佳子「私も最初は無理かな~と思ったんだけど、ダメ元で聞いてみたの。そしたらまさかのあっさりOK。いやー、あのときはほんとびっくりしたな~。」

 

燐子「そ、そんなにあっさり……だったんですか?」

 

佳子「そうよ。あぁ良いよ~、みたいなノリで。」

 

燐子「か、軽い、ですね……。」

 

佳子「はい、この話はこれでおしまい!そろそろ、お風呂に入りたくてうずうずしてる子もいるみたいだしね。」

 

うずうずしてる子?

 

……あ。

 

彩「……」ウズウズ

 

丸山さんか。

 

佳子「じゃあ、私から少し、説明をさせてもらうわね。まずタオルなんだけど、1人2つまで使っていいからね。ドライヤーも自由に使ってOKだけど、数は限られてるから順番に使ってね。で、あとは……、! そうそう!みんなの制服!」

 

紗夜「制服が、どうかしたんですか?」

 

佳子「みんな、制服が濡れたままじゃ嫌でしょ?だから、みんながお風呂に入ってる間に、私が乾かしておこうと思ってるんだけど、どうかな?」

 

彩「! いいんですか!?」

 

佳子「ええもちろん!」

 

紗夜「……」

 

佳子「……紗夜ちゃん、だっけ?また何か言いたそうね?」

 

紗夜「……ただでお風呂に入らせていただくうえに、制服まで乾かしてもらうなんて、流石に悪いと思うのですが…「全然そんなことないって。いろんな人達の手助けをするのが、公民館の館長である私の仕事だもの。」で、ですが……」

 

千聖「紗夜ちゃん。佳子さんは、私達のためを思ってこう言ってくれてるのよ。だったら、その気持ちをありがたく受け止めないと。」

 

彩「千聖ちゃんの言う通りだよ、紗夜ちゃん。」

 

紗夜「……」

 

燐子「氷川さん。」

 

紗夜「……分かりました。では、お言葉に甘えさせていただきます。」

 

佳子「ふふ♪任せといて!それじゃあみんな、ゆっくりして行ってね。」

 

彩「はーい!行こ!花音ちゃん!」

 

花音「うん!」

 

千聖「2人とも、走ったら危ないわよ、って聞いてないか。私達も行きましょ。」

 

紗夜「はい。」

 

燐子「え、ええ。」

 

楓「……」

 

佳子「……君は入りに行かないの?お風呂。」

 

楓「え?あ、いや。……あ、あの、さっきの、制服を乾かしてくれるという件なんですが……」

 

佳子「? うん?」

 

楓「僕のは……いいです。」

 

佳子「え、何で?」

 

楓「いや、だって……僕、男ですし。」

 

佳子「あぁ、それなら心配ないわ。ちゃんとここには、男の従業員もいるから。」

 

楓「そうなんですか?……それなら、いいんですけど。」

 

佳子「そういうことだから、君も早く入った入った。」グイグイ

 

楓「わ、分かりましたから押さないでくださいよ。……じゃあ、行ってきます。」

 

佳子「はい、いってらっしゃーい。」

 

……お花見に行くはずが、途中で予想外のトラブルに見舞われて。

 

その後も雨宿りしたり公民館に入れてもらったりして、気づいたらお風呂に入ろうとしている。

 

……今日って僕達、何しに来たんだっけ?

 

……まぁいいか。

 

せっかくただでお風呂に入れてもらえるんだ。

 

ゆっくりあったまろ。




メガネ花音ちゃんとメガネ紗夜さんもヤバイんですけど、去年のバレンタインガチャの復刻も明日くるんですよね。

……ゆきにゃさん欲しいから引こうかなw。

流石にドリフェスはまだこないよな。

……こないと願いたいw。
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