SIX HUNDRED~俺の600族が最強過ぎなんだが~   作:ディア

9 / 37
亀更新で申し訳ありません。しかも短めです。……じ、次回は長くするから!


過去編
第9話 戦闘狂イリアとの出会い


観光地アローラ地方から帰る道中、俺は眠りにつき、夢を見ていた。それはイリアとの出会いだった。

 

 

 

フスベシティの洞窟内で釣竿を持って俺は釣りをしていた。

「中々こないな……」

5時間釣りをしてここまで釣れたポケモンは皆無。どうやら俺の釣竿の腕前はコイキングすらも嫌われるくらい下手くそなようだ。

「……あの技を使うか」

俺は釣竿の浮を外し、糸と針のみの状態にして水中に沈める。そして水中から漂うポケモンの気配を感じ取り糸をポケモンに絡ませたら……一気に引き上げる!

 

これは故郷の爺さん婆さんが使っていた技で、どうしても釣れない場合のみに使っていた。その理由はこれは釣りではなく狩りでポケモンを捕まえるところでいうところの、ボールを使わないで捕獲するようなものらしく、釣り人から外道扱いされること間違いない技なんだが、俺に残された道はない。

釣り上げた、というよりか糸と針が絡まったポケモンは水色と白の色をした蛇のようなポケモン、ミニリュウだった。

「キュー! キュー!」

恐らく『離せ、ちくしょう!』とかそんな声だろう。しかし俺はそれを無視。絡まったミニリュウにボールを投げ、ボールの中に入れる。必死でボールから逃げようとするが俺がモンスターボールを手で握っていることもあって開くことはできない。確かに普通にミニリュウを抑えつけても暴れて逃げてしまうがモンスターボールの外から抑えつけるとモンスターボールに入っているポケモンは出ることは出来ない。つまり必ずゲットすることができてしまう。ただし、それで言うことを聞かせられるかは話は別で、力で抑えつけている訳だからむしろ聞かせられることの方が少ない。

故にゲットしている最中にボールに触れてはならないという規則がある。しかし俺はそれをガン無視。ミニリュウを外道過ぎる方法でゲットした。

 

「ミニリュウ、出てこい」

「ギュゥゥゥ!!」

出て来たミニリュウは殺意に満ち溢れ、俺と真正面に対峙する。ちなみに俺のポケモンはおらずこのミニリュウが最初に捕まえたポケモンだ。

この事態は非常にマズイ。ポケモンは人間よりも強く、ポケモンの中でも弱いとされているキャタピーですら人をぶっ飛ばすくらいの力を持っている。それ以上の力を持つミニリュウは人間を殺せるだけの力を持っており、今目の前にいる殺意溢れるミニリュウなんかは大変危険な状態だ。

 

「ミニリュウ、お前が負けたら俺に従え」

「ギュ!」

俺はそれを『構わん、だが私が勝ったら逃がせ』と解釈し拳を握る。もう一度言うが人間がポケモンと戦うことは大変危険なことであり、俺のようにミニリュウと戦うことは愚の骨頂。しかし世の中には例外もあり、俺もその類いだ。俺に釣り(物理)を教えた爺さん婆さんを含め故郷の住民はポケモン、それも最終進化のポケモンと殴り愛──誤字にあらず──をする種族だ。そんな故郷で育ったせいで並み大抵のポケモン、少なくともミニリュウ程度に遅れを取ることはない。この目の前にいるミニリュウがカイリューに一気に進化したら別の方法で勝負するだろうがそんな奇跡、いや悪夢が起こる可能性は無しに等しくその心配はない。

 

「リュヴゥゥゥッ!」

怒りに任せ、俺に突撃するミニリュウ。ミニリュウ同士ならそれでよかったかもしれないが俺は違う。そんな単調な攻撃で俺に攻撃を当てられる訳がない。

しかしクロスカウンターをしようにもミニリュウには手はない。普通にカウンターで良いと思うがそれではダメージが小さく、フィニッシュにはなり得ない。

どうしたものかと考えていると、閃いた。不意を突いた時のダメージは想像を絶する。それを思い出して俺の体は動いた。

 

「ギュッ!?」

ミニリュウの視界から突如現れるパンチ、ドラゴンフィッシュブローを放つとミニリュウが左方向へぶっ飛んだ。

「ギ……!」

最後の抵抗と言わんばかりに睨み付けるがその場で気絶してしまう。そのミニリュウをボールの中に入れポケモンセンターに預けた。

 

 

 

「ミニリュウ、お前にニックネームをつける」

『……』

大人しくしていたミニリュウがそれに無言で頷く。どうやらあんな方法で手懐けられたらしい。

「お前のニックネームはイリアだ。良い名前だろう?」

『中々良い名前じゃない』

「そうかそうか。お前も絶賛してくれて何よりだ。イリア、そう言うことだからこれからよろしくな」

『もちろんよ! だけどあんたの首隙あらば狙うから』

イリアが威嚇しながらモンスターボールの中に入る。俺とポケモンは仲間でありライバルだから威嚇されるくらいの関係でいいんだ。これからよろしく頼むぞイリア。




感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。また高評価やお気に入り登録、感想を送ったりすると作者のモチベーションが上がります

番外編で出す話はどんなものがいい?

  • ライバル達とのポケモンバトル
  • ルチアとの砂糖大噴火シーン
  • 他ヒロインルート
  • 主人公のその後の日常
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。